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福永人種の繊維の泉
リスナーのみなさん、こんにちは。ラメ糸の内川です。
福永人種の繊維の泉、今週も始まります。
福永ちゃんとよろしくお願いします。
ではでは、早速ですね、今週も先週に引き続きまして
株式会社松川レピヤンの松川次長にお越しいただいております。
松川次長、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、では今回はですね、前回は松川次長の個人的な経歴等々お聞きしたんですけども。
かなり飛んでた経歴ですね。
かなり、面白い。
飛びまくってた経歴です。
経歴をお聞きしたんですけども、今回はですね、松川レピヤンさんの会社のほうの事業内容等々をお聞きできればと思うので、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
では改めまして、松川レピヤンの松川次長と申します。
はい。
うちの松川レピヤンどういった会社かと言いますと、皆さんが着ているお洋服だったり、
カバンについているブランドタグですね。
これを織物で作っている会社です。
いわゆる織りネームと言われるものなんですけど、あまり基本的な言葉じゃないみたいなので、
織りネームと言われても知らないという方が結構います。
はいはいはい。
なので今回、一応ブランドタグというふうに言わせていただきます。
僕たちの住む福井県坂井市丸岡町というところは、この織りネームの産地で、
はいはいはい。
もともとは7割8割ぐらい、日本で作る織りネームの7割8割を作る町というふうに言われる町です。
はいはいはい。
今は結構少なくなって、実際はどんなものかなというのが正直わからないんですけど、
今でも一応全国シェアダンバーワンというふうに言われています。
日本一の産地ですよね。
そうですね。
はいはい。
そういった町で織りネームだったり、あとはワッペンですね。
あとはお守り袋などもよく。
ああ。
あとは会社でブランドも立ち上げてますので、レピアリボンというリボンブランドだったり、
あとはフワッペンというワッペンブランドですね。
福井の未来を考えたワッペンブランド、ワッペン。
全国で一応やっている会社です。
はい。
織りネームがなかなか一般の方々にやっぱり伝わりにくいというところで、
とはいえこのラジオは専業界の方が多く聞いておられるので、
だいたい織りネームで通じるのかなと思っているんですけども。
通じますかね。
多分通じると思います。
あの、織りネームはどのような感じで作られますか。
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おお、どのような感じで。
服についているのは当然みんな見てるんじゃないですか。
そうですね。
アパレルさんとかでも織りネームを注文されてきて、
それが服について一般消費者に行くという、
その織りネームは結局いろんな作り方が多分あると思うんですけどね。
そうですね。
僕たちの業界、大きく分けて3種類の織りネームの種類がありまして、
まずシャトル食器で織られたシャトル織りネーム、
あとはレピア食器で織られたレピア織りネーム、
それから最後ニードルで織られたニードル織りネームというのがありまして、
この松川レピアンはこのシャトル食器とレピア食器で織られた織りネームというのを取り扱っています。
なるほど。
シャトルとレピアの違いをもうちょっと深掘りしていただけると。
シャトル食器というと、恐らく京都とかですと、
多分大きい火を使ったシャトル食器が多分主なんじゃないかなと思いますけど、
例えば帯を織ったレピア食器とかもありますよね。
はい。
どうですかね。
大きいと言うと60センチくらいのシャトルがあるんですかね。
京都側なんかでしたら60センチくらいありますよね。
それが往復して織り上げていくと思うんですけど、
僕たちこの細幅のシャトルというのはかなり小さいシャトルで、
どうですかね、10センチくらいのシャトルなんですね。
その中に札があって糸が巻かれて、
それが細い幅を往復して織り上げていく。
時代の食器で大体30幅くらいあります。
30幅。
例えば15ミリの織物が細幅の織物がありますよね。
それが30幅あるんですね。
30個。
30本3段とかで織っていくというか。
なるほど。
言葉だけでは説明しづらいんですけど、
普通は1列しかないじゃないですか。
何十レピアとかじゃない限りは普通は1列だと思うんですけど、
僕たちの業界のシャトルというのは、
例えば3段くらいに1,2,3で横に10列並んでいるんですよ。
30本30幅あるみたいな。
出来上がる時は織りネーム30枚出来上がるってことですか。
そうですね。
1段というんですけど、
その1枚というか30枚の織りネームが織り上がるようなイメージです。
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なるほど。
シャトルでもそれだけ生産量があるってことなんですね。
でもないですよ。めちゃくちゃ遅いんで。
僕も本当にすみません。
1枚ずつ織っていくとは思わなかったですけど、
せいぜい5枚ぐらい織っていくのかなっていう感じだったんですけど。
もちろん織りネームの幅にもよると思うんですけどね。
シャトルは60mm幅までなんですよ。
直径の規格的に。
それだと16本とかですね。
本数は減っていきますけど。
その分幅が広いんで、生き返る時間が長いじゃないですか。
距離がないと。
だから織る時間もかかってきますよね。
一方でレピアは?
一方でレピアは、もともとは広幅の食器なんですね。
広幅の食器を細幅用に改造しているような食器になります。
広い幅で、例えば1.2m幅で織ります。
それを細幅用にスリットしていくんです。食器状に。
もう織ってる最中から?
そうです。
レピアが出始めた時とかは、もう30〜40年くらい前だと思いますけど。
すごい画期的な食器だという。
しかも色数もいっぱい使えるんですね。
使えるやつだと12色まで最大使えたりするので。
とりあえず大きい幅が織れて、多色ができるということで。
レピアが出始めた頃は、ものすごい派手なネームがたくさん作られていて。
ただ耳は熱でカットするので、どうしても硬くなるんですよね。
それを今はいろんな加工で柔らかくするみたいな。
そんな風にいろんな進化をしているという。
なるほど。
松川さんのところは、その革新的なレピア食器を早期に導入された?
そうですね。かなり早い段階というか。
皆さん、先にレピアを入れている会社さんはあったみたいなんですよ。
だいたい僕らは問屋さんがいての商売なんで。
問屋さんが自分の工場に食器を入れるみたいな。
出資して食器を入れるんで。
例えばドコドコさんの資金で入れた食器は他のところに使えないじゃないですか。
そういう縛りがやっぱりあったんで。
ただうちはそういった縛りをなくすためというか、自力でレピアを入れた。
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なるほど。
それが松川レピアの始まりというか。
もともと産地では問屋さんが機械を入れるっていうことが普通だったわけですか。
結構それが普通というか、そうですね。
みたいです。うちは普通だったんでしょうね。
それを松川さんのところはもう自分のところで入れて、
どこのでもそれでおるでっていう風にされたっていうことですよね。
みたいですね。
なるほど。考え方も革新ですね。
あんまりお客さんがいなかったっていうのもあった。
そんなことないと思うんですよ。
本当に小さい工房だったんで。
なるほど。
ですです。
だいぶ謙遜されてると思います。
リスナーの皆さん、だいぶ謙遜されてますんで、ご注意ください。
なるほど。
ということで時間が来ました。
そうですね。ちょうどいいお時間になってきましたので。
また次回以降にいろいろお話し聞いていこうと思います。
最後にまたちょっとお知らせを松川社長からいただければと思います。
ありがとうございます。
では先ほどもう少し説明しました、
会社でやっているファクトリーブランドのレピアンリボン。
こちらリボンを使った、例えば手芸で使うリボンとかですね。
そのリボンを使ったプロダクトとかも作っております。
あと可愛い服装ですね。
あとはカメラストラップ、カメラ女子が着るようなカメラストラップをリボンで、
チロルリボンでアレンジしたりとか。
そういったフォロワーがたくさんございますので、
ぜひカタカナでレピアンリボンと検索していただければ出てきますので、
ぜひごごんでみてください。
はい。ありがとうございます。
最後に、弊社泉工業からもお知らせです。
各種SNS、インスタグラム、Facebook、Twitter、あとYouTubeと
スタジオ番組で各種情報を発信しております。
またですね、来年2023年の2月ですね、
2月16日、17日と美洲愛知県で開催されるジャパンヤーンフェアに
今年、来年も出展しますので、
ぜひそちらにも皆さんご来場いただければと思います。
ということで、増田社長、福永社長、ありがとうございました。
ありがとうございました。