ジョブオール 福永ひとしの繊維の泉
始まりました。 泉工業株式会社福永ひとしの繊維の泉。この番組は、一度聞いただけではなかなか覚えられない
ファッション業界の専門用語をご紹介しています。 大繊株式会社様が発行しておられる
【知っておきたい繊維の知識424】のテキストの中から、 行きや帰りの移動時間で活用できる、仕事に役立つ繊維知識を
音声版でお届けしています。お相手は、繊維業界40年現役TES資格保持者である 泉工業株式会社の福永社長です。よろしくお願いします。
福永社長 よろしくお願いします。
ジョブオール 改めてなんですけど、TESの資格、これをね、皆さん取得したいなと思って聞いておられる方も
おられるんですけど、社長はまあ取った方がいいよってよく言われてるじゃないですか。 やっぱもう取った方がいいよと。
福永社長 取得する意味合いとしては、最低限この知識があるよっていうことを認知される。
まあ初めてお会いする方は名刺交換しますよね。その時にまあ大体名刺にこの業界の方々っていうのは
TES持ってますみたいなことが書かれてて、まあ僕の名刺にも書かれてるんですけど。
TES持ってんにゃということは、最低限この人はこれぐらいの知識があるねっていうことを最初、一番最初初見の時においても認知してもらえる。
それがメリットじゃないかなと思う。
持ってる人同士だとよりショートカットして話の本筋に入れるし、持ってない人からしたら、
そういう基礎のところをちゃんと固めてらっしゃる人なんですねという風なところから話を聞いてもらいやすくなる。
福永 僕はTESは泣きながら取ったんで、そのネタだけでもつかみはいけるかなっていうところですね。
泣きながらってのは苦労されたという意味の泣きながらですか。
福永 泣きながら取りました。
福永 あるいは楽勝で取ったよみたいなもまたそれは一つネタに使える。
福永 それはもうだいぶネタなのちゃうかな。もう1年で取りましたとか言われたら優等生ですわ。
福永 超優等生。それぐらい難しいとかもあるんですけど量が多いんですよね。
福永 ご教科ですね。
福永 っていうのもあるので、大人の勉強っていう意味では僕はちょうどいいのかなと思うんですよ。
これ受講したからもう資格取れますからみたいなやつじゃなくて、ちゃんとがっつり勉強して何やったら1年目はこれとこれ落としてみたいなことをするぐらいが大人の勉強ってちょうどいいのかなと思いますので、
是非そんな資格あるんやなと思わずに他人事と思わずにせっかくのご縁ですから皆さんも専業界で面白おかしくやっていこうというのであれば意識してもらったらいいんじゃないでしょうか。
福永 間違いなく勉強しないと取れないので勉強することの価値はあると思います。
福永 やった限りの実りがあるというか充実感が。
福永 試験なので合否っていうのはあるんですけども、勉強したことの部分は身にはなってますので。
福永 また論文書かなあかんので。
福永 言えちゃダメです。
福永 合考会更新の年なんです。
福永 なるほど。
福永 そんなロマンがある呪文というか。
福永 ああ。
福永 もう奇跡が起きるか、そのままこっちがやられるかみたいな二択なんですけど。
福永 なるほど。
福永 とはいえね、やっぱり強力な呪文だったんで。
福永 うん。
福永 我々ユーザーからしたらすごくロマンがあった。
福永 うんうんうん。
福永 固めるっていうのはそこで覚えたんで。
福永 もしかしたら皆さんのリスナーの方も、
福永 あ、ザラキのことねって言われたら分かるわ。やったらね。
福永 そんなの使ってほしいじゃないですか。
福永 そういうの。
福永 はいはいはい。
福永 使わん手はないなと思います。
福永 それはやっぱりスライムとかにはすごい効くんですか?
福永 本間の初期のスライムにはめっちゃ効くと思います。
福永 ああ。
福永 だからその割にはマジックポイントの割が合わん。
福永 はいはいはい。大量消費しちゃう。
福永 そうですね。そこの狭間かなと思います。
福永 うん。
福永 はい、そんな凝固というキーワードが出てきたのが、
福永 湿式の方ですか今の。
福永 はい、湿式防止ですね。湿式防止の代表的な繊維として、
福永 レイヨン、リオセル、キュプラ、アクリル、ミニロンなどがあり、
福永 防止速度は通常数十メートル、あ、分速数十メートルから100メートルまでである。
福永 うん。
福永 湿式防止の一種に乾湿式防止がある。
福永 この缶はどんな缶?
福永 缶は乾燥の缶です。
福永 え?乾湿があるにもかかわらず?
福永 はい。乾湿式防止。
福永 たあ。また真ん中取るやつですね。
福永 はい。これは防止口金と凝固浴の液面との間に、
福永 数ミリから数十センチの空隙を設ける防止法であり、
福永 この空隙部では凝固液中のような抵抗がないので、糸状は容易に細くなり、
福永 繊維の表面は滑らかで光沢の強いものとなる。
福永 防止の高速化にも有利で、リオセルやアクリルの一部、液状防止などで利用されている。
福永 言葉にするとこうなるんです。
福永 本日2回目の。
福永 はい。これね、もうズーム、本の人はズーム見てください。
福永 はい。
福永 そう、なるほど。そういうことねって、もう一発でわかるんで。
福永 それも本日2回目。
福永 はい。
福永 それぐらい音声、メディアの苦しいところを今、社長が戦ってくださっていると。
福永 はい。
福永 次は乾式ですかね。
福永 はい。
福永 二つ目、乾式防止。
福永 ポリマーを揮発性の溶媒に溶解して、高温の気流の中へ放出し、
福永 溶媒を蒸発させることによって、糸状を固化させながら引き伸ばして繊維化する。
福永 代表的な繊維としてポリウレタンとアセテートがある。
福永 防止速度は分速数百から千数百メートルである。
福永 まあ、乾式の方が早いもんね。
福永 ですね。固化っていうのはどんな感じですかね。
福永 えー、固体化。
福永 固体化のこと。
福永 はい。
福永 同じ固めるでも、硫黄とは使ってないわけですよね。
福永 うん。
福永 乾式だと固化っていう表現になるのか。
福永 そうやね。そう言われたらそうやな。
福永 簡単に言うと、湿式は液体の中で防止させ、液体の中で防止してる。
福永 はい。
福永 乾湿式は、液体の中に行くまでの間、液体までのところに距離があるって思ってください。
福永 はい。
福永 一回、通常待機中のところから液体に入る。