オープニングとテーマ提起
皆さんこんにちは、外資系サバイバルラジオ第5回目です。
この番組は、日系企業から外資系企業に転職して、マーケターとしてバリバリ働いているTetsuが、
外資系企業に転職する方法や、外資系企業で生き残っていく方法など、キャリアについてお話ししていきます。
今回のテーマは、外資系企業は激務なのか、についてです。
なぜこのテーマを今回選んだかと言いますと、
私自身、外資系企業に入る前に、今働いている日系企業よりも、より厳しくなるのではないかなと、
ちょっと不安と言いますか、気になっていた部分もあったんですね。
実際、私以外にも、外資系企業で働くにあたって、夜までたくさん働かないといけないのかなとか、
数字に追われていつもプレッシャーを感じるのかなとか、過酷なイメージを持っている方もいるのかなと思います。
実際、私が外資系企業で働く中で感じている実態を知っていただくことで、
転職後のギャップを減らしたりだとか、自分に合った環境を選べるようになるかなと思いますので、最後までぜひ聞いてみてください。
では本題ですけれども、結論から言いますと、私は外資系企業だからといって、決して激務であるとは思わないです。
捉え方によっては、もちろんハードな部分だとか厳しい面もあるんですけれども、
全体的に捉えると裁量が多いので、自分の意思に反して長く働くことになったりだとか、
プレッシャーを強いられるだとか、そういったことは少ないのかなと感じております。
どうしてそう思うのかっていうところで、3つぐらい理由があるので、順番に解説していこうと思います。
理由①:職務範囲の明確さ
1つ目は、そもそも自分の職務だとか役割っていうのが、とても明確に示されているっていう部分が影響しているかなと思います。
よく言うのは、外資系企業はジョブ型で、日系企業はメンバーシップ型っていうような、こういったキーワードを聞くこともあるかなと思います。
実際、私は日系企業から外資系企業に転職しているんですけれども、日系企業のときは、私はマーケティング職でありつつも、
ちょっと営業っぽいこともやったりだとか、営業のミーティングにたくさん参加したりだとか、
ちょっと役割が決まっていないようなお仕事が自分の事業部に降ってきたときに、私が対応しないといけないですとか、
こういった名前がついていない、そもそもこれは自分の仕事なのかなっていうような業務がたくさん降ってくることが多かったんですね。
で、最終的にいろんな会議にたくさん参加するようになって、上司が思っているよりも自分は時間をすごい取られてるなと、
労働時間伸びちゃうなっていうのは日々感じていることでした。
一方で外資系企業においては、ジョブ型と言いますか、自分の仕事はここからここまでですよ。
あなたの責任をもって取り組まないといけないKPIはここからここまでですよっていうことが明確に決まっています。
なので、言ってしまえばその目標を達成してさえすれば、しっかり職務を全うしているっていうことにもなりますし、
線引きが明確である分、自分が担当してない業務が突然入ってくるだとか、目標外の業務に対して自分のリソースを注いでいくっていうのが
基本的に起きない構造になっているかなと思います。むしろ自分の目標外のことに何か取り組んでいると、
それってちゃんとチームに貢献できているの?事業に貢献できているの?っていうので、ちょっとこうツッコミが入るような環境ですね。
なので、自分の想定外の業務が突然降ってきたりですとか、自分の職務ではないところで会議に参加したりですとか、
自分の業務がじりじりと増えていくっていうことがないので、基本的には労働時間はコントロールしやすいですし、健康的に働けることが多いんじゃないかなと思います。
理由②:仕組み重視のカルチャー
2つ目は、そもそも仕組み重視のカルチャーを持っているっていうことですね。
これも日系企業と外資系企業で比較していこうと思うんですけれども、日系企業は何か問題があったときですとか、
目標に自分たちの事業の売り上げが達していないっていうときに、結構根性論的になるかなと思っています。
例えば、誰々さんの売り上げが少ないのでどうにかカバーできないのかですとか、
もっととにかく頑張れだとか、もっと何かアイデアを絞り出せっていうふうに、
特定の人だとかチームに対して何か葉っぱをかけるようなことが多いと思うんですね。
それはそれで責任がある種明確になっているので悪くはないのかなと思いつつ、
どうしてもアイデアを出せっていうときに、その時間内で何かできるようなものがあれば既にやっていることが多いと思うので、
結果的に労働時間を何とか増やして気合で乗り越えていくだとか、数字作っていくっていうことになりがちかなと思います。
それが残業ですとか、劇務につながっていくかなと感じております。
外資系企業の場合ここは違う部分がありまして、
何か問題があるときに人に結びつけるというよりは、
組織だとかこのチームの構造自体が何かおかしいんじゃないかっていう考え方をするんですね。
なのでドラスティックに言ってしまえばその部署そもそもいらないんじゃないだとか、
ここのチームとここのチームは一緒に動いた方がいいんじゃないかだとか、
構造的に捉えて問題を根本から解決しようとします。
それが結果的に雇用が安定しない状況を作っていたりはするんですけれども、
ポジティブに捉えればあの人がその人がとか、あのチームがこのチームがっていうような、
特定の場所に責任を結びつけるような扱いをしないので、
いきなり自分の労働時間が増えるっていうようなことはないのかなと思います。
理由③:家族・休暇を大切にする文化
3つ目は家族だとか休暇を大切にする文化があるっていうことなんですけれども、
特に欧米圏の外資系企業であれば、
例えばお休みの期間はすごく長くて年間で4週間ぐらいあったりしますし、
そもそも家族だとか友人と過ごす時間がとても大事っていうような認識が統一されてるんですね。
なので有給だとかもうほぼほぼフルフルで消化するのが当たり前っていう形ですね。
よくメジャーリーグとか見てても家族の都合で今日の試合は休みですよっていうニュースがたまに流れてきて、
これはアメリカ的だなというふうに私は感じています。
日経企業に関してはもちろんいいところもあるかなと思うんですけれども、
会社のメンバーもある種家族だとか自分たちのコミュニティの一員というふうに考えるところがあるかなと思います。
その分アットホームなカルチャーは作れたりはするんですけれども、
例えばあまり行きたくないなっていうような飲み会でも行かざるを得なかったり、
周りのメンバーがすごく長く働いてるから自分も何か手伝って一緒に長く働いてあげようかなっていうような
ある種同調圧力みたいなところもあるかなと思います。
そして何よりもこういった誰か周りの人を助けるっていうような動きが評価されることもあるかなと思うんですね。
あの人はとてもサポーティブでメンバーに対して思いやりを持って動いてるからいい評価をあげようだとか。
これが人事評価の一覧に入っていたりいなかったりはすると思うんですけど、
ある程度は評価に反映されて給料にも生きてくるっていうことがあるかなと思います。
ある種この部分に関しては外資系企業はもっとシビアだなと思うので、
どれだけ周りの人に優しく接していたとしてもその人がやっている職務だとか
結果によってパフォーマンスが決まっていきます。
話を戻しますと、家族だとか休暇を大切にしようっていう文化が
欧米圏の外資系企業ではとても色濃く残っているので、
遅くまで会社に残っているとしたら早く帰って家族の時間を過ごしなさいよっていう風に誰もが考えるし、
むしろあなたはむしろ家族を大切にしてない人なんだなっていう風に思われて、
あまり良くない見られ方をしたりします。
最近ではグローバル化だとか働き方改革が進んでいるので、
日本の企業でも早く帰ろうだとか長時間残業やめましょうって動きはあると思うんですけれども、
それ以上に効率よく仕事を終わらせて家でしっかり時間を過ごそうっていう文化的なところは外資系企業は強いかなと思います。
転職前後の比較
実際私の転職する前と転職した後についてもお話ししようと思います。
私は1年前転職する前に日系企業で働いていたんですけれども、
その当時は管理職をしていたのもあって、夜は10時ぐらいに帰るっていうのが結構定番になっていました。
毎週金曜日に役員に対してレポートをするっていう時間があったので、
木曜日の夜だとかは終電ぐらいで帰ることもありましたし、
朝5時とか6時に会社に行ってなんとかギリギリまで資料を作るっていうこともざらにありました。
月間の残業時間はおそらくプラス45は超えたり超えなかったりで、
サブロック協定かなり怪しいラインというか、普通につけていたらアウトなラインにはいたかなと思います。
そういった慢性的に業務時間が長くなるっていうのもありつつ、
結構急な目標変更があったりだとか方針が変わって、
自分が担当している事業チームで対応しないといけない範囲が増えたりだとか、
誰がやるって決まっていないような仕事がどうしても自分に回ってくるだとか、
そういったことが多くなって業務がパンパンになっているっていうような状態でした。
残業しなさいっていうことを明確に言うことはないんですけれども、
とにかくなんとか達成するんだっていうような空気感は強かったので、
歯を食いしばりながら働いていたっていうのが転職する前までだったかなと思います。
もちろんすごく仲のいい会社ではあったですし、
今でも前職のメンバーと飲み会したりはするので、
人間関係に関してはとても別途な関係ができていたかなと思います。
一方で転職してからの外資系企業で言いますと、
今月の残業時間は10時間もいかないぐらいです。
そして自分の業務範囲もすごく明確に決められているので、
その範囲でしっかり成果を出していれば何時に帰ってもいいですよっていうような雰囲気が既に作られています。
実際にお昼ぐらいにちょこちょこってやってきて、
数時間働いて帰っているっていうような人も実際いたりはするんですね。
なので単純に労働時間で比べると前職から比べてとても改善しましたし、
それでいて給料自体も上がっているので、
時給で換算するとものすごく改善したかなっていうふうには体感しています。
強いて言うならば、早朝だとか夜間のミーティングがどうしても増えてしまうっていうのはあったりだとか、
海外出張が発生したりもするんですね。
出張も年に数回とかだったら楽しいんですけれども、
上司とか見てると毎月アメリカと往復していたりだとかするので、
そこまで行くと楽しさよりもきつさが圧倒的に勝ってしまうんですね。
なので労働時間は確率に減るんですけれども、体力的に厳しい部分は実はあったりします。
そして自分の仕事をやりきってすぐに帰っていくっていうようなカルチャーが強いので、
会社の人間関係がとても友達のようにウェッとかっていうと、私はそうではないかなと思います。
どうしても今の会社のメンバーよりも前職のメンバーの方が仲良かったりはするので、
アットフォームなカルチャーが好きっていう人は、外資系企業は少し物足りないって感じるかもしれないです。
まとめと考察
はい、では今日話したお話をまとめますと、外資系企業はとても成果主義であって、
日系企業は反対にエンゲージメントだとかプロセスだとか姿勢を重視するっていう部分もあるかなと感じます。
その結果として外資系企業は労働時間自体はとても短くなりがちなんですけれども、
時間を問わず働かないといけなかったりだとか、スムーズな人間関係を作ることが評価されるっていう部分は、日系企業に比べて少ないかなと思います。
反対にメッドな人間関係が作れて、周りを助ける人だとか雰囲気を円滑にしていく人が評価されるっていう部分が日系企業にはあるかなっていうのが私の考えです。
これはどちらが良いとか悪いではなくて、自分がどちらの評価体系に合ってるかっていうのを見極めて今後のキャリアを作っていくのがいいかなと思います。
繰り返しますが、外資系企業は劇無というよりは成果に対してシビアなんですけれども、
働き方はとても自由かなと思うので、むしろホワイトに感じられるような環境なのかなと思います。
私自身、日系企業から外資系企業に転職して、アンラーンと言いますか、日系企業の働き方を捨てていかないといけない、アップデートしていかないといけないっていうのに今も苦労してます。
名前のついていない仕事を拾うっていうのが私の強みだったりはしたので、そうではなくて自分の専門分野でしっかりパフォーマンスしていくっていうところに今はフォーカスしているところです。
ということで、今回は外資系企業は劇無なのかっていうことについてお話しさせていただきました。
エンディング雑談
エンディングとして少し雑談しますと、今日の話にも関わるんですが、
私は前職がすごく仲のいい会社で今も飲み会したりしてます。
その分外資系企業に来てとてもドライな関係性と言いますか、仕事関係なしに友達のような人間関係を作るっていうのはすごく苦労してます。
むしろそれが必要だっていう考え方を改めないといけないかなっていうふうにも感じております。
ちょっと寂しい部分もあったりするんですけれども、まずはこの新しい環境で頑張ってみたいなっていうのが最近考えていることです。
ということで、番組の感想や質問は概要欄のフォームからメッセージをぜひ送ってみてください。
聞いているポッドキャストのレビューやコメントもお待ちしております。
まだレビューがほぼほぼついていないので、今なら漏れなく全部読ませていただきますし、番組で触れさせていただくかもしれません。
それではまた次回お会いしましょう。 外資系サバイバルラジオでした。