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こんにちは、いとまの大人チャレンジラジオです。
本日9月1日、全国の学校がスタートしました。
この夏休み明けの9月1日というのは、やっぱり頑張ろうという気持ちもあるけども、
やっぱりここからもう一回学校に行くのかっていう、そういう迷いがあってね、結局休んでしまうことか、
あとやっぱりこの9月1日っていうのは、自殺をしてしまう数が1年ですごく多い日なんだそうです。
ということで今日はね、玄関に来た子たちにね、笑顔でおはよう、よく来たねということで迎えしました。
学年のほとんどの子が登校できて、やっぱり何人かは引き続き来れなかった子がいるんですけれども、
その中で一人不良と呼ばれるジャンルにいる子がいるんですけども、
その子もなかなか学校来なかったんですけど、今日来るかなということで話をしていました。
だいたいそういう子はね、夏休みに思いっきり化けるんですよね。
髪の毛を染めるとか、ピアスを開けるとか、タバコ吸うとか、いろいろとね、やって、
結構雰囲気がラッと変わるというか、一線越えたような感じで顔を出すようなことってあるんですけど、
例に漏れず、その子もね、ちょっと一線越えたような格好で来たわけですよ。
でもね、学校は来たじゃないですか。
僕はそれでね、いいと思うんですよね。
なんだかんだ言って、ちゃんと9月1日に学校に行こうって思ったのが、そもそもすごいことだよなって。
まだ学校と気持ちがね、つながってるってことですよね。
だからね、僕は向かいようと思ったんですよ。
そしたらね、その若い先生が、「はい、もうダメ。出直し。出直してこい。」っていう風に言ったんですよ。
おはようとか言う前にですよ。
その気持ちもわかる。僕もそうでした。過去は。かつては。
でもね、来たんだから。
そんな奴でも学校来ようと思って、制服着て来たんだから、まず迎えてあげようよっていう風に思ったんですよ。
茶髪で、もうがっつり2ブロック。2ブロックは別にいいんですけど。
それやって、口にピアス、耳にもピアス、眉毛全剃りみたいな。
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確かにね、ダメちゃダメなんですけど。
でも来たんだから、まずそこは受け入れてあげようよってことで。
僕がね、OK、OK、こっちでも引き取るんでってことで、彼を他の部屋に呼んで、その子と1時間ぐらいお話ししました。
その子が言うにはね、せっかく学校来たのによっていう風に言うんですよね。
やっぱりそこなんですよね。そうだよなって。
全然それはいいと思うよ。よく来たよって言いました。
これは別にいい格好しようと思って言ってるわけじゃなくて、最近本当に思うんですよね。
見た目とか服装ってそんなに大事なのかなっていう風に思うんですよね。
うちは公立学校で、普通の校則がある学校なんですけども、
学校によってはどんな格好でもOKって学校もありますよね。
例えば同じ地域に道を挟んで、校則がしっかりある学校。
その向かいには服装が自由な学校っていうのがあったとして、
今日のその子が登校して、うちの学校に来れば、おはようも言われずに出直してこいっていう風に門前払いをされる。
同じ格好してその別の隣の学校に行けば、おはようよく来たねってことで迎えてくれる。
これって変ですよね。
同じ国同じ地域で、その子何も服装変わってないんだけど、
こっちの学校に行けば全然生徒扱いされない。
こっちの学校に行けば迎えてくれる。
これ説明できますか?
納得できる説明してって言われたらちょっと僕無理ですね。
で、今日もしその先生が出直してこいって言った先生が何かで異動になって向かいの学校に移動したとしましょう。
その学校は服装なんでもokです。
で、例えばそこの先生になってその子が登校してきたときに、
おはようって言ったら、その子からしたらこいつ頭おかしいんじゃねえのって思いますよね。
前の学校では俺のこと人間扱いしなかったくせになんだよって。
何言ってんのこいつっていうふうに絶対に思うじゃないですか。
それでも大人を信用しなくなりますよね。
今の話は極端ですけど、
きっと我々教員もよくわからないまま、ちゃんとした理由がわからないまま指導してることってあるって。
そういう指導をしてるとどっかで言ってることとかやってることがブレてくるんですよね。
子供ってそういうの敏感だから、やっぱりこの大人はダメだわっていうふうになるわけですよ。
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それが多いとこの大人っていうか大人全員ダメだわっていうふうになってくるわけじゃないですか。
いろんなルールを決めるのってやっぱり大人ですよね。
もちろん大人としての事情というか立場もありますからルールは作らなきゃいけないんですけども、
そのルールを守らせる対象の子供たちがしっかり納得できるようなことをしてるかっていうと、
結局子供のためっていうよりも大人が管理しやすいように作ったルールみたいなのって多いと思うんですよね。
確かにね、
ようこそって言って、全然授業を受けてなかったやつ、しかも茶髪ピアスみたいなそんな子が教室にポンって入ってきたら、
周りの子はね、びっくりはするでしょう。
あいつはいいの?とか、俺だって本当はしたかったのになんでこいつはOKなんだとか、
そういうのはもちろんあるし、
その子自身もね、やっぱり俺がこんな格好してるからダメなんだよなって、
じゃあちょっともう一回月曜日髪染め直してきますわみたいな感じで帰って行ったんですけど、
これを物分かりがいいっていうのか、結局こっちが呆れられて、はいはいわかりましたよみたいな感じなのか、
どっちかわからないですけども、
その子の今日学校行こうっていう気持ちは踏みにじられてしまったわけですよね。
最近ね、答えのない話をしているような気もします。
今日もね、じゃあどうすればいいんだって言われたら、ちょっと出てこないんですけども、
でもね、今日の先生みたいにもう頭こなしに追い払うようなことはやっぱりしちゃダメだよなっていうふうに思いましたね。
やっぱりしたことはちゃんと受け入れてあげて、
でもまあルールとかマナーとかそういうものもあるんだとかTPOっていうのがあるんだとか、
そこら辺はね、話ししていかなきゃいけないと思うんですけど。
でもね、小学校って結構自由じゃないですか。
金髪でも茶髪でもピアスしても何も言われなくて、中学校に入ると結構言われますよね。
それもよくわかんないですよね。
だからやっぱり子供からすれば混乱しちゃうんですよ。
大人が作ったこの社会は子供からすれば理解できないとか、混乱しているもの、矛盾しているものが多い。
でもなんかこう、力で言いくるめられてしまうみたいな。
そんなのってあるんですよ。
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だからやっぱりね、子供を悪くしてるのって大人だよなっていうふうに思った夏休み明け一発目の日でしたね。
授業に関してはね、おおむねうまくいきましたよ。
学校来た子はね、どんな子でも今日は頑張ろうっていう気持ちで来てると思うので、
やっぱりしっかり前向いて聞いてましたし、その気持ちに応えられるような授業をこれからも作っていこうかなというふうに思いました。
やっぱり金曜始まりってちょっといいですね。
一日行ってもう一回土日休んで、さあじゃ月曜から頑張るって感じでね、なるので、
今日はね、この後帰ってゆっくりしようかなというふうに思っています。
皆さん、週末はどんなチャレンジをしますか。
今日はこの辺でおいとまいたします。