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#52 法律のリアリティとエンタメの融合への挑戦【ゲスト:弁護士・小説家 - 五十嵐 優貴】
2026-08-12 29:26

#52 法律のリアリティとエンタメの融合への挑戦【ゲスト:弁護士・小説家 - 五十嵐 優貴】

法律の面白さをフィクションへ落とし込む独自の工夫や執筆の裏側、実務的なリアリティとエンターテインメント性を両立させる手法や、作品を通じて法や裁判の魅力を社会や若い世代へ伝えるビジョンを語ります。


▼トークテーマ

・リアリティと特殊設定によるエンタメ性の両立

・弁護士実務から着想を得る物語づくり

・「罪」だけでなく「罰」やその後の人生を描く

・実務での法律文章と小説における文章表現の違い

・メディア監修で生きるクリエイター視点

・若者へ法律の面白さや社会的意義を伝える物語

・リアルボイスのご紹介


▼出演者

佐々木 望(声優)

五十嵐 優貴(弁護士・小説家)


▼五十嵐先生の作品(五十嵐律人 名義)

『法廷遊戯』(講談社)

https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000328549


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▼伊藤塾について

伊藤塾は、司法試験、予備試験、法科大学院入試、公務員試験など、法律に関わる様々な試験対策講座を提供している受験指導校です。その指導方針は合格のみをゴールとせず、その先の社会で活躍できる人材育成を続け、2025年には開塾30周年を迎えました。

経験豊富な講師陣によるわかりやすい講義と、受験生一人ひとりに寄り添ったサポート体制により、毎年圧倒的な人数の合格者を輩出しています。

法律を学ぶすべての人の「その志に、実力を」をつける。それが伊藤塾の使命です。

受講のご相談、講座への申し込みは下記リンクからお気軽にお問い合わせください。

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▼制作

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サマリー

本エピソードでは、弁護士であり小説家でもある五十嵐優貴氏をゲストに迎え、法律のリアリティとエンターテインメント性を融合させた作品作りについて深掘りします。五十嵐氏は、弁護士としての実務経験から着想を得て、法律を一般の人々にも面白く伝えるための工夫を凝らしています。特に、エンターテインメント性を高めるためにSF的な特殊設定を取り入れつつも、法律描写には嘘をつかないという姿勢を貫いています。 作品では、単に「罪」を描くだけでなく、その「罰」やその後の人生に焦点を当てることで、人間ドラマとしての深みを追求しています。また、弁護士実務で用いる法律文章と小説の表現の違いや、メディア監修の仕事におけるクリエイター視点についても語られました。五十嵐氏は、自身の作品を通じて、特に若い世代に法律の面白さや社会的意義を伝えたいという強いビジョンを持っています。 番組後半では、リスナーからのリアルボイスとして、学習モチベーション向上に役立つという声が紹介されました。また、オーディオブックの制作裏話や、声優である佐々木氏と五十嵐氏の対談を通じて、表現の多様性や職人技についても触れられました。五十嵐氏は、小説だけでなく漫画原作など、様々な媒体を通じて法律の魅力を伝えていく今後の展望も語っています。

弁護士・小説家としてのキャリアと作品制作の背景
合格全書 伊藤塾が届けるリアルボイス
リスナーの皆さん、こんにちは。声優の佐々木臨です。
合格全書 伊藤塾が届けるリアルボイスでは、
司法試験および予備試験に合格する自分を鮮明に思い描いていただけるように、
学習法についてのお話や、合格者へのインタビューなどをお届けしていきます。
ぜひ、ご自分の学習計画にお役立てください。
今回も前回に引き続き、ゲストには弁護士で小説家の
井原氏雄貴先生にお越しいただいています。
井原氏雄貴です。よろしくお願いします。
今回もよろしくお願いします。
それでは早速、今回のテーマなんですが、
現役弁護士が紡ぐリーガルミステリーの舞台裏ということで、
今回も井原氏先生にお話をお伺いしたいと思います。
最初にですね、少し前回のエピソードの振り返りをできたらと思うんですが、
先生は、まず法学部に進学されて、そこで伊藤塾に入られて、
法律を勉強されて、司法試験に合格されて、
司法試験に合格されたけども、すぐには就修には行かれず、
それで裁判所の初期官と事務官の仕事をされて、
そこで小説も書き進められていたんですよね。
小説も進めつつ、事務官と初期官の仕事をして、
裁判に立ち会いながら小説も書いていて、
で、書を受証することができたので、そのタイミングで本院を辞めて、
司法修習に行って、司法修習中に作家としてデビューして、
翌年から作家と弁護士の二足のわらしで活動しています。
ありがとうございます。
ほぼほぼ同時期の弁護士としてのデビュー、小説家としてのデビューだったんですよね。
どちらも2020年デビューなのでそうですね。
そうですか。ありがとうございます。
法律のリアリティとエンタメ性の両立への挑戦
今回はですね、実筆のことについても特にお伺いしたいなと思うんですけども、
先生の作品は法律が入ってきてテーマにもなっているし、
いろんな素材に法律が現れてくると思うんですけども、
やっぱり前回のエピソードでもおっしゃったように、
法律のプロの方々が日常で法律に当然触れられているんですけども、
一般の人にとってはなかなか法律って全然縁がないと思ってしまうか、
本当に縁がないか、ハードルが高いか、難しいとか、いろんなちょっと遠いイメージがあると思うんですね。
それをフィクションの中に重要なテーマとかキーワードとかとして落とされていくのに、
どういうところで気を使われたというか工夫をされたというかなんでしょうか。
やっぱり法律が面白いものだっていうところはずっと思っていて、
特に冤罪とか最新制度とか、なかなか社会にとってすごい重要な制度とかが法律には存在しているので、
そういったものは必ず人間どもと結びついていくものだと思っているので、
その辺は書きたいなって思っている一方で、
ずっと考えているのがどこまで中立に法律を描くかというところは悩んでいて、
あくまでエンターテイメントなのである程度の嘘は許容されると思っていて、
ただ一方で自分は弁護士としても活動をしているので、
きっと読む人っていうのはこの作家が書く法律のことはあっているんだろうなという前提で読むと思っているので、
なるべく法律に嘘はつかないというふうに決めているんですが、
そうなってくると特によくあるのがリーガルミステリーとかだと、
特に刑事裁判とかで最後の最後で意外な証拠が出てきて有罪無罪になりましたみたいなのがよくある流れなんですけれども、
あれって実際の法廷で起こり得るかって言ったら、
それが起こってしまったら検察官にとっては本当はもっと反応したかったよとかってなってくると思うので、
特に裁判員裁判だと一回裁判始まったら真証拠とか出せない決まりになっているので、
あの辺をどうクリアしていこうとかそういったところですごいいつも悩んでますね。
やっぱり法律には忠実に、嘘は書けないですもんね。
特にプロの方が書かれているとなるとやっぱりそこに信頼は揺るがせられないかなと思うんですけども、
でも一方であまりに厳密に正しく法律をって書いてしまうと、
なんかものすごく量が増えてしまったりとか、どんどん難しくなってしまったりとか、
ここは流法を入れてとかなんかいろいろなんか分岐が増えてしまったりとか、
難しいのかなと思うんですけど、その辺の塩梅ってどうなんでしょうか。
どちらかといえば法律に興味がない人が僕の書述を読んで、
法律って面白いなというふうに思ってもらいたいなと思っているので、
なのでそこはすごい大切にしていて、なのでむしろ法律じゃないところで、
例えば刑事裁判中に裁判官がタイムスリップをしました、
みたいな話も書いたりしてるんですけれども、
そういう法律じゃないところでifの設定を持ち込んで、
法律はなるべく嘘をつかない、その代わり特殊設定みたいなところで、
エンターテイメント性を足していくみたいなところで、
うまくバランスを取りたいなと思っています。
面白いですね。
リーガルミステリーの中にSFの要素も入れ込んでいくっていうのは、
非常に面白いなと思います。
物語の着想源と弁護士実務からのインスピレーション
その先生の作品で、
どういうところからヒントというか着想を得られるのかなと思うんですけども、
例えば日頃のお仕事の中でとか、
もしくは読んでこられた5本とか、
例えば映画とか、
どういうところで何かこれを小説にしようと思われたりするんでしょうか。
さっき話した法律の要素とプラスアルファの特殊設定の要素が
大体自分の小説にはあるんですけれども、
特殊設定の方は漫画とか日々のニュースとか、
そういうところが着想を得るところがやっぱり大きくて、
もう一方の法律に関しては、
自分が弁護士として働いているっていうのが強みだと思っているので、
当然主義義務の問題は必ずクリアしているんですけれども、
特に法律っていきなり法律ができるわけではなくて、
最初に社会が変わって、
その社会に適合するために法律ができると思っているので、
その社会が変わるきっかけを扱えるのが弁護士の仕事だと思っていて、
なんかインターネットで誹謗中傷がすごい増えました。
だから発信者情報開示請求ができましたみたいなところだと思っているので、
その最初の段階でこういったところで困ってるんですよっていう相談を受けるのが
弁護士の仕事なので、そこで自分で見たものとか、
自分が感じたものとかっていうのがどう社会に影響していくのかを考えて、
それを小説に書いていこうというふうに考えています。
そうなんですね。
映画・ドラマにおける法廷描写の現実と虚構
例えばどうでしょうかね、プロの方からご覧になってて、
映画とかで法廷のシーンとか、
だいぶあれは実際とは違って、
よりドラマチックに仕立てていたりするんですか?
やっぱこう、弁護士ドラマを見てる方がすごい言うのが、
一つが実際に裁判官は木槌を使うんですかっていうのと、
あともう一個があんなに意義ありって言うんですかっていうのがすごい聞かれるんですけども、
木槌は日本では使わないんですけども、
意義ありは実際結構言うなってイメージはあったりもしていて、
特に民事裁判とかって普段は書面の応酬でずっと続いていくので、
なかなかドラマティックではないんですけれども、
終盤に行われる証人尋問に関しては、
打ち合わせができるものとできないものがあるので、
打ち合わせができないものに関しては、
本当にぶっつけ本番で、
今手元にある資料とか証拠とか、
あと主張を組み合わせて、
どう相手を突き崩すかとかを考えるので、
その辺は自分でやっていっても、
なかなかドラマチックで面白いなと思いながらやってます。
そうなんですね。
私も日本とアメリカで裁判の傍聴したことがあるんですけども、
たまたま自分が傍聴した特定の、
その事件がそうだったんだとは思うんですけども、
日本は割とすごく淡々としていて、
小さい規模というんですかね、裁判だったんですけども、
誰も意義ありとも言わなかったですし、
なんか普通に淡々と進んでいったという刑事事件だったんですけども、
思っていて、
アメリカの方はですね、
フラッと傍聴に行ったんですけども、
これは薬物の売人が、
3ストライクアウトってなんかあるんですよね。
1回目、2回目までは、
まだそんなに罪は重くないけど、
3回目になると決定的にもうダメなっていう、
3回アウトみたいな。
その3回目だったみたいで、その売人のが、
弁護士の先生が横についてらっしゃるのかな。
でもなんかその先生が、
私はちょっともう高齢なので、
ここで尻を置きますと言って、
辞めちゃったんですよね。
なんかそんなことあるのかと思ってびっくりしたんですけど、
いなくなっちゃったんですか?
もうすぐにはいなくならないんですけども、
辞めますと、私は降りますと言われて、
え?と思って、
あまり聞いたことはなかったんですよね。
それはなんか制度の違いなのか、
その弁護士のあれなのか。
たまたまそうだったのか、
それが許されるものなのか全く分からないんですけども、
なんか面白いなと思ってしまったんですけども。
アメリカとかだとテレビ中継入ったりもしますもんね。
そうですか。
より身近なところはやっぱりあると思っていて、
日本はその辺が少し遅れているところは実際あるので、
裁判員裁判とかもなるべく一般市民の人たちの感情、感覚を取り入れるために
導入されたりもしているので、
少しずつ変わってきているなというふうに思います。
そうですよね。
やっぱり人々のための法律だと思うので、
やっぱりそのハードルってのはどんどん低くなっててほしいなと思いますよね。
日本の法意識と権利主張への抵抗感
なんかそのアメリカで傍聴した時も、
傍聴人がですね、その被告人の家族の方しかいなくて、
普通にみんなのマスコミが注目するような事件でも大きな事件ではないので、
で私たちが行った時に、
誰!?みたいな感じで振り向かれましたけども。
でも私も結構好きなので、機会があれば傍聴にも行きたいなと思って。
特に日本はあまり訴訟の案件が外国よりも多くないってことなんですよね。
日本は和をもって尊しをなすみたいな文化がすごい根強いので、
やっぱり裁判を起こすと抵抗がある人がすごい多くて、
すごい困ってますというふうに相談を受けた依頼者の方も話を聞いてみて、
これはもう裁判を起こすしかないですよって話をしても、
裁判を起こすとそれが法廷に張り出されて、
証人尋問とか傍聴に来るんですよねって言われると、
来る可能性はゼロではないですと、公開法というのを行うのでって話をすると、
じゃあ嫌ですって言われてしまうことが多かったりもしていて、
やっぱりこうなかなか自分の権利を主張することに対する抵抗感みたいなことがある人は多いのかなというふうに感じます。
そうですね、周りを気にするというかどうしても人目というか、
なんかブレーキがかかる何かがあるんでしょうね、心理的に。
私も何か法学部だったんですけど私も、
学部の時に授業で習ったのが奈良県かな、ため池での事件で、
近所同士で訴訟を起こすかという時に、結局は取り下げたというようなこと。
だから事件としても記録になってないというか、だったと思うんですけども、
そこで特にこの日本人の法意識というか、それを勉強したんですけども、
やっぱりいろいろお国柄によって違うんだなという記憶は。
アメリカとかだと働いている従業員の方が働いている在職期間中に普通に会社を訴えたりもするんですけれども、
日本はそれがほぼほぼなくて、
実際会社を辞めた後に払ってもらってない残業代があるからみたいな感じで請求したりするんですけれども、
きっとそれを我慢して働き続けている人も中にはいるはずで、
本来的にはそういった人たちももっと気軽にではないですけれども、
自分の権利をちゃんと主張した上で、かつその後も働けるみたいな環境づくりというのが大切だと思うんですけれども、
この辺はなかなかうまくはいってないなというふうに感じますね。
確かにそうですね。権利主張するか居残り続けるか、どっちか選ばなければいけないみたいになっている感じはしますよね。
権利主張するとちょっと面倒くさい社員みたいにレッテルを貼られてしまうというのが、
あってはならないんですけどもあるみたいなところはあるので、その辺は良くないなというふうに思います。
だから居られないってことですよねきっとね。難しいですねそういうところって。
なるほどありがとうございます。ちょっと話が逸れて申し訳ないですけども。
「罰」を描くことの重要性と作品への反映
またちょっと円溜めのお話に戻らせていただきたいんですけども、
岩田先生は法律の面白さを中高生に伝えたいという一つのビジョンをお持ちだと伺いましたけれども、
執筆の時にやっぱりなかなかの乖離があると思うんですね。
法律という現実の法律とそれにまつわるいろいろなこととそれから円溜めの作っていくフィクションとしての作品に、
どういうふうに法律の面白さを円溜めに落とし込んでいくかというその工夫についてちょっとお伺いできればと思うんですけども。
一般に書かれているミステリー小説とかっていうのが、
だいたい罪と罰のうちの罪を描いているものが多くて、犯罪を犯しました。
じゃあその犯人は誰だったんでしょう。までで終わるのはやっぱり多いと思っていて、
逆にリーガルミステリーっていうのは、罪と罰のうちの罰を描けるものだと思っていて、
その人がどうしてその罪を犯したのかとか、なぜそれをしなくてはいけなかったのかとかっていうところが、
まさにその人の反省とか、人生に関わってくるところで、
じゃあその人がその罪と向き合うためにはどういった手続けなくちゃいけないのかっていうのは刑事裁判とかだと思うので、
そういったきちんと罰の部分を描くことができて、
それをよりリアリティを持って書くことができるのが刑事裁判という一つの舞台を描く意味だと思っているので、
そういう人生ドラマ、人間ドラマに関わってくるところっていうのを書き切るっていうことはなるべく意識していますね。
そうですか。罰を描くということだと、デビュー作の法廷遊戯もまさにその罰も描かれていたのかなと思うんですけども、
最初からそのビジョンを持ちで、自分は罪と罰の方も描きたいとご自身思われての法廷遊戯だったんですか。
本当に自分が今書けるものを書こうと思って書いたら、その結果いろんな人に読んでいただいて、
その中でこれはとある司法家の方が罰の部分を描き切った作品だって言ってくれて、
そこで初めてリーガルミステリーっていうのは普通の一般的なミステリーと何が違うのかと思ったときに、
まさに罪と罰の罰をどこまで描くかってところなのかなってことに気づいたので、
そこは自分が今後も小説を書いていく上で大切にしていきたいなというふうに強く思ったので、
なるべくソリコン作品もその罰の部分を重点的に描くようにはしています。
そうですか、多分罰の部分まで描いている作品って多くはないんじゃないかなっていう印象があるんですけども、
ポッドキャストなどの概要欄にも法廷遊戯のリンクが載っているので、
ぜひリスナーの方にもお読みいただければと思いますけども、
先生はまず書かれてから、その罪と罰の罰という書評をいただいて、
そこになるほどなと思われて、
これからも罰の部分にスポット当てていきたいと思われたんでしょうかね。
そうですね。
確かにおっしゃっていただいたように、罪の部分、誰が犯人なのかとか、
どういうトリックなのかとか、真実は一つとか、
そちらの方に結構エンタメは向いてしまうのかなと思って、
でも人間を描くということであれば、その後どうしたとか、
本当はどう思っていたかとか、
なんか揺らぎっていろいろ人間はあると思うので、
揺らぎの部分が描けるのが罰の部分なのかなと思った。
そうですね。本当に事件が起きて、その犯人が分かって、
その後に刑事裁判が開かれて、
実際はその刑事裁判で有罪判決を受けた後に、
その人が服役して、その後もその人の人生は続いていくので、
リーガルミステリーも全部を描けるわけではなくて、
実際その刑事裁判が終わった後に、
その人がどういう風に生きていくのかとか、
そういう要因とかもちゃんと伝えられるような物語を描けたらなという風には思っています。
単に裁くということじゃないんですよね。
社会復帰と再犯防止への視点
私は修復手法っていうジャンルになんか興味があって、
興味があって全然詳しくはないんですけども、
なんか本当にこの裁いて終わりとか、
じゃあこれのあなたの罪はこれで、罰はこれでって、
それで一つ終了ではなくて、
その人がどうやってその先生きていくかというところ、
そこに目を配ってくださる法律家の方がいらっしゃるというのは、
やっぱりすごくありがたいことなのかなと。
ありがたいというのは、みんなにとってありがたいことなのかなと思います。
本当に最近は特になかなか世間の目も厳しくて、
一度罪を犯すとなかなか社会復帰することが難しくて、
社会復帰した後もずっとその前科のニュースが残り続けるので、
なかなか再就職が難しくて、みたいな。
それは当然その人が犯した罪に対する罰としては相当なのかもしれないんですけども、
とはいえそういった方々が二度と社会復帰できないとなると、
再犯を犯してしまうかもしれませんし、
より社会へ行きづらくなってしまうことでもあると思うので、
その辺はどうやってより社会をうまく回していくのかっていうのは大切だなと思います。
そうですね。ありがとうございます。
法律用語の扱いと文章表現の使い分け
あとですね、ちょっと2点ほど実際に書かれることについてお伺いをしたいんですけども、
まず小説書かれたときに用語で法律用語があったときに、
これなかなか一般の人が皆さんご存知じゃないなという法律用語、
でも絶対に重要だからこれは出さなければいけない用語があったときに、
どういう扱いにされますか?
それを紙砕くのか、それとも注釈みたいなのをつけるのか、
どのようにされますか?
本当にこの辺は編集者に助けてもらっているところが大きくて、
自分はもう当たり前の常識になってしまっているところがたくさんあって、
例えば記述っていう単語とか、あとは善意悪意の使い方とかっていうのが、
法律家が使う善意と一般の方々が思う善意が違うっていうふうに編集者に言われて、
自分が法学部だった頃には同じ感覚を持ってたんですけれども、
もう弁護士になってしまうとそれが当たり前になってしまっていて、
それって作家だけではなくて、自分が弁護士として法律相談に乗っているときにも、
もしかしたら自分が使っている言葉がうまく伝わってないのかもしれないというふうに思ったりもするので、
なるべく普段から専門用語をむしろ使わないように意識していて、
もし編集者からそういう指摘を受けたときには、
これってもしかしたら弁護士のときにも同じことをやっているかもしれないなというふうに思って、
ちょっとずつ直していくっていう方向で調整しています。
そうですか、確かにそうですよね。
筆筆だけではなくて、実際に依頼人の方と面談なりされるときも、
使う言葉によってはちょっと一般的に使われる意味とは違う部分で、
善意悪意まさにそうですよね。
専門用語を使った方が弁護士としては楽なんですけれども、
その依頼士の方も納得を得るという意味だと、
それは間違っているのかもしれないなというふうに思うので。
私も最初に善意悪意を習ったときにもあまりにもびっくりして、
そんなバカだって思ったりもしましたけどもね。
その後に配信的悪意者とかも出てくるので、
一体何なんだというふうに思ったりもしますね。
そうですね、配信的悪意者とも繋がらない気もしたし、
あとずいぶん後に害意っていうのが出てきて、
害意は本当に悪いんだなみたいな、
じゃあ悪意は善悪じゃないんだなみたいに、
なんとなくだんだんわかってくるんですけど、
最初に聞いたらやっぱりわからないですよね。
そうですね、僕も法律の魅力って、
法学部連でなったときには、
感情が入り込まないところのロジカルなところが好きだったんですけれども、
実際、弁護士になってみると、
依頼士の方は別に条文を読んで相談に来るわけではないので、
むしろ感情論が入って当たり前なところがあって、
そこの感情とロジックのどうバランスを取るのかって、
すごい弁護士の大切な仕事だと思っているので、
その辺は最近は意識するようにしています。
そうですか、ありがとうございます。
もう一点お伺いしたいのがですね、
実際、弁護士のお仕事で法律の文章を書かれるときと、
作家として小説を書かれているときと、
この文体の、同じ文体では書けないと思うんですけども、
同じ人間の中で違う文体を使い分ける、
私にとっては相当難しいこと、
自分だったら難しいと思うんですけども、
この点についていかがですか。
弁護士が作る、特に契約書の中とかで、
主語を省くって絶対にやっちゃいけないんですけれども、
しつこいくらい、こうとか、おつとかを毎回入れるっていうのが決まっていて、
それを小説でやってしまうと、読みづらいって言われてしまうところがあって、
逆もしっかりで、小説で書いている内容っていうのは、
なるべく少しでも無駄を遅げ落としていくという意識しているので、
それが混ざってしまうっていうのはあるんですけれども、
本当はそこはバランスを取るしかなくて、
あとは編集者の人の感覚とか、
弁護士やっているときには、毎回先輩の弁護士と相談したりとか、
そういうところでちょっとずつ、
自分の中で使い分けをうまくしていくしかないなという。
やっぱり難しいものですかね。
つながり難しいです。
確かに小説の中で書きかっこの後にいつもと彼は言ったとか、
毎回つけるわけにもいかないですもんね。
でも法律の文章だと主語がない文章ってありえないし、
ちょっとでも曖昧な部分はあってはいけないってことですもんね。
逆に最近は、自分は法律監視の仕事もよくやってるんですけれども、
メディア監修の仕事とクリエイター視点
リーガルを扱っているドラマとか映画とか漫画の監視を頼まれることがあって、
弁護士だけをやっている方に監視を頼むと、
やっぱりとてつもないような赤字が入るらしくて、
自分はクリエイターとしてもやっているので、
気持ちが理解できるので指摘はするんですけれども、
そこの歳比は任せますというふうにやり取りをすると、
向こうとしてはやりやすいらしくて、
そういったところでも2つやっていることで見えてくるものはあるなと。
そうでしょうね。
割と緩やかに決めてあげられるというか、
本当はこうだけどもこれでもいいんじゃないですかみたいな。
逆にここだけは絶対これ間違っちゃうと、
根本にかかってくるところなのでというところは強く言って、
表現とかは指摘はするけど後は任せますというスタンスでやってます。
そうですか、そういうお仕事もされてるんですね。
自分の法廷遊戯が映画化したときに、
法廷遊戯の監修を自分でやったんですけれども、
そこがスタートで、そこからいろんな仕事をやらせてもらうようになって、
最近は本当に漫画とか映画とかいろいろやってますね。
多いですもんね、やっぱり法廷物だけじゃなくて法律扱った作品って。
実際の裁判所がロケセットとして使わせてもらえないらしいので、
それを再現してやるんですけれども、
その時の弁護士と検知が右側と左側どっちに立つのかとか、
あと書面の書き方とかそういうところも見てるってところです。
そうですよね、確かに立ち方とか座り方とかわからないですもんね。
証人尋問中に証人は立っちゃいけないんですかとか、
そういうところも聞かれたりして確かになと思って。
そうですか。
なんかすごく幅広くどんどん広がっていかれてるので、いいですね。
ありがとうございます。
今後の展望と若者への法律教育
そして今後の展望についてもお伺いしたいなと思うんですけども、
まず先ほどの中高生に法律の面白さを伝えたいという先生の目標っていうのは、
どうでしょうか、今達成されてきました。
特に法廷異議の映画化とかでメディアミックス化されて、
特殊な層が広がってきていただけるのは嬉しいなと思っていて、
特に自分が中学生とか高校生の頃を振り返ってみると、
なかなか法律っていうのが結構無微無集なものだったなというふうに思っていて、
戦争法規とか三権分立とか、
マジックワードだけを学んでいたなっていう時間がなんとなくあって、
でも実際自分はなんとなく法学部に行って、
そこで学んだ法律がすごく面白かったっていうのがあるので、
そこの面白さっていうのをもっとより早い段階で触れることができたら、
より法律ってみんなにとって大切なものになるのかなというふうに思っているので、
そこを伝えたいなと思って、その方法を今も模索しているというところです。
そうですか。
なんか読者の方々からの感想とか、何か印象に残ったお言葉とかありますか。
特に大学生の方とかが読んでくれて、
自分が少年犯罪を使った小説、不可逆少年という小説があるんですけれども、
それを読んで進路に少年調査官を目指すようになりましたって書いてもらったりとかすると、
それはすごい嬉しいなというふうに思います。
そうですか、それは嬉しいですね。
先生が今後挑戦してみたいジャンルとか、法廷ものとか法律ですかね、
何か他にとか、もしくはこういうテーマとかありますか。
直近で医療加工を扱った漫画原作をやってるんですけども、
リーガルドックっていう漫画でその連載が始まったところなんですけれども、
そういったところでエンターテイメントとして法律の面白さを伝えるっていうのが、
小説だけじゃないんだなってことに気づいて、
法廷儀の映画もそうですし、最近始まった漫画もそうなんですけれども、
いろんなアプローチの仕方があって、小説でしか伝えられないこととか、
漫画でしか伝えられないことっていうのがあるなというふうに思っているので、
いろんな媒体を使いながら、自分が書きたいものを書いていきたいなというふうに思っています。
そうですか、ありがとうございます。
リスナーからのリアルボイスとオーディオブック制作
なんかもう興味が尽きないんですけども、また次回もぜひいろいろとお伺いしていきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さて、この番組ではリスナーさんからのお便り、リアルボイスをご紹介しています。
今回は伊藤塾の受講生さんからのリアルボイスです。
勉強のモチベーションアップになっています。
音声だけなので、移動中や家事など何かをしながら聞きやすいです。
これからも楽しみにしていますとのことでして、どうもありがとうございます。
伊藤先生は移動中などに何か勉強されたり、何かを聞いたりされますか?
最近はオーディブルっていう便利なものがあって、小説とかが全部音読されていて、
それを実際に画面見なくても聞くことができるという差別がすごい便利だなと思っていて、
電車移動中とかはよく聞いたりしていますね。
そうですか、私もオーディブル何作か、オーディブルの作品を何作か。
あれすごい量大変ですよね。
量大変です。
1日かかりとかで撮ったりするんですか?
1日じゃ終わらないですね。
小説1冊だったら何日かかりますね。
作品にもよるんですけど、1日じゃまずよっぽどの短編とかではないと。
いろんなキャラクターがいるからその声の終わり振りとか変えたりもしなくちゃいけないんですか?
そうですね、基本的には1人で読むことが私多いんですけども、その場合は登場人物は全員老若男女、全員自分で演じますね。
それから字の文も合わせて。
でもなんか、例えばボイスドラマみたいな、本当にこの劇みたいなものだと演じるのが、
劇の場合1人で全部演じるってことはあんまりないんですけども、
オーディオブックだと聞いてる方に聞きやすいということを一番考えるので、
あんまり突然大きな声で怒鳴るキャラクターが出たりとかするとびっくりしちゃうじゃないですか。
大体このイヤポッドで聞いたりされると思うので、
なのでスーッと聞けるように、その中で今誰が喋ってるか、それこそ彼は言ったとかなかったりするので、
誰が言ったか喋ったかわかりやすいように声を変えて、
でも全体聞きやすく聞けるようには工夫をしています。
自分のも聞いていて、職人技だなって思いながら毎回聞いていたので。
そうですか、ご自分の作品のオーディオブックも聞かれます?
そうですね、法廷遊戯とかがされてるんですけれども聞いてみて、
本当に使い分けすごいなって思いながらいつも見てるんです。
井上先生が書かれるときって、
どうなんですかね、例えばセリフを書かれるときって、
頭の中で声がするっていう作家さんがいらっしゃるの聞いたことあるんですけども、
誰かの声というか、もしくは自分でぶつぶつ読み上げながら書くとかいう方もいらっしゃったんですけど。
映像化の時のことを考えて、俳優とかまで自分で考えて書く人もいるらしいんですけれども、
自分は本当にそこは文字でしか考えてないところがあるので、
逆にそれが展開した時にどうなるのかも楽しみにしながら見たりはしているので、
書いてる時には声とかも聞こえてこないです。
そうですか、じゃあオーディオブックになって初めてこういう声かみたいな。
驚きますね、新鮮で。
ありがとうございます。そして伊藤塾の受講先生さんもありがとうございました。
番組からのメッセージと次回予告
引き続きご感想、ご質問などあなたからのリアルボイスをお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクからお気軽にご投稿ください。
そしてApple PodcastやSpotifyのPodcastではレビューもできます。
こちらにもご感想などをいただけると嬉しいです。
Xでもぜひポストしてください。
漢字で合格全書、ハッシュタグをつけてくださいね。
それでは次回またお会いしましょう。
佐々木臨と、
井原慎之でした。
やればできる。必ずできる。
一緒に頑張っていきましょう。
29:26

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