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【オトラジ#349】面白いエッセイの条件とその書き方を石田衣良が徹底解説!あなたも傑作エッセイを書こう(小説家SP#26)
2026-09-10 27:23

【オトラジ#349】面白いエッセイの条件とその書き方を石田衣良が徹底解説!あなたも傑作エッセイを書こう(小説家SP#26)

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【石田衣良】いしだ・いら
1960年東京生まれ。84年に成蹊大学を卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。
2003年『4TEEN』で直木賞を受賞。06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、
13年『北斗、ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。『アキハバラ@DEEP』『美丘』など著書多数。
■Webサイト https://ishidaira.com/

 

【早川洋平】はやかわ・ようへい
1980年、横浜生まれ。中国新聞記者等を経て2008年起業。 羽生結弦、吉本ばなな、髙田賢三、ケヴィン・ケリーら各界のトップランナーから市井の人々まで国内外分野を超えてインタビューを続ける。 13年からは戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。 『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』等メディアプロデュースも多数。 インタビューメディア『LIFE UPDATE』配信中。
■プロインタビュアー早川洋平Webサイト https://yohei-hayakawa.com/
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【小野寺美咲】おのでら・みさき
1995年、横浜生まれ。吉本興業勤務等を経て2023年よりWEBライターとして独立。スポーツ選手、経営者、市井の方への取材や、記事制作、電子書籍の原稿執筆を行う他、企業研修のファシリテーター等も務める。2025年より、神奈川・北九州の2拠点で活動している。
■Webサイト https://onoderamisaki.themedia.jp/

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サマリー

このエピソードでは、作家の石田衣良氏とプロインタビュアーの早川洋平氏が、読者に読ませるエッセイの書き方について徹底解説しています。エッセイブームの背景に触れつつ、現代のエッセイは「考えたこと、感じたこと、経験したことを面白おかしく書く短めの文章」と定義され、その民主化とポップ化が人気の秘密だと分析しています。石田氏はエッセイを書く上での3つの条件として「読み手にとって得のある情報を出す」「驚きを与える」「思ってないことは書かない」を挙げ、特に「思ってないことは書かない」ことの重要性を強調しました。一方、早川氏は「アップデートを入れる」「ユーモア」「自分の体験や言葉を使う」「離れたものの取り合わせ」という4つの条件を提示。両者のアプローチは異なるものの、読者目線だけでなく書き手自身の体験や発見が重要であるという点で共通しています。また、石田氏はエッセイを書く際の「肩の力を抜く」「キャラを作る」「視点を工夫する」「リズムを整える」といった具体的なテクニックを解説し、特に文章のリズムとテンポが内容の面白さ以上に読者を惹きつける力を持つことを強調しました。番組後半では、リスナーからの小説家としての悩み相談にも答え、自身のセンスを信じて面白いと感じるものを深く掘り下げることが上達への近道だとアドバイスしています。

エッセイブームと現代エッセイの定義
スピーカー 2
こんばんは、石田衣良です。小野寺美咲です。海老平です。大人の放課後ラジオ、この番組はYouTube、ポッドキャスト、他各プラットフォームでお届けしています。
チャンネル登録、番組フォローよろしくお願いします。さあ、ということで、今日は久々に小説家スペシャルです。
スピーカー 1
そうですね。で、最近、文学振り間じゃないけど、ノートなんかでもそうなんですけど、みんなエッセイ書いてない?
エッセイとか日記とか。なので、このエッセイブームの中で、昔も一回やったことがあるんですけど、どうやったらちゃんと人に読ませられるエッセイを書けるかというのをやってみましょうということですね。
ちなみにエッセイというのは、代表作はこれです。当然、モンテーニのエッセイね。
で、モンテーニの随走録、これがエッセイの始まりみたいなものなんですけど、もうちょっと前はこっちのマイクス・アウレビウスの自制録なんかもあるんだけど、
どっちかっていうとこういう歴史的な知識とか過去を生きていた人たちのことを振り返りながら、どう生きたらいいのかっていうのを書く、割と人生論風エッセイっていうのが始まりなんだよね。
スピーカー 2
だからある意味交渉っちゃ交渉ですね。
スピーカー 1
だからこの頃のモンテーニとかが扱っているのは、ギリシャ・ローマ時代の偉人の話がメインなので、そういう感じから来るんだけど、今はそれが幅が広がってですね、
エッセイとは考えたこと、感じたこと、経験したことを面白おかしく書く、短めの3分のことっていうのが今の定義なのよね。
スピーカー 2
だからある種同じものとは思えないというか、かなり身近な感じだよね。
だから何だろう、ギャグっぽくて面白い短い文章で、架空の人物じゃなくて書き手がメインのキャラになってるっていうのがエッセイってイメージじゃない?
スピーカー 2
気楽に読める。
スピーカー 1
ネットとかだと風俗体験レポみたいなメッセージだし、食レポでラーメン食べ歩きみたいなメッセージになってるし、今は何でもいいのよ。
経験したこと、感じたこと、考えたことだから。
スピーカー 2
だから民主化したってことですかね。
スピーカー 1
もちろん。あと今の時代に合わせて運とポップになった。
スピーカー 2
でも悪いことじゃない?
スピーカー 1
全然悪いことじゃないと。
その幅の広さだけエッセイの面白さがあるってことなんで、風俗レポだって上手い人が書くと本当に面白いからね。
いじいさんが書いた全国競輪博打旅とかさ、ああいうエッセイもめっちゃ面白いじゃん。
それだけで読みたくなる。
スピーカー 1
僕いじいさんの小説あんまりピンとこないんだけど、エッセイは好きなんだよね。
スピーカー 2
小説家ってそれがあるんですね。エッセイは面白いけどとかね。
でもそういうパターン多いですよね。
今でこそ僕はハルキさん大好きになっちゃいました。
イランさんってもともと読んでなかったんだもんね。
読んでないしあれは短編か。
短編だけどあんまりその人の教編読んでなくてもエッセイとか短編から入れるってありますよね。
スピーカー 1
なるほど。
作家にとっては入り口だし、書く側にとってもエッセイが書く世界への入り口になるみたいなこと多いじゃない。
なのでそういう意味でとっつきやすいし、自分が書くにしても読むにしても身近なところにあるっていう。
スピーカー 1
だから今のシリアスな小説とか文学みたいなのは遠いんだけど、エッセイだったら読めるよみたいな感じあるじゃない。
スピーカー 2
そうか思いますね。
なので逆にエッセイなら書けるようになるかもしれないし、そういう距離の近さが人気の秘密なんじゃない。
スピーカー 2
読み手の方もそう思ってるのかもしれないですね。そうしてなかったですけど。
書き手と読み手の距離感、エッセイの魅力
スピーカー 1
でも2人は書くでしょ?たまに。
スピーカー 2
一応エッセイと言っていいのか分かりませんが毎週書いてますね。
スピーカー 1
毎週新鮮なものね。何文字ぐらい?
スピーカー 2
僕長いです。多分2000ぐらいあるんじゃないかな。
2000ぐらい毎週書いてますね。
スピーカー 1
じゃああれ知ってる?ネタ探して今週これがあったか。
スピーカー 2
常に前話した朝ブツブツ喋りながらそこで発信しながらみたいな。そう考えてる。
ネタはやると不思議なもんでありがたいことに出るようになりますよね。
スピーカー 1
そうなの。肝はそこなのよ。定期的に出すと出るようになるという。
入るようになるというね。
その頃はBLネタとか書いてなかったんだ。
スピーカー 2
BLネタも多分BLを見て思ったことみたいな広いのが書いてたと思います。
物の感想とかはあまりね。
スピーカー 1
ラーメン食べたみたいなの書いてるの?
スピーカー 2
もう書いてます。日々の様子を。
全部見てたわけじゃないけど。割と見てたつもりなんだけど。
いい意味で自分の世界に入って結構好きなこと書いて。
純文の人みたいな感じのイメージがあった。
純文の人ってこんな人の雰囲気読むの?
それを聞いて読みたくなるな。
スピーカー 2
こんな人だから。
いい意味で全開。
すごい回収に向けて書いてたわけじゃない?
確かに。
スピーカー 1
でも自分の魅惑力みたいなのもあるもんね。
ちょっと記録しとこうみたいな生活。
スピーカー 2
俺的には逆に、むしろこれは本当に素直に言うけど、
リスペクトして読むみたいな。
変に誰かを狙ってないし。
スピーカー 1
確かにその働きも結構大事なんだよね。
日記側で何やったかっていうのを書いておく。
スピーカー 1
それがちょっと面白ければエッセイになるっていう。
それもあるよな。エッセイの働きとしては。
石田衣良氏のエッセイ執筆3条件
スピーカー 1
ということで、エッセイを2人とも毎週のように書いているということで、
まず2人からエッセイの書き方というのを
早速。
スピーカー 1
レクチャーしてもらおうと思います。
今日は宿題が前々から出ていて、
エッセイの書き方を3つの条件で出すっていうのがあるんですよね。
その後、僕の考えもやるんですけど、
とりあえずどっちからいく?
スピーカー 2
私からいくよ。
いいですよ。
かぶってもいいでしょ。
かぶってもいいですもんね。
じゃあ3つ。
スピーカー 2
読み手にとって得のある情報を出す。
スピーカー 1
得する情報ってこと?
お得のあれですよ。
スピーカー 2
どこのスーパー安いですよみたいな話じゃなくて、
その得っていうのは情報の得で、
読んだ時に小野寺の話だけはわかるよりも、
小野寺が読んでいる本とか、
スピーカー 2
例えばイジュインさん面白いとか、
衣良さんのこの本面白いとか、
わかったほうが絶対いいじゃないですか。
そういう意味で情報の得を出す。
スピーカー 1
得な情報を入れる。
2番目は?
スピーカー 2
驚きを与える。
私がお昼にマーラートの食べた話とか、
誰も興味ないんで、
スピーカー 2
つまんないことを書かない。
驚きは絶対入れる。
その量はものによると思いますけど。
スピーカー 1
なるほどね。
いいね。
驚き。
スピーカー 2
3つ目。
これは絶対にこれが一番大事。
思ってないことは書かない。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
カッコつけエッセイマンってすごい住んでるんで。
スピーカー 1
なるほど。
みんな切り口が違うもんだね。
スピーカー 2
衣良さんとは違うんですね。
全然違うな。
スピーカー 1
余育は?
早川洋平氏のエッセイ執筆4条件
スピーカー 2
僕は4つなんですけど、
1個目はイサキさんと混じってるんですけど、
横文字で衣良さんに怒られそうなんですけど、
僕ライフアップデートって番組やってますけど、
そのアップデートのおっそ分けみたいな感じで。
スピーカー 1
情報に近いので。
情報でもあるし驚きでもどっちでもいいんですよ。
スピーカー 2
それはすごく些細なことから、
つまり本当にお得なことから、
大きな人生変わるようなことまで、
どんなことでもいいし、
真面目なことでもくだらないことでもいいんだけど、
この人のエッセイにはアップデートがあるなみたいな。
スピーカー 1
アップデートを入れるに。
スピーカー 2
それが一番大事。
2個目はユーモア。
それを読むとクスッと笑えるでもいいし、
ゆるむでもいいし、
スピーカー 2
ホッとする。
3つ目が、
これ絶対ですけど、
当たり前ですけど、
読から引用だけで終わるんじゃなくて、
自分の体験とか自分の言葉を絶対使う。
どんなにダサかろうが、
スピーカー 2
泥臭かろうが。
4つ目は、
これはもう衣良さんから学んだことですけど、
やっぱり距離感というか、
一番離れてるものを2つ使うみたいな。
だから結構エッセイ書くときよくあるんですけど、
技術的に成立してるかわかりませんけど、
すごく僕やっぱ海外行ったり、
著名な人に会ったりしてるんで、
それはネタとして使うんですけど、
それだけだと、
スピーカー 2
やっぱりなんか早川さんだからみたいになって、
なんか引いちゃうんで、
すんごくそれと、
庶民的なこととか身近なことを結構組み合わせるようにしてる。
スピーカー 2
だから直近のニュースレーターとかも読んだ方はわかるかもしれないですけど、
結構身近なことからいきなりその本編で黒鉢屋に話しとんだりとかしてる。
それは強みだと思ってる。
スピーカー 1
アップデート、ユーモア、自分の言葉、離れたものの取り合わせ。
スピーカー 2
本来は考えたことなかったな。
スピーカー 1
これはでも俳句だよね。
俳句もそうじゃん。
離れたものがガッてくっつけると面白くないじゃん。
日本が戦争で負けた後、
モミジでもいいんだけどさ、ホタルでもいいんだけど、
ギャッてくっつけると。
スピーカー 2
ある意味考えずにくっつけると、
意外と後からうまく理屈あったりする。
スピーカー 1
そうなの。
でもこのアップデートとお得な情報はちょっと似てるよね。
スピーカー 2
似てると思います。
スピーカー 1
生きる上でお得な情報って意味でいいんだもんね。
スピーカー 2
広く。
スピーカー 1
で、驚きもこれ合わせてこっちじゃん。
そうですね。
そういう感じか。面白いね。
エッセイ執筆における「正直さ」と「読者目線」
スピーカー 1
で、思ってないことは言わない。
これは正直に書くってことね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
いい人グルーなっていう。
スピーカー 1
正直にいくと。
スピーカー 2
たださ、ちょっと1個挟んで聞きたいんだけど、
お得な情報入れるってさ、まさに読者目線じゃん。
なんだけど俺さ、恥ずかしながら読者目線じゃなくて、
結果的に自分が絶対アップデートされたこととか、
面白いなと思ったっていう視点で、
まずそれだから読者目線は後なんだけど。
美咲さんはどう?
スピーカー 2
どっちが先でもいいんだけど。
読者目線は。
とにかく読者のためにみたいな人もいるじゃん。
スピーカー 2
そんなものは面白くないんで。
一緒だよね。
面白いと思っても見ないみたいになっちゃう。
スピーカー 2
それが面白くなってるからさておき、
そういうやり方をして面白くできたものを知らないので。
まず自分がね。
スピーカー 1
でもさ、これってさ、
既存のエッセイで探すの難しくない?
アップデート情報が毎回入っている、
プロの作家のエッセイって読んだことある?
スピーカー 2
でも、どうなんでしょう。
逆に読み手が僕もそうですけど探してるから、
スピーカー 2
別に当然、イダさんはそういう意味じゃないと思うんだけど。
スピーカー 1
でも、正治貞男さんってアップデート情報毎回ないよね。
スピーカー 2
でも、ちょっともし誤解、誤閉があるとしたら、
別に新しい情報じゃなくてもいいんでしょ。
新しいものの見方とか気づきがあれば、
別に僕にとってアップデートなんで。
スピーカー 1
そうだね。僕は正治さんでアップデートされたのは、
煮豚だよ。
チャーシュー。
正治さんの言うとおりで作ってみたから。
スピーカー 2
あ、言ってましたね。
俺もそれで作った。
スピーカー 1
作ってみて、まあまあ美味しかったんだけど、
自分の味付けのが全然美味しかった。
スピーカー 2
そうだ、その話あった。
めちゃくちゃ簡単なやつね。
スピーカー 1
そうそう、醤油につけるだけなんだけど、
やっぱりニンニクも生姜も、
みりんも砂糖も入れた方が美味しい。
スピーカー 2
醤油だ、結構。結構シンプルっすね。
一応できたよ。
スピーカー 1
昔の辛いチャーシュー。
酒飲みが好きだっていう感じに仕上がるんだよね。
でも正治さん面白いよな。
スピーカー 2
面白い。
スピーカー 1
だから正治さんチックだよね。
ユーモア。
自分の言葉で語ってる。
離れたものの取り合わせ。
チャーシューとペイソス。
人生のペイソスみたいな感じにできるもんね。
スピーカー 2
ちょっと意地悪な質問がありますけど、
エッセイのトーンとキャラクター作り
スピーカー 2
ユーモアってめっちゃ難しくないですか?
だからそれ考えすぎるとできないから、
スピーカー 2
ユーモアでもいいかもしれないし、
カッコつけないみたいなのもあるよね。
飾らない。
透かさないみたいなのもあるし、
ちょっと描いてると、
スピーカー 2
自分でもさっきのクロアチアがどうことかって、
それだけで遠かったり透かしてるみたいに見えるけど、
実はひんひん言いながらさ、
今日これ全部一人でワンオペでやってるとかさ。
スピーカー 1
そういうユーモアじゃないかな。
でも気持ち合いの子わかるな。
でもそれぞれがどこがエッセンターと大事かっていうのは、
こういうことなんだね。
全然違うよね。
こちらは正直で、
スピーカー 1
でも新鮮なちょっと驚きがあって、
で、お得だといいなと思っている。
シャレタ通販的な。
で、こっちは、
これよくあるパターンで言うと、
あれ似てない?日曜の夕方にやってる、
キャノンの世界気候みたいなものって言うじゃない?
スピーカー 2
ああ、そうですか。
スピーカー 1
ちょっと離れたものを入れて、
ちょっとユーモアがあって、
文化的なアップデートの知識が入っていて、
で、なんかこじゃれた俳優がナレーションやってるっていうさ、
ちょっとカッコいい世界の雰囲気があるよね。
スピーカー 2
だからこそ、ちょっとユーモアとか、
実はこれおでこ広くて、
スピーカー 2
なんかハゲをどうするかとか、
そういうのも見せるようにしてる。
スピーカー 1
別にイケてるじゃないか。
ちょっとクスッと見える。
スピーカー 1
そう、だからなんかやっぱトーンが出てるよね。
でもこの感じって、極論を言えばさ、
春季的じゃない?
スピーカー 2
喜んでいるかどちらか分かんない。
そこまでのリスペクトもちろんしてるから。
伊沢さんは確かにこれでいくと、
スピーカー 1
ウチだ。
スピーカー 2
えー嬉しい。
やっぱり影響されるじゃん。
これはやばいですよ。
スピーカー 1
かもかもちゃんと、
おでん食ったんや、みたいな。
そうなんです。
スピーカー 2
でもなんか出ますね。
読んできたものみたいな。
出るね。
スピーカー 1
でも確かにそうだよ。
人生アップデートする新たな奇跡とか発見があって、
でもユーモアもくどいユーモアじゃないでしょ。
スピーカー 2
そう、のつもり。
お笑いさせるユーモア。
できないんで、僕。
ちょっと入れるしかない。
スピーカー 1
これはさ、もう伊沢さんが得意でさ、
伊沢さんが二日酔いで帰って、
ホテルのバスタブの中で思い切りゲロを吐く話なんかさ、
スピーカー 1
もう大笑いしちゃうよ。
飛行機の中で。
スピーカー 2
ちょっと読んでみよう。
スピーカー 1
うわ、いっちーさんすげえ汚い。
すごいね。
いやー面白いね。
でも僕ね、ここのセンスがすごい良いと思う。
これは素晴らしいね。
で、これも本当に必要。
で、ここは本当に何か欲しいよね、できたら。
多分これはエッセイじゃなくて小説でも何でもそうだよね。
でもここはもう考えることなかったわ、お得な情報。
スピーカー 2
今の時代はちょっとあるかもしれないですね。
確かに。
スピーカー 1
そこの店の方がちょっと卵安いよ、みたいなね。
スピーカー 2
そんなぐさぐさじゃないですよね、ほんと。
スピーカー 1
そうか。どうしようか。
無料部分で僕のエッセイもちょっと入れておくか。
石田衣良氏のエッセイ執筆法:リラックスとキャラ設定
スピーカー 2
そうですね、ちなみに17、8分ですけども、
せっかくだったら石田井梨さんが少し欲しいですね。
スピーカー 1
じゃあ僕の良いエッセイの書き方。
これはね、もうちょっとみんなね、体勢から考えないとダメ。
スピーカー 2
体勢?
スピーカー 1
もう肩の力を抜いてリラックスするんですよ、ともかく。
ダラーンと。
スピーカー 1
で、もう正直ね、これから良いエッセイ書いてやろうとか、
こいつは才能があると思わせるよ、みたいなことを思った途端に文章ってダメダメになるじゃん。
スピーカー 2
なるほどね。
なので最初からリラックスして筆を伸び伸びして発想を広げる。
スピーカー 1
それからね、今のユーモアでもいいし、さっきの正直でもいいんだけど、
エッセイの場合はね、ただそのまま正直に言ったらダメ。
スピーカー 1
なぜなら普通の人はつまらないから。
スピーカー 2
なのでちょっとキャラを作るのか。
スピーカー 1
ちょっとカッコつける、ちょっとおどける、ちょっと変人のフリをする。
これでエッセイの場合は、このエッセイのキャラを自分から離れて作って。
それを意識してやった方がいい。
スピーカー 2
エッセイだけであれよりフィクションでいいんだ。
スピーカー 1
そうそう、もちろん。だからちょっとおしゃれな傭兵。
ちょっとイケメンの傭兵で、今日はコメディアンの傭兵みたいな。
決めて書くのよ、それ。
スピーカー 2
それそのエッセイごとでちょっと変えてもいいんですか?
スピーカー 1
そう、だからアナに頼まれたらちょっといい男のフリをして、
オリエムに頼まれたらおじいさんのフリをしてっていう意味でやるわけ。
スピーカー 2
面白い。
スピーカー 1
それで必ずネタを考えるときに視点を考えて、
それはありふれてないか、普通すぎないか。
やっぱり視点が普通すぎちゃダメ。
正直素人が書いてるエッセイでほぼダメなのはそこなんだよね。
スピーカー 2
何を指定か。
新聞の図書みたいになっちゃうの。
スピーカー 1
8月になると戦争反対ですね、戦争良くないですねって。
下手くそなやつが戦争反対とか言っても何も刺さらないから、
平等の体験とかしてないと。
なのでありふれていたらダメなのよね、ともかく。
4番目に大事なのは、
傭兵くんがいつも言ってるようにネタ探しをちゃんとする。
ネタを探すことを第二の人生にする癖にしないとダメだと。
これが一番大事なんだけど、
5個目はリズムをちゃんと直すことです。
視点の工夫とネタ探し、リズムの重要性
スピーカー 1
ここね、みんな勘違いしてるのよ。
良いことが書いてあるから読むとか、
スピーカー 1
面白いことが書いてあるから読むじゃないのよ、文章は。
文章自体が読みやすくてリズムとかテンポがあると、
内容が全くなくて読めるの。
だからはるきさんのエッセイでさ、
たまに何にもない時だと、
でも、あのはるきぶCD読めるじゃん。
スピーカー 2
それがはるきみたいなとこありますからね。
スピーカー 1
それはテンポなのよ。
なので一通り書いた後でリズムを必ず直して、
それをやれば内容がなくても読める。
それで何が大事かっていうと、
いらないところをカットすること、
テンポの調整をすること、
要は編集作業をちゃんとやることなんだよね。
だから逆に言うとそのエッセイもさ、
さーって書いて、こう1が起きて、
結果2が起きて、3が起きて、
最後に読んで終わりですじゃなく、
したら4から始めて。
結論でびっくりしたっていうのから始めて、
なぜそうなったかっていうのを戻ればいいので、
リズムとかテンポが良ければ、
小説もそうなんだけど、
どんなに内容がなくても読める。
で、プロがすごいのはそこなんだよね、実は。
つまんない小説だなと思っても、
スピーカー 1
どんどんこの人の最後まで読んじゃうなっていうのは、
それが上手い人なの。
例えば池上さんの鬼兵とかでもさ、
つまんない回ってあるじゃん。
今回は大した小説が出てこないな、
あんまり人死なないなみたいな回でも、
スピーカー 1
読めるのは池上さんの和実とテンポなのよね。
だからそこらへんはみんなもう大いに考えた方がいいよ。
スピーカー 2
逆に言うと素材とか体験があってもね、
そこがイマイチだともう全部終わっちゃう。
スピーカー 1
どんなに良いものでもテンポが悪くてリズムが悪いと、
最後に読めないので必然で。
スピーカー 2
それで言うと、やっぱりAIの文章がこれで破綻しますよね。
スピーカー 1
そうだね、AIって。
スピーカー 2
めっちゃ大事。
スピーカー 1
だからAIってさ、バカだからさ、
文章のテンポとかリズムって分かってないのよ。
Aが来たらBが来るっていう、
その繋がりだけでやっちゃうから、
その複数の文章間の繋がりとか、
そこを制御するほどの頭はまだないのよね。
スピーカー 2
逆に機械のテンポだよね。
人間のテンポないよね。
乱れないターンのテンポって4つうち。
スピーカー 1
メタルノンみたいに大体突然近づいてくるからね。
でも書き手はカチカチできたら、
スピーカー 1
そこをずらすんだよね、1個。
昔、亡くなった亀岡優太郎さんが言ってたじゃん。
文章は天丸をその通り正確に読んで、
漢字を入れたら、もうくどくて聞いてられないって。
昨日、まあ土曜日か、なんか超大雨が降ったじゃない。
文章のリズムとテンポの具体例
スピーカー 1
雷が鳴って、天。
すごい雨が降って、天。
電車が止まりましたね、丸。
ここに来るまで、天。
皆さん大変じゃありませんでしたか、丸じゃん。
これさ、天と丸を逆にして読むといいんだって。
雷が鳴って、大雨が降って、
スピーカー 1
皆さん大変でしたね、そこで。
来るの大変でしたよね、みたいな感じで繋げるの。
スピーカー 1
天のところを丸にして、
次でどうなるんだろうと思わせて引き付けて、
また天と丸を入れ替えて入れ替えて読ませていく。
スピーカー 1
そういう朗読の仕方が一番先はどうなるんだろうと聞かせるって言うんだよ。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
で、僕今日さ、持ってきたんだけど、
落語家の人がそうなの、みんな。
なるほど。
スピーカー 1
だから、柳屋子さんじさんっていうのは人間候補になったような名人だけど、
この人の枕の文章をこれまとめたもので、正確にはエッセイではないんだけど、
でもこの和術とか和芸はすごいよ。
スピーカー 2
でしょうね。
スピーカー 1
めちゃくちゃ面白いから。
大したことないんだけど読めるんだよね、この枕のシリーズは。
スピーカー 2
それは逆に強みですね。
話しかが一番上手そうですね。
スピーカー 1
だからそれに関してはさ、
亡くなった立川男子さんも男子も言ってるよね。
落語でプロになるってことは、落語の的・テンポ。
スピーカー 1
あの喋り方の独特なテンポを身につけるとプロになれるんだって。
だから何かが上手いとかさ、喋りが上手いとか何とかの前に、
プロのテンポを身につけようって言うんだよね。
スピーカー 2
だってそれだけで聞いちゃいますもんね。
聞いちゃうっていうか書いちゃうもんね。
スピーカー 1
でも小説もそうだと思うんですよ。
読ませるテンポを身につければどんなつまらない小説でも読ませられる。
だって正直さ、時刻表がどうのとかさ、
まあどうでもいいじゃんみたいな話いっぱいあるじゃん。
会社で不正したとかさ、重役会で喧嘩したとか、どけ出しろとか言ったみたいな。
そんな話もちろんなんともないけど、読ませられるっていうのはテンポがいいってことだよね。
それはそれでやっぱりネタ愛心だよね。
素人がエッセイを書く上でのアドバイス
スピーカー 1
いや面白いよね。
だから特に素人の人に考えて欲しいのはこれかな。
まあリラックスするのは当然なんだけど、
スピーカー 1
自分のキャラをどうするか。
で、あとありふれてない視点でちょっとキャラを八つして、
で、リズムよく書けばネタがそこそこつまんなくても、
まず読めるよっていうのは言いたいかな。
だからちょっとキャラ作って。
なので3つくらい作って。
スピーカー 1
もうちょっとハードル高くなるかもしれないけど、
ちょっとふざけキャラ、ちょっとエロキャラ、ちょっと食いしん坊キャラ。
いっぱいあるでしょ。
スピーカー 2
確かにせっかく文章だから遊ばないとね。
そうだね。
スピーカー 1
で、それを大事なのはね、ここなのよ。
みんなね、キャラを作ろうとすると、大幅に変な人にしちゃう。
でも上品にちょっとだけ変な人にしちゃう。
ちょっとですよね。
スピーカー 1
ちょっとだけ変、ちょっと面白い、でも愛すべきちょっと変なところ。
その加減が難しいんだけど、
そのちょっと感で3つキャラを作れたら、
エッセイだけで一生食えるよ。
スピーカー 2
じゃあちょっとずつ試してみるわ。
スピーカー 1
ちょっとずつね。
スピーカー 2
今日数ミリずつ毎週ずらしてみて。
スピーカー 1
本当にそうなのよ。
ようやくもう普段真面目だから、ちょっとエロいキャラとかを作れば。
スピーカー 2
エロやりたいですね。
スピーカー 1
エロ楽しいじゃん。
スピーカー 2
思いっきりエロくなんないようにね。
できないことはね。
スピーカー 1
女の人が毎夜ひすめるようなエロじゃなくて、
ほんのりエロい。
そこにセンスが問われますね。
スピーカー 1
イタリアスペインオヤジみたいになる。
スピーカー 2
確かにね。
ちょいね。
なるほどね。
引かせないように頑張ります。
頑張っちゃいけないね。
そういうのかな。
リスナーからのエッセイ・小説に関するお便り
スピーカー 2
本編めちゃくちゃいろいろ話が膨らみそうですが、
じゃあここで一旦お便りご相談か。
盛り上がりますね。
スピーカー 2
ではお便りからいかせていただきます。
佐藤子さん、60歳女性の方からです。
私は61歳の普通のおばちゃんです。
YouTubeのタイムラインにたまたま流れてきたお友達を見ていたら、
書いてみないと始まらないという石田さんの言葉が耳に残り、
それじゃ書いてみようと小説家を目指しているわけでもない
普通のおばちゃんが表現力1位で、
ワードで56ページの小説らしきものを書いてみました。
スピーカー 1
すごいね。頑張ったね。
スピーカー 2
種明かしの後書きまで書いて大満足。
キャラが勝手に動き出したり、
ストーリーに戻すためのピースがカチッとはまった瞬間の続々を味わうことができました。
世に出ることもない小説らしきものですが、
石田さんの言葉のおかげで楽しい経験をさせていただきました。
ありがとうございました。
スピーカー 1
でももったいないからさ、
ノートでもツイッターでもあげたら?
スピーカー 2
せっかくだから別にね。
スピーカー 1
だって10人でも読んで誰かが感想をくれたら楽しいよ。
書く読みとかもありますもんね。
スピーカー 1
プロになるからじゃないんだよね。
これは創作の楽しみなんだからさ。
公開しようよ。
でもすごいね。
スピーカー 2
いきなりよく書けたね。素晴らしい。
本当そうですよね。
何書いたんだろうね。
スピーカー 2
何系ですかね。
スピーカー 1
男変歴とかだったら読みたいけどね。
スピーカー 2
それこそ公開してまたお便り欲しいですけどね。
確かにお便りありがとうございます。
それでは質問も小説家関連のところで聞かせていただきます。
小説の面白さを楽しめない悩みとアドバイス
スピーカー 2
ずんどめだしんさん、40代男性の方からです。
先日この方も初めての長編小説を書いて投稿しました。
まだ結果は出ていませんが、
6種類の不足を痛感し、
未読だった本屋大将や納期賞の小説を20作ほど読みました。
ですが、面白いと思われたのは1割ぐらいでした。
スピーカー 1
ああ、その通り。センスいいんだよってことは。
だって本当にその通りだもん。
スピーカー 2
人を楽しませられる作品を書けるようになりたいのに、
人気作品を楽しめない自分の感性が劣っているような気がして不安です。
楽しめるように訓練したり勉強したりした方がいいのか、
そんなことができるのか、
あるいは自分には合わないと割り切った方がいいのか、
ぼんやりした相談で申し訳ありませんが、
何かご助言をいただけるとありがたいです。
スピーカー 1
よく言うよね。
ロバを水飲み場に連れて行くことはできる。
でも水を飲ませることはできない。
これはロバも馬も牛も人間も一緒です。
これがベストセラーですよ。
これがナオクショーですよ。
スピーカー 1
目の前に積まれても、
どうしても口をつけても飲み込めないものってあるじゃない。
あなたはたぶん1割って言ったけど、
僕も毎回ナオクショーで面白いと思うのは1割だよ。
ということは、
スピーカー 1
ナオクショーの候補は今5冊だから、
2回分10冊読んで、
2回に1回面白いのが1冊あるってことです。
それの比率は一緒まったく。
なのでこの人センスがいいんだと思う。
ということは何をやるべきかっていうと、
自分のセンスを信じて、
自分がこれはいいっていうのを読みまくった上で、
さらに小説を書いてください。
なぜなら面白をつかむ、
面白を感じるレベルが上がった人がちゃんと書いた小説の方が、
ダメ本を読んで面白いと思っている人よりも面白くなるから。
面白い本を読むのも書く力を上げるうちの一つなので、
自分でちょっと意識してメモとか取って、
スピーカー 1
自分にはこういうものが面白いんだとか、
こういうものは他にどんなのがあるんだろうっていうのを探してみたら、
そしたら自分の面白力が上がるよ。
それがやっぱり結構力を伸ばす近道だからね、書く人は。
あまり相手にしない方がいい。
スピーカー 1
ほとんどナオクショーの候補に入るような本でもほとんど面白くないので今は。
僕たちだってね、ナオクショー予想会でさ、
これでいいんですか?みたいなこと書けていってるもんね。
スピーカー 2
有料版でね。
書いてても言っちゃってますね、有料版でね。
スピーカー 1
原木さんの過去だって、あれでいいんですか?
77歳の作家に27歳の女の子が書くって言った時に、
先生、ちょっとヤバいと思うんですけど、みたいなこと誰か言うべきだよね。
まあね、設定も結構ね、24歳で本作家ってすごい設定でしたけど。
え、24なんだ?
スピーカー 2
多分4かなんかですよね。
でも一緒に50歳以上をね。
ね、差があるから。
スピーカー 1
まあ差があるからダメってことじゃないんだけど、
でもなんかね、
マニキュみたいなキャラだったよね。
ありがとうございます。
スピーカー 2
ちょっとじゃあ、信じて20作と言わずまた面白いもの探していってほしいですね。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
小説家スペシャルにふさわしい質問ありがとうございます。
本編への移行と視聴方法の案内
スピーカー 1
ありがとうございます。
スピーカー 2
さあ、ということでなんかね、いい線久々にこのやっぱね、
エッセイですけど、この書くことについてというね。
そう、てか超モリモリこんなのいいんですか?みたいな。
あのでも結構前編にしたら時間過ぎちゃったんで、
スピーカー 2
この後いう本編でね、たっぷり話を聞いていきたいと思います。
続きは4通りご視聴ございます。
YouTubeメンバーシップは、
Apple Podcasts、
Audiobook.jp、
そしてニコニコ動画、
いずれかお好みの方でご視聴ください。
スピーカー 2
概要欄からチェックしてみてください。
それでは本編で。
スピーカー 1
はい。
27:23

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