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サマリー
2027年4月からエアコンに新しい省エネ基準が導入されますが、現在使用中のエアコンが使えなくなったり、安いモデルが販売禁止になったりするわけではありません。基準はメーカーの出荷製品全体の平均で評価され、消費者が直接影響を受けるわけではありません。ただし、省エネ性能向上による電気代削減効果は期待でき、長期的に見れば家計の節約につながる可能性があります。投資の観点からは、ダイキン工業、三菱電機、ケーズホールディングスなどが注目されますが、駆け込み需要による一時的な業績向上には注意が必要です。
はじめに:エアコン2027年問題とは
インベントブリッジでお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で、一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の竹井です。
おはようございます。インターン生の杉本です。 竹井くん、いきなりなんですけど、家のエアコンって何年くらい使ってますか?
えー、実家のリビングのやつは多分10年以上前からある気がしますね。 これ、なんでなんですか?
最近、家電量販店に行くと、2027年になる前に買い替えないと損しますよ、みたいなポップをよく見かけるんですよ。
あー、それなんか見たことありますね。 いわゆるエアコン2027年問題ってやつですね。
お、ご存知ですかね。 SNSで結構流れてきてるんですよね。
安いエアコンが買えなくなるとか、6万円のエアコンが20万円になるみたいなのも見たことありますね。
出ましたね、その話。 あれって本当なんですか?
実は結構誤解が混ざってるんですよね。 資源エネルギー長がわざわざQ&Aを出して説明してるくらいには誤解が混ざっているんです。
なので今日は、まず2027年問題の中身を整理して、それが私たちの家計にどう効いてくるのか、
最後に投資家目線で注目される空調関連名画という流れで説明していきたいと思います。
生活にも投資にも関わる話ですね。 ぜひ最後までお付き合いください。
用語解説:駆け込み需要
その前に恒例のちょこっと株式会社のコーナーです。 今日の用語は何ですか?
今日の用語は、「駆け込み需要」です。値上げや増税、制度変更などで条件が悪くなる前に、消費者や企業が前倒しで買ってしまう現象のことですね。
消費税が上がる直前みたいに、みんなが慌てて買い物するみたいなアレですね。
まさにそのイメージなんです。
ということは、その時期の企業の売り上げってすごくよく見えますよね。
そこがポイントなんです。
地理的に業績は押し上げられるんですけど、需要を先に使い切ってしまう分、制度変更の後は反応で落ち込みやすいんですよね。
なるほど。
じゃあ株を見るときは、その伸びが実力なのか駆け込みなのかを見極めないといけないんですね。
その通りです。いい整理ですね。
エアコン2027年問題もまさにこれが関係してきそうですね。
大いに関係してくるんです。
それでは本編に入っていきましょう。
エアコン2027年問題の制度内容
まず制度の中身からいきましょう。
2027年4月からエアコンに新しい省エネ基準が始まるんです。
これは誰がどうやって決めてるんですか?この基準っていうのは。
トップランナー制度という仕組みで、一番省エネ性能が高い製品の水準などを基に基準値を決めていくんです。
そのハードルが今回引き上げられるというのが話の出発点です。
じゃあSNSで言われている、今使っているエアコンが使えなくなるというのは。
完全に誤解なんですよね。
この制度が提供されるのは製品を作って出荷するメーカーの方なんです。
消費者側じゃないんですね。
はい、今ご家庭で使っているエアコンを買い換える必要はなくて、引き続き使えるというふうに明記されています。
じゃあ安いモデルが販売禁止になるみたいなのは。
これも実は正確ではないんですね。
基準を満たさない製品の製造、出荷を即座に禁止するという制度ではないんです。
どうやって守らせるんですか?
メーカーが1年間に出荷する製品の全体で基準を満たしてねという考え方なんです。
省エネ製の高い製品と低い製品を売っている場合は、出荷台数を踏まえた平均で評価されていくんです。
なるほど、1機種ずつ合費を出すんじゃなくて、メーカー全体の平均で見るんですね。
そういうことになります。
ということは低価格モデルが2027年4月に一斉に消えるという話でもないんですね。
そこまで単純ではないんですね。
あと、修理ができなくなるのでは?という声も見かけますけど、
これも新しい基準のせいで修理ができなくなるということはないとされています。
部品はどうなんでしょうか?
さすがに10年前のモデルとかだと…
メーカーごとに製造完了後の部品保有期間が決められていて、大体10年くらいなんですね。
その期間は修理できるのが一般的だそうです。
じゃあ値段はどうでしょうか?
みんな一番気になるのはそこだと思うんですが。
正直なところ、上がる可能性はあるとされています。
ただエアコンの値段って省エネ基準だけで決まるわけじゃないんですよね。
需要と供給、製品の性能、銅やカルミ取りといった素材の価格、製造や位相のコスト、
あとはメーカーや販売店の戦略とかによって変わっていくんです。
確かに素材が高くなれば値上げしますもんね。
今の物価だと基準関係なく上がりそうな気もしますね。
そこは冷静に気を置きたいところです。
それに性能が上がって本体が高くなるなら、
高熱費が下がる分も合わせて考えてほしいというのが本来の趣旨なんです。
じゃあ6万円が20万円みたいな話は?
あれは一番安いモデルと一番高いモデルを並べたかなり極端な比べ方です。
同じ出力帯、同じ機能同士で比べるのが大事というのは国の方も言っていますね。
精度の話はすごくわかりました。
家計への影響:電気代削減効果と買い替え時期
でも実際、家計にはどう聞いてくるんでしょうか?
ここが今日の一番おいしいところです。
省エネ性能が上がると当然ですけど電気代が下がるんですよね。
どのくらい変わるものなんですか?
資源エネルギー庁の試算だと6畳用で年間3000円弱、
14畳向けだと年間1万円強くらい安くなるというふうにされています。
14畳で年1万円超えは結構大きいですね。
しかもエアコンって平均で14年くらい使えそうなんです。
なので使用期間全体ならすと6畳用でトータル4万円くらい、
14畳向けだと18万円くらいの削減効果が期待されるという計算になります。
18万円。
それって本体が多少高くなっても長く使えば元が取れるケースもあるってことですか?
そういう見方もできますね。
初期投資は増えるけれど、ラーニングコストが下がっていくってことになります。
じゃあもう今すぐ買った方がいいんですね?
そこは慌てないで欲しくて、むしろ今市場が加熱している可能性があるんです。
みんな同じことを考えているパターンですね。
そうなんです。
ここらへんの出荷実績は10ヶ月連続で前年を上回っていて、直近だと前年比2割近い伸びになっています。
それ全部2027年問題のせいなんでしょうか?
そこも切り分けが必要で、国や自治体の補助金とか、猛暑対策とか、いろんな要素が混ざっているというふうにされています。
需要が集中すれば当然値段は?
もちろん上がりますね。
イフレもあって片落ちモデルなのに価格が高騰するようなちょっと異常な状態も指摘されています。
安く買うために急ぐって買ったら本末転倒ですね。
買い替えるならいつが狙い目なんでしょうか?
秋、10月、11月あたりがオススメとして挙げられていますね。
理由としては新モデルが出てきて標準的なモデルの新機材対応も進んでくるので、価格が落ち着いてくるとみられること。
それともう一つ意外と大事なのが工事なんです。
工事?
夏のピークだと土日支店の取り付け工事が3ヶ月待ちになることもあるんですよね。
本体の値段だけじゃなくて工事の枠まで含めて考えるのが結構リアルなポイントですね。
ちなみに選ぶときのコツってあるんですか?カタログを見ても正直よくわかんなくて。
まず見るべきは対応常数です。実はこれ冷房と暖房で数字が違うんですよね。
あ、そうなんですね。
暖房の方が狭く設定されているので、暖房をメインで使う部屋は暖房側の数字で選んだほうがいいと言われています。
冷房の数字だけ見て買うと冬に力不足になるわけなんですね。
そういうことです。
あと省エネ達成率のパーセンテージよりも年間電気代の目安金額を見たほうがイメージしやすいそうですよ。
確かにパーセントより円で言われたほうがわかりますね。これはメモしておきたいですね。
投資家の視点:注目企業とリスク
ここからは投資の話に移りましょう。
この2027年問題、投資カメフラと切り口が2つあると思っていて、
1つは新しい記事に対応できるメーカー、もう1つは書き込み需要を受け止める売り場ですね。
お、面白そうですね。作る側と売る側ですね。まずはメーカーからですか?
はい。1社目は空庁の本名、大金工業、証券行動6367です。
これは空庁といえばという会社ですね。
空庁企業界の世界的なリーディング企業とされていますね。
直近の4か6月期は売上高も営業利益もこの時期としては過去最高でした。
好調なんですね。国内の熱さのおかげですか?
それもありますが、面白いのはこの中身で、日本や欧州で高価格モデルが顕著だったのか、
アメリカでデータセンター向けの大型空庁が好調だったそうです。
データセンター向けなんですね。エアコンの会社なのにAI関連でもあるんですね。
そこが今の大金の面白いところなんですね。
サーバーを空気で冷やす空冷と液体で冷やす液冷の両方を扱っていて、
いろんな冷やし方を提案できるのが強みだとされています。
確かにAIのサーバーってとにかく熱いって言いますもんね。冷やす需要は伸びそうですね。
良いことしか聞こえないんですが、逆に何か気になる点なんてあるんでしょうか?
もちろんあります。4か6か月期は売上に対する利益率が前の年より少し下がっているんです。
売上は伸びていても原材料などの負担は受けている。
2027年問題で儲かる会社と単純に関わるのは早いと思います。
なるほど。国内の家庭用に強い会社はどこですか?
これが2社目の三菱電機。証券コード6503です。
エアコンだと切り紙ね、ですよね。
よくご存知ですね。省エネ性能に優れていることで知られていて、
自社で半導体や使用部品を作っている強みがあります。
しかもエアコン本体は静岡県の国内工場で生産しているそうです。
国内生産って安心材料として語られがちですけど、投資的にも意味があるんですか?
品質や供給の安定という点で評価されやすいですね。
あと省エネ基準が厳しくなる局面では、
部品から自分で作れる会社の強みは効いていきそうです。
確かに。性能を上げるには中身をいじれないと厳しいですもんね。
業績も向上で直径の市販機は売上高も利益も、
第一市販機としては過去最高を更新しています。
工場向けのFAシステムや防衛、宇宙といった事業も伸びていて、
そこに円安も乗っている形です。
なるほど。エアコンは数ある事業のうちの一つと。
そうです。ただ地味に利益の柱に入っているという感じですね。
なるほど。メーカーは分かりました。
もう一つの切り口である売り場とはどういうのでしょうか?
この3社目が家電量販店のケースホールディングス、条件コード8282です。
え、これって量販店ですよね。ちょっと意外です。
実は今回一番分かりやすく2027年問題の恩恵を受けているんですよ。
どれくらい効いているんですか?
直近の4か6月期は営業利益が前年の2.4倍になっています。
会社側も値上がり懸念によるかき込み需要が全体を軽減したと説明していて、
続いての予想に対する進捗も例年をかなり上回っています。
安くなるうちに買っておこうというお客さんが全部お店に来ているわけですね。
そういう構造です。
株価も月産発表後に上場台高値を報酬にしたと報じられていました。
これは分かりやすい追い風ですね。
でも逆に言うと…
来ましたね。どうぞ。
はい、さっきの株時点の話じゃないですが、
かけ込み需要って将来の需要の先食いとも言い取れますよね。
まさにそこがリスクなんです。
しかもケースさんは自身で、好調の背景としてパソコンの買い替え需要や
携帯の契約サイクル、記録的な猛暑、自主体の補助制度、
省エネ基準の変更前の需要など色々と挙げているんですよね。
転向とか制度とか、来年も同じように起きるとは限らないものばかりですね。
そこがポイントで、欲期以降も同じ条件で続くと限らないというせいになります。
つまり2027年4月を過ぎた後の反動は投資家として頭に入れておくべきなんですね。
まとめと注意点
それでは今日のまとめです。
滝井君、制度の話一言で言えますか?
えーと難しいですね。
2027年の4月からエアコンの新しい省エネ基準が始まるというシンプルな話ですね。
いいですね。そして?
そして今使われているエアコンが使えなくなることはないし、
基準を満たさない製品が即座に売れなくなるというわけでもないという感じですね。
完璧です。
デザインについてはどうでしょうか?
上がる可能性はあるが、素材価格とかいろんな要素が混ざって、
そして今は駆け込み需要で市場が熱いので慌てて買うと逆に高いというところですね。
そうです。その上で省エネ性能が上がれば電気代は下がるので、
長く使うなら6畳用で4万円、14畳向きなら18万円くらいの削減が期待できるという試算もあります。
買い替えるなら秋が狙い目。工事の予約も含めて考える。
これまでが生活の話でしたね。
はい。投資家目線では、世界の空調最大程データセンター需要も取り込む代金工業、
省エネ性能と国内精査に強い要因を持つ三菱電機、
駆け込み需要を直接受けているケースホールディングスといったカーボルが浮かび上がってきています。
ただ、駆け込み需要は先食いでもあるので、基準が変わった後の反動も冷静に見ておく必要があります。
そうですね。制度変更をきっかけにどの会社にお金が流れるのかを追いかけると、
コースの勉強としてもかなり面白いテーマだと思います。
リスナーさんの皆さんも、ご自宅のエアコンの製造年をこの機会に確認してみてください。
壊れていないなら、慌てなくて大丈夫というのが今日の結論です。
なお、本日ご紹介した企業は情報提供を目的したものであり、投資を推奨するものではありません。
また、制度や製品の詳細、株主管理や業績予想は今後変更される可能性がありますので、
最新情報は資源エネルギー庁や各企業の公式サイトでご確認ください。
投資判断はあくまでご自身の責任でお願いいたします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
Apple PodcastやSpotifyなどお聞きのプラットフォームにて、ぜひ番組への感想評価の投稿をお願いします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておきますので、番組へのご意見もお待ちしております。
いただいたコメントにより改善を進めています。
引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
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