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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の中野です。おはようございます。インターン生の和之江です。
中野くん、突然ですが、元手、日本人にとってどれくらい身近か知ってますか?
うーん、そうですね。具体的な筋はわかんないですけど、2人に1人はなるみたいな感じじゃないですかね。
ちょっとそこまでではないのと、ちょっと身近って言うと、言葉に語弊があるかもしれないんですけど。
厚生労働省の令和7年人工胴体統計月報年経の概況によると、主な死因別死亡率は悪性新生物、つまりガンが第一位です。
しかも1981年に脳血管疾患に変わって第一位になって以来、40年以上ずっと1位になっていて、その数値も年を追うごとに上昇していて、
だいたい4人に1人ぐらいがその原因になっているということなんです。
40年以上ずっと1位だとそれはもう深刻ですよね。
はい。
多くの人にとってガンは一言じゃないということですね。
その通りです。ニュースでも著名人がガンを好評というのを見たことがあると思いますし、同意存在ではないんだろうなというところです。
だからこそ、ガン治療薬の開発は社会的にすごく意義のあるテーマなんですよね。
そこで今日は、ガン領域に特化して新薬開発を行っている日本のバイオベンチャー、ソレイジアファーマー、証券行動4597を取り上げていきたいと思います。
ソレイジアファーマーといえば、弊社インベストメントブリッジが運営しているノートの記事でも、特に閲覧性の高い注目が集まっている企業ですよね。
実はそうなんですよ。そんな注目企業どんな特徴があるのか、将来性にも深掘っていきます。
お願いします。
ただ、その前に恒例のちょこっと株式会社のコーナーです。
はい、今日の用語は財務健全性です。財務健全性とは、企業がどれだけ安定した財務基盤を持っているかを示す指標のことです。
特にバイオベンチャーのように、開発段階でずっと赤字が続く企業を見るときには欠かせない視点です。
赤字が続いていても大丈夫な会社と危ない会社を見分けるということですね。
はい、代表的な指標の一つが自己資本比率です。
会社のすべての資産、総資本の中で返済不要の資金、これを自己資本と言うんですけど、これが占める割合のことです。
また現金の出入れを示すキャッシュフローや現金保有状況も重要な指標になってきます。
確かに事業が黒字化しているだけでなく、借金まみれになっていないか、事業継続のための資金をちゃんと持っているかという点は大事ですよね。
本当にそういうことで、やっぱり研究開発費がかさむバイオベンチャーにとって、手元にどれだけの現金があるかというのは会社の体力と言えるかもしれません。
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現金がしっかりあれば、たとえ赤字が続いても開発を継続できますが、逆に現金が枯渇すると、増資や借り入れに頼らざるを得なくなり、株式の希薄化などのリスクが高まります。
赤字かどうかだけじゃなくて、その赤字に耐えられるかというのを見るんですね。
はい、その通りです。その視点を持ってこれからソレイジアファーマ見ていきましょう。
それでは本編に入っていきましょう。
まずソレイジアファーマが戦っている抗がん剤市場って、そもそもどれくらいの規模なんですか?
はい、先ほどお伝えした通り、日本ではがんが死因の第一で、しかもその割合は年々上昇しています。
高齢化や食生活を含めたライフスタイルの変化が背景にあると言われています。
これは日本だけでなく、他の国でも同じような傾向なんでしょうか?
はい、実は中国でもがんの発症者、死亡者が今、とても増加傾向にあります。
少し古いデータなんですが、ソレイジアファーマの資料によると、
2021年の世界の医薬品市場規模は、1兆4395億ドル、日本円で約190兆。
国別では1位がアメリカ、2位が2013年に日本を抜いた中国、3位が日本です。
中国と日本を合わせると市場規模は約34兆円になります。
やっぱりこれは日米だけでなく、中国でも高齢化が進んだり、がんが課題になっていたりするんですね。
はい、その通りで、さらに注目したいのが中国の抗がん剤市場そのものの伸びです。
この市場は3兆円超で、中国の全医薬品市場の1割強を占めています。
そして当時の5年間のCAGR、年平均成長率は約14%と、かなりのハイペースで成長しているというデータがありました。
やっぱり中国市場の成長力ってすごいですね。
はい。
ソレイジアファーマはそこには絡んでいるんですか?
そうなんですよ。
同社は日本だけではなくて、中国を中心としたアジア地域を主戦場としています。
実際に主力商品の一つであるサンキューソーは中国で販売されています。
この巨大で急成長中の市場を取りに行っているというのが同社の大きな特徴の一つなんです。
なるほど。
ではそもそもソレイジアファーマってどんな会社なのかというところも伺ってもいいですか?
はい。3つキーワードを挙げると、開発特化型、ファブレス、そしてライセンス型のバイオベンチャーです。
これ専門用語が3つですかね。
はい。
1つずつ教えてもらってもいいですか?
はい。分かりました。
まず開発特化型というのは基礎研究や非臨床開発といった失敗の確率がちょっと高めの工程を自社では行わないということなんです。
まだ開発段階にある将来有望な医薬品を海外の企業などから導入して臨床開発から着手するんです。
なるほど。ゼロから薬を作るのではなく将来有望な薬を見つけてきて育てるというイメージですか?
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本当にそのイメージです。
そしてファブレスというのは、これは医薬品業界に限らないんですけど、製造工程を自社で持たないということです。
製薬会社って通常研究開発から製造、販売まで一貫して行うことが多いんですが、ストレージアファーマーは製造も自社では行わないということなんです。
製造もしないとなると薬を作った後はどうなるんですか?
はい。そこで出てくるのがライセンス型。
臨床開発を終えた医薬品について販売権を他社にライセンスアウトするんです。
日本科薬や明治製薬ファルマ、中国のジェンサイ社など複数の製薬企業とパートナーシップを組んで製品開発やライセンス契約による収益を得る仕組みになっています。
なるほど。研究開発に経営資源を集中させて製造や販売はその得意なパートナーに任せる。いわゆる分業体制になっているわけですね。
本当にその通りです。ちょうどいい答えが返ってきてありがとうございます。
ここで比較として同じ含量域に強みを持つ大手の第一産協。
こちらの証券コードは4568なんですけど、こちらを置いてみましょう。
第一産協って言えばCMとかでもよく聞きますよね。
第一産協は独自技術を用いた抗がん剤が主力で、エンハーツなどが業績を牽引しています。
2026年3月期の連結売上収益は2兆1230億円。
欧米でのオンコロジー事業単体の売上収益も全期費31.3%増の6088億円という規模です。
同社は2030年度に含量域の売上収益6000億円以上を目指すとしていて、研究開発から製造販売まですべて自社で一貫して手掛けています。
桁違いというかすごい規模ですね。
ソレイジアファーマとはビジネスモデルが根本的に違うんですよね。
そうなんです。
第一産協のような大手は大型製品を自社で製造販売まで完結させることで高い売上総利益率を実現しています。
実際第一産協のこの率で言うと68%程度という高水準です。
一方でソレイジアファーマはそうした巨大な自社の販売網を構築する固定費負担を避けて、
ニッチだけど困っている人が多いアンメットメディカルニーズの領域に絞り込んで身柄な体制で開発を進めているんです。
なるほど。規模で戦うのではなくニッチだったり隙間を作る戦略ということですね。
はい。実際経営方針としても大手製薬企業が業績重視の観点から着手しないがん領域、
気象疾病領域での新規製品の導入開発を進めると明確に打ち出しているんです。
なるほど。特徴がだんだんよくわかってきました。
それでは同社の実際の業績の方はどうなんでしょうか。
はい。2026年12月期の第一産期の業績を見ていきましょう。
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売上収益は前年同期比1900万円減の600万円でした。
これは減っているということですかね。
はい。そうなんです。第一市販期だけを見ると減っているんですけれども、
これは主力商品の3級層の中国販売パートナーが移管される過渡期にあって、
第一市販期には製品出荷がなかったことが影響しています。
第二市販期以降は通常通りの出荷が見込まれていて一時的な要因とされているんです。
やっぱり業績にも長い目で見る必要があるんですね。
今までの業績の推移はどうなっていますか。
はい。過去の業績を振り返ると2024年12月期は売上高3億1600万円で、
同期利益19億4100万円の赤字。
そして2025年12月期は売上高4億2900万円で、
同期利益が8億7600万円の赤字となっています。
赤字額で見ると2024年から2025年にかけてはかなり縮小していますね。
その通りです。
純利益の赤字幅は着実に縮小してきていて、改善傾向は見たとれるんじゃないかなと思います。
ただ売上高自体は年によって増減が大きく、まだ安定して伸びているとは言い切れない状況です。
やっぱり先ほど言っていた通り、
ライセンス契約収入は提携先企業との交渉や開発品の臨床試験結果など、
会社単体でコントロールしにくい要因に左右されるため業績の触れ幅が大きくなりやすいんです。
だからこそさっきのちょこっと株次典で触れた財務健全性が重要になってくるわけですね。
はいその通りです。
2026年3月末時点の自己資本比率は85.7%と前期末から4.0ポイント上昇しています。
現金等も市販機で13億8,700万円から15億6,900万円に増加していて、財務基盤自体はかなりしっかりしていると言えそうです。
赤字が続いていても当面の開発を継続できるだけの体力は保たれている状況ですね。
それはポジティブな情報ですね。
はい。
最後に今後の注目点を教えてください。
はいここは結構重要でまず抑えておきたいのが実は2026年5月中旬から医薬品セクター全体で株安の傾向が見られるという点です。
これはストレージアファーマーだけではなく業界全体のお話なんですね。
はい背景として考えられる要因はいくつかあるんですけど一つはアメリカのトランプ政権が進める再警告待遇の薬荷政策です。
2025年5月に米国内の処方薬価格を他の先進国と同水準に引き下げることを目的とした大統領令が発令されまして
2026年4月にはこの政策に合意している国の輸入品に対しても15%の関税を課すことを決めました。
これ自動車業界などはよくニュースでも取り上げられていましたけど製薬業界もアメリカの動向に左右されているんですね。
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いやそうなんですよそこが結構厳しくてアメリカの売上比率の高い製薬会社にとっては大きな負担になります。
加えて日本国内でも2026年4月に薬荷の通常改定が行われまして医療費ベースでおよそ1%くらい薬剤費ベースだと4%くらい引き下げになっています。
アメリカと日本両方の薬荷をめぐる政策リスクが重なっているっていうのがこのセクター全体の壁安につながっているかもしれないということなんです。
ソレイジアファーマー自身はまだ米国での売上比率はそんなに大きくなさそうですけど業界全体の影響はやっぱり受けやすそうですね。
そうですねそこがちょっと難しいところかなと思います。
加えて同社固有の課題としてやはり収益化できるのかという点が一番の注目ポイントです。
ライセンス契約収入が読みにくいビジネスモデルである以上、投資家としては開発品がちゃんと承認そして市場に売り出されてパートナー企業への導出が進むのかというのを継続的に見ていく必要があります。
今期待できる開発品とかはあったりするんですか?
はいここで一つ大きなポテンシャルを持つ開発品をご紹介したいと思います。
プレットオックスという開発品で、眼科学療法に伴う抹消神経障害という副作用を対象としています。
そもそもなんですけど抹消神経障害というと具体的にはどんな症状になるんですか?
ちょっと馴染みのない言葉ですよね。
抗がん剤治療でよく見られる副作用で、手足の痺れや感覚低下、感覚性運動失調などの症状が出ます。
症状が重い場合には抗がん剤の原料や治療そのものの注射を余儀なくされることもあるんですが、実はそれに対応した正式な薬がまだないんです。
そうなんですか。正式な薬がないとなるとやっぱり患者さんにとっても医療現場にとってもすごい大きな課題になりますよね。
はいその通りです。
がん科学療法の副作用として抹消神経障害を適応として当局に承認された医薬品は全世界においてもまだ存在していません。
プレットオックスは第3段階まで進んだ数少ない薬剤広報品の一つで、もしこれが承認されれば世界初の薬になるという可能性を秘めているんです。
それはすごい話ですね。
はい。
世界で誰も解決できていない課題に挑んでいるということになりますよね。
そして同社によればプレットオックスともう一つの開発品アルホリチキソリンを合わせた開発成功インパクトは患者への貢献と売上収益の面で既存の主力3つを上回るというふうに見込んでいるんです。
まだ開発途上ですし業績が読みにくい部分は正直あるんですけど、世界的にまだ足りていないニーズに挑戦しているという点で大きな将来性を秘めた会社だと言えそうです。
財務基盤の安定性を確認しつつ、開発品、プレットオックスを今日覚えましたけれども、これの進捗をこれからも追いかけていきたいですね。
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はい、お願いします。
今日はスレイジアファーマーについて教えていただきましたが、ワシエ君が一番印象に残っているのはどんなポイントですか?
そうですね。やっぱり世界に存在しない薬、これからの薬に挑んでいるというところが調べていて一番大きいポイントでした。
大手が入りにくいニッチな領域で独自なポジションを築こうとしている姿勢が印象的だなと思います。
医薬品、製薬業界はポッドキャストでも何度か取り上げているんですけど、それぞれの企業に特徴があって、僕自身素人ですけど結構面白いなという領域だと思います。
はい、財務体力を保ちながら開発の成功確率をどう高めていくのかは引き続き注目していきたいですね。
はい。
このソレイジアファーマーについては、インベストメントブリッジが提供するIRレポート、ブリッジレポートやノートでも紹介しているので、気になった方はぜひ読んでみてください。
お願いします。本日ご紹介した企業は、司会による情報提供であり、投資を推奨するものではありません。
投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いします。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。