世界遺産検定前さーのミドと、KANAEがお送りする、行きたくなる世界遺産。
さあ、始まりました。この番組は、学校の教科書や旅行雑誌に載っていない世界遺産の魅力について、厚く迫る番組です。
お疲れ様でした。今、第100回の公開収録イベントを終えて、ブースで撮っているんですけど、
なんかさー、写真撮っていいですか?
どうぞ、どうぞ。
ここから。
ここから、写真撮りましょう。ここから。
めっちゃ大きい。
OK。すいません。今、写真撮りました。
すごい嬉しいです。
すごいね、みんな。大盛況ですね。
大盛況ね。本当にありがとうございます。
ありがとうございます。
はい。
ということで、本編の方ね、収録しましたけども、大盛況ということで、
ちょっとここからは、Amazonスタジオの中にブースがあるんですけど、
そのブースの中でも、ちょっとね、お話できればなと。
パーソナリティってこういう気分なんだよね。
嬉しい。はい。すごい見られてて、なんか嬉しいですね。
嬉しいですね。
ということで、今回お話するテーマは、
私的世界遺産スポットというもの。
ちょっとやろうと思います。
よっ。
よっ。
ガイドブックには載っていない、心に残る旅へ。
行きせか。
ということで、世界遺産ではないんですけど、
でも、ここは、私の中では世界遺産級だぞと。
うん。
いうところをね、ちょっとお互いに一件ずつご紹介したいなと思ってます。
持ってきましたよ。
はい。
っていうのも、これ本編の方でちょっとね、世界遺産だけじゃなくて、
皆さんの中でも大事な場所っていうのを、
ちょっとね、守るために世界遺産と照らし合わせながら、
はい。
ちょっとね、色々こう俯瞰しながら、
モデルとして考えてみてくださいねっていう話をしたんですよね。
ええ。
ちょっとその繋がりで、
はい。
言ったからには、僕らもちょっとね、大事な場所をちょっと紹介しようと思いまして、
はい。
はい。一件ずつ取り上げればと思います。
どちらから行けますか?
どちらにしよう。ジャンケンで決める?
あ、ジャンケンする、じゃあ。
はい。最初はグー、ジャンケン、ほい。
はい、こうでしょ。
はい、行こうでしょ。
おー、はい。
じゃあ、私から行きたいと思います。
あ、勝ったほうが、はい。
はい。
分かりました。
はい。
世界3級の自分的なスポットってことですね。
そうですね、はい。
私はですね、東京駅のキッテという商業施設です。
キッテって聞くと、東京に住んでる方は、ご存知の方多いかもしれないです。
はい。
東京駅丸の内南口のすぐそばにある商業施設なんですが、外観ほんと真っ白なんですが、
このキッテっていう名前はですね、昔の郵便局のキッテが由来しています。
あ、そこからキッテなんですね。
そうです、はい。
で、キッテっていう意味もあるし、人を寄せるキテみたいな意味も込めて、キッテってなってるそうです。
ダジャレってことですか。
うーん、ダジャレかも。
うーん、そうですか。
はい、確かに。
あとね、そこもなんかさ、ちょっと昔っぽくていいですよね。
ダジャレも、昔って言うわけじゃないかもしれないですけども。
言いましたね。
じゃあ、僕が言うダジャレもちゃんといいなと思ってください。
で、建物は、建物はですね、元郵便局の公社じゃなくて、局社っていうかな。
局社ですか。
はい、をリノベーションして作られてるんですね。
で、もう歴史あるこうレンガ作りというか、レンガ調になっているんですよ、外観は真っ白で。
なるほどね。
そこが私はすごく好きなポイントで、ここで内装も素敵なんですよ。
へー。
くまけんごさんのデザインだったかな。
あー、そうなんですか。
はい、内装がそうなんですけれども、私は個人的に外観がとても好きなんですね。
はい。
で、あのー、みのさんもキッテはわかります?
もちろん、何回も。僕、バイトでちょっと中に携わったことがあります。
あ、そうなんですね。
はい。
で、このキッテの外観なんですけれども、純白なタイルっていうのかな。
レンガのようには見えるんですけれども、純白なタイル。
で、昔の手仕事を再現した黒の差し枠っていうのもね、使われているんですね。
へー、そうなんですね。
遠くから見ると、あんまりレンガ調に見えないんですけど、近くに行くと、そう見えるんですよ。
あー、そうなんですか。
なので、一見なんだろう、重厚で繊細な装飾が施されているような、
窓とかもアーチ型になってて、っていう西洋美術を感じるような場所ではあるんですけれども、
近くに行ってみると、ちょっと時代を感じる。
はー、そういった歴史的風情も味わえるんですね。
そうなんですよ。
なるほど。
しかも、建物とかも、あの辺ってビル群が多いですよね。
はいはいはい。
なので、そこににつくんかなってちょっと思っちゃうけど、西洋チックだから。
でも、ちゃんとこのフォルムとかも、街のスケールに馴染んでるし、
ビル群とかとも調和しながらも、ちょっと近くに行くと懐かしさも感じる要素もあり、
ただ、歴史の重みとか、当時の建築技術とかも少しずつ残してる。
一部は、当時のものを保存された素材を使ってたりもするんですよ。
あー、すごいですね、それは。
そういうのが、すごい素敵だなって。
あの辺だって、新しいビル群ばっかりじゃないですか。
新丸ビル。
そうそうそうそう。
丸ビル、新丸ビル。
はい。
とかね、新しい、ほんと高いビル、これからも立つじゃないですか、いっぱいね。
そうですね。
とか、ありますけど、でも、当時の素材もちゃんと生かして、かつ一部は、ちゃんと新しいものを使うっていう、
それがすごいなって思って、私は結構この木って、特に外観が好きなんですね。
中もですね、結構日本の伝統文化を楽しめる要素っていうのがあります。
伝統工芸品を扱うお店とかもありますし、和風のスイーツのお店とかも入っているので、
私的には、この木ってっていうのは、東京の古くからある歴史とか文化を感じられて、
かつ、今の人たちもそこに入って楽しめるっていう、生きている文化を伝える、
すごい貴重な建物なんじゃないかなっていうふうに思いますね。
なるほどね。これだから、本編100回目のエピソードで話した、生きている遺産にちょっと通ずる部分があるお話なんですね。
通ずるんですよ。
あと、4階にね、局長室、旧局長室っていうのがあるんですよ。
そこに行くと、創建当時の様子とかが、雰囲気が味わえたりとか、
そこのおっきい窓から、東京駅がきれいに一望できるので、非常におすすめです。
今から30年ほど前って、横浜赤レンガ倉庫って、ほんとにギャングのたまり場みたいになってたんです。
確かになんかね、港ってちょっとこうね、いろんな人が入ってくるんですよ。私も港町出身なので、それはすごくわかります。
変質者数とかすごい多いですもんね。
そうですよね。時代的に平成初期が、ちょっとそういった暴走族が流行ってた関東中心に、時代っていうのはあったのかもしれないですけど、
やっぱ港の先でああいう廃墟があるんで、そこをたまり場にしたりとかして、あのね、落書きすごかったんですよ。
ストリートの。レンガだし、やっぱ映えるじゃないですか。
もう落書きの数が尋常じゃなくて、それを復活させるプロジェクトが上がったんですよね。
で、レンガを綺麗にして、拭いて、元の形に戻してってするんですけど、
これをどういう形で復活させようかっていうところで、当時の神奈川県横浜市が総出で考えまして、
中を一層して、もうテナントを入れて、ショッピングモールにしようとしたんですよ。
っていうのも、そこをショッピングモールにして、人を集めれば、逆にそういった治安の悪いものとか、文化が寄りつかなくなるっていうことで、商業化していったんですよね。
なんで、今のあの赤レンガ倉庫があると。
なるほど。もういろんな人を混ぜちゃって、悪いことできなくさせてやるぞっていうことですよね。
そうですよね。だから、そういう人がちょっと行くような場所じゃないねっていう雰囲気に持ってったんですよね。
ということで、そういった文化の土地じゃなくて、商業の地にっていうふうな系譜を踏んだから、文化財指定を受けなかったんですよね。
ただですね、中って結構ガラス張りじゃないですか。
で、大きめのボルトとかで止められたりしてるんですけど、やろうと思えば元の姿に戻るらしいんですよ、あれ。
ほとんど。
だから、今は文化財指定を受けていないけど、本当に何かの時に全部ばらせば、ちゃんとオリジナルに近い形に戻るっていうことなんですよね。
だから一応、両方を生きる選択肢を残してるんですよ。
これってなんか、文化財を保護するために、すごい先進的な考え方だなって思って。
選択性があるというか、一個にこれがいいんだよって決めつけないのがいいですね。
もうなんか、どっちかを取るかじゃなくて、一応選択肢を残してるっていうのがね。
素敵ですね。
かっこいいですよね。
ということで、今は本当に商業の地として、カップルから家族からみんな集まる憩いの場になってますけど、
でもちゃんとそういった歴史の場としても、文化財指定を受けてないけど、こういった守り方をしてるっていう、独自のね。
だからよく言うのは、保護っていうのは、元の状態をそのまま大事に大事に保つことが保護って言うんですけど、保全っていうのはずっと使われることっていうか、それが生き続けることを保全って言うんですけど、
だからなんかね、赤レンガ草を復活させるときに、保護から保全へっていうのがキャッチフレーズになったみたいですね。
なるほど。
なんかね、それがちょっと100回目の話で、生きた遺産って話があったじゃないですか。
リビングヘリテージとも言うんですけど、リビングヘリテージのすごい斬新的かつ、すごい今の時代に合ってるなっていう考え方だったので、ちょっと紹介しました。