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消費者物価指数で時代の変化が分かる!?
2026-08-25 12:13

消費者物価指数で時代の変化が分かる!?

物価や賃金、働き方など身近な経済の動きから、世界経済の動向まで、経済学者で明治大学教授・飯田泰之が分かりやすく解説します。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

消費者物価指数は、私たちの消費行動の変化を映し出す鏡のような存在です。最近の改定では、ネクタイやDVDレンタル料が調査対象から外れ、プロテインパウダーやシャインマスカットが新たに加わるなど、時代の流れが顕著に表れています。また、「婦人用」という表現が「女性用」に統一されるなど、言葉遣いの変化も反映されています。これらの変化は、私たちの生活の実態に合わせて指数を更新していくことの重要性を示しています。

消費者物価指数の基本
この時間はZoom Up。毎週火曜日は経済です。 総務省が21日に発表した7月の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除く総合が、前の年の同じ月から1.8%上昇しました。
よく聞くこの消費者物価指数ですけども、今日は、そもそもこの消費者物価指数とはどういうものなのか、そして何が反映されているのか、そういったところにZoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰樹さんです。
飯田さん、おはようございます。
今日はその消費者物価指数そのものに着目していきましょうか。
はい、そうなんです。なぜかこのタイミングで言いますと、消費者物価指数って非常にたくさんのいろんな商品の値段を収集して調査して、それのある意味での平均値を消費者物価って呼んでるんですね。
どの商品を調査するかっていうときに、家計調査という家計の調査、8000世帯以上を単身でいるともっとたくさん調査するんですけれども、
人々がたくさんお金を使っているもの、代表的なものから順に調べていくんですね。
あんまりそとんどの人が買わないものを調べてもしょうがない。
その結果だいたい600品目弱をピックアップしてそれを調査していくんですけれども、どの商品を調査するかっていうのを5年に1遍変えます。
そういった中で今回ですね、大体この5年に1遍っていうのは、毎年5の倍数、ゼロがつく年と5がつく年に調査して、その次の年の7月の統計から新基準、新しい品目の物価指数になる。
まさにこの7月に発表されたものがそうということですか。
はい。この2025年基準ですね、7月から。これでは19品目が追加、11品目が廃止され、全体で589品目を調査するというのが、2025年基準の消費者物価指数ということになるんですけれども、
この基準外前後は物価の動きが非常に不規則になったりするので、つまり今までと違う商品を調査するわけですから、ただ今回はそんなに値のブレはなかったんですが、単純に今回結構面白かったり衝撃的な商品が調査対象から外れたり逆に入ったりしたので、大変面白いので話題にしてみようと思いました。
それは時代が見えるとかそういうことなんですかね。
時代の変化を映す品目の入れ替え
そうですね。例えば一番私が時代を感じたのは、とうとうネクタイが調査項目から外れました。
え、なんで。なんでですか。
そうなんです。家計支出、平均的なおうちの支出に占めるネクタイの割合が一的準以下になってしまったと。
へー。
なのでその他服装品、いろんな商品を集めたものの一つになっちゃったんですね。
これまで独立してたけども、その他の中に入っちゃったと。
いわゆる服装品のその他いろいろみたいなものの一部になってしまう。
これやっぱりですね、一つは脳ネクタイ、夏だけ脳ネクタイだったのが、職場によってはもう数年脳ネクタイで良くなったり。
クールビズとかもう年内そもそもネクタイじゃなくてもいいというね。
そう。カジュアルフライデーみたいなね。
それに伴ってネクタイしてる方は多いんですけど、ネクタイをそんなに買い替えなくなった。
その他、私が驚いたのが、サッカー感染量も今回から調査対象外れます。
へー、これなんでですかね。
やはりですね、ちょっとその感染量を伸び悩んでいるところがありまして、
日本人全員を平均とると重要度上位の品目ではなくなってしまった。
結局600品目ぐらいしか調べませんので、その中には入らなくなったということだと思うんですけれども。
その他ね、これはそうだろうなと思ったのはDVDレンタル量。
あー、そうですね。借りてないな今。
そうですね、今普通は動画配信サービスになってしまうので、
こういったのを各年あるんですけれども、今回ね、
ところがありまして、また調査する対象の入れ替えみたいなのもあるんですよ。
これまで、例えば青汁を調べていた健康食品を、青汁は調査外れて、
今度はプロテインが入ったと、プロテインパウダーですね。
ジムに行く人も多くて、タンパク質取る人増えてますもんね。
これなんかね、すごく筋肉ブームみたいなのを反映しているな、筋肉ブーム。
あとはこれまでデラウェアと葡萄ですね。
デラウェアと巨峰を調べていた葡萄が、
これは何をもって葡萄の値段とするかというのを、
デラウェア、巨峰からシャインマスカットに。
シャインマスカット一択?
になってしまった。
これもね、だんだんとデラウェアからシャインマスカットへというと、
社会全体の流行りというのを反映しているなと思うんですよね。
言葉遣いの変化と品目の見直し
今回ね、実はものすごく名称変更が特殊に多い年だったんです。
名称変更ってそんなにはないんですけれども、
そのせいで2025年基準変更項目が非常に多い年なんですけれども、
なぜ?私もね、変更が43品目ですって、
総務省の見出しを見たときに、
え、なんで?って思ったんですね。
そしたらですね、とうとうですね、
婦人用という表現が全てなくなった。
何になったかというと、
女性用に統一されました。
やはりですね、例えば、
衣服類1000品目、婦人用コート、
婦人用シャツ、
全部婦人だったんですけど、
今あんまり婦人っていう表現を使わないですよね。
ですから、あと女子も、
確かに女子用って言うと、
これは女子じゃないので、
大体若い女性のことを指すんですけれども、
いやじゃあどうやって言うの?
大変重要な…
そうですね、非常に難しい戦略ですもんね、それはね。
難しい問題になりますので、これも女性用ということで、
消費者物価指数から見える時代
こういったね、結構どれが入ってどれが廃止されるか、
かつて歴史を追うとね、
例えば洗濯板が廃止され、
あとは手動の洗濯機が廃止され、
でも全く関係ないんですが、今回、
電気冷蔵庫の種別が、
冷蔵庫という名前に変わってます。
今までそうだったんですね。
今までそうだった方がおかしいと思うんですけれども、
こういった消費者物価指数っていうのは、
その当時、その同時代の人が、
大体何を消費してたのか、
何を買って生活してたのかって見られるので、
かつですね、かなり昔まで、
今と全く同じものですと戦後ということになりますけれども、
戦前から物価指数同様の形で調査はされていますので、
そこで数字を見ると、
その当時の人が誰が何に、
どんなものを買ってたのかっていうのを想像できて、
面白いところですし、
今回はずいぶん変わったな、
しかも時代を反映する変わり方がしたなって思いますね。
面白いですね。
時代を映すとともに、
そしてこうやって追加したり、
あるいは無くしていったりすることによって、
きちんと今の実態に沿うものになってきているというかですね。
そうですね。
やはりこういったものを適宜入れ替えていかないと、
例えば永遠にDVDレンタル料が入っていたら、
やっぱりちょっとおかしいなっていうことにはなります。
実態に合わないところもありますよね。
もう無くなってしまうがゆえに高い。
これ典型的なのは蛍光灯が今、
非常に値段が高くなっているんですよ。
これを入れ続けるのか外すのかっていうのは議論になっているみたいですね。
蛍光灯を使う人があんまりいなくなったので、
蛍光灯って昔ながらのやつですね。
今LEDになってきてますからね。
で、かえって高い。
そういった入れ替わりも結構面白いなと。
インフレですねって話も面白いんですけど、
何が流行っているのかっていうのを見て取れるところもあるのかなと思います。
まとめと今後の展望
飯田さん、面白い視点でした今日は。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんでした。
12:13

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