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この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。 政府自民党は、大規模太陽光発電施設を実施しています。
メガソーラーについて、2027年度から新規事業に対する支援を廃止する方針を固めました。
メガソーラーをめぐる環境破壊などが社会問題化していて、東日本大震災以降の普及促進方針を転換する形となりました。
今日はこのメガソーラーにZoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰之さんです。
飯田さん、おはようございます。
さて、政府としても方針を転換する形となりましたね。
はい、英談だと思います。
長く続けてきたことと、支援金ありきで多くのビジネスが走ってしまっていたことで、正直止められなくなっていたんですね。
このメガソーラー事業、または太陽光発電そのものの導入を急ぐ理由は日本には全くないんです。
経済的な理由としては、まず太陽光発電、まだまだコスト面では特に原子力発電等には及びません。
これ、いずれは太陽光発電が一番効率的な発電になるんだというふうに、科学的には論文等では言われているんですけど、正直そうなってから整備すればいいんです。
これはむしろ、こういった新しい技術って、後の方に入れれば最後に入れる人が勝つんですよね。
一番効率的で一番良い太陽光発電を入れられるわけです。
これは急げば急ぐほど損していくわけなんです。
ただ、当初導入時の言い訳だと私は思っていますけれども、早めに太陽光事業を始めることで、この太陽光パネルの製造とかの技術で日本が世界をリードできるんだと言われてたんですけれども、
そもそも太陽光パネルの製造ってそんなにハイテク製品じゃないんですね。
でもすでに現時点ですと、完全にほぼ中国製の太陽光パネルを買うっていう事業なんです。
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ですからこの太陽光パネル事業、中でも大規模なメガソーラーへの支援金というのは、
いわば中国の企業にお金を払うことに補助金を出しています。
それで効率の悪い発電方式を入れますということなので、経済的に何らのメリットもないんですね。
そしてもう一つは環境への負荷です。
こっちも気になりますよね。
もともと太陽光を早く入れようとか普及させようというのは環境への配慮だったはずなんですね。
森林切り開いて、または農地潰して太陽光を入れていたらですね、
それは何のためにやっているのかよくわからないわけです。
だからこそ政府方針としては、ご家庭の屋上とかマンションの屋上についているソーラーはいいんじゃないかと。
一方で今問題になっているところですと岸路湿原ですし、または九州の山岳部等の大規模ソーラー。
森林切って太陽光を入れるって、それは環境にプラスなのかマイナスなのかよくわからないんですね。
矛盾したやり方に見えますもんね。
実はこれが補助金行政の困ったところ、怖いところでして、
当初政府が思っていたのと全然違う効率的に金を得る方法っていうのをみんな頭絞るんですね。
お金はあったほうがいいに決まってますけど、
いろんな人が法律上は正しい方法で効率的に補助金をむしり取るっていう合戦が始まるんです。
この補助金獲得競争というのは、本人にとっては非常に利益もありますし、別に法的に何ら問題ないんです。
なんですけれども、みんなが国からの補助金を獲得することに一生懸命になると、
生産性向上や、または日本の社会の維持とか生活に必要なものを作るよりも、
どうやって補助金を上手に獲得するかっていうところに、いろいろな才能とマンパワーが使われていくんですね。
これはもう、国を衰退させる近道になってしまう。
なるほど。
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まさにこの補助金を使って産業育成という方針。
次世代はこれが大切なんだから、そうだそうだということで。
なかなか実は太陽光の時も典型ですけれども、反対しづらいんですよ。
世界の環境がどうなってもいいと思ってるのかお前は、みたいに言われてしまうので。
しかしちょっと落ち着いて考えていかなければならない。
本当にコストが安くて効率的だったら、ほったらかしても勝手に民間は得な発電方法を選びますから。
補助金いらないんですよね、本当にコストが安いんだったら。
一方でやっぱり補助金を1回付け始めてしまうと、どんな制度にも抜き道がある。
これはぜひ早めにこの太陽光への補助金というのは全面的に打ち切っていき、
いつか他の発電方式よりもコスト面で得になったというときに一気に入れる。
そもそも日本はエネルギー効率、つまりCO2排出率の低い国です。
これは1970年代から80年代に血の滲むような省エネ。
環境とかは関係なくて、石油価格が上がったのでそれに対応して嫌がおうにも進めた省エネの財産になりますから。
実はだから各国と同様に何パーセントカットカットってやると、日本はすごい不利なんですよね。
太って大変な人がダイエットすると10キロ痩せるのと、
ビリビリまで絞り込んでる人が10キロ痩せるっていうのは意味が違います。
ですからちょっと落ち着いて補助金ありきの太陽光事業を見直していく必要がありますし、
この太陽光事業の失敗をこれからの補助金のあり方、
本当に有利すぎる補助金っていうのは意図と違う行動を生むんだという参考にしていくべきだと思いますね。
そうですね。脱炭素社会の実現というところは目指すべき方向だと思うんですけども、
その政策自体はやっぱりちょっと練り直しが必要ということになりますかね。
そうですね。一旦やはりしっかり止めて次の仕組みというのを考える段階に来ていると思います。
はい。ということで今日はそのメガソーラー支援廃止へというニュースを解説していただきました。
飯田さんありがとうございました。
この時間はズームアップ明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんでした。
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