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この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。
日経平均株価は一時4万円を突破、市場最高値を更新ということもありましたが、一方で下落幅も最大の幅が落ちたという時もありました。
物価高は相変わらず、103万円の壁などの年収の壁というのも話題となりました。
今年の日本経済を振り返るとともに、2025年の展望をこの方に伺います。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰之さんです。
飯田さん、おはようございます。
さて、もう2024年も今日だけということになりましたけれども、
いろいろニュースが多かった2024年、経済ニュースを振り返るときに、まず飯田さん、注目するところはどんなところでしょう。
長年の需要が足りない、需要不足経済から、
今年は徐々に供給、つまりは物を生産するとか、
そういった生産を担う人とか、こういった供給側が不足するという局面が目立ち始めました。
以前であれば、とにかく需要が足りなくて失業している人がいて、というのが前提で、それを優先して様々な経済政策を立てられてきたんですけれども、
まだ需要不足一部に残るとはいえですね、
いろいろな産業地域で人が足りない、または食料品が不足している、または全部の量では足りているんだけれども、局地的にお米の流通がうまくいかなくて米が足りないとか、
この足りないというニュースが比較的目立つようになってきたと思います。
やはりですね、この転換というのは来年2025年からも顕著になっていくわけですね。
特に人手が足りないという時、これはですね、失業者がたくさんいる社会と違って、
何か新しいプロジェクトをするとか、何か行政が今よりも多く公共事業をするとか、社会福祉をするという時に、必ず人手は本当に足りるのかというところから始めないといけない。
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やはりですね、年末にかけて工学医療費の問題であったり、また医療保険の負担分の問題であったり、社会保険が注目されたのも実は同婚同じ理由でありまして、
医療資源も徐々に貴重になってきてるんですね。一番極端な例ですと、コロナの時に経験したからこそわかるわけですけれども、一部の医療にたくさんの、それ以外の医療というのはどうしても手薄になる。
仮にですね、これがお医者さんも看護師さんも余ってるというならば問題ないんですけれども、これから例えば高齢者医療等を考える時、地域医療を考える時にもですね、何かを増やす、イコール何かが足りなくなる、どこかで足りなくなるという視点が必要です。
あの視点ね、企業においても重要な転換になると思うんですね。これまでであれば何と言ってもそれは注文を取ってくるのが一番重要なわけであります。
注文がこれだけ来たんだから、それに合わせて働く人のスケジュールやアルバイトのシフトを決めていこうというふうに戦略を立てていたものがですね、いかしていくら何人人集められて何時間働いてくれるんですか、それならばどのぐらいのサービス水準が維持できるのかというふうに、いよいよ人を起点として考えなければならないですね。
身の丈にあったものじゃないとってことですよね。
対応できないと受注したとしても。地域における観光にも大きな転換点だと思います。観光ってもともとすごく労働集約的って言い方をするんですが、人をたくさん使うんですよね。当たり前なんです。
単純に言うとたくさん人を使う割には売り上げがそんなに多くない産業なんです。これまで観光業を色々な地域で注目されてきたのは、これ同じことを言います。雇用吸収力がある。つまりはたくさん人が必要なので雇用を数多く作れる。
だから観光を振興しよう。これは日本全国でやってきたんですけれども。今度人が足りないとなってくると、たくさんの雇用を生むっていうと聞こえはいいんですが、これたくさんの人手が必要であるっていうことなんですね。
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そうすると社会全体の、例えば医療保険とかそういったもののあり方についても、どちらに必要な医師・看護師さんの働きを振り分けていくのか。企業経営でも、これはどのぐらいうちが作れるのか。
そういっても、これは素晴らしいじゃなくて、本当に自分の地域でその規模の事業を引っ張る。またそのタイプの事業を引っ張るなら確保できるんですかと。様々なことが、需要が足りない経済と、生産する力が足りない経済、また人手が足りない経済は逆になってくるんですね。同じ状況についてでしょうか。
その方が今年ちょっと見られた。2025年は地域産業によってはもっと深刻になってくると思います。やはり30年近いデフレ、不況、失業で仕事がないというところに、我々慣れ切ってると言うとおかしいんですけれども。
ずっとその状況でどう立ち回るか。どううまく経営していくか。どう家計を守っていくのか。少し今までとは評価軸を変えていく。これを2025年は加速していかないといけないですよね。
正直私自身も20何年間、つまりは経済学者になってからデフレで人手が余っていて、失業が問題でという状況だけを現実には見てきた。
今こそですね、ちょっと前のかつての物が足りなかった、人が足りなかった時代というのの経験を思い出す必要も出てきているんじゃないですかね。
そうですね。そういう意味では本当に今時代の大きな転換点に立たされているということなんですかね。
いろいろ事業計画を立てる上でも自分たちの身の丈がどうなのかという内緒をしっかり把握してからビジョンを立てないとギャップが生まれてしまいますもんね。
そうですね。昭和100年ですから大きな区切りでもあるということで、来年の経済ね。もちろんその生産能力が足りないというところだったら給料が上がりやすいとか、むしろ働く側にとっては有利な側面もあります。
そうですね。
こういった部分を大きく伸ばしていくような一年になるといいですよね。
そうですね。なんとか明るい経済、そして豊かな日本を作ってほしいなと思います。
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今年も一年、井田さん大変お世話になりました。
ありがとうございました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
ということでズームアップは明治大学教授でエコノミストの井田康幸さんでした。
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