00:28
この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。
北海道の小樽市をはじめ、全国で問題となっているオーバーツーリズム、観光公害と言われておりますが、連日大勢の観光客が押し寄せて迷惑行為が問題となっています。
今日はこのオーバーツーリズムにZoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰之さんです。飯田さん、おはようございます。
インバウンドが過去最多という景気の良い部分もあるのですが、一方でオーバーツーリズムで悩んでいる自治体も多いようですね。
そうですね。観光という産業の特徴なんですけれども、観光で来るお客さんですね。もちろん道路を使いますし、ゴミも捨てますし、上下水道も使用するわけなんですけれども、
これらの公共のインフラは基本的に住民からの税で賄われていますから、観光でいらっしゃる方は観光を楽しむためのインフラ、設備であったり準備、そういったものにはお金を払わないけれども、その利益を受けることができるという状態にあるんですね。
そうしますと、例えばインバウンドの増大に応じて、上下水道の利用が倍増したんですね。本当にそんなに住んでないエリアだったのですが。
それの整備を結局、間違いあることになってしまう。しかし、観光でさぞかし潤ったんだろうと思われるかもしれませんけれども、例えば地域の外の本社がある資本であれば、利益は一円も町のものにはならないわけですよね。
そういうふうに、サービスを受ける人とその準備のためのコストを払う人というのが、完全に分離してしまっているというのが観光業の特徴なんですね。
じゃあそのために、今全国各地では宿泊税という仕組みを使うところが増えてきています。
03:06
そうですね。広がってきていますよね。
せめて泊まった人は税金を負担してもらって、その税の負担で広のインフラ整備をしようという形になるんですけれども、ただやはり宿泊税一泊数百円というところが多い状態なので、
まずこれですと、あまり強力な財源にはならないことがあると。これが一つ。そしてもう一つ、例えばですね、今回は小樽市でのオーバーツーリズムの話題なんですけれども、少なからぬ観光地が、帳の人が少ないというケースがあるんですね。
日帰り客が多いわけですね。
特にですね、小樽の場合は札幌からのアクセスが非常に良いんです。
そうすると、お泊まりは札幌で、そして昼間、映画の聖地を見たり、また運賀を見たりするのは小樽と。
さらに言うと、夜の滞在がないとですね、単純に言いますとアルコールがあまり売れないんですよ。
やはり飲食サービス業にとっては、アルコールの売り上げというのは理財の大きな源泉ですから、ランチだけだとどうやっても限界があるんですね。
これは大きな町の近くにある観光地、典型的なのは太宰府とかですよね。
当の土地特有の悩みでですね、とにかくお金は落ちないんですね。
福岡市に宿泊して太宰府市は日帰り観光っていうケースが多いですもんね。
ですから、そうなんです。
そうするとこの宿泊税の取り方っていうのも、果たして、例えばわかりやすく福岡県の例で言いますと、
福岡市の宿泊税を取った後に福岡県でもしっかり取っていくとか、
または、やっぱり日本って海外の事例を見ると、特にアメリカ等の事例だと、
町とか州はもっとでかいんですよ。
隣の州と行き来しながら観光するってあんま考えなくていい広さなんですよね。
ところが日本の都道府県って非常に小さいので、市町村に至ってはもっと小さいですから、
ちょっとその基礎自治体の単位、市町村の単位とか県の単位での課税っていうのが、
どのぐらい合理的なのかっていうのも、いまいちど考えなければならない。
06:05
何よりもですね、観光ってこのように最初に言ったように、
もともとは住民とか、もともとはその地域の産業ですね。
例えば京都とかだと世界に勘たる、世界的大企業の本社もあったりする。
そのために整備されたインフラをちょっと使ってる分には問題ないんですが、
そちらの観光のために使うことで本業とか住民の生活がおろそかになってしまうというのは、
ほんま戦闘なんではないかっていう観点も持っておきたいですよね。
そうですね。確かに。
なかなかですね、日本の場合は自然を見るとか、
あとは古い建物を眺めるという観光が多いので、
例えばこれがテーマパークだったらそこに行くだけでお金が発生するんですけれども、
富士山を見るのにお金を取る方法がないので、
そうですね。
そういった意味でちょっとね、現金化、マネタイズしにくい観光資源であるという点も踏まえる必要がありますよね。
あとそのお金を落とすという経済的な部分だけではなくて、
入っちゃいけないところに入ったりとか、
事故にもあってしまったりというようなこのマナーというところも難しい部分がありますね。
そうなんです。日本の場合、実には物価が大きな観光資源である一方で、
宗教施設であります。
その感覚がおそらく多くの海外の方はないんですね。
特に結構その神社本殿とかが神殿だっていうのは分かるみたいなんですけれども、
鳥居はなんで神殿扱いなんだろうな、
そういったところが日本人だともうちょっと、
日本人もね、私も今言葉で説明しようとして説明できないんですけれども、
当たり前だと思っていることが当たり前じゃない人が来るっていうのは、
やっぱり気をつける必要がありますよね。
逆に日本人が海外に行ったときに、
その国の施設のこと、文化のことをよく知らずに、
多分マナーを持っていないとかでも起こり得るわけですもんね。
そうなんです。
ですから、数が多くないうちはちょっとそれやめてくださいとか、
住んでいたんですけれども、
多すぎると取り締まってられないですし、
非常にこれは、これからどうやって住民生活、
またはその地域の産業があってこその地域で、
観光はほとんどの地域でおまけなんだっていう意識で、
観光振興のときの注意点にするべきだと思いますね。
09:00
そうですね。
住民サービスはしっかり維持しながらっていうところでね。
そこで育てていますもんね。
特にやっぱり福岡もそうですけれども、
大都市あって経済活動が盛んで、
かつそれなり観光客も多いっていうとですね、
確かに観光客目立つし、最近急に増えたんで、
景気いい話だってことで、
ついつい観光に傾注してしまいがちなんですが、
多くの都市でですね、
日本だとほとんどの都市で観光収入って、
産業別で見ると、市内の産業の順位で言うと、
手に入らないっていうところも多いんですよ。
目立つけど、実はそんなにでかい産業ではないっていう点も、
頭の片隅に置いていく必要があると思いますね。
ということは、その力を入れる配分というものも、
しっかりそこは見極めないといけませんね。
業務制度も含めてね。
何といっても住民サービスであり、
その地域での地場の産業の振興の方がずっと重要なんですよ、
という点ですよね。
わかりました。
飯田さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
この時間はズームアップ。
明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんでした。
×少女隊の春のキーナと、
アオイリルマです。
RKBラジオでお送りしている、
ガールズパンチ×少女隊の×ラジオ隊は、
ポッドキャストでもお楽しみいただけます。
ラジコ、スポティファイ、アップルポッドキャスト、
アマゾンミュージック、ユーチューブミュージックで、
×ラジオ隊と検索してフォローお願いします。