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この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。
明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんです。
飯田さん、おはようございます。
さて、飯田さん、今日は北海道の観光地で導入される道民割について、ということですよね。
はい。これはですね、インバウンドで、各地で観光客が急増しているんですね。
外国人観光客、そして国内の他の地域からの観光客が、たくさん様々な施設というのを利用してしまうと、地元、また近所の人というのが利用しづらくなってしまう。
その一方で、料金の引き上げをすることによって、もちろん収入を多く得られる一方で、やはり地元のユーザーが減ってしまう。
じゃあじゃあ、それはもうビジネスなんだから、高く払う人を優遇するべきじゃないかって思われるかもしれないんですが、ここがポイントで、実際のところですね、ライフタイムで考える。
長い目で見たときに、地元またはそれほど遠くないエリアから、毎年何回も来る人とか、飲食店だったら近所の常連さんとかいれませんが、どっちが長い目で見て落とす金が大きいかって言ったら、
実は地元客、常連客っていうのを大事にした店、または大事にしたエリアなんですよね。
試みの一環として、同民割、つまり北海道内の宿泊地で、北海道の中で旅行していらっしゃる方。
中でも一番多くされるのが、夏の観光と冬のスキーのようなものなんですけれども、これについて同民割を実施することで、またはリピーターというか、すごい高い頻度で来る人を大事にしたい。
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これは私は全国に広げていってもいいと思いますし、それなりに値段が張る飲食店についても、同じく地元割みたいなものによって、地元にも来るお客さんというのを大事にする姿勢も大切だと思います。
なるほど。これは地元ってことで、今回同民割ですから北海道内ってことですけど、例えばそれを国内の旅行客と海外の旅行客って分けるのはまた違うんですかね。
国籍で色分けがあるかというと、例えば日本国内の遠くから来て一生に一回しか、またはせいぜい数年に一度しか来ない人、外国籍でいようない人というのを分ける意味が正直ない。
なるほど。
重要なのは地元近所かどうかの方で、ですからむしろ国籍とか、国籍で分けたらそもそもの外国人差別ですし、それ以上に実は国籍で分ける意味ってほとんどなくて、逆に各施設ともにどうやって近所のそして大事にするかでもいいでしょうし、
またはこの場合ですけれども飲食店等であったらもしかしたら市民割。
もっと身近なですね。
もっと身近なところになるかもしれない。そういった割引を色々な施設が検討していくことは良いことだと思います。
特にですね、例えば地元割というのがあったり、または予約枠みたいなものがあると、地元に知り合いがいると予約できるけど、そうじゃないとまず予約できない店ってすごく魅力的じゃないですか。
そうですね。
ある意味一元さんを断りみたいなものかもしれませんが、こういった高頻度のお客さん、リピートのお客さんっていうのをしっかりと定着させていく。
これって施設にせよ、また飲食店にせよ、大きな悩みは一時的にすごい流行ると思うんですよ。
そうすると常連さんが来られなくなって並ぶとか予約取れないと。それで常連さんが離れると。
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だけれども一時的にワーッと流行りできたお客さんは流行りが去るとスーッといなくなっちゃうんですね。
そうですね。
そうすると流行りの客も常連客もいなくなった。
ですから各施設、この道民割り、リピート割りみたいなものをうまく活用する。
各施設を含めてお祭りの中でどうやって行って。
もう一つは長い目で見てお得になるような仕組みっていう広がる道民割りになるんじゃないかなと思います。
それはここ福岡もたくさんのインバウンドの方が訪れてホテルのお金も宿泊料も上がってるっていう現状があるんですけど。
もちろんその福岡もやっぱりこういう対応を検討してもいいんじゃないかってことですかね。
福岡はもともと福岡県でありし宿泊税導入の先進地域。
その宿泊税によって観光振興の財源を賄っていくという非常に重要な施策を行ってきました。
例えばこの二重価格、地元割りみたいなものを公共施設について入れていったらどうなんじゃないか。
実際ですね、姫路市では姫路城について地元割り検討していると伝えられていますね。
福岡県内でもお城だったり、また法的なまたは半官半民で運営されているような施設について福岡県民割り。
こういった措置を取っていくことで、地元を大切にしているというアピールもまた必要になってくるんじゃないでしょうか。
なるほどですね、確かに。
それだと地元も納得できるところが来るんじゃないかなと。
地元の人は何回も来ますから。
そうですね。やっぱり目先のことばっかりじゃなくて長期的な視点を持つということがやっぱり改めて大事だなという感じ、考えさせられますね。
飯田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんでした。