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2025-06-10 09:58

出生数の低下、経済状況は関係ない

明治大学教授エコノミスト 飯田泰之
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00:28
この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。
先週、厚生労働省が発表した2024年の出生数は、過去最少の68万6061人ということで、初めて70万人を下回りました。
また、少子化に歯止めがかからないというところですけれども、この対策としてどういう手を打っていけばいいのか、経済対策どういうことが必要なのか、Zoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰之さんです。
飯田さん、おはようございます。
おはようございます。
国の推計よりも15年も早く70万人割れという数字は、結構なインパクトですね。
はい、そうなんです。
この出生率、出生数の話が出ると、必ず若者世代の経済的な困窮とか、経済的に支援をすることでというのが出てくるんですけれども、
これはですね、残念ながら出生率、出生数と経済、あんまり関係ないんですね。
そうなんですか。
はい、よくよく考えてみてください。
かつて日本が貧しかった時の方が出生率は高く、47都道府県で見ても、最も平均所得が低い沖縄県で最も出生率は高いです。
確かに。
世界を見ても、日本より豊かな、例えばシンガポールであったり、または経済成長著しい中国、沿岸部、台湾、韓国、いずれも消費化、日本よりも激しく進んでいます。
もっと身近なところで言うと、就職氷河期世代よりも、いわゆるアベノミクス期に就職したグループの方が、20代の所得高いんですけれども、
結婚率または出生率は今の世代の方が低いです。
就職氷河期世代の方が苦しいのに、そっちの方もまだ結婚して子供を産んでるんですね。
出生率、出生数というのを考えるときに、ポイントは2つありまして、1つはレファレンスポイント、参照点という考え方なんですね。
参照点?
はい。例えば、いろいろ仕事をしていたり、またスポーツをやられている方なんかわかるかもしれないですけれども、
03:02
例えば陸上競技をやっているときに、100メートル12秒っていうのを何かの目安にしながら、それより早い遅いとか、
または過去の自分のタイムに比べて何秒縮めたらダメだったとかっていう風に、何か自分の頭の中に基準というものがあると思うんです。
これがレファレンスポイント、参照点なんですけれども、
どうもですね、近年子供を持つことをためらう、また以前に結婚することをためらう方のかなりの部分が、
結婚生活、子供に与えるべき教育について、相当高い参照点を持ってしまっている。
つまりはもう結婚したら、結婚するからには新築の広いマンションで町の中心部に住むとか、
または郊外であれば大きい庭付きで3階建てでルーフバルコニーがついている家に住むとか、極端な例ですけれども。
また自分の年収、または配偶者、旦那さん、また奥さんの年収は何百万以上が当然であると。
子供だったらこういう服を着せて、もうちょっと大きくなったらこういう塾に行ってっていうのが当然であるという基準がですね、
あまりにも高くなりすぎてしまったという問題があるかと思います。
例えばですね、昭和50年代60年代生まれですらですね、基本的にこういったライフスタイルに関することって、
身近な友達とか、あとは親戚親兄弟ぐらいが先ほど言った参照点になってたんですよね。
だからいきなり、例えば東京の都心のタワーマンションに住んで、年収のあんまり当然な基準としてそれを感じることはありえないわけなんです、ほとんどの人にとって。
なんですけれども、今、例えばメディアであり、そして何よりSNS等で見ていると、もちろんそういう派手でお金持ちで目立つ人の方のポストの方が目につきますから、
なんか気づくとそれが、日本人みんな年収2000万ぐらいあるんじゃないかみたいな、あるわけないんですけれども、錯覚に陥るんですよね。
また子どもの生活についても、いいブランドものの服を着せて、すごい豪華なワンボックスカーに乗って、中学受験もさせて、海外留学もっていうふうに考えると、そんなのとても無理だっていうふうになってしまうんですが、
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よくよく落ち着いてみると、そんな人、今もこれからも未来も、そうそういるわけがないんですよ。こういった目線の高さが一つの原因かと思います。
そしてもう一つは、少子化、ごくごく直接的な原因は、やはり結婚が遅くなったことなんですね。実を言うと同じぐらいの年で結婚した、例えば30年前に29歳同士で結婚した人が一生涯に産む子どもの数と、
近年の、たまたま29歳で結婚したご夫婦の子ども向かってそんな変わってないんですよ。結婚する時期が後ろにずれてるんですね。また結婚しない方が増えている。これはやはりコロナの影響が今出るポイントだと思います。
実際、コロナの間、例えば高校とか大学でサークルも余らなければ、先ほどお話ありましたけどバイトもないとなると、どこで恋人を作っていいかわからないですよね。
その時期に彼氏彼女ができていないと、その数年後に結婚する人っていうのがガクンと減るわけですよね。そうするとそれに伴って子どもを産む数も大きく減る。
実際、あそこまで社会的交流制限されると、結婚の方に影響が出て、結婚が少なければ一般的に子どもの数も少ない。この2つの要因が重なっているので、お金を渡したら。
一つだけ言っておくと、ある年代、例えば1985年生まれで結婚している人と結婚していない人を比べると、お金持ちの方が結婚してる傾向があるんですよ。
だけどこれって相対的な地位が重要で、上位何パーセントかっていうことが重要で、別に全員に給付金配ったところで婚姻が増えたり出所が増えたりしないっていうのをちゃんと踏まえて、少子化の問題。
より文化であったり、また結婚に関するノリみたいなものを見直さない限り、反転することはないと思います。
なるほど。そう言われたとしても、本当そうですね。
カード量が上がっているような、勝手にそんな気持ちになってしまいますね。
そうこそですね。
わかりました。飯田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はズームアップ明治大学教授で、エコノミストの飯田康幸さんでした。
店長、ドラム式洗濯機、決算価格の値札に貼り替えておきました。
09:03
えっ、これ値下げしすぎじゃない?
決算ですから、勢いで赤字で書き換えちゃいました。
次、この4Kテレビも。
ちょ、やりすぎだって。
買うなら今しかない。山田の本気の本決算セール。
お買い上げありがとうございます。
09:58

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