1. 飯田泰之の経済Zoom Up
  2. 主要企業、新卒採用を減らす!?
主要企業、新卒採用を減らす!?
2026-04-21 11:48

主要企業、新卒採用を減らす!?

物価や賃金、働き方など身近な経済の動きから、世界経済の動向まで、経済学者で明治大学教授・飯田泰之が分かりやすく解説します。

田畑竜介
Groooooow Up

メール ⁠gu@rkbr.jp⁠

公式ホームページ ⁠https://rkb.jp/radio/gu/⁠

公式X ⁠https://x.com/rkbgu⁠

公式Instagram ⁠https://www.instagram.com/rkb.rkbgu/⁠
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

主要企業の新卒採用において、採用を減らすと回答した企業が1年前より増加しました。これは、採用枠を設定しても目標人数に達しないことや、AIによる代替可能性、そして全国転勤を望まない労働者の増加など、従来の採用方式が変化していることを示唆しています。企業は、多様化する労働者のニーズやAIの導入を踏まえ、採用方針の見直しを迫られています。

新卒採用の現状と企業の動向
この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。 主要企業を111社に実施した2027年度入社の新卒採用に関するアンケート調査によりますと、
前の年度の実績よりも減らすと回答した企業は、1年前の前回調査から11ポイント増えて23%。 一方増やすと回答した企業を5年ぶりに上回ったということなんですね。
よく人手不足、人手不足というのは聞きますけれども、さあ企業はこの人手をどのように確保していくのか、Zoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰之さんです。 飯田さん、おはようございます。
人手不足と叫ばれて久しく感じるんですけれども、ちょっと企業の採用には変化が出てきたということなんですかね。
そうですね。こちらの共同通信の調査なんですけれども、一方で就職サイトを追って各社ですと、ここまで減らすが多くはないので、
ある程度対象であったり、利系分系、技術系どのぐらい分けているか見ていかなきゃならないんですけれども、
実際のところここ数年間、新卒採用枠というのをかなり企業多く設定してきたんですね。
つまり採用予定数をかなり多くしてきたんですけれども、多くの企業が実際目標採用数を到達できてないんですよ。
そのため一部の企業ですと、採用したくないから枠を減らすというよりも、そんな大きい新卒採用枠を設定しても、どうせその人数が来れない。
新卒採用予定数を減らすというところの企業の中には、人手がいらないので減らすというよりは、どうせ取れないので減らすというのが入ってきている。
またですね、人手不足だったらもっと採用を増やせばいいんじゃないかと思われるかもしれませんけれども、
正直企業側も別に誰でもいいから人が欲しいわけではないんですよね。
ちゃんと仕事を職務に耐えるだけの知識であったり、または潜在能力含めて、こういったものがないと困ってしまうと。
初任給の上昇と採用市場の変化
そういった中で一つ大きな変動としては、大卒初任給については来年度以降も大幅な上昇が予想されます。
まだまだ上がっていく。
はい。例えば2027年卒と、初任給引上げの予定の企業というのが半分を超えています。
平均額も前年より8000円以上増える。むしろ新卒市場の位置づけというのが各社にとって少し変わってきたようなんですね。
どのように?
つまりはこれまでとにかく大卒を取っておけば安心というものから、各社が本当にこの業務というのは、
まず一つは大卒、特に文系の大学卒の人でなきゃダメなんだろうかというのが一つ。
もう一つはそもそも人じゃなきゃダメなんだろうか。つまりはAIやソフトウェアで代替できるのではないか。
なるほど。人を省けるところもあるんじゃないかと。
やはりこういったところから、これまで日本の就職活動の習慣と呼ばれる大卒一括採用の方式自体の位置づけが変わってきて、
ある程度絞り込んだ人を取っていったり、または中途採用を重視するようになっていったり。
ちょっと企業ごとにどういう人を新卒一括採用でとって、どういう人を中途でとってというふうにするのか。
これがかなり今後変わっていくと思われます。
やっぱり採用数はある程度減らすと答える、増やすと答えているところから減らすと答える割合を引いた値は、
採用数の変化と働き方の多様化
例えばマイナビーさんとかリクルートワークスさん等ですと、そこまでまだやっぱり増やすと答えているところが多いんですよね。
なんですけれども、増やすの方が圧倒的に多かった中で減らすも結構出てきたというのが現状です。
これから様々な産業で働き方自体変わっていくときに、毎年週間のようにたくさんの人数の大卒をとって、その人を全国転勤させてというのが難しくなってきているんですね。
難しいというのは、要は東京で採用した人に転勤させると辞めちゃったりするわけですよ。
もともと一括採用の正社員って全国転勤をさせられると言うと変ですけれども、全国転勤をする人材をとっている企業、特に大企業が多いんですね。
だけれども、それは嫌ですというのであれば、新卒で取る意味あんまりないんですよ。
例えば、九州何々県の死者を今度手厚くするんだって言ったら、九州で中途採用をかけた方がいいわけですよね。
地元採用みたいなことですよね。
地元採用であったり隣県採用、隣の県の採用。
そうすると、やはり働く側の意識というのも変わってきているのかなと。
つまり全国転勤は嫌です。
だからその意味で言うと、出世とか給料はほどほどで良いと。
だけれどもずっと同じところで働きたい。
こういった労働者側のニーズが増えていくと、企業もそれに伴って採用活動方針というのを変えていく。
そういった対応も必要になってきちゃってるんだと思いますね。
なるほど。お互い多様化してきてるってことですね。
そうですね。これは新卒の話ではないですけれども。
近年各企業、管理職への昇進を追い上がる労働者が増えていまして。
管理職昇進の意欲低下と中途採用の活発化
それがわかるんですけれども。
そうすると、むしろ企業側としては中途で、管理職級の人を取るという。
これまでと違った対応。
ある意味で言うと、これはですね。
より上の管理職について、社内公募と社外公募をかけるっていう。
ちょっと欧米型の労働システムに打つラザルを得なくなってきているというところがあるんだと思います。
これだと中途の採用市場っていうのが、日本も活発になってくるってことなんですかね。
既になってるってことなんですかね。
これはいきなりオンオフでは変わらないんですけれども、徐々に転職、そんなに珍しいものではなくなってきています。
そうすると、やはり現金等、また単身赴任等っていうのは嫌だというのは全く重要な働き方だと思うので。
会社側もそれに合わせた採用方針、人事方針を取っていくことになるんだと思いますね。
なるほどですね。
実は新卒一括採用ってメリットもたくさんあるんですけれども、
その一方で全員が、多くの人が同じような働き方を好んでいるっていう時代がちょっと終わりつつあるのかなとも感じます。
そうですね。やっぱり働きたいと思っている側のニーズも増えた分、企業側も採用するのに細かくニーズに対応しているといろんな採用の仕方も増えてきているってことですもんね。
そうですね。
ましてやAIも導入していくと、ここは人を掛けなくてもいいっていうところも出てきているっていうことですよね。
新卒一括採用の限界と今後の展望
そしてその一方でやはり現場であったり、技術系は圧倒的な不足が続いています。
やはり今、理系職っていうのが求められているニーズが高いってことなんですかね。
そうなるとやっぱり今度は教育人材育成の方法というのも考えていかなければならない。変わっていかなければならないのかなと思いますね。
なるほど。そういう中時代の変化っていうのもしっかり捉えていかないといけませんね。企業側も、そしてこれから就職するっていう側もね。
そうですね。
わかりました。井田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間はズームアップ。火曜日は明治大学教授でエコノミストの井田康幸さんでした。
聞きたいラジオ番組何にもない。そんな時間はポッドキャストで過ごしませんか。
RKBでは毎週40本以上のポッドキャスト番組を配信しています。あなたのお気に入りの声にきっと出会えるはず。
ラジコ、スポティファイ、アップルポッドキャスト、アマゾンミュージック、ユーチューブミュージックでRKBと検索してフォローしてください。RKBオンラインのポッドキャストまとめサイトもチェック。
11:48

コメント

スクロール