個人株主の増加とその背景
この時間はZoom Up、毎週火曜日は経済です。 東京、名古屋、福岡、札幌、4つの証券取引所は、
2025年度の個人株主が延べ人数で、前年度と比べて839万人増えて、9198万人になったと発表しました。
増加は12年連続で、初めて9000万人を超えたということです。 今日は、この個人株主にZoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの井田康幸さんです。 井田さん、おはようございます。
この個人株主が増えている背景ってのはどういうことなんでしょうね。
はい、一つ言えるのは、この個人株主が9000万人を超えましたというのは、これ延べ人数なので、
つまりは、例えば1人で10社の株を持っているという人がいた場合、これは10人というふうに数えるんですね。
じゃあ実際、株式投資をしている日本人の数はどのぐらいかというと、
こちらの証券保管機構というのがあるんですけれども、個人の株権を預かる団体ですね。
ここの調査ですと、だいたい1700万人。
だいぶ9000万人とはボリューム感違うんですけれども、
この個人株主1700万人も、かなり前年に比べたら増えているんですね。
一つ要因として指摘されているのは、やはり新認査が2024年に始まりました。
投資利益を非課税保有できる期間というのが、制限が無期限になりましたので、
実際認査開始前には1500万口座ぐらいだったのが、つまり証券会社に口座を開いている、
つまりその証券会社と取引している人の数が1500万ぐらいだったのに、
2025年の末には、これが2000万人を突破すると。
要は、一人で複数の証券会社と契約する人もいるので、一概には言えないんですけれども、
いきなり30%以上口座が増えたということで、
これに伴って個人株主の数というのもかなり増えたかと思うんですけれども、
株式分割による投資のハードル低下
もう一つちょっと面白い原因として個人株主が増えた。
近年ですね、株式を分割する。
実際に東京証券取引所の方も、ある程度株価が大きい、また取引単価が大きい株については、
分割しませんかと。
これ面白いところで、株って、昔はちょっとルールがあったんですけれども、
いくらで取引するかというのは特別に決まってないんですよ。
つまりは100万円の価値がある会社を、
2分割したら50万、50万ですよね。
そうしたら株価50万円なわけです。
一方で100万円の価値がある会社、100億円でもいいですけれども、
これ100に分割したら、一株1万円ということになるんですね。
実際どのぐらい個別の株を買うことができるかというと、
例えば有名な、今は流行りのと言ったら変ですけれども、
半導体で注目されている会社などは、
一株と言わないんですけれども、100株単位で取引されていて、
100株単位で取引されていて、
大体その100株を買うのに800万円ぐらいかかる。
これとても個人は手が出ないですよね。
なので、なるべくもうちょっと株を細かく分けてくださいと。
つまり一単位、取引単位が800万円じゃ困るので、
例えばこれ800に分割したら1万円で買えるようになるわけですよね。
そうですね。
というふうに株価分割してくださいと。
例えば有名どころですと、有名な自動車株とかだと、
一単位3万円から5万円ぐらいで買えたりするので、
これ取引しやすいわけです。
やはり個人投資家の増加に対応する形で、
ちょっと取引単位の何百万とかはやめましょうよと。
個人が買える範囲の金額にしましょうよと。
これは別に値下げしろって言ってるんじゃなくて、
売買の時の範囲を細かくしてくださいと。
こういったところも個人株主を増やす背景になっているかと思いますね。
インフレと貯蓄・投資の変化
大口を小口にっていう感じですかね。
細かく理解できるようにしてください。
なるほど。
それがこの個人株主が増えている背景の一つっていうことですね。
ですからみんな投資したいって新井さんで思っているところに、
さらに取引所の方もなるべく細かくしましょうよと。
別に分割したところで会社側は何か変わるわけではないので。
そういった方向なんですけれども、
これからやはりここまで株価高騰していると、
今から始めるっていうのがなかなかハードル高くなっているかと思うんですけれども、
そういった中でもインフレ傾向というのも、
すぐには収まらないというよりも、また手触れに戻ってもらっちゃ困りますので。
経済全体がインフレ気長になると、
やっぱり人々の貯蓄の方法っていうのもだいぶ変わってくるっていうのを、
目の当たりにしている数年間だと思いますね。
そうですね。
多様な投資方法と若い世代の意識
個人投資、これから増やして、
自分自身でこれから投資をされようという方いらっしゃると思うんですけれども、
個別の株式だけではなく、投資委員会のように、
例えば日本株とか、
あとは世界の株と言いながら、
大体アメリカの株なんですけれども、
均等にといった方法があるので、
いきなり単一の個別の株を買うっていう形じゃなく、
参入したい。
または以前からありますけれども、
株主優待の方を主に狙って株を保有するとか。
なるほど。
はい。
こういった形で、いろいろな形で、
これまでのかつてのように、
とにかく銀行に預けたらそれでよしっていう時代は、
もうちょっと終わりつつあるのかなと思いますね。
あと若い世代の方も、
前は銀行に預金するとかする方が多かった中で、
やっぱり運用利回りがいいことを理由に、
投資の方をした方がいいんじゃないか。
現金で持ってたって、
めべりするだけじゃないかっていうような考え方に、
シフトしてるようなところも背景ってあるんじゃないですかね。
そうですね。
若い世代への投資アドバイス
若い人ほど、
創りの利益というのがありますけれども、
毎年、例えば3%ずつ増えていくと、
それが積み重なると、
20年後には、20数年後には倍になるわけですから、
それを狙うというのも一つですし、
ただ実はですね、
金融投資、20代のうちに、
もう20代の金融投資って、
私むしろ一つは、
金融商品なんかより、
自分に投資した方がよっぽど利回りがいいよと。
それはどういうことですか。
どこか経験を積むために、
旅行に行くでもいい、
友達と飲みに行くでもいい、
勉強するでもいいっていう方が、
つまり自分の価値を高める方が、
金融商品よりもよっぽど高いので利回りが。
20代のうちは、
自分に金を使うっていうのが一つと。
もう一つは、
同じ金融商品を買うときも、
ぜひリスクが高いものを買ってください。
そうなんですか。
そうなんです。
20代のうち、また30代のうち、
前半のうちはですね、
投資で一番重要なことは、
私は分ける経験だと思うんです。
そうなんですか。
はい。
20代ずっと投資で勝ち続けて、
大金持ちになっちゃったらそれは別ですけど、
大抵、
株式投資とか金融投資やったことない方とか、
経験浅い方って、
ドーンと下がったとき、
これはもう長く投資やってれば絶対にもう遭遇します。
ドーンと下がったときにパニック売りをしちゃうとか、
あとはすごい急激な上がりのときに、
しかも上がりきる通前に、
金で買って損しちゃうとか。
そういう慌てたりパニックになって、
売ったり買ったりっていうのをやって、
これを結構年上になって、
また老後になってやってしまうと、
本当に取り返しがつかないことがありますので、
20代のうちは、
お金なくなるとしたって金額としては高しれてますから、
使ったり負けたりするなっていう感覚を
身につけることが重要だと思います。
勉強ですね、それもね。
ですから、もちろんね、
中には爪の赤に火を灯すようにして投資してる若い子いますけど、
いやー、他にお金使うとこあると思うよ。
なるほど。
一方でもね、自分の収益率がね、
我々の世代だとだいぶ下がってきてますので、
しっかりと金融投資をしていこうということになるのかなと思いますね。
まとめと注意喚起
若い世代にとってはいいお話が聞けました。
飯田さん、ありがとうございます。
ありがとうございました。
はい。
ということで、
ただ、そのね、
投資にはリスクがつきものっていうことはね、
知っておいて、
自分のライフプラン考えてみてください。
ということでこの時間は、
明治大学教授でエコノミストの
飯田康幸さんでした。
飯田さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。