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2025-02-17 10:38

学校を管理せよ--中国「教育強国」の行方

元RKB解説委員長 飯田和郎
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この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
月曜日は元RKB開設委員長の飯田和夫さんです。
飯田さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
今もう受験シーズン真っ只中ですけれども、国公立大学の一般選抜が来週の25日から前期日程の試験が始まりまして、高校はというと福岡県の県立高校の一般入学者の選抜試験が3月5日ということで、今もう受験生の最後の追い込みに入っている。
先ほど谷口真由美さんが大学受験の話をされていましたけれども、私は自分がウォッチしてきた中国における学校教育について考えてみました。
なぜこんな話をするのかというと、中国共産党と中国政府がこの程、教育に関する通達を出したんですよ。
これを読むと、習近平体制の現在の中国が見えてくる、同時にいろいろ考えさせられる、そんな話なんですよね。
どういう通達だったんですか?
日本語に訳すと、こういうことなんですよ。教育強国、強い国ですね。教育強国の建設に向けたガイドライン。それに沿って、教育現場でこれを実施しなさいという指示を出しています。
全文を読んだんですが、中国の漢字にすると9000文字を変えるんですよ。日本語にするとその数倍、かなりの分量ですよね。
教育強国、教育に強い国というのは中国らしく、ちょっといかめしい名前がついているなという感じですけれども、どういう内容なんですかね?
このガイドラインの最初の部分、総論部分から少し引用したいと思います。確かにいかめしいんですよ。
教育に対する共産党の全体的な指導を堅持する。そして2035年までに中国を教育強国に押し上げる。
でも実際に習近平政権が目指す教育強国というのはどういうものなんですか?
03:04
はい、いろいろあるんですけど、まずはですね、ちょっとくすっと笑ってしまう内容から紹介したいと思います。
小中学生は毎日2時間以上運動をしよう。サッカーができる校庭を作ろう。目の筋脂、太りすぎを減らしていこう。
こんなことも書くんですね。
そうですよ。合わせてこういう項目もあります。生徒のメンタルヘルスに関する早い段階での発見システムを確立しようということですね。
受験勉強に伴う運動不足、また心の病など、こう見るとやっぱり中国であれ日本であれ共通の課題っていうのがありますよね。
もう一つですね、教師の地位向上。具体的には放課後の先生方の活動をきちんと評価して、これを教師の給与体系に反映させよう。こんなことも盛り込まれてますね。
この教員の待遇改善というのは日本でも急務ですもんね。同じような状況ですね。
このほか都市と地方の教育環境のレベルの差を是正しようという目標も入ってます。
ただ問題はここから出てきて、中国の次の世代を担う若者を育成していく上で、気になる内容も少なくないんですよ。
それはどういうものなんですか。
思想教育なんですよ。それも習近平さんの政治理念を子どもたちに植え付けようという姿勢が明確になってます。
習近平さんの政治理念はこういう名前が付けられています。
習近平の中国の特色ある社会主義思想。
1949年に現在の中国が生まれました。
これまで指導者の名前が付いた政治理念っていうのは毛沢東思想、それに東照平理論ってあるんですよね。
ですからこの習近平さんの理念はこの先人2人に続くものなんですよ。
振り返ると2017年にこの習近平さんの政治理念、いわゆる習近平思想というわれわれが呼ぶものが共産党の規約に盛り込まれました。
それから習近平さんへの権力の集中や崇拝が加速しました。
そして今日紹介している教育教国に関するアウトラインもこのように歌っています。
習近平総書記が教育に関して述べた重要な論述を全面的に実施する。
学校における新時代の政治思想教育を強化、そして進化させる。
新時代の中国の特色ある社会主義思想によって、絶え間なく人々の魂を形成し教育する。
中国ではすでに習近平総書記の政治理念を学校で学ぼうというのが義務化されていまして、
小学校から大学まで必修科目になっているんですよ。
政治理念を学ぶ授業はかつてもあったんですけど、わざわざ教科書にもなっているというのは習近平さんが初めてなんですよね。
06:08
中国が今進める教育強国のゴールというのは2035年、これどういう意味合いを持つんですかね。
2035年というのは中国にとって非常に鍵を握る年でして、教育に限らないで総合的な国の力を先進国に方を並べるレベルにしようという一大目標なんですね。
この総合的な国力というのは経済規模だけじゃなくて、国際的影響力、軍事力、国民生活など全ての面において、自分たちは先進国になるんだという決意なんですよね。
ちょうど今年で言うとあと10年ということになりますけども、習近平氏は10年間トップに位置づけるということなんですか。
どうですかね。それは分からないんですよ。確かなのは、かつての集団指導体制を覆して習近平さんへの権力集中が進んでいるということです。
もう一つ、習近平さんの後には後継者らしい後継者が未だ見当たらないこと。
ガイドラインに話を戻したいんですが、こんな指導もあるんです。橋本さんに紹介してもらいます。
漢族が使う標準語を徹底させて、少数民族独自の言語を否定するというような内容なんですかね。
そうですね。そう思います。少数民族の独自の言語というのは独自の文化だと思いますね。文化を否定されたら当然反発も起きます。
実際、うちモンゴル地区では今から25年前に、モンゴル族の子どもたちが通う小学校や中学校で、国語の授業を標準語で行うという方針が示されました。
当然ながら、保護者や教員たちは抗議したり、授業をボイコットするということはありました。
そういう過去の例があるんですけど、今回のガイドラインは標準語を義務づける。
一方で、標準語が普及しているかを調べるために、各地で全国調査を実施するということも今回のガイドラインに盛り込まれています。
そういう話を聞くと、教育現場への締め付けがどんどん進んでいきそうな感じがしますね。
そうですね。最後に、このガイドラインで目にした今日的な話題も紹介したいと思います。
教育改革を支援するために人工知能を推進する。人工知能教育の大規模なモデルを構築していく。
人工知能、いわゆるAIということになりますけど、今中国でAIといえばディープシークが話題となっていますけども、
そういう高性能AIを低価格で開発した企業がそのディープシークですけども、
そこで収集された情報が中国国内のサーバーに保存されることとか、中国の法令が適用されることなどから、
09:04
日本を含む各国でこの会社のAIの使用を禁止しようという動きが広がっていますよね。
そうですね。急速に広がっていますね。
このディープシークの創設者っていうのは、この方は今年40歳を迎えるっていう若い人なんですよね。
まだ若いですよね。
このディープシークって会社自体も2023年の7月にできたから、まだ2年も経ってないんですよね。
ここから考えていくと、国家が教育現場をギチギチに管理して、
その国家の戦略に沿った人材が教育現場から生まれ育っていくと。
ですから第2、第3のディープシークが中国の学校現場から生まれてくるんじゃないかって、
そこがちょっと恐ろしい感じもするんですよね。
でも教育ってすごく大事ですからね。
自分たちにとっての不都合が生まれにくい環境を作っていくというのは、
そういうふうにも見えてしまうっていう恐ろしさも感じますね。
今日は中国の教育に関して解説してもらいました。
井田さんここまでありがとうございました。
ありがとうございました。
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