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日本と中国の「四分の三世紀」そして…国歌から考える
2024-09-30 11:59

日本と中国の「四分の三世紀」そして…国歌から考える

元RKB解説委員長 飯田和郎
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00:29
この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Upです。
今週から月曜日の担当は、元RKB解説委員長の飯田和郎さんです。
飯田さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
これから月曜日の男として、またよろしくお願いいたします。
週の始めで、フレッシュな気持ちで。
お願いいたします。
さあ、今日の話題なんですけれども、中国、正式な名前で言いますと、中華人民共和国が誕生して、明日10月1日で75年になるんですね。
四分の三世紀ということですね。
ただ、中国と言いますと、最近のニュースで言うと、領空侵犯があったりとか、新選での事件があったりとか、あまり良いニュースというのは入ってこないですよね。
そうですね。
北京の天安門広場には、今、巨大な花飾りが登場してまして、建国75周年のお祝いムードにあふれています。
今日は、中国と日本の75年間を振り返り、そして今後の関係を見通したいと思います。
ところで、中国の国歌、国の歌、メロディーは皆さんご存知だと思いますが。
特に今年は、オリンピックイヤーということもありましたからね。
その表彰式で、国旗が掲げられていく時に流れて、中国選手が金メダルを取るたびに、この国歌、会場に流れてましたよね。
そうですね。パリオリンピックで中国が取った金メダルは40個。
アメリカと並んで第1位だったんですよね。
ですから、パリで一番多く流れたのが中国国歌だと思います。
この中国国歌の由来をご存知でしょうか。
歌詞の一部を橋本さんに日本語で紹介してもらおうと思います。
立ち上がれ奴隷となることを望まぬ人々よ。我らが血と肉で築こう新たな頂上を。
中華民族に最大の危機が迫る。一人一人が最後のお叫びをあげる時だ。
血と肉で築こう新たな頂上を。音だけで聞くとわかりにくいかもしれませんが、万里の頂上の頂上という字ですよね。
その鳥で頂上を築こうというのは歌詞なんですか。
そうですね。この中国の国歌は実は1935年にできた中国映画の主題歌なんですよ。
この映画のタイトルは日本語で言うとこうです。
嵐の中の若者たち。つまり日本の侵略に抗う中国の若者たちを描いているんですよね。
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今歌詞にあった最大の危機が迫る。これがつまり日本の侵略なんですよ。
この映画は当時の時代を背景にできたいわゆる抗日、日本に抗う映画なんですよね。
でもその映画の主題歌がやがて中国の国歌になるというのは非常に珍しいなって思うんですけど、歌詞がずっと歌い継がれそうってことですか。
何を申し上げたいのかというと、今の中国という国そのものが日本の侵略に抗う歴史の中で誕生しました。
それを象徴しているのがこの国歌なんですよ。
そして75年間その中国を一党独裁を続ける共産党が導いてきました。
この国の歌の誕生した経緯、そして歌詞に現れるように、
中華人民共和国にとって、例えば国の中で、また国の外との問題が起きたときに、
絶えず意識する存在がやっぱり日本だと思いますね。
私の言う意識するという意味は、向き合う、あるいは活用する、利用する、警戒する、疑う、こういう意味だと思うんですよね。
過去75年間もそうだったし、おそらく今後もそうあり続けると思います。
中華人民共和国の歴史は日本との関係の歴史と言っていいかもしれませんね。
その中華人民共和国が誕生したのが1949年、昭和24年なので、
日本が敗戦してから4年後ということになりますね。
中国の75年間を振り返ると、大きく分けて3つの時代に分けられると思います。
3人の指導者がいました。
誰もが知っている建国の父、毛沢東。
それと、1970年代末から改革開放政策を進めた、東商兵。
3人目が現在の習近平主席です。
習近平さんは、自らを毛沢東、東商兵の先代2人と並ぶ存在にしようと自分で今、拡散していますね。
ただ、この3人の中で東商兵史というと、中国を高度経済成長に導いたわけですけど、
この頃の中国には良いイメージを持っている方も多いんじゃないかなと思うんですよね。
中国自体の遅れというのを認めて、日本に学びたい。
日本を手本にしたいというような感じでおっしゃっていましたよね。
そういう中で、日本も中国に手を差し伸べました。
日中有効の象徴の一つが、上海にある邦山製鉄所、宝の山と書きます。
山崎豊子さんの小説、大地の子で有名ですよね。
東商兵さんが望んだように、建設から技術指導まで、当時の新日鉄、今の日本製鉄ですね。
新日鉄の全面協力で1985年にできました。
ところが、今年の7月に日本製鉄は邦山側との合弁事業から撤退すると発表しました。
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ここ数年は、日鉄が邦山に対して特許が侵害されたという提訴をすることもありました。
つまり有効というのもライバルになっちゃったんですよね。
ですから、かつての日中の密月から玉と分かつのは、まさしく今の冷え込む日中関係を象徴しているかにより見えますね。
習近平指導部は、日本の支援が中国の経済発展のきっかけになっていったということをもう忘れているんですかね。
そうですね。さらにその前で言うと、今から振り返ると1989年の天安門事件の時も、
孤立した中国に他の主要国に先駆けて国際社会への復帰の足掛かりを作ったのも日本だったんですよ。
その日本に他の主要国も追随しました。中国は再び成長の道を走り始めました。
ただ、中国が年間のGDPの実額で初めて日本を抜いたのが2010年。
GDPで日本を追い抜くのは、中国の人からすると、俺たちの大きいとかでかいとか、自尊心を高める材料になりましたよね。
ですから、そうなると日本を手本にしたいという思いよりも、日本は下だという、そういう転換期になったかもしれませんね。
まあでも、古今東政権を経て今の習近平政権になっていったわけですけども、習近平主席は、中華民族の偉大な復興というのをスローガンに掲げてますよね。
偉大な復興。復興というのは、意味で言うと、一度お届えたもの、壊れたものが再び盛んになる。
整った状態に戻るということですね。中華民族は、アヘン戦争以来、様々な国に蹂躙されてきたと。
もちろん、現在は国の力は十分に高まったけど、習近平さんの意味する偉大な復興は未だ完成していない。
世界に勘たる王朝の復活をという認識なのかもしれませんね。
なるほどですね。今後の中国の話ですけれども、中華民族の偉大な復興というのを完全に果たすスケジュールというのはどうなっているんですか。
明日で国ができてから75年、4分の3世紀。建国から1世紀、つまり建国100年は25年後にやってきますね。
そうですね。
2049年。習近平指導部は、建国100年の2049年までに、経済や科学技術、総合的な力でアメリカを超えて世界をリードする国になるという目標を正式に掲げてます。
そこで初めて中華民族の偉大な復興が完成するというわけなんですよ。
建国100年を迎えるまでにアメリカとの競争に決着をつけるということで、やはり視野に入っているのはアメリカ。
そうですね。しかしアメリカという大きな壁の前にやっぱり日本があります。太平洋の手前には日本があります。
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知性学的にもそうですね。
例えば、習近平指導部は悲願の一つが台湾統一ですけど、しかし彼らからするとそれを今日、阻んでいるのがやっぱり日本。台湾友人に備えた日米安保。
さらに遡れば、かつての日本の台湾統治。その歴史の中で台湾住民の間に染み付いた日本という存在という認識だと思いますね。
ですから中国にとって自分たちの震度を塞ぐ存在はやっぱり日本ってことなんですよね。
今から3年前の2021年に習近平さんは中国共産党の党ができて、決闘100周年の式典でこんな演説をしてました。
中華民族は強烈な民族の誇りと自信を持っている。我々をいじめ、服従させ、奴隷にしようとする外国勢力を中国人民は決して許さない。
妄想したものは14億の中国人民が血と肉で築いた鋼の頂上にぶつかり血を流すことになる。
かなり強い調子ですよね。お気づきですが習近平さんが使った言葉の中で中華民族、奴隷、血と肉で築いた頂上、これは冒頭で橋本さんに紹介した中国国家なんですよ。
習近平さんの決意が凝縮しているのはやっぱりあの中国国家の歌詞だと私は思います。
そして今日紹介してきたように国家のルーツ、中華人民共和国という国家を支えているのはやっぱり日本とどう向き合うか。
彼らにとって日本は絶対に警戒感を持って意識する存在であったし、これからもあり続けると思います。
ここまで飯田和夫のキャッチアップをお送りしました。
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