00:00
杉浦大学 京都先端科学大学の 実話杉浦話
はあ、いいとこやね。 せやな。
あ、見て。あれ、シカちゃん? ああ、シカね。
私、こないだイノシシ見たで。 え、ほんまに?
てか、ここ大学の中やで。 亀岡キャンパス、のどがすぎるやろ。
そこは、自然が豊かすぎる。 って言うて。
杉浦大学 京都先端科学大学
あっ、土のサンプル集めんと。 せや、これ授業中やった。
8月1日、2日 オープンキャンパスへゴー!
フォークランド諸島紛争と領有権問題
この時間は日替わりコメンテーターが 独自の切り口で
多様な視点を提案するキャッチアップ。 月曜日は
元RKB開設委員長で 福岡女子大学副理事長の
飯田和夫さんです。 飯田さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
先ほどサッカーワールドカップ決勝が終わりまして
スペイン対アルゼンチンは延長の末
スペインが1対0でアルゼンチンを下しまして
優勝を飾りました。
決勝はヨーロッパ勢対南アフリカ勢ということになりましたけど
南アメリカ勢ですよね。
いつもはアジアの話をする飯田さんですけども
今回これを話題に取り上げるということですかね。
決勝で敗れたアルゼンチンなんですよね。
注目したいのは準決勝の
イングランド戦での光景なんですよ。
試合後、勝ったアルゼンチンの選手が
スタンドに向かって横断幕を広げましたよね。
スペイン語でこういうふうに書かれていました。
マルビナスはアルゼンチンのものだ。
マルビナスですね。
イギリスの名前で言うとフォークランド諸島なんですよ。
マルビナスはアルゼンチンの名前ですね。
フォークランド諸島は
アルゼンチンの東側の沖合500キロに位置します。
これだけでイギリスの自治領なんですよ。
イギリス政府によると
イギリスの探検家によって
この島の記録化されたと。
これが1592年。
これが今日、イギリスから遠く離れていても
イギリス政府が領有権を主張する根拠になってますね。
ただそのフォークランド諸島をめぐって
イギリスとアルゼンチンの間で戦争にもなったんですよね。
はい。1982年のことでした。
アルゼンチンは一旦武力で島を占領したんですけど
イギリスの圧倒的な軍事力の前に降伏して
イギリスが島を奪い返したと。
これはフォークランド紛争
またのフォークランド戦争と呼ばれてきましたね。
その戦争の相手だったイングランドに
アルゼンチンはサッカーで勝ったということで
紛争から44年が経っても
島は我々アルゼンチンのものだという領有権を
取り上げました。
南シナ海における中国の領有権主張と国際判決
先週のこのコーナーでは
沖縄県の尖閣諸島を取り上げました。
中国はこの尖閣諸島の領有を主張して
時には事実と異なる偽情報を
伝えているという話をしました。
これは中国の宣伝戦、認知戦
つまり認めさせる、知らしめる戦いだと
紹介してきました。
きょうはその続編です。
尖閣諸島と同じように
中国が自分たちのものだと
言い募る島々の話。
舞台は尖閣諸島をさらに南へ下がった
南シナ海でのことです。
南シナ海の領有権をめぐる中国の主張を
全否定したオランダ・ハーグの
仲介裁判所の判決から10年となった12日。
日本、アメリカ、イギリスなど
14の国々が判決を改めて支持する
共同声明を発表しました。
この声明は南シナ海で一方的な
現状変更の試みを続ける中国を念頭に
地域の平和と安定を脅かし
安定を損ないかねない行動に
強く反対を表明すると述べています。
国際的な紛争を仲介する機関です。
根拠となる条約には
現在120を超える国々が加わっています。
その仲介裁判所が
今から10年前の2016年に
南シナ海のほぼ全域を
自分たちのものだ、権益があると主張してきた
中国の主張を否定して
これは全く根拠がないという
判決を下しています。
これはフィリピンからの申し立てだったんですよ。
中国が国連海洋法条約に
違反していると訴えてきました。
ただ10年の歳月が経過した後
中国はこの地域裁判所の
判断を受け入れるどころか
南シナ海の島々に
軍隊を駐留させたり滑走路を建設するなど
既成事実化を進めていますね。
10年過ぎても判決を受け入れない
という中国は、今回14カ国による
共同声明に反発するんでしょうね。
そうなんですよ。
当然中国の外務省は即座に反応しました。
共同声明の後、外務省は
こんなふうな表現でこけおろしていましたね。
違法であり拘束力のない紙くずだ。
紙くずって言うんですよね。
反発するにしても他に
引用があるように思うんですけどね。
実は10年前、2016年に判決が下された時も
中国は同じように拘束力のない紙くず
という表現を使っていました。
中国の領有権主張の根拠と国際ルール
ちなみになんですけど
オランダにある仲介裁判所の
関係する条約なんですけど
中国も実は締結国の一つなんですよね。
なるほど。
ところで中国が
自分たちの国の領土、国土から
遥か遠い南シナ海の海域の領域を主張する
根拠って何なんですかね。
いくつかあるんですけど
1980年のことでした。
領域権を主張する理由を列挙した文章を
発表してるんですよね。
その根拠をいくつか紹介すると
まず紀元前2世紀に
中国人がこの海域を船で航行して
この島々を次々と発見したということ。
例えば2つ目には
紀元後3世紀に書かれた中国の書物に
その島々の地形の特徴が記されている。
こういうことを理由にしてるんですよ。
ただ、それらは
中国人が島々を認識していた
という程度のものであって
国家として島々に対して権限を行していた
というわけじゃないでしょと否定する
学者研究者は少なくないんですよね。
田畑さん、この言葉はご存知ですか。
無宗地宣戦。
無宗地宣戦。知らないですね。
漢字5文字なんですよ。
無宗地っていうのは、主のいない土地。
宣戦、先に占める、先に占拠する。
つまり、どの国にも属してない土地
無宗地に対して
最初に実行し合いすることで
自分たちの領土だとする行為なんですよね。
冒頭で紹介した
アルゼンチン沖のフォークランド諸島についても
イギリスが自分たちの領土と明確な意思を持って
国家として最初に
フォークランド諸島を実行し合いした。
これがイギリスの根拠なんですよね。
今言いましたこの無宗地宣戦
これは領土に関する国際ルールの一つになっていますね。
それが自分の国からどんなに遠くても
成立するというわけなんですかね。
南シナ海の島々に関しては
国家としての意思として支配したかどうかで
争われているところなんですかね。
南シナ海に浮かぶ争いの海なんですけど
国際社会の反応と中国の影響力
敗戦まで日本が統治した経緯がありますよね。
当時は新南軍島
新しい南の軍島と呼ばれていました。
ただ1951年に署名した
サンフランシスコ平和条約によって
日本はこれらの島々に対する権利と
請求権をすべて放棄しています。
ですから日本も歴史的には関係がないとは言えないんですよね。
南シナ海の島々について
中国とフィリピンのほか
ベトナムやマレーシア、ブルネイ、台湾
この6つの国や地域が領有権を支障しあっているんですよね。
だけど今日紹介したの
オランダの仲介裁判所の判決から
10年が経って
14の国が判決を支持する共同声明を出しましたよね。
この14カ国のうちには
フィリピンだけなんですよ。
参加したのは日本とフィリピンだけなんですよね。
アジアでは日本とフィリピン
太陽州ではオーストラリアとニュージーランドだけなんですよね。
東南アジアの国々は
フィリピン以外は沈黙している状況なんですかね。
中国といい関係を作りたいとか
摩擦を避けたいとかそういうことなんですかね。
先週こんなニュースもあったんですよ。
アメリカの世論調査会社が
日本を含む世界36の国や地域を
対象に調査したと。
その36のうち
実に27の国や地域では
中国への好感度が
アメリカへの好感度より上回ったっていうんですよね。
米中両国を比較したら
前の年、2025年の調査までは
アメリカの方が好感度が高かったのに
今回初めて逆転したってことなんですよね。
ですからトランプ政権が
南シナ海への関心がどんどん薄れていくという指摘もありますよね。
そうなると相対的に中国が
存在感を高め、今言ったように
中国を刺激したくないという国々が増えているのかもしれませんね。
ですからそんな結果があって
中国が仲介裁判所の判決を
紙くずとまで言い切れるのは
そんな背景があるのかもしれないなと考えてしまいますね。
好感度については中国が上がったというよりは
アメリカが勝手に落ちていったという
そういう背景もありそうな気がしますけれどもね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は元RKB開設委員長で
福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんでした。