飯田和郎のCatchUp
2023-06-29 12:48

飯田和郎のCatchUp

元RKB解説委員長 飯田和郎

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00:28
Rainbow Gintama ソウドウインコラボ実習
毎週木曜日のこの時間は、飯田和郎のCatch Upです。
今日は、中国の麻薬取り締まりの話題です。
今週の月曜日は、国連の国際麻薬乱用撲滅デーです。
日本では、「ダメ・絶対・普及運動」ということです。
禁止薬物の売買や使用は、日本だけの問題ではありません。
今日は、中国の麻薬事情について紹介します。
よく、映画などでは、中国の麻薬を取り扱ったものが出てくるのですが、
どれくらいの麻薬が広がっているのか、 気になるところが多いですね。
国連の国際麻薬乱用撲滅デーに合わせて、
中国の最高人民検察院、これは日本の最高検察庁にあたるのですが、
記者会見をしました。
いくつか麻薬に関するデータが出ましたので、説明したいと思います。
まず、禁止薬物に関する罪で検挙・逮捕された人の数は、
2018年1月から今年5月まで、つまり5年5ヶ月です。
中国全土において、その数は37万3千人。
この数、どうでしょうか?
37万人だけ聞いたら多いと思うのですが、
中国の人口比、人口と比べると1%も全然いかない。
5年5ヶ月の間ですしね。
一方、日本はどうかというと、
厚生労働省が数字を発表しています。
2021年、この1年間に薬物事案で摘発された人は、
03:01
14,400人。
ですから、このところ日本では横ばいが続いています。
中国の人口は日本のおよそ10倍ですので、
日本に比べると多いです。
37万人というのは。
ただ、この検察当局は総括として、
この数字は減っていると。
取締強化の効果が表れているということで、
持参しています。
一方で、その前までは、
もっと薬物が社会に優れていたということもありますね。
だけど問題はここからなんですが、
検察当局は、最近の薬物に関する事案の傾向について、
いくつか、この記者会見で発表していました。
どんなものがあるんですか?
4つあります。
まず、新しいタイプの薬物が次から次に出てくると。
イタチゴックなど。
例えば、合成薬物は名前を変えたり種類を変えたりすると。
捕まえにくくなってしまいます。
もちろん当局も対策を取るのですが、
新しい合成薬物が流通しているのを発見すると、
リストアップするんだけど、なかなか追いつかないみたいですね。
全体としても、この薬物に関する犯罪事案のうち、
新型の薬物が占める割合が急速に増えていると。
危険ドラッグと呼ばれます。
これもこの中に入ると思いますね。
2つ目。
インターネットを使った禁止薬物の取引です。
密売人たちは一般に、最近では電子決済のシステムを利用している。
すなわち、接触しないで済む。
合わずに取引できるということですね。
人と薬物と金のプロセスが分離されているわけです。
これが電子決済なんですよね。
操作の手が伸びにくくなっているということなんですよね。
うまく目をすり抜けて、受け渡しができるということでしょうね。
まだあります。最近の傾向の3つ目が、
麻酔薬、それに抗精神薬を含んだ薬物に関する事案が増えていると。
当局の取締りが強化されると。
これに対抗するために、密売人グループは、
従来型の麻薬の代替品、代わりとして、
麻酔薬や抗精神薬を密売するケースが増えている。
最後の4つ目です。犯罪の低年齢化。
未遂年を含めた若い世代が、
先ほど紹介しました合成麻薬に手を染めて犯罪を重ねると。
しかも、類犯が増えているということなんですよね。
ここまでいくつか紹介してきましたけど、
宅配方式、薬物を受け渡す方法が最も厄介のようですよね。
当局は、中国の郵便や宅配業者に繰り返し、
通知を出して協力を求めていると。
06:00
ただ、この2022年、昨年1年間ですが、
宅配方式による麻薬の受け渡しに関連し、
全国で3000人以上が裁判の起訴を受けているということなんですよね。
中国って、よく言われますね。
日本以上に電子マネー決済とか、ネットショッピングが浸透していますよね。
だから、それだけにお手軽になっちゃっているみたいですね。
なるほどですね。
ただ、中国というとかなりの国土の面積を誇るわけですけど、
どのエリアで麻薬の犯罪が多いとかってあるんですか?
まず、南の雲南省が摘発の重点地区です。
雲南省の山岳部に、
大麻などの危険薬物の栽培が長く行われてきました。
また、雲南省は陸続きで、
ミャンマー、ラオス、ベトナム、タイ、
4つの国々と国境を接しています。
ゴールデントライアングル、黄金の三角地帯と呼ばれる地域名を聞いたことがありますよね。
タイ、ミャンマー、ラオスの三角国が、
メコン川に接する山岳地帯で、長く大麻の生産拠点でした。
雲南省はここからも遠くないので、
国境を越えて密輸入が頻繁に行われています。
あともう一つ、中国の西の方、
新疆ウイグル自治区です。
ここでも大麻などが都会へ運ばれてくることです。
私もそうですけど、北京の少数民族の居住地域なんかに行くと、
ハッシハッシという小声で寄ってくるんですよ。
買わない買ってるんですか?
あるよ、あるよ、大麻があるよって感じですね。
ウイグルと国境を接するアフガニスタンは、
イスラム主義勢力のタリバンが支配していますが、
アフガンもアヘンやヘドウインといった麻薬の原料になる、
世界最大の産地ですね。
アフガンでのアヘンの生産量は世界の8割を占めています。
ですからアフガンからウイグルへの密輸入ルートも指摘されていますよね。
ですから西のウイグル、南のウンナン、中国東北は、
これらの辺境地域を中心に撲滅運動を続けていますね。
ただ麻薬組織の取り締まりなら、当然危険も伴うわけですよね。
今月26日の国際麻薬乱用撲滅デーに合わせて、
メディアも色々キャンペーンをやっているんですよ。
その一つが、殉職した英雄のストーリーなんですよね。
殉職した英雄って誰ですか?
これはウンナン省で麻薬取り締まりを専門にした、警察官の話なんですけど、
彼は長くこれに携わっていて、麻薬組織のアジトを何度も一人で襲って敵がしていたんですよ。
24回ですよ、報道によると。
09:01
合わせて密売人19人を逮捕したと。
禁止薬物を合わせて51キロも押収したということなんですよね。
だけど最後は犯罪組織に殺害されてしまうと。
この後なんですけど、報道によると、その時この警察官は、
拳銃の引き金に指をかけたままだったと。
書き残した日記にはこう書いてある。
人々の幸せのためには私の血が流れることは厭わないと。
薬物取締まりの職務に粉骨滲伸していきたいと。
職務に殉じた人生は本当に称賛すべきなんですけど、
やや国民に尽くした末の殉職って感じで、
当局の宣伝の匂いもどうしても伝わってきますよね。
この男性も警察官も合わせて、
中国では1982年に雲南省で麻薬取締まりの専門チームができたんですけど、
それ以来、雲南省だけで合計60人が麻薬組織に殺害されていると。
多いですよね。
この数字は多いですね。
中国と日本の関係でも麻薬って問題は色々関係しておりまして、
お互いに協力して取り締まれるってこともあるんですかね。
私はあると思います。
先ほど言いました、インターネット上のSNSの悪用や隠れた言葉を使って
大麻や合成麻薬の密売っていうのは、日本も中国も一緒だと思うんですよね。
最近ちょっと違うんですけど、こんな事案があって、東京の話なんですけど、
UAE、アラブ諸国連邦から覚醒剤を見つけたとして、
日本に住む中国籍の男女4人が捕まりました。
この船はEAUから中国経由で東京の港に着いたってことです。
コンテナから見つかった覚醒剤が700キロ。
末端価格434億円。
今回押収された700キロの覚醒剤っていうのは、
昨年1年間に全国で押収された全ての量を超える規模なんですよ。
現場は日本なんですけど、中国人が関与されたとされています。
ですからこういう事案っていうのは日中間で協力できると思うんですよ。
日本での密売に、中国に拠点を置く組織の関与が疑われるケースもあります。
日本に入った禁止薬物を回収する、いわゆる受け子ってありますよね。
SNSを通じて闇バイトとして関与されるケースが多いです。
日本の法律の規制が及ばない海外のインターネットサイトが使われているんだと思うんですよね。
こういう事って日中両国が協力できると思うし、情報交換もできるんじゃないかと。
麻薬っていうのは日中共に戦うべき相手ですので、
12:03
こういう事は少し協力を進めて、日中関係の改善への一助になるんじゃないかと。
国際協力で取り組んでいかなきゃいけない問題だと思います。
ここまで飯田和夫のキャッチアップをお送りしました。
数学教師芸人の高田先生だよーん。
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