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イリカミネ
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毎週木曜日のこの時間は、飯田和郎のブラッシュアップです。
さて、飯田さん、今日は来年1月に迫ってきました台湾の総統選挙ですけれども、先週の米中首脳会談でも台湾問題は焦点の一つだったようですね。
そうですね。中国の習近平主席は、バイデン大統領に台湾問題について、中国はやがて統一するだろう、必ず統一するとまで言い切ってますね。
一方、大統領の方は台湾の選挙のプロセスを尊重するように求めています。これは、総統選挙が近づくにつれ、中国がいろいろな形で介入してくるんじゃないかという懸念を深めているということだと思います。
今日、台湾総統選挙を取り上げるのは、やはり今週が節目というところなんですね。
そうです。副総統の候補者の名前を、明日24日までに台湾の中央選挙管理委員会に届けなくちゃいけないんですよ。
与党の方は、制服、制服副総統の候補者の名前を届けているんですが、一方の野党の方は、野党統一候補が立てられるかどうかというのは、分裂したままになるのかという説得際に来ているということですね。
それに先ほど紹介した、そのことが中国が総統選挙に介入してくるかどうかということにも関わってくると思うんですよね。
まず、与党を見ていきますと、与党の民進党の総統候補は、賴清徳氏。月曜日に決まった副総統候補は女性で、中アメリカ代表の蕭美琴氏。
民進党は初めて国民党から政権を奪った2000年以降、総統副総統を男性女性または女性男性のペアで臨んでますね。
次の選挙でも同じように男性女性の組み合わせで挑むということだと思います。問題は一方の野党なんですよ。
野党は候補の一本化を決めたものの立候補を表明している最大野党、国民党の名前でいうと郭祐貴さん。
もう一つの政党の民衆党、こちらの河文哲さん。お二人とも自分が総統候補になるという意向で、機能現在まだ調整がついてないということです。
難しそうですね。まず民進党の女性副総統候補の蕭美琴氏ですけども、これ以前このコーナーでも紹介しましたよね。
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アメリカでの活発な活動を通じてアメリカ政府と緊密に連携しているというふうに飯田さんが解説してくれましたね。
あの時、副総統候補になるかもしれないと言ったら、やっぱりなりましたね。
ご本人は日本の神戸出身で、お父さんが台湾人、お母さんがアメリカ人。中国は彼女の活動を非難していて、戦争を引き起こしかねないトラブルメーカーと呼んでますね。
世論調査なんですけど、支持率で言うと与党の民進党の雷聖徳さんが33%、それと最大野党国民党の郝雄義さんが26%、民衆党の河文哲さんが18%。この構図のままなら与党の雷聖徳さんが逃げ切れるかなって感じですね。
3人バラバラであれば逃げ切るんでしょうけども、逆に野党が一本化すると与党を上回る数字になりますよね。ただこれがなかなかうまくはいかない感じなんですかね。
そうなんですよ。先ほど言いましたように、このままに雷聖徳さんが逃げ切るかと思って、これで野党が一本化すると政権交代が起こる可能性も出てくるんですよね。だけど先ほど言いましたように、どちらが総統候補になって、どちらが副総統候補になる、納得するかどうかってまだ決まらないってことですね。
これもあれですけど、与党の雷聖徳さんが勝てば台湾で1996年に総統の直接選挙が始まって以来、同じ政党が3期、民進党が3期、12年連続で続くと。しかもこの中国と距離を置く民進党の総統が12年間続くことになるわけですよね。
そうですね。なので、どうなっていくのか、野党統一候補を立てられるのかどうかっていうところが注目ですよね。
そうですね。仮に組んでも、統一候補を立てても、第三勢力の民衆党の支持者っていうのは、これまでの選挙の構図っていうのは民進党か国民党かっていう既成政党の2者卓一だったんですけど、彼ら支持者は大政党じゃダメだと。台湾はこんなに閉塞感があるんじゃないかと。政治文化変えるんだって言ってるんですよ。
ですから、特に若い支持層は、今回の統一候補ができるかどうかってすごい関心があるところですね。ですからおっしゃるように、2つがプラスしても、1プラス1で2にはならないという難しさもありますね。
国民党と一緒にやるのはちょっとがっかりだなって、民衆党支持者は思ってしまうことがあるということなんでしょうけど。ただ、民進党として総統の座を維持しなくてはいけない、賴清徳氏の方はどうなんでしょうか。
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選挙の話題って最近は野党側の動きばっかりなんですよ。各種世論調査を見ても、賴清徳さんの方の支持率がなかなか上がってこないんですよ。民進党は誕生して以来若い世代が支持してきたんですが、その若い人たちも次第に民進党離れが進んでいると。それがさっき言った第三勢力の加文鉄さんの民衆党の方に流れている図なんですよね。
なるほど。今はまだ党としての支持率低くても、いずれどうなるかわからないという注意が必要なのかもしれませんが、中国はどういうふうにしようとしているんですか。
目的は一つ。民進党の政権を倒すことですね。ましてさっき紹介したように、副総統候補のショウビキンさん。かつて彼女はかなり独立志向の強い発言をしているので、今はワシントンで、これまでずっとワシントンでドビー活動をしてきたので、アメリカの地も流れているということで、そういう人がなるということはやっぱり警戒かもしれませんね。
台湾の副総統はアメリカと一緒でトップ。総統に万が一のことがあればトップになっちゃうんですよ。つまり中国がトラブルメーカーと名指しているショウビキンさんが台湾のトップになるかもしれないと。何かあればですね。
さらに副総統というのは4年後8年後の総統の有力候補になる可能性もあるので、中国としては歓迎できないですね。
そうなると中国との関係というのがこれ最大の焦点ということになるんですかね。
台湾の選挙というのは毎回対中関係が一番の焦点になるんですね。中国とどう付き合うかということですよね。ですから野党統一候補が成立するかどうか、それによって総統の座を守りたい与党の民進党のサイドの戦術も変わってくるだと。
それに中国が投票日に向けて台湾の有権者に向けた仕掛けも変化してくると。私は思いますが習近平政権はすでに投票員までのいろいろなシミュレーションをしていると思いますね。
野党統一できた場合、できなかった場合、それぞれの。
その後の史実の変化とかですね。
中国は軍事力を日々増強しておりまして、ロシアによるウクライナ侵攻も台湾有事を連想させるものがありますが、台湾に有権者というのは中国とことを構えたくない、中国に優和的な野党を選ぶという選択肢も出てくるんじゃないですかね。
もちろん戦争は嫌ですよね。だけど、ここ数年は自分たちは中国人と違うんだと。台湾人だと。つまり台湾住民の間で台湾人としての意識が強くなってますよね。そうなると、私は今の民進党の路線の流れは続くんじゃないかなと思ってますね。
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ですから現時点では中国側も様子見なんですが、例えば先週の米中首脳会談や日中首脳会談、いつでも習近平さんの表情が明るかったんですよね。穏やかな感じでしたよね。これは一部に中国の経済が苦しいので、外国の資本を中国に入れるためだということも言われてますけど、そうでしょう。
ただ一方で習近平さんの表情が穏やかだったのは、台湾の有権者も意識してたと思いますよ。そういうソフト路線を見せたんじゃないかと思いますね。
台湾の総統選ですけれども、アメリカの大統領と同じで一期四年。同じ人が二期まで勤めることができる。有権者が総統候補と副総統候補のペアを選ぶ仕組みになっております。現職最英文総統は現在二期目ということなので、与野党いずれにしても新しい総統が生まれるということになりますね。
投票日が1月13日の土曜日。もう2ヶ月を切りました。ですけど、本当に何が起こるかわからない。かつては当選した人と落選した人の得票差が0.228%ですよ。本当にちょっとの仕掛けとか、本当にちょっとのことで変わっちゃうんですよね。
ただ言えるのはもう一つ、台湾はこのような民選、直接選挙を経るたびに民主主義が深まっていく、進化していくということです。そのことだけは言えますね。
その行方、まず野党統一がなるかどうかというのを注視したいなと思います。ここまで飯田和夫のブラッシュアップでした。
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