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毎週木曜日のこの時間は、飯田和郎のブラッシュアップです。
メジャーリーグでは、大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏による違法賭博疑惑、これで揺れに揺れておりますけれどもね。
今日は、スポーツにまつわるお金の話だそうですね。
はい。しかも汚いお金、汚れたお金の話です。中国の話なんですけど、一昨日火曜日に私が注目した裁判がありました。判決公判です。場所は中国の中部の湖北省、湖の北と書きますね。湖北省の裁判所でありました。
これが中国の国営通信社の新華社通信が記事にしていますので翻訳しました。水木さんに紹介してもらいます。
これ、中国サッカー協会の主席って、要は協会のトップってことで、そういう存在の人が、立場の人が賄賂を受け取ったっていうことですけど、いくらぐらいなんですか?
中国の通貨、人民元でいうと、総額8103万円。8103万人民元ですね。これを日本円に換算すると、現在のレートでいうと、およそ17億円。
相当な額ですね。
で、火曜日の判決で認定された犯罪事実っていうのがどういう事件なんですか?
複数こういう収賄事件をやってたんですけど、新華社の通信の報道から引用します。
無期懲役の判決を受けた陳彦、サッカー協会の主席だった人ですが、男ですが、2010年から昨年、2023年までの間に、協会の主席という地位を利用して大会の運営などに弁儀を図る、こういうことを繰り返していたと。
具体的には出入りする業者に弁儀を図ってて、その見返りに金を取ってたってことなんですよね。
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この陳彦は、上海で港に関する企業グループのトップも勤めてて、そっちの方も活用して、サッカー業界へのビジネスの参入を知らず化しながら私服を肥やしてたってことなんですよね。
その賄賂が日本円でおよそ17億円。
報道によると17億円のうち、日本円にして8000万円は約束だけで逮捕されたときは受け取ってなかったってことなんですけど、裁判所は認定してます。
それにしても17億円、16億円って巨額ですよね。
本当の額ですよ。
ただし、サッカー業界に限らず中国全体で言うと、高級幹部とか企業のトップの増収賄辞券って過去にはもっと額のデカいのがいっぱいありますので、それも数百億円っていうのがありますんで。
変な言い方ですけど、中国ではお届けほどの賄賂ではないという言い方もあります。
17億円もあるのに?
そうですね。
悪事のスケールがちょっと違いますよね。
まずここで中国のプロサッカーリーグのシステムを紹介したいと思います。
日本と同じで、カテゴリーごとに分かれています。
最も上のリーグ、日本で言うとJ1ですけど、中国ではスーパーリーグって言います。
これ2004年から始まってますので、今年でちょうど20年ってことですね。
この日本のJ1と同じスーパーリーグは現在全国の16のチームで構成されています。
サッカーは中国でも人気のスポーツになってきてるんですね。
バスケットボールに次ぐ人気スポーツと言われています。
ただ人口が13億人ということで、人気スポーツだけに利権も多いし、動く金も大きいんですよね。
当然それに群がる人間もいると。
さっき言いましたが、最も大きなお金が動く最上級のスーパーリーグ。
これはどのクラブも参入したいんですよね。
チン・ヒコクは大きな権限を持つ協会トップとして、
その参入も含めて公正さを阻害するような行為を繰り返していたということです。
一部のクラブには便宜を図って昇格させたりとか、
または一部のものにトップの権限でお金が集まるポストを与えていた。
そんなことが認定されていますね。
でもそういう悪事を働くトップを勇めるような人っていなかったんですか?
そう思いますよね。
勇めるような人というか。
勇める者がいないどころか、同じ穴の無事な人もいっぱいいるんですよ。
チン・ヒコクが無期懲役の判決を受けた同じ一昨日、火曜日ですね。
この日はスーパーリーグの運営会社の社長が同じように収賄で、懲役8年の判決を受けています。
この他、協会幹部数人が有罪判決を受けていますね。
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最も過去において酷いのはですね。
男子の代表チームの監督だった人物が賄賂を送って、その代表監督に就任していたと。
こんなことも明らかになっているんですよ。
名前はリ・テツという元代表監督です。
この男は代表監督のポストを得るために賄賂、日本円で4000万円。
4000万円の賄賂ですよ。
渡していたと。
しかもその相手が、今日紹介してきた中国サッカー協会のトップだった陳述言元主席だったということから。
ですから、こういう腐敗のがあちこちで広がっているということなんですよね。
すごいですね。
日本で言ったら、森安監督が監督になるために日本サッカー協会の宮本恒康会長に、みたいなことですけど。
ちょっと考えられないですよね。
日本ではまず考えられないですね。
ありえませんよね。
このリ・テツという元監督は、現役時代のイングランドのプレミアリーグにもチームにも参加したと。
中国人で参加したと。
名選手なんですね。
この元監督は、いわゆる賄賂を送るとともに、賄賂も受け取っていまして。
例えば、代表メンバーの選考に実力が足りない選手4人を選んで、その見返りにその選手たちの所属するチームから賄賂を取っていたと。
賄賂だけじゃなくて収賄もじゃってた。
これは2021年で、3年前の話なんですけどね。
なるほど。なんかもう沼、底なし沼みたいな感じのサッカー界の腐敗ですけれども。
肝心の中国代表チームの成績はどうなんですか。
ちょうどおとつい、2026年のワールドカップのアジア二次予選がありまして。
中国代表とシンガポール代表の試合が、おとついの夜、中国の天津でありました。
この日は確か日本と北朝鮮の試合が去年である。
亡くなりましたね。
亡くなりましたね。あの日ですよね。
中国は、FIFA国際サッカー連盟のランキングは現在88位なんですけど。
シンガポールに4対1で勝ちました。
二次予選、中国が4試合を終えて、グループ4カ国のうち第2位。
この組には韓国という強豪もいますね。
なるほど。でもサッカー熱の高い中国ですけれども。
中国の男子代表チームがワールドカップ本大会に出場できたのは?
これはですね、もうかなり前で、2002年の日韓大会。
ただ1回だけなんですよ。
それ以降は5回ワールドカップが行われていますけど、一度も本大会には出ていませんね。
でも組織がそういう色々のね、純愛憎愛みたいなのがあっていると、これじゃあ組織としては勝てないですよね。
実力じゃなくてお金でというところですからね。
中国のサポーターも激しみしていますね。
話は少し角度が違うんですけど、現在習近平政権というのは徹底した腐敗撲滅運動を進めていますね。
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今回はそのキャンペーンがサッカー界にも生んだという話です。
一方でこの場でも何度も言っていますけど、国民はこの治安最優先、安全最優先の今の政権のやり方に息苦しさを感じていますが、
一方でこの撲滅運動、腐敗撲滅運動に関しては支持をしています。
こう考えると、つまり習近平政権を支える一員にもなっているんですよね。
ですから今度のサッカーの話、ファンとしてはなかなか結果の出ないナショナルチームを強くするためにも海を出し切ってほしいと思うし、
一方で習近平政権はサッカーという国民の目が届きやすい、分かりやすいターゲットを作るというのは、自分の支持集めにも有効な手段。
だから徹底的にやるというのは私の見立てですね。
ここまで飯田和夫のブラッシュアップをお送りしました。
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