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2024-12-23 12:07

中国とバチカンのクリスマス おびえる「地下教会」信徒

元RKB解説委員長 飯田和郎
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月曜日は元RKB開設委員長の飯田和夫さんです。
飯田さん、おはようございます。
今日の話題なんですけども、ちょうど明日がクリスマスイブということで、クリスマスにちなんだ話題だそうですね。
カトリックの双本山、バチカン、つまりローマ教皇朝ですね。そこと中国の話なんですよ。
ただですね、メリークリスマスと言えないような複雑な話なんですよね。
まず今年10月に流れたこのニュースを橋本さんに紹介してほしいと思います。
中国政府とローマ教皇朝は、中国国内にいる四教の任命権をめぐる暫定合意を延長することで合意しました。
中国政府とローマ教皇朝は、2018年に暫定合意を結び、その後2年間ずつ合意を延長してきましたが、今回はさらに期間を延ばし、4年間延長することになりました。
中国国内の四教の任命権をめぐるバチカンと中国の暫定合意って、これどういう内容なんですかね。
バチカンと中国の間で長く続いてきた対立から説明したいと思います。
現在の中華人民共和国が誕生する前のことなんですよ。
ローマ教皇朝は四教を任命して中国に派遣していました。
中国の共産党政権はこれに反発して、外国人の四教を国の外に追放しちゃったんですよ。
1951年、バチカンと中国は国交断絶。
一方で、外国人四教だけじゃなくて、現在の中国が誕生する前にバチカンが任命した中国人の四教もいたんですけど、70年以上過ぎちゃったんで、すでに皆さんもう天に召されたってことなんですね。
このバチカンによる四教の任命権ってことなんですけど、つまりカトリック教会の聖職者である四教、これはローマ法王だけが任命できる。これがバチカンの立場なんですよ。
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しかし当時誕生したばかりの中国からすると、それは内政干渉だろうと。だから関係がこじれちゃって国交断絶したんですよ。
一方で中国は、バチカンとは別に、政府公認のカトリックの団体を作ったんですよ。
中国政府公認の団体が、今度はバチカンを無視して、自分たちだけで四教を任命してきたと。これがずっと続いてきたんですよ。
なるほど。それをめぐって、バチカンと中国が対立してきたということですけども、それが暫定合意という形で和解に動き出したっていうことですか?
はい。暫定合意の内容について、中国もバチカンもどちらも説明はしてないんですけど、ただいろいろな情報を総合すると、この暫定合意っていうのはこういうことなんですよ。
中国側が決めた四教をバチカンのローマ法王が後から認める、追認する、こういう仕組みらしいんですよね。
なるほど。先ほど井上さんが、カトリック教会の聖職者である四教はローマ法王だけが任命できる。それがバチカンの立場っておっしゃいましたけども、中国が決めた四教をローマ法王が後から認めるとなると、バチカン側が中国に情報したというような形になるんですかね。
はい。確かに追認するっていうのはバチカンの情報と捉えていいと思います。ただですね、今日のテーマなんですけど、バチカンと中国の関係が今後変わっていくと、それで影響を受けるカトリックの信者が中国にたくさんいるんですよ。これはつまり地下教会の信者たちなんですよね。
地下教会っていうのはあまり聞かない言葉ですけど、どういうことなんですか?
先ほど説明したように、中国ではカトリックであろうが、プロテスタントであろうが、キリスト教会が活動するためには、政府が公認した団体に所属しなくちゃいけないんですよ。だけど共産党の、現在の政権の干渉を拒んで、政府が認めた公認団体に所属しない、無届けで運営する教会がたくさんあるんですよ。
そのようなカトリック教会を地下教会、つまり地下に潜るように、隠れるように活動するという意味での地下教会。
当然、バチカンに忠誠を誓う中国人の主教や聖職者、そして信者たちは地下教会に集まるわけですよ。一方のバチカンは地下教会の聖職者の中から主教を任命して、一方で中国側が独自に選んだ主教を原則として認めない。これがずっとバチカン中国が対峙したということなんですよね。
政府公認の教会と非公認の地下教会があるということですけども、その割合として地下教会の信者の方って多いんですか?
はい。中国のカトリック教徒はだいたい1,000万人いるというわけです。全体で。内訳でいうと公認の教会の信者と地下教会の信者がほぼ半分半分というわけですよ。それにしたって地下教会の信者が500万人いますよね。かなりの人数だと思います。
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ですからこの500万人いたとしたら、彼らはバチカンと中国が接近したらこれまでのような宗教活動ができなくなるんじゃないかと。そんな不安があるんですよね。
そもそも社会主義国である中国ですけども、信教の自由っていうのは保障されてるんですか?
はい。憲法の第36条に認められてまして、宗教や信仰の自由が認められてます。一方で、信仰をしない自由っていうのも認めてるんですよ。ただですね、こういう文言も憲法の中にはあるんですよね。
いかなるものも宗教を利用して社会秩序を破壊してはならない。
はい。続けて次もポイントです。
宗教団体及び宗教事務は外国勢力の支配を受けない。
はい。中国共産党政権からすると、自分たち以外に人心、人の心を集める存在が登場するのは絶対に阻止しなきゃいけない。共産党こそが唯一無二なんですよね。
ローマ法を絶対視するバチカンとこうなると相入れないわけですよ。だからバチカンが中国国内の宗教を選ぶのは、先ほど言いましたように内政干渉だと。これは全力で排除しなきゃいけないわけですよ。
もう一つ、かつて欧米列強が中国を侵略した歴史がありましたよね。この時にキリスト教が中国に入り込んだと。こういう認識を彼ら共産党持ってるわけですよ。
だから共産党政権が誕生した後、外国人の宣教師を追放したり、一方で彼らが作った学校とか社会施設などを次々と閉鎖募集したっていう経緯があるんですよね。
司教はローマ法だけが任命できるという立場だったはずのバチカンが暫定合意を経て、中国の決めた司教をローマ法が後から認めるっていう情報なんですけど、バチカンはなんで中国に上布するんですかね。
私は二つの理由があると思います。一つは世界的なカトリック教徒の数が減ってきてるんですよね。これは当然バチカンの財政に影響が出ます。ですから人口の大きい中国っていうのは大きなマーケットなんですよ。
二つ目の理由ですけど、現在のローマ法、フランシスコは南米のアルゼンチン出身なんですよね。いわゆるヨーロッパ出身者がほとんどだった歴代の法と比べて、中国に対して柔軟な姿勢で向き合おうとしているんじゃないかなって見えますね。
そのバチカンと中国の暫定合意っていうのが4年間さらに伸びるってことですけど、2028年までということですかね。
はい。これまでは2年2年だったんですけど、今度は4年間です。2028年っていうのは初めての暫定合意を結んでからちょうど10年なんですよ。
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ですからこの4年間に暫定期間を広げて、一気に正式合意、暫定を取っちゃう正式合意っていう流れになるかもしれません。
今日忘れてならないのは、習近平指導部が強く進める宗教政策のキーワード、つまり宗教の中国化。
宗教の中国化ってどういうことですか。
宗教が社会主義に適応するように、共産党政権自分たちの手で宗教団体を指導するっていうんですよね。
同時にやっぱり外国勢力の干渉を阻む。こういう考え方はキリスト教だけじゃなくて、イスラム教やチベット仏教に対しても同じなんですよ。
だから今日のテーマで言うと、カトリックの中国化と言っていいかもしれませんね。
ですから習近平指導部は、歴代のこれまでの政権以上に、バチカンに忠誠を誓う地下教会を弾圧してきました。
具体的には信者の身柄拘束とか、地下教会の閉鎖ってことなんですよ。
ですから地下教会に集う信者たちは、バチカンが中国の習近平指導部に飲み込まれてしまうんじゃないかと。
自分たちはバチカンに見放されてるんじゃないかって感じる信者もいっぱいいるわけですよ。
明日はクリスマスイブですよね。彼らは本当にこのクリスマスに何を祈ったろうかなって感じてしまいますね。
そう考えると穏やかじゃないのかな、親中はって感じがしますが。
あと中国のキリスト教信者は増えてるんですか?それとも減ってるんですか?
増えてるんですよ。やっぱりこれ宗教にすがりたい、信じる宗教を持ちたいって気持ちだと思います。
それは発展から取り残された農村部でもそうですし、人間関係も希薄になった都市部においてもそうなんですよ。
ですから考えてくると、宗教が人の不安を吸収してるんじゃないかと思うんですよね。
宗教の中国化って言葉で管理を強化しても、人間一人一人の心の中までは縛れないんじゃないかなと私は思いますけど。
そこには自由があるわけですからね。
さあということで今日はクリスマス直前ではありますけども中国とバチカンのクリスマス怯える地下教会信者という話題でお送りしました。
井田さんここまでありがとうございました。
ありがとうございました。
よろしくー
12:07

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