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2024-09-19 11:53

末富先老 待ったなし 中国の高齢化対策

元RKB解説委員長 飯田和郞
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00:26
日替わりコメンテーターによる解説で、日々のニュースを掘り下げていきます、ブラッシュアップです。
木曜日は元RKB解説委員長の飯田和郎さんです。さて今週の16日、敬老の日でしたよね。各地でお祝いの行事がありまして、おじいちゃんおばあちゃんをいたわる家族も多かったのではないでしょうか。
今日はその敬老という言葉、まあ、めでたいというか、うやまうという言葉も入ってますけども、高齢化というところでね、社会全体を見渡していきますと、どう対処していくのか、いろいろと課題がありますよね。
そんな中、自民党の総裁選挙、立憲民主党の党首選挙でも大きな政策課題となっていますが、今日は中国社会の高齢化問題を飯田さん取り上げると。
はい、中国にも敬老の日があります。日本は9月の第3月曜日ですけど、中国の場合は旧暦の9月9日、今年の場合は10月11日なんですよ。
水木さんにお尋ねしますけど、どうですか、例えば中国とか台湾の中華社会は、例えばバスや電車の中で高齢者に席を入れるって日本よりもなんか。
ありますよね、本当に高齢者の方が、おうやまうという姿勢はね、よく見られますよね。
そうですね、そんな風に感じますね。
徴用の女ってやつ。
やっぱり中国も高齢化というか、寿命はやっぱり伸びているんですか。
はい、先週12日に中国政府が国民の一番新しい平均寿命を発表しました。
昨年現在で78.6歳、世界一の長寿国の日本に比べるとやや短いけど、それでも国別で言うと長寿の部に入りますよね。
今日の中国の高齢化社会を象徴する言葉で、4文字。
未富、先老。未富は未だ富んでない、未だ豊かでない。先老っていうのは先に老いる。先に老いるんですね。
意味するところは、みんなが豊かになる前に国が先に老いてしまう。そういう危機感なんですよね。
中国の人口問題というと一人っ子政策というものを浮かべる方も多いと思いますけど、2人目以上を産んだら罰金というのもかつてありましたよね。
ありましたよね。少数民族などを除いて一人一つの夫婦やペアには子供は一人限りと。これを段階的に緩和しています。
03:02
確かに日本を訪れている中国人旅行客でも家族で複数のお子さんがいるということも見かけるようになりましたもんね。
一人っ子政策で人口抑制という部分では成功したのかもしれませんけど、今になって急速な高齢化になっているわけですけど、
一人っ子政策を撤廃して中国の出生率は上がったんですか?
はい。数字で紹介します。昨年1年間に中国で生まれた赤ちゃんの数、出生数ですね。数ですね。
これが902万人。これは54万人も減ってマイナス9%なんですよ。
マイナス6%。54万人減ってマイナス6%。7年連続で前の年を下回っています。
今年は年間で900万人台を割るんじゃないかって見られてますよね。
ですから一人っ子政策を撤廃。政府は3年前から2人目だけじゃなくて3人目もいいよって言ってるんですけど、あんまり目立った効果は出てないですね。
でも日本も100万人割って80万人台とかって言って70万人の大台を割るかもしれないっていうふうに懸念されてますよね。
もう一つの数字で言うと高齢化率ってありますよね。これは人口全体における65歳以上の人たちの割合なんですけど、
中国の65歳以上の人口およそ2億2000万人。高齢化率は15.4%。日本の高齢化率は29.3%。
ですから15.4%ってことは中国はまだ日本に比べて半分だと思うんですけど、安堵しちゃいけないんですよね。長寿はどんどん進むのに子供はどんどん減っていくと。
統計では地球上の全ての高齢者の4人に1人は中国人ってわけなんですよね。
もう一つ国連が7月に発表した今後の世界の人口推計によると、今の人口とおよそ75年後、つまり2100年の人口を比較してるんですよ。
日本の人口は現在1億2400万ですけど、これは2100年には7700万人になると。つまり62%になっちゃうんですよね。今に比べて62%。
一方の中国なんですけど、これは現在の14億人余りが2100年には6億3300万人。減る数がなんと7億9000万人。
そんなに?
やっぱり規模が違いますね。
こちらも半分以下の47%になってしまうんですね。
国連の推計だと今の半分ぐらいになっちゃうってことですよね、47%。
深刻ですね。
でもやっぱり人口が国力っていう考え方がかつてありましたけど、これだけ人口が急減して高齢化率がどんどん上がっていくと、中国は一層深刻ですよね。
06:10
中国でも子どもを儲けない若いカップルが増えているっていうふうに聞きますけど、やっぱりライフスタイルの変化とか、あと経済的負担も大きいっていうのは日本と共通する部分があるんですかね。
これは日中いろいろ共同研究してもいいと思いますね。
その結婚の数なんですけど、今年の上半期、中国の婚姻の数、つまり役所に婚姻届を提出したカップルの数なんですけど、343万組。
これも前の年に比べて、なんと50万組も減ってんですよ。
1年前に比べると、実に13%も結婚するカップルが減ってた。10年前に比べると、これまたお届け、半分に減ってんですよね。
この数字を見ると、当然中国政府、習近平政権も対策を講じますよね。
子供は3人まで産んでいいってなってるんですけど、地方政府の中には、これも日本とよく似てます。2人目、3人目を産んだら、その夫婦に奨励金を出す。こんなケースまで出てますね。
ちょっと見方を変えてみたいんですけど、イギリスの経済専門誌で、フィナンシャルタイムズってあるんですけど、これが8月3日に面白い記事を出してました。
面白い記事っていうか、なるほどねっていう記事なんですけど、タイトルなんですけど、中国都市部で飼育されるペットの数は、今年乳幼児、幼児や赤ちゃんの数を上回る見込みだっていう記事なんですよ。
つまり犬や猫に代表されるペットはどんどん増え続けて、一方で4歳未満のちっちゃな子どもはどんどん減り続ける。
今年はついに逆転されてしまうっていう内容なんですよね。
なるほど。これペットを飼っている世代っていうのは、やっぱ若い。
そうですね。ですから、結婚しない若い世代もそうですし、子どもを持たないカップル、それと方や孤独感を紛らわせようとしているのか、高齢者の間でも動物を持つ人が増えているんですよ。
これ本当、ペットが映し出す中国社会って言ってもいいかもしれませんね。
子どもを持たない、持てない世代にもペットブームっていうのが来ているっていうことですけど、高齢者にもそういうブームが来ているっていうことですかね。
ですから、このフィナンシャルタイムズらしくですね、ペットの話を紹介しながら、中国では少子高齢化が進んでいけば、つまりマーケットとしての中国、投資先としての中国っていうのはこれから不安だよねって、そういうトーンの記事でしたね。
少子化に歯止めがかからないと経済、そして社会保障を支える働き手がどんどん減っていくっていうことにもなる。そうなると税収も減っていく。年金を受ける方の高齢者は増えていく。日本とすごく似たような構造ですよね。
09:07
最近のニュースで言うと、中国が定年年齢を変えたって感じがしますね。働く人の退職年齢が段階的に引き上げられます。現在は男性60歳、女性は60歳が原則なんですけど、これを徐々に延長して15年後までには、男性は63歳、女性は55歳にすると。やっと手をつけたって感じですよね。
国が面倒を見てくれるっていう社会主義国らしい考え方がまだ強くて、早く引退して、あとは年金生活って望む方が今でも多いんですよ。ただ、田畑さんおっしゃったように、高齢化がどんどん進んで労働人口減ると。政権は追い立てられるように決断をしたんだと思いますね。
ひとりっ子政策の講座というものを考えてしまいますね。
伊田和夫のブラッシュアップをお送りしました。伊田さんありがとうございました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
11:53

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