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2024-12-02 10:27

奪われた”お宝”を取り戻せ 本腰入れる中国

元RKB解説委員長 飯田和郎
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この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するキャッチアップ。
月曜日は元RKB開設委員長の飯田和夫さんです。
飯田さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
さて、今日は中国から海外に流出した文化財のお話ということなんですけども、今中国政府はそれらを取り戻そうと本腰を入れ始めたそうですね。
世界四大文明の一つがこの中国文明ですけれども、長い歴史を持つ中国だけに海外に流れたお宝も多いんでしょうねっていうお話ですね。
中国が本気になっている姿勢をアピールする象徴的なシーンが先月、11月なんですがありました。
まずこれを橋本さんに紹介してもらおうと思います。
中国の習近平主席は、北京を訪れたイタリアのマッタレッラ大統領とともに、イタリアから返還された中国の文化財を鑑賞しました。
イタリアの文化遺物保護統局は、これまでに押収した中国のものとみられる歴史的文物56点について中国政府に通知しました。
中国側は1点ずつ鑑定した結果、中国から流出したものと確認され、このほど中国へ返還されました。
56点の中には、中国文明の起源を探る上で重要な親戚時代の陶器や、漢、唐、元、それぞれの時代に作られた陶器が含まれ、いずれも当時の社会を映し出す貴重なものです。
これをイタリアの大統領と鑑賞ということですけども、これは何か様々な意味合いを持つ章的な要素というものもあるんですか?
まさしくそうなんですよ。今回中国に返還されたお宝の中には、イタリアの古い美術品、古美術市場に出展されたものもあったんですよね。
習近平主席はイタリアの大統領にこんな風に言っています。
イタリアはすでに800点もの中国の文化財を中国に返したと。文化財返還において国際協力の新しい模範を示したという、こういう風にイタリアを絶賛してるんですよね。
03:11
もう一つ面白いことに、この日と全く同じ日に中国の国会がある法律を決議したんですよ。文化財保護に関する法律の改定でして、来年3月に施行されます。
これは改正された文化財保護法の中には、文化財の返還における国際協力の強化って盛り込んでるんですよ。
具体的には、盗難を含めて不法に海外へ渡った文化財を返してもらうように中国政府は務めると。この権利には時効はないって定めてるんです。
時効がない。4000年とも言われる悠久の歴史を持つ中国ですから、その流出した歴史的な文化財っていうのも多いんでしょうね。
これはユネスコ国連教育文化科学機関が出した統計なんですけど、世界の47の国で218の博物館に中国で製造されたと思われる文化財がなんと167万点ある。
公的な施設だけでもこれだけの数字なんで、個人や民間が所有していると思われる文化財はその167万点の10倍になるんじゃないかっていうふうな報道もありますね。
ここでクイズなんですけど、橋本さん、古代中国の四大発明ってご存知ですよね。
はい、習いました。羅針盤、紙、印刷技術、銃、火薬です。
正解です。これら4つの四大発明に関する歴史的な文化遺産も数多く中国から海外に流れているわけですよ。
先ほど紹介した改正文化財保護法の意義について、中国メディアはこういうふうに伝えています。文化遺産は中華民族の遺伝子と血を受け継いでいる。
中国の優れた文明のかけがえのない資産である。つまりここがポイントなんですよ。
中国が流出した文化財の返還に本腰を入れるのは、習近平政権の思考がその辺と一致しているんですよね。
中華民族の遺伝子と血を受け継いでいるというところですかね。
そうです。四大文明の一つ。そういう誇りですね。数千年単位で見れば、自分たちは極めて優れた文明を作り出したと。
その中で今日も役立つ発明品がたくさんあるんだと。こういう自満・自負ですよね。
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一方でそれら文化財が海外へ流れて出ていってしまったというのは、弱体化した時期が中国にあった。だから奪われてしまったという歴史の痛みもあるわけなんですよね。
それは清朝末期の欧米列強に国土に踏みにじられた時期とちょうど重なるということなんですかね。19世紀後半から20世紀前半あたりですかね。
流出文化財の所有権というのは国際問題ですけど、中国はとりわけ自分たちは被害者だという意識が強いんですよね。
中国の国土で起きた戦争や侵略、また今田畑さんおっしゃっている列強が中国に特権的な地位を認めさせられました。
その際に略奪されたり違法な持ち出しによって、先ほど言いました貴重な歴史文化財がなくなったという主張なんですよ。
ですから逆にこの奪われた歴史的文化財を取り戻す。こういうことは今日の中国の国の力を示すことになると。
同時に国民に対しても自分たちの国は歴史の輝かしさ、我が民族が培ってきた能力の高さを知らしめることになるんですよね。
ですから習近平指導部が強く推し進める愛国主義教育の一つと言ってもいいと思います。
ですから冒頭で紹介したようにG7ですね。主要7カ国の一つであるイタリアからこうやって文物が返還された。
イタリアの国家原子と一緒に干渉するというのは国民に向けたアピールにもなるわけなんですよ。
その流出した文化財を保護する国際的な枠組みっていうのはあるんですか。
あります。文化財不法輸出入等禁止条約ってのがあるんですよね。
盗難、盗窟、虐待された文化財の輸入禁止。それを元々あった国に戻そうっていうことを定めてます。
対象はその対象になるのは考古学上の発掘部品や遺跡の一部、また民族的、美術的価値のあるものという定義なんですよ。
これも日本にも批准してますね。ただそれはやっぱり返還ってなかなか進まないんですよね。
例えば皆さんが知っているロンドンの大英博物館。ここでロゼッタストーンってありますよね。
大英博物館の中でも一番、二番、わざわざ人気なんですけど、紀元前のエジプトで文字が刻まれた石ですよ。
当然今エジプト政府はイギリスに対して返還を求めているんですけど、なかなか返ってこないですよね。
中国は欧米だけじゃなくて日本に対しても返還を要求してくるんですかね。
先ほどユネスコの話によると日本もやっぱり中国のできたものがいっぱいありますよね。
一方で中国では小美術品のオークションがお金持ちの間で人気なんですよ。
09:06
日本に渡って、日本で個人や民間の美術館が所有する文化財を、今中国のお金持ちがオークションを通じて買い戻そうということも少なくありません。
ただ当然これとは別に中国はユネスコの場なので、日本を含む海外流出した文化財の返還を求めていくと思いますね。
いずれにしても海外に渡った歴史文化財の返還を求める動きは、
中国の場合この中華民族の長い歴史、民族の尊厳を重視するという習近平指導部の路線とピタリと一致する。
私はそんなふうに言いますね。
ということで今日はその奪われた文化財を取り戻すことに本腰を入れ始めた中国について解説してもらいました。
元RKB開設委員長の飯田和夫さんでした。飯田さんありがとうございました。
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