1. 国際情勢を解説・飯田和郎のCatch Up
  2. 米大統領訪中 習近平氏が「会..
米大統領訪中 習近平氏が「会談以外で」暗示したものとは?
2026-05-18 12:23

米大統領訪中 習近平氏が「会談以外で」暗示したものとは?

毎日新聞特派員や外信部長の経歴をもつ元RKB解説委員長・飯田和郎が、中国をはじめ東アジア情勢について、歴史的・文化的背景についても触れながら解説します。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

米大統領の訪中時に、中国側が「おもてなし」という名目で様々な演出を行った。空港での若者や人民大会堂での子供たちによる熱烈な歓迎、そして天壇への案内は、中国の社会主義的なやり方や、習近平国家主席が自らを「王」と見なす姿勢を示すための仕掛けであったと解説されている。これは、歴史の長さや文化の深さでアメリカに劣らないことを示し、トランプ大統領への忠告や、国内国外への権威誇示を狙ったものと分析されている。

緊急告知と米中首脳会談の概要
関トモガズ 藤原玉樹 変身ラジオ 緊急告知
変身ラジオですね。超変身ラジオという 広録をやりたいと思っております。
5月の23日土曜日 昼朝ヶ谷ロフト
詳細はですね、ぜひXなど チェックしていただきたいなと思います。
ということで、緊急告知でした。
この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で 多様な視点を提案するCatch Up。
月曜日は元RKB開設委員長で 福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんです。
飯田さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
さて、先週は注目の米中首脳会談がありましたけれども、
先週の金曜日、15日までの3日間ですね、
アメリカのトランプ大統領が中国を訪問しました。
今日はこの話題を取り上げていくということですけれども、
習近平主席との米中首脳会談を通じて、
アメリカも中国も安定した関係を 構築していくことを確認しましたよね。
はい、貿易通商、イラン情勢、そして台湾ですよね。
様々なテーマがありました。
このうち台湾問題に関しては、 主席はかなり強いメッセージ。
つまり、処理を誤れば米中両国は 衝突しうると警告していましたね。
ただ、今日は会談の場所以外で、
習主席が大統領に違う表情を見せたんじゃないかな というふうなことをお話したいと思います。
中国側の「おもてなし」演出:空港と歓迎式典
ちょうどこのコーナーの先週ですけれども、
飯田さんが大統領の中国を訪問前に、
中国が様々な仕掛けを繰り返している というふうに紹介してましたよね。
はい、先週は確か例として、
55年前のピンポン外交、卓球交流ですね。
これによる米中の和解を中国サイドが今になって、
美談として掘り起こしているという話をしました。
中国側の仕掛けは、大統領の北京滞在中も あれこれあったような気がします。
今日は、おもてなしという観点から 中国側の狙いを探っていきたいと思います。
トランプ大統領は13日の夜に北京に到着しました。
飯田さんは到着の瞬間から、
思惑を込めたもてなしがすでに始まっていた というふうに指摘されているようですけど、
これどういうことなんですかね。
北京空港に着いた大統領専用機のドアが開いて、
大統領が姿を出しました。
そしてタラップを一段ずつ降りてきました。
国家副主席が出迎えて、
小さな女の子が大統領に花束を渡す。
ここまではどの国でもよくある光景ですよね。
ここからなんですよ。
大統領はレッドカーペットの上を歩き出すんですけど、
この赤じゅうたんの左右に、
男女数百人もの若者が立っていたんですよね。
彼らはスカイブルーの揃いの服を着ていました。
全員が右手に中国国旗、
左手にはアメリカ国旗の小旗を持ちながら、
同じ振り付けをしていたんですよ。
それも一視見られずという感じでしたね。
そして声を張り上げて、
こんな言葉をずっと繰り返していました。
日本語にしましたので、
橋本さんに紹介してほしいと思います。
はい。歓迎します。歓迎します。熱烈に歓迎します。
日本語にしたんですけど、
実は外国から訪れる貧客を、
こういうスタイルで迎えるのは、
古くは毛沢東の時代から存在していたんですよ。
もう一つ、翌日14日に、
北京の人民大会堂の屋外で、
歓迎式典が開かれました。
ここでは小学生の児童数百人が、
大統領を出迎えたんですよね。
この子たちも両手には、
米中の国旗の小旗を持って、
また造花を持つ子どもがいました。
いずれもぴょんぴょん飛び跳ねてたんですよね。
空港での若者たちと同じように、
熱烈歓迎したわけなんですよ。
ちょっとこういう光景は、
日本をはじめ、西側ではあまり見ないですよね。
一方で、社会主義国では、他の国でもあります。
今、説明したんですけど、
天壇への案内:習近平氏のメッセージ
タバスさん、どんなふうな感想をお持ちですかね。
あまりにも統率が取れすぎていて、
不自然というか、ちょっとブキブキも見えましたけどね、私は。
選ばれて動員された若者たち、子どもたちの動作に、
私も正直なところ、
中国を見てきた私でも、やっぱり怖さを感じてしまうんですよ。
だけど、党のトランプ大統領は、
歓迎式典の後に開かれた首脳会談の冒頭スピーチで、
小学生たちの出迎えを取り上げて絶賛していましたね。
子どもたちに深く感銘を受けました。
彼らは幸せそうで、本当に幸せそうでした。
本当にどうかわかりませんけど、
時代がかった出迎えなんですけど、
中国側にはこんな思惑もあるんじゃないかと私は思うんですよ。
つまり、これが我々のやり方、
社会主義国のやり方なんだと。
もう一つ、この地球上には、
あの人たち自由主義国だけじゃないよと。
米中二大国は、それぞれ社会主義の代表、
自由主義の代表だと。
そんなメッセージを私は感じてしまいました。
空港での出迎えが第1幕、
歓迎式典が第2幕としたら、
第3幕と思えてしまう仕掛けも控えていました。
この第3幕こそクライマックスかもしれないですね。
それはどのシーンですかね。
2日目、2時間を超える首脳会談が終わった後、
習近平さんは大統領を
北京市内の天壇に案内しました。
天壇というのは、天国の天に火壇の壇と書きます。
天壇というのは、古今、
それと万華頂上と並ぶ
北京の三大観光名所なんですよね。
今からおよそ600年前にできた天壇は、
明の時代、清の時代に
歴代の皇帝が天に向かって
五穀豊穣を祈った施設なんですよ。
世界遺産にもなってますね。
多くの施設が深い青色、
ルディ色の瓦で覆われています。
ルディ色は天を表すんですけど、
習近平さんは大統領にこういう説明をしていました。
古代中国では統治者たちはここで
国の平和、繁栄を祈願しました。
これは人民こそが国家の基盤、
そして安定した基盤があれば国は安泰という
中国の伝統的な哲学を映し出しているのです。
伝統的な哲学、つまり皇帝の哲学の根幹、
国家の基盤である国民のための統治を
最優先するということが、歴史が移り変わっても
統治者が変わっても継続してきたのは
自分たち中国だと。
そして今日その統治者、最高位のリーダーが
自分であるという宣言のような気もしました。
同時に習近平氏は
私はこの国でそれを実践している。
トランプ大統領はあなたはどうなのか?
そんな問いかけのようにも思いました。
つまり国際秩序をことごとく覆すトランプ氏への
忠告、忌ましめにも思いました。
中国固有の長い歴史を背景に
アメリカ大統領と対等に渡り合えるリーダーを
演じたような気がします。
アメリカがちょうど今年建国から250年を迎えるわけですけど
歴史とか文明の長さ深さでいったら
中国には遠く及ばないわけですが
ただ一朝一夕ではなし得ない
中国固有の伝統や財産を背景に
統治者の心得を示すという
大統領を転壇に案内した習近平氏には
そういう狙いみたいなものがあるんですかね?
歴史的背景と異質な中国の提示
過去にもアメリカの大統領や各国の元首が来た時には
中国の旧席を案内しているんですよね。
例えば1972年にアメリカ大統領として
初めて中国を訪れたニクソン
ニクソンはバニーの頂上を訪ねました。
1998年やはり大統領だったクリントンが
中国訪問の最終日に訪れたのは西安
歴代王朝が都をいたかつて長安と呼ばれた
歴史の街ですよね。
共通するのは歴史の浅いアメリカには存在しない
いわば中国の5000年もの悠久の歴史を示すことで
違った世界、異質の世界を理解させることにあるような気がします。
アメリカとは異質の中国という意味では
冒頭に紹介した空港での若者の出迎え
歓迎式典での子どもたちの出迎えのスタイルにも
同じじゃないかなって気がしますね。
ちなみに日程を終えてトランプ大統領が帰国する際
空港ではまた若者たちの集団が現れていました。
同じく一視見られぬ振り付けをしながら
今度はこんな風に叫んでましたね。
歓送、歓送、熱烈歓送
つまり熱烈にお見送りしますと叫んでいました。
鉄頭鉄鼻って感じしますけどね。
習近平氏の「王」としての自己認識と今後の展望
今回のトランプ大統領の中国訪問は
中国にとっては大きなプラスになったということなんですかね。
そういう評価が多いですよね。
全く違うアメリカと中国を
今日は例示してきたんですけど
異質の反対、同質のこともあるんですよ。
つまり習近平さんもトランプさんも
自らを現代の王、王様と認知しているんじゃないかってことですよね。
トランプ法中は来年秋に開く中国共産党大会で
任期4期目に入る
これを目指している習近平さんにとって
自分こそ王であるっていう様を
国内国外に見せつける舞台でもあったような気がします。
そして今週の19日、20日の両日
プーチン大統領が中国を訪れます。
今度はアメリカの王様が去った後は
ロシアの王様がやってくるって感じですね。
なんかどんどん覇権的な感じが見えてきましたけどね。
米中首脳会談、G2の時代に入るような
そんな風にも見えましたけどね。
先週の米中首脳会談について
中国側の視点で飯田さんに解説してもらいました。
飯田さんありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
元RKB開設委員長で福岡女子大学副理事長の飯田和夫さんでした。
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