ハープの音楽療法
元祖発車ベルチャンネル。このチャンネルでは、井出 音 研究所 所長、私、井出 祐昭が、元祖発車ベルを開発したスタッフを代表して、当時のことをお話しいたします。
先週ですね、鐘の音の原理というのを言っているわけですけども、それを実際に他の楽器とか他の音でやってみたら、本当に鐘の音と感じるのかどうかという実験をやってみました。
かなりこれは、僕らとしてはネタバレに近いことなんですけども、もう大放出ということで、出血大サービスでやっとやってみました。
で、新宿の中にはですね、ハープをいっぱい使っているんですね。 ハープという楽器もですね、
日本ではそんなにこう、 よく知っている楽器ではないことでもあるんですけども、
ただし、琴がありますね。ということで、なんとなくああいう楽器の音というのは、
違和感がなく馴染みがあると。ピアノのように。それで、あのハープを使ったわけですね。 それとハープというのは、もうものすごく何千年という歴史がある楽器で、
ハープの音というのが浄化作用、
癒やし効果、みたいなのがあるという風にですね、 これはあの
怪しいものじゃなくて、歴史がそういうふうに語っているということで、音楽療法なんかでもハープをよく使っています。
それで今日はですね、発車ベルとしてのハープなんだけれども、それを音楽のようにね、
並べてみたらどうなるかという特別編集をしてみました。 それをお聞きください。どうぞ。
クリスタルマリンバの試験
はい、いかがでしたでしょうか。 もう一つですね、
成田エクスプレスで使っている クリスタルマリンバというですね、これはあのクリスタルでできた透明なマリンバなんですけども、
形は全く木のマリンバと同じものなんです。 で、これを一回ちょっと使ってみたらどうかと。
で、他のものとは音色も違うし、ちょっと未来的な感じがするんですね。
あのクリスタルの独特な透明感というのが音の方にもあって、で、これをですね、
その当時佐々木硝子という会社があって、そこからお借りしてですね、
叩いてみました。 そうしたらですね、結構これがまた
あんまり聴いたことがない音というか、だけどマリンバなので聴いたことがあるみたいな、そういう独特なとこに行ってたので、
この楽器をぜひ使ってみようということを決めた時にですね、ちょっとテストでいろいろ叩いてみたりしました。
その模様と、最後にまたあの ハープで作った
まだおもとに出てない発車ベルの音を聞いていただけます。どうぞ。 はい、いかがでしたでしょうか。
今日の最後にですね、 このハープが単独で出ている
中央線の快速の音があるんですね。 これもですね、
雑踏の中で聞いてみると、なんかこれ浄化してるなぁとか、癒してるなぁみたいなですね。
そういう感じが何年もしてきました。 私たちの中で
鏡のような音っていうようなテーマで、この発車ベルを作ったんですけれども、音楽療法というのがあって
動出の原理というのがあるんですね。 その人のマインドに合わせた
ように聴こえるような音っていうのが、鏡のような音ということなんですけれども、
新宿駅の発車ベル全体にですね、このようなコンセプトが応用されています。 来週はですね、
完成版、実際に使われた発車ベルの解説をしていきたいと思います。 では来週まで。