史上25頭目の二冠馬が誕生した。
日本ダービーはロブチェンが制し、2020年のコントレイル以来となる無敗での二冠達成となった。松山弘平ジョッキーは11度目の挑戦で悲願のダービー制覇。ウイニングランで涙を見せた姿が印象的だった。
杉山晴雪調教師も開業11年目で「ダービートレーナー」の称号を手にした。初年度産駒(ワールドプレミア産駒)がわずか20数頭しかデビューしていない中での偉業であり、ノーザンファームのセレクションセールで購入された個人馬主の馬が頂点に立ったことも、近年の競馬界の多様化を象徴するエピソードだ。
今回のダービーは、ジョッキーの腕の差が明暗を分けたレースだった。
勝ちタイムは2分22秒7、1000m通過は60秒7と平均的なペース。一番器用に立ち回ったのが川田将雅ジョッキー、馬の力を最大限引き出したのがルメール騎手(パントルナイーフ)、そして馬を最後まで信じ抜いたのが松山ジョッキー(ロブチェン)だった。
ロブチェンは1コーナーからずっと外を回る厳しい競馬を強いられたが、折り合い重視で我慢した結果、直線で断トツの強さを見せた。パドックから古馬のような貫禄を放っており、1頭だけオーラが違った。
対抗に推していたリアライズシリウスは、バステール(川田騎手)の斜行による大きな不利を2度受け、実力を出し切れなかった。ラップ分析でも、先頭に立つタイミングがやや早く、もう少しタメていれば最後まで粘れた可能性がある。
4着ゴーイントゥスカイは絶望的な後方から上がり最速の追い込み。仕掛けが半馬身早ければ着順が変わっていたかもしれない強い内容だった。
TARGETによるロブチェンの補正タイムは「115」とやや低めに出たが、外を回い続けたロスを加味すれば実質的な評価はさらに上。
秋の菊花賞で三冠を達成すれば、杉山厩舎はデアリングタクト(牝馬三冠)に続き、牝馬・牡馬両方で三冠馬を出した史上初のトレーナーという前人未到の領域に達する。松山ジョッキーとのコンビで秋が楽しみだ。
今週は安田記念。求められるレベルは高い。
安田記念はTARGETの補正タイムで「122」前後が必要とされる、G1マイル戦の最高峰。道中は11秒台後半が続く過酷な流れになりやすく、前半3ハロンを35秒台前半で走れないとついていけない。結果的に差し・追い込み決着になることが多いレースだ。
今年は主役のジャンタルマンタルが不在で大混戦。その中で本命はガイアフォース一択。7歳という年齢は気になるが、坂路調教の動きに衰えはなく、何よりマイル戦での補正タイム「95〜98」という実績が他馬を圧倒している。
アドマイヤズームは93、レーベンスティールはマイルだと87まで落ちるなど、マイルで高い数値を出せている馬が少ない。
穴馬ではウォーターリヒト(95)、オフトレイル(91〜94)が面白い。そして最も不気味なのがルメール騎手のトロヴァトーレだ。ルメール騎手は能力値が10足りなくても腕で持ってきてしまう。G1では絶対に軽視できない存在だ。
馬券はガイアフォース軸でトロヴァトーレなどへ流す形を基本に、オッズの妙味を狙いながら組み立てたい。
今週から新馬戦もスタートする。新世代の戦いと新種牡馬の分析も含め、クラシック路線を中心に追いかけていく予定だ。引き続き競馬を楽しんでいきましょう。─────────────────────────📅 配信スケジュール─────────────────────────月曜|レース回顧・傾向分析水曜|F4競馬理論・解説金曜|レース予想※YouTube&ポッドキャスト(Spotify・Apple Podcast)で配信中!─────────────────────────🔔 チャンネル登録・通知オンお願いします─────────────────────────📱Substack(サブスタック)でも繋がってください! https://keibapodcasts.substack.com/※毎日更新していく予定です!◆ 競馬雑談ラジオ「F4競馬」予想を売るのではなく、競馬の「考え方」を語るラジオ感覚のチャンネルです。理論・構造・判断軸を伝え、自分で馬券を選べる力を身につける方法をお伝えします。
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