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尾原
ちょっと難しいこと言ってみました。要は何かって言うと、ネットの本質って、僕ら大好きいといしげさとインターネット的によると、そのインターネットの本質は3つって話言ってますよね。
シェアとフラットで、もう一番大事なのはリンクなわけですね。
つまり何かって言うと、インターネットって、もう今僕とケンスがシンガポールと日本で収録をしてるみたいな形で、遠くのものと一瞬でつなぐことができる。
これがネットの本質なわけですけれども。
今は僕ら友人の間でやってるからいいけど、結局ネットって遠くにつながるっていうことは、全く知らない人につながる。
全く一度も取引をしたことない人と取引をするっていうことは、過去ないぐらいに爆発的に増えたってのがネットの本質なわけですよ。
けんすう
確かにそうですね。昨日僕も打ち合わせした人はやっぱりアメリカの知らない人2人みたいな感じだったので、そんなことが今一瞬でできるっていう時代ですもんね。
尾原
そうなんですよ。そうすると遠くの人と初めてつながることが増えれば増えるほど、その人から物買っていいんだっけ。
その人と話をした時にその人の話を信用していいんだっけっていうことを確認するっていうことが増えますよね。
けんすう
確かにそうですね。やっぱりXでもちゃんとフォロワーがいるかとか、投稿内容はどうかみたいなものもある意味信用を担保するために見ているみたいな、そんな感じですよね。
尾原
そうなんです。だからそれを一目で見て、この人は信用できるから安心して取引できるよなっていうことを可視化するっていうものが信用スコアであって。
そういったものを初めてやっていってるっていうのが、やっぱりネットの進化なわけですよ。
ちなみにケースって、そういうレビューとかが少ない人とか、スコアがまだついてない人とかと何かやり取りする時ってあったりします?
けんすう
でもそんなにないですけど、しょうがない時はやりますね。
尾原
そうですね。しょうがない時ってどうやってた?
けんすう
文章の内容とか、その人の発言とかを見て大丈夫そうかなみたいなことやってますね。
尾原
結局そうやって、スコアがない人っていうものは確認コストがめちゃめちゃ高いし、この人が信用できるかなっていうことを確認するためのスキルが必要になってきちゃうわけですよね。
けんすう
確かにそうですね。
尾原
だからこういったものを一気に簡略化するっていうものが信用スコアの始まりで、やはりそれはネットの世界の中だと、
実はネットワーク効果のところで最初に話した、アマゾンがやった革命の2つのうちの1つで、
全商品ランキングっていうのと、全商品に悪いこと含めてレビューを全部載っけちゃう。
この2つによってトークのものと初めて繋がる、初めて買うっていう不安を劇的に確認するコストを下げたっていうことですよね。
けんすう
そうですね。まさにあれがないと、もうやっぱりネットで物を買うとか人と繋がるがほとんど成り立たないぐらいの感覚はもうありますね。
尾原
そうなんですよ。だから結局ネットっていうものがトークのものと初めて繋がることを加速することによってビジネスを一気に広げたり、
特にロングテールって呼ばれるような商品の種類がめちゃめちゃ多いよね。
しかも初めて自分がこの商品売ってみたいみたいなことが気軽にできるっていうのが、やっぱりインターネットビジネスの結構既存ビジネスに対するゲームチェンジの本質の1つなので、
その裏返しとして考えるとこの信用スコアというものは、中国の特殊事例として考えるよりはネットで初めての取引を円滑にするためのテクニックとしてめちゃめちゃ実は重要な割にあんまり議論が残ってないっていうのが今回のテーマになったわけですよね。
けんすう
なるほど。例えばラジオとポッドキャスト比べると、ラジオってラジオ局が作ってて限られてるからある程度信用できるよね。変な番組ないよねっていうので担保されてるけど、スポティファイとかのポッドキャストになるともうめちゃくちゃあるから判断する材料って一つ一つ聞いていくにはすごいコスト高いよね。
尾原
レビューをつけたり保守をつけたりフォロワー数を見ようっていうのでやりますもんね。だから結局信用スコアって2つのものを判断してるんですよ。1つは今言ったように、これは良いものなのかとか、これはどういうふうに自分にフィットするんだろうというプラスの判定をするっていう効果と。
あともう1つはこの人と取引して犯罪を犯されないかというリスクを下げるという2つがあって。その2つの両面からそれぞれの進化を考えていった方がいいわけですね。
けんすう
そうですね。だからこれ聞いてる人もハイパー企業ラジオの評価を是非保守をつけてほしいとかフォローしてほしいみたいにお願いしたくなるのは、やっぱそれがないともう発見してもらえないんですよね。お願いします、みんな。
尾原
良いものをちゃんとフィルターとしてやるように、皆さん今こうやって喋ってる間にできる。保守をつける、フォローするみたいなことを是非やっていただきたいわけなんですけれども。
けんすう
そうですね。YouTuberの人がよく言われるのもそこのためですよね。
尾原
これ2段階あって、1段階めっちゃアナログで、もともとエアビーってアメリカにでっかいカンファレンスがあって、カンファレンスの時って海外とか国内からめっちゃ人集まるじゃないですか。そうするとホテルあぶれるんですよ。
けんすう
なるほど。
尾原
そうすると内緒めちゃめちゃホテルの単価が高くなっちゃうんですよね。その時に、もう泊まるところないんだったな、エアビーどんなところでも泊まりたいみたいな人が増えた時に、最初に何をやったかっていうと、僕ら部屋提供してますっていうウェブページを出した後に、その泊まった人の名刺とかをアップしてもらったりとかして。
ウェブページにこういう人が泊まりましたみたいな名刺を貼ってもらってですね、信頼できる人が泊まってるから行けるんだよみたいなことをウェブページだけじゃなくてリアルで創業者が看板を持ってですね、こんな人が泊まってくれてるところだからうち大丈夫ですみたいなことをやって1周目始めてるんですね。
けんすう
面白いですね。レビューとかですらなくて、名刺を使ってそういうふうにビジュアル的に信用できるよっていうのをやってる。
尾原
そう。つまり何かっていうと、信用を他から借りるっていう話ですよね。
けんすう
なるほどね。名刺っていう信用のデータを使う。
尾原
そうそう。しかもそこに書かれてる企業名みたいなのが安心だから行けますねっていうのが第一段階で。第二段階が何やったかっていうと、Facebookのログインでしか貸せない借りれないってしたんですよ。
だからFacebookって今は多少いろんな義名アカウント増えましたけれども、特に初期の頃って、やっぱりメールアドレスのひも付きが厳格だったから、実名制としてしっかりしてますよっていう話と、あともう一個が貸し手に関しては特にクリックするとFacebookの向こうのページに飛べるので、
その人が新しく作ったアカウントなのか、結構マメにポストされてらっしゃる方なのかみたいなことがわかるわけですよね。
そうすると、一個一個の貸し手に対して、Airbnbの中にはまだレビューが溜まってないんだけれども、Facebook側に行くとこの人もポストを長く続けてらっしゃって、こういう履歴の人だったらわざわざ実名アカウントを明かしてるのに詐欺はしないだろうと。
で、万が一要は詐欺やっちゃったら、その人のFacebookにこの人に詐欺られましたみたいなコメントを付けられたら、その人の信用空間が傷つくじゃないですか。みたいに他の信用プラットフォームを借りてやる。
けんすう
なるほど。Facebook結構大きそうですね。その当時ぐらいだと一番信用できるし、その前にはあんまりなかったので、すごく担保しやすいツールでしたね。
尾原
そうなんです。つまり、実はAirbnbとかUberっていうものが2006年ぐらいからガーッと動き始めたので、もちろんスマホがあるから外で使えるっていうのもあるんだけれども、スマホによってSNSがものすごく普及して、
で、そのFacebook上にポストという信頼をチェックできるデータがたまったから、こういうFacebookとかと連携してやることをソーシャルログインという言い方するんですけど、ソーシャルログインができることによって、その他のプラットフォームの信用を借りるから知らない人の家に泊まる、知らない人の車に乗るっていうようなものが花開いたみたいなところがある。
けんすう
確かにSNSでかいですね。他の人とのつながりを信用スコアとしてできるようになったっていうのが多分SNSが出てきてソーシャルログインを開放したってところであるわけですね。
尾原
ただ、Airbnbも中期になってくると、だんだん中でレビューがたまるようになってきたので、そうするとFacebookログインオンリーにしちゃうと、入ってくる国ですよね。
特に海外展開していくとFacebookが、例えば日本って、僕ら山手線の中に働いてたような人たちはFacebook比率高いですけど、地方行くとFacebook比率って低かったりするので、そうするとFacebookログインに依存しているともったいないということで、今のAirbnbはソーシャルログインに頼らず、
もうAirbnbの中でレビューがたまっていくから、この人が信用できる信用できないみたいなことを判定できるように変わったっていうのがあったりするんですよね。
けんすう
なるほど、面白い。
尾原
こういうふうなことをやってると、結局その人が信用できるのか信用できないのかっていうことがわかっていくので、ものの売買を初めての人からするだとか。
けんすう
これがだんだんモバイルになってきて社会インフラになってくると、自分の車に人を乗せて稼ぐみたいなことだったりとか。
尾原
これがメタバーストがどんどんなっていくと、やっぱり初めてこの人と仕事をするみたいなことで仕事を任すのかみたいな形で、
ネットがもともと持ってた遠くにある人とつないでいくっていうこの機能を、信用をどうやってパッとわかるようにするのっていうところをユーザーからのフィードバックなのか。