『個』の時代の始まり
はい、こんにちは、アストロアンジェリカのsouaです。 今回は12月1日、射手座新月についてお話ししていきたいと思います。
新月は午後3時20分頃、射手座9度で迎えます。 天体の分布を見ても、火のサイン、柔軟宮、男性宮に天体が集まっているので、
名実ともに月のサイクルでも、射手座っぽい空気感の漂っている時間といえますね。 射手座は『ハンター』にも例えられたりしますが、見慣れた風景から飛び出して、未知の世界を冒険して、好奇心のままに探求して、やがて真理にたどり着くような領域です。
枠も制限もない自由な世界に生きています。 冥王星が水瓶座に入り、『個』の時代とも呼ばれる時間が始まりました。
このタイミングで迎える射手座の新月は、私たちそれぞれが持つ個性や生き方、世界観を呼び覚ますきっかけとなっていくような感じがしてきますね。
新月図の注目の配置は、水瓶座の冥王星と、射手座の火星のオポジションのアスペクトです。 この配置は火星の逆行の関係で、来年の4月中旬ぐらいまでは、ゆるく、つかず離れずで、ずっと続いていきます。
獅子座の火星といえば、個性の塊。 『これがあるから私なの』 『これを失ったら私が私じゃなくなる』 『これをやらずして生きてるって言える?』みたいな、個人を輝かせる『原動力』みたいな組み合わせです。
そこに水瓶座に入ったばかりの冥王星が、真向かいから絶大なパワーで、スイッチを入れてきているんですね。 まさに『目覚めよ、本来の私!』みたいなイメージです。
獅子座の火星は4ハウスなので、自分の在り方や自分の根幹のような部分から、揺り動かされて目覚めのタイミングとなりますし、水瓶座の冥王星は9ハウスですからね。 よりよくさらに上を目指すように投げかけていきます。
『それでいいの?』 『納得してないよね?』 『もっとできるよね?』みたいな。 ちょっと圧が強めなんですけど、今すでに私らしさとか、これが私、というものに気づいている人にとっては、この先は『真実一路』みたいな感じで、星の追い風を受けていく感じになると思います。
まだ、なんとなくわからずにいるっていう人にとっては、ここからがチャレンジ期になっていきます。 『本来の自分ってどんなだろう?』
『私は何をこの世界で表現したいのかな?』といったことに自然と意識が向いていくというのか、そう考えずにはいられないようなスイッチをバンバン、星から押されていく流れになっていくと思います。
冥王星はそのぐらいの強制力がある星なんですね。 人間の目線から見ると日常に変化が起きること、または変化を起こすことって、少し面倒だったり不安になったりするものですが、
自然界や星の視点から全体を見渡してみると、変わらないままでいるってことは、とても不自然なことなんですね。 なぜなら時間は前に進むからです。
今ここでやめることも、後戻りすることもできないんですね。 計画や行動をストップすることはできても、時間の流れは、誰にも止めることはできないわけです。
変化することは自然な営み
その流れに逆らうことはやはり無理があって、 変化すること、リニューアルすること、見直してより良くすることは、ごく自然な営みであるといえます。
前回までの配信で、占星学は時間の学問であるというお話もしてきましたけど、今回の新月図の冥王星が教えてくれているのも、
芽吹きの時、再生、生まれ変わりの視点ではないかと感じています。 けれども私たちには『自由意志』が与えられていますからね。
この先どう進んでいくかは、自由に選択することができます。 自分が心地よいと感じるペースで進んでいけばいいですし、迷う時には誰かにアドバイスを求めていけばいいんですよね。
これからの時代はひとりではないんですよ。 何かのCMで『顔も知らない仲間から励まされて、元気になれる』みたいなフレーズを耳にしたんですけど、
今の時代のね、SNSでのつながり、横のつながりなどはまさにそんな感じではないでしょうか。 上手に取り入れて活用していけば、心強い味方になってくれると思います。
私がやっている星の発信も、日々を活性化させるエッセンスとして、取り入れていただけると嬉しいです。
さて、新月図に戻りますが、先ほどの水瓶座の冥王星はMCの近くにあって、このチャートの象徴の星となっています。
なので、やはり根底から自分自身を見つめ直すタイミングであると、見て取れますね。 そしてアセンダントには天王星が乗っているので、こちらもまさに自己改革を促すような配置です。
『私ってこうだよね』 『○○なキャラクターだから・・・』といった、自分でつけてしまっている分類をここで一掃して、まっさらに戻そうね、みたいな感じです。
もしくは必死に覆い隠している、自分の見たくない部分とか、なかったことのようにしている部分をあらわにしていくようなね。
もうね、冥王星が幅を利かせている今の星の時間の下では、嘘やごまかしは通用しなくなるんですよ。
そうしていればもういずれはね、行き詰まってしまいます。 もう少し表現を変えると、もう自分を隠す必要はないんですよ。
偽らなくても大丈夫なんです。 そのままで十分ということなんですね。
これまでの人生で経験してきたこと、培ってきたことはそのままに、そしてより良く変えてバージョンアップできそうなことには果敢にチャレンジしていく。
で、もう不要なものはすっきりさっぱり手放して、そして欲しいものは積極的に取りに行く。すごくシンプルなんですよね。
冒頭に射手座は『ハンター』と説明しましたけど、素直にシンプルに嬉しいと感じること、心が動くことに従えば、それでいいんですよね。
日々いろんな事柄に出会うわけですけど、その場面場面を味わっていくことで、だんだんと新しい自分になっていきますから、
変化する新鮮さみたいなものに気づいていく意識を持つと、いいんじゃないかなって思います。
この新月は7ハウスで迎えるので、人との関わりや環境がテーマになりやすいです。 素の自分、等身大の自分を見せるスタンスでもちろんいいんだけど、
どの程度出していくかとか、場やタイミングは適切かとかを見極めて、よく考えて行動することも大事なんですね。
それは自分自身を守るためでもありますし、相手の領域に踏み込みすぎないためでもあります。
程よい距離感、客観的な視点を持ちながら冷静に周囲と関わっていきましょうね。
あと一点、毎月の月の満ち欠けとうまく付き合うコツなんですけど、月のサイクルは28日で、その真ん中14日目で満月を迎えます。
なので、そのスパンだと日々の流れが早すぎて、目先のことばかりにとらわれるようになるんですね。
なので、この射手座の新月の半年後に迎える『射手座の満月』も視野に入れていくことをお勧めします。
射手座の満月は6月11日になります。
新月のお願い事も、2週間後の満月や1ヶ月後の新月までに実現可能な事柄って、限られてくるじゃないですか。
だから、もう少し長い時間をかけてゆったりと、行く末を眺めてみるといいと思います。
今起きていることの本質をみていくのには、そのくらいの時間をかけて待ってみることも必要だったりします。
すぐに結果が出ることに、そこまでのうまみはないというのか。その出来事から学べることって浅いんじゃないかなって思います。
そのあたりも星が教えてくれる真理ではないでしょうか。
さて、射手座の新月をまとめますと、新月図では冥王星のリセット力が非常に強くはたらいています。
セルフイメージを一掃して、本来の自分を目覚めさせていくのには、絶好のタイミングです。
『これがあるから私なの』という事柄に、これからはより一層スポットが当たっていく時代になります。
もう見つけている人はその道を追求して、これからの人は信頼できる周囲の人の助けを借りながら、
より私らしくバージョンアップした輝きで、自分を表現する喜びを味わっていきましょうね。
もちろんあなたのペースで大丈夫です。
星はいつでもあなたを見守っています。
今日も最後までお聞きいただいて、ありがとうございました。
それではまたね。
ありがとう♡