本つまみぐいラジオ。この番組は、本を読まなくても、本のおいしいところだけを一口サイズで耳からつまみぐいできるラジオです。
今回のテーマは、「お金の不安が消える本」となってまして、今回は私がご紹介いたします、こちらでございます。
「川で処方心者」っていうところから出ている、「お金がない」っていうね、これは著名人の方々のお金で苦労した話がギュッと集まったアンソロジー形式のエッセイ本になっております。
面白そう。
でもね、とにかく結論、お金の不安をなくす最強の方法っていうのがこれだよねって思うのが、みんな金欠だよねって思うことだと思いましたんですよ。
残高がない時って人間結構発想が豊かになるというか、私も極貧生活してたときは、もやし、とにかく安くなったもやしをどうにかして毎日いろんな方法でアレンジした料理を作ろうとかしてましたし、
そういう発想が豊かになる瞬間かつ、人生が一番ドラマチックになる瞬間でもあるのかなって、そう思わせてくれる本になってます。
まずもやしはどんなアレンジを?
まず最初ですね、茹でなかったんですよ。それでお腹壊したんですよ。
生でアレンジ、アレンジっていうかアレンジしてない。
最初のアレンジは生のサラダでお腹壊すっていうレパートリーでしたね。1週間くらいしてちょっとお腹壊すのを気づいて、で茹で始めた。次は茹でるっていうところ。
みんな普通そこから。
やっていって、次は炒めるとかですね、煮るとかいう風になっていきましたけれども。
あまり慎重のほうが良かったですね。もやしの返し。
そういうこと聞きたかったんじゃない?流れたら。
違います。
調理法がまあいいや。
いろいろあるんですけどね。この本にはもやしは出てこないけど、でも今回はいろんな人の苦労話が書いてある中で、ところどころコラムも挟まってるんですよ。
そのコラムの内容でビビッときたのを今回3つのポイントでシェアさせていただきます。
最初のポイントはですね、とにかくお金を借りるための手紙の書き方を知っておくっていうところ。
面白い。
結局ね、借金って頼み方が9割なんですよ。
面白いねそれ。
昔の夏目漱石とか石川卓北とかも手紙を書いてお金を借りてらっしゃったそうで、
私はまだちょっと借金とかしたことないけど、やっぱり借金するっていうのにも品格が大事ってことなんですよ。
借金の品性みたいな。
そうそう。お金ね、たぶん周平氏はいろいろ借りてますけど。
まさに生き家さんに僕いっぱい手紙を書いて。
品格ありましたか?
品格はないけど、まあ貸しちゃろうかって気持ちはなる。
ちょっと生き家さんが優しいっていうのもあるかもしれないけど。
独立した当初売り上げがなくて、コミュニティちょっと生き家さんの担当してたんで、
このままじゃ動けません。月15万くださいって。
それはちょっとノンノンノンノンですよね。
ダメなんだ。
ちゃんともっと生き家さんが貸したいなって思わせるような書き方があるっていう風に。
生き家さんもう全然すぐそれでいけるから。
大丈夫ですか?あの方舐め腐ってますけど。
まあまあ。
ちゃんとあるんで、その書き方を今回ご紹介しますが、まずいきなりお金貸してくださいじゃないんですよ。
まあそりゃそうだよね。
最初どうすると思います?
えーなんだろう。お金ありますかって聞く?
あーもうちょっとね、視点が違うんですよね。生き家さんちょっと貸す側で聞いててほしいんですけど、最初の冒頭はこれで行かせていただきます。
日ごとに寒さも和らぎまして、春の訪れを感じるそんな季節となりました。おかわりなくお過ごしでしょうか?これでございます。
なるほど。季節のことと相手の状況を尋ねると。
そう、とにかくいきなりお金の話をしないのが大人のたしなみっていうことで、ここめちゃくちゃ大事。
で、その後ね、その後もいきなり生活がピンチなんですよ。貸してください。じゃないんですよね。
まだいかないんだ。そこぐっとぐっとこらえる。
そう、この後はね、ちょっと軽く借金の伏線を張るっていう大事になってきました。その後はね、私も何々歳になりまして、人生の節目を迎えましたが、実は最近ちょっとした試練がございました。みたいな。ちょっと気になりません?
試練って言うんだね。
なんか意味深な感じでちょっと伏線を張る。で、実際に借りたい金額とかもさりげなく明確に伝えるのが大事なんですけど、最後のまとめとして何が大事かっていうと、絶対に借りたいので、とにかくよろしくお願いしますはこれじゃない。
最後はとにかく明確な借金の金額、何万円お願いしたく存じますって言った後は、ご無理のない範囲でどうぞっていう。これがまた重要っていうことなんですよ。プレッシャーかけない。借金上手はとにかく相手に選択を委ねる。
なるほど。
向井 あれ?お気持ちどうですか?
こっちがやることがないノウハウだから、そうなんだぐらいの感じだけど、確かにそういうコミュニケーションとられたら、嫌な気はしないというか、じゃあちょっと助けてやろうかみたいな気はなるよね。
借金っていうか、いかにもスポンサー依頼とか結構多いんじゃないですか。スポンサーになって、当時やってた時とか。いきなりお願いしますとかっていうよりかは、季節の仮名。
それもうざってるよ。人によるんじゃないか。
向井 夏目漱石たちはこうやって手紙をしたためていたっていうことですね。じゃあ二つ目のポイントいきます。お給料以外の物差しを持つってことです。
向井 この本の中にコラムとしてお金の悩み相談っていうのが載っていて、例えば、同年代の友達に比べて給料が少なく楽さを感じて気持ちが落ち込みます。どう気持ちを立て直したらいいでしょうか?っていう質問に対してね。
向井 日本ではGDP、国内総生産を国際的な豊かさを図る物差しとしていますが、ブータンではお金よりも精神的な豊かさっていうのを重視し、GNH、国民総幸福量っていうのを指標としています。
向井 無意味な劣等感は狭い世界でこそ生まれがちです。SNSなどでの関係も思い切って整理し、より多様なものの考え方に触れてみてはいかがでしょうか?っていうような答えが載ってるんですけれども、このGNHっていうようなお金じゃない指標が大切なのかなって思ったんですよ。でね、私考えたんです。YPK
YPK? YPKっていう。これはね、焼きたてのパンの香りを嗅いだ回数。これめちゃくちゃ幸せになりません?あれ?
回数なんですね 向井 あれパン屋さんのアンチ?
でもその理論だとパン屋さんめちゃくちゃ幸せですね 向井 幸福度がめちゃくちゃ高いと思います。YPK
パン屋さんの近くに住む、パン屋さんの近くがすごい高級住宅街になるかもしれないですね 向井 あんまりじゃあ、これどうでしょう?
DCA。DCAはね、電子レンジのチンが鳴る前に開けられた回数。電子レンジチン鳴る前に開けた時、幸福度高くないですか?なんか鳴る前に開けちゃった
鳴ってるのが早く来いよみたいに聞こえてるってこと? 向井 いや、なんて言うんですかね、電子レンジが鳴るよりも先に気づけた自分っていう
って言うけど、昔遠距離してる時に電話してたら、ずっとレンジがピーピーピー ピーピーピー ピーピーピー
向井 だから、その時幸福度が低かったんだと思う 死ぬほど低くなってる
どんどん下がってる 向井 あれじゃあ、いけはやさんにとっての幸福を感じる瞬間って何ですか? すげえ、むずいっすね
三つのAなんとかできないかな、パッと出ないけど、僕はやっぱり肉焼いてとかしやすくて、スミビを自分で起こして肉を美味しく焼いて塩振ったり胡椒やったり
焼いて、食べるところもセットだけど、やっぱり焼いてるのが好きですね 向井 いいですね、じゃあSNYですね、スミビ焼きで肉焼く回数ですね
すごい早いですね 向井 私は早いですよ 何だその能力 向井 脳が結構ヤバい回路なんだよ ヤバい回路持ってますね
向井 スピーディーで、どうでしょ? 僕なんだろうね、難しいな 向井 さりげない瞬間とかね
でも本当に島に暮らしてますけど、夕焼けとか綺麗なときにアレコさんとコーヒー買って歩きながら飲んでるのはすげえ幸福度高いかも
向井 いいですね、じゃあSKAですね、島でコーヒー買いながらアレコと歩く
まあまあ、じゃあお二人はそういう、だからそういう自分だけの特別な指標を意識してみるのも一つかなと思います
確かに普通に生きてるとお金の指標ばっかりあるかもね、売上がどうかとかね 向井 そうそう、現代人は特にね、だから自分なりのイニシャル3文字
見つけてみてほしい それを指標にしてね、面白いですね、その回数とか意識しろってことか
そういうことですね 面白いアドバイスですね 向井 まあ嬉しいです
向井 じゃあ最後の3つ目のポイント行きましょう
未来のお金の在り方を考えてみるってことで、お金の歴史をたどっていくスゴロクっていうのが実はこの本の中によってまして
ちょっと今日池原さんとかにもね、物々交換の話とかもいろいろ言っていただいたんですけど
やっぱりこのスゴロクも最初は物々交換から始まっていて、石のお金とか貝殻のお金と貨幣になって紙幣になってクレジットカードになって