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            7羽のからす
2022-12-03 15:09

7羽のからす

010 221203 グリム童話 七羽のからす 朗読 池尻和佳子

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おしゃべり本棚 この時間は福岡のRKB毎日放送のアナウンサーによる朗読をお送りします。
グリム童話 矢崎玄九郎役
7羽のからす 昔ある男に7人の息子がありました。
けれども娘は一人もありませんでした。 それだけにこの男は娘をたいそう欲しがっていました。
そのうちに、おかみさんのお腹が大きくなって、 子供が生まれそうになりました。
やがて生まれた子供は、町に待っていた女の子でした。 この男はどんなに喜んだか知れません。
けれども子供は小さくて痩せこけていました。 そして体が弱いため、すぐに借りの洗礼を受けさせなければなりませんでした。
お父さんは男の子の一人を大急ぎで泉にやって、 洗礼の水を持ってこさせようとしました。
すると他の子供たちも一緒にかけていきました。 そしてみんなが競争で水を汲もうとしたものですから、
壺が手からすべって泉の中に落ちてしまいました。 みんなはぼんやりつったったままどうしていいかわかりません。
そして誰一人家に帰ろうとはしませんでした。
お父さんはいつまでたっても誰も帰ってこないので、 イライラして言いました。
きっとまた遊びに夢中になって用事を忘れちまったんだな。 しょうのないやつらめ。
そのうちにぐずぐずしていると女の子が洗礼も受けないうちに死んでしまいはしないかと 心配になってきました。
それでぷんぷん腹を立てて、 子供どもみんなカラスになっちまえとどなりました。
ところがこう言い終わるか終わらないうちに頭の上でバタバタという羽の音が聞こえてきました。
空を眺めますと炭のように真っ黒なカラスが高く舞い上がって飛び去っていきます。 お父さんとお母さんはさっきの呪いの言葉を
もう取り消すことはできません。 二人は七人の息子を亡くしたことをたいそう悲しみました。
03:07
でも可愛らしい女の子が授かりましたのでそれでいくらかは慰められました。 女の子は間もなく力もついて一日ごとに美しくなりました。
女の子は自分に兄さんたちのあったことを長い間知りませんでした。 というのはお父さんもお母さんもこの子の前で兄さんたちのことを話さないように気をつけていたからです。
でもとうとうある日みんながこの子の噂をして、 あの子は美しいけれども七人の兄さんたちがあんなにひどい目にあったのは
もとはといえばあの子のせいなんだからなと言っているのを耳にしました。 女の子はすっかり悲しくなってしまいました。
そしてお父さんとお母さんのところへ行って、 私には兄さんたちがあったんですか。
そしてその兄さんたちはどこへ行ってしまったんですかと尋ねました。 お父さんとお母さんももうこれ以上
この秘密を隠しておくわけにはいきません。 そこで
でも兄さんたちがそうなったのは神様がお決めになったことで、 お前が生まれてきたためではないよと申しました。
けれども女の子は毎日毎日 そのことばかり気にして何とかして兄さんたちを助け出して
もう一度元のような姿にしてあげなければならないと思っていました。 女の子はもうじっとしていられなくなりました。
誰にも気づかれないようにこっそりと家を抜け出して広い世の中へ出ていきました。 兄さんたちを見つけ出してたとえどんなことをしてでも自由にしてあげようというつもりなのです。
女の子はほんのわずかなものしか持っていませんでした。
お父さんとお母さんの思い出に小さな指輪を一つ、 それからお腹が減ったときのためにパンを一かたまり、
のどが渇いたときのために小さな壺に水を一杯、 それにくたびれたときのようにかわいい椅子を一つとこれだけしか持っていかなかったのです。
さて女の子はどこまでもどこまでも歩いて行きました。 とうとう世界の果てまで来てしまいました。
06:04
そこでお日様のところへ行きましたが、 お日様はとっても暑いし、それに怖くてたまりません。
女の子はあわててそこを逃げ出してお月様のところへかけて行きました。 ところがお月様は冷たすぎて残酷でおまけにいじわるでした。
お月様はこの子に気がつきますと、 人間の肉くさいぞと言いました。
それで女の子はここをも急いで逃げ出してお星様たちのところへ行きました。 お星様たちは親切で優しくしてくれました。
そしてめいめいが特別の椅子に腰かけていました。 明けの明星が立ち上がって女の子にひよこの足を一本くれました。
そしてこう言いました。 この足をもっていないとガラス山の門をあけることができないよ。
君の兄さんたちはそのガラス山にいるんだよ。 女の子はその足をもらって大事に布に包みました。
それからまた長いこと歩いて行きました。 やがてガラス山に着きました。
門には鍵がかかっていました。 そこで女の子は足を取り出そうと思って布を開けてみました。
ところが中は空っぽです。 女の子は親切なお星様たちからもらったものをなくしてしまったのです。
さあどうしたらいいでしょう。 兄さんたちを助けてはあげたいのですが、
ガラス山の門をあける鍵がありません。 倉庫をしているうちに門の中から一人の小人が出てきて言いました。
君君何を探しているの七羽のカラスになった私の兄さんたちを探しているのよと女の子は言いました。
すると カラスさんたちは今留守だよ
でも帰ってくるまで待つ気ならこっちへ入っておいでよと言いました。 それから小人はカラスたちの食べ物を7つの小さなお皿に乗せ
飲み物を7つの小さな杯に入れて持ってきました。 妹は7つのお皿から一かけらずつ食べ
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7つの杯からひとすすりずつ飲みました。 そして一番おしまいの杯の中に
家から持ってきたかわいい指輪を落していきました。 その時突然空の方からバタバタという羽の音とカーカーという鳴き声が聞こえてきました。
すると小人が言いました。 さあカラスさんたちが帰ってきたよ
まもなくカラスたちは降りてきました そして食べたり飲んだりしようと思って
小さなお皿やかわいい杯を探しました けれどもすぐに
誰が僕のお皿のものを食べたんだ 誰が僕の盃のものを飲んだんだ
こんなことをしたのは人間の口に違いないとカラスたちは順々に言いました しかし7番目のカラスが盃を飲み干した時
かわいい指輪が転がり出てきました よく見ますとそれは確かに見覚えのあるお父さんとお母さんの指輪です
それでそのカラスは言いました 妹がここにいてくれたらなぁ
そうすりゃ僕たち助けてもらえるんだけど 女の子は戸の後ろに立ってそっと聞いていましたが
この願い事を耳にしますとすぐにカラスたちの前に出てきました とたちまちカラスたちは市は残らず
元の人間の姿に戻ったではありませんか みんなは固く抱き合ってキスをし合いました
そして心も晴れ晴れとして国へ帰りました バッテン少女隊の春野キーナと青井リノアです
rkb ラジオでお送りしているガールズパンチ バッテン少女隊のバッテンラジオ隊はポッドキャストでもお楽しみいただけます
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