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ジャックと豆の木 後編
2024-01-20 15:59

ジャックと豆の木 後編

0069 240120 楠山正雄 ジャックと豆の木 後編 朗読:本庄麻里子
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おしゃべり本棚 この時間は福岡のRKB毎日放送のアナウンサーによる朗読をお送りします。
楠山雅雄作 ジャックと豆の木
後編 鬼は面白がって後から後からいくつもいくつも金の卵を産ましているうち
お腹が張って眠たくなったと見えて 壁の動くほどすごい大いびきを立てながらぐっすり寝込んでしまいました
ジャックは鬼のすっかり眠ったのを見すまして そっと暖炉の中から抜け出しました
そしてテーブルの上の面取りをちょろり小脇に抱えて スタコラお城を出て行きました
それからどんどんどんどんかけて行って豆の木のところまで来ると するすると伝わって降りて家へ帰りました
ジャックのお母さんは息子が無事でひょっこり帰ってきたのでとても喜びました それからは
ジャックの持って帰った金の卵を産むには鳥のおかげで 親子はお金持ちにもなりましたし幸せにもなりました
しばらくするとジャックはまたもう一度空の上のお城に行ってみたくなりました そこで今度はすっかり先日と違った風をして
豆の木をまたスルスルと登っていきました 鬼のお城に行って門を叩くと
鬼のおかみさんが出てきました ジャックがまた悲しそうに止めてもらいたいと言って頼みますと
おかみさんはまさかジャックとは気がつかないようで この前もお前と同じような子供を止めて主人の大事な鶏をちょっくら持って
行かれた それからは毎晩そのことを言い出して私が叱られているじゃないか
またあんなひどい目にあうのはコリゴリだよ と言いました
それでもジャックはしつっこく頼んでとうとう中へ入れてもらいました するうち
大男が帰ってきてまたそこらをくんくん嗅いで回りましたが ジャックは赤金の箱の中に隠れているのでどうしても見つかりませんでした
03:09
大男はこの前と同じように晩の食事をたらふくやった後で 今度は
金や銀のお宝のたくさん詰まった袋を出させて それをざーっとテーブルの上に開けて
一枚一枚数えてみて それからおはじきでもして遊ぶようにそれをちゃらちゃら言わせて散々遊んでいましたが
一通り楽しむとまた袋の中にしまって 紐を固く締めました
そして天井に響くほどの大あくび一つして それなりグーグー大いびきで寝てしまいました
そこで今度もジャックはそろりそろり 赤金の箱から這い出して金と銀のお宝のいっぱい詰まった袋を
両方の腕にしっかり抱えるが早いか さっさと逃げ出していきました
ところがこの袋の番人に一匹の子犬がつけてあって とたんにキャンキャン吠え出しました
ジャックは今度こそダメだと思いましたが 大男はとてもよく寝入っていて目を覚ましませんでした
ジャックは夢中で後をも見ずにどんどんどんどん かけて行ってとうとう豆の木に行き着きました
さて鶏と違って今度は重たい金と銀の袋を運ぶのに骨が折れました それでも我慢してうんすらうんすら
二日がかりで豆の木を降りました やっとこさ家までたどり着くと
お母さんはジャックがいなくなったのですっかりがっかりしてひどい病人になって 戸を閉めて寝ていました
それでも無事なジャックの顔を見ると生き返ったようになって その上お金がたくさんできたと聞いて余計元気になりました
こうしてまたしばらくの間ジャックは家でおとなしくしていました するうち
だんだん体中むずむずしてきてまた天に登りたくなって ある日
またそっと豆の木を登りました 今度も顔から姿からすっかり他の子供になっていきましたから
06:00
鬼のおかみさんはまた騙されて中に入れました そして大男が帰ると慌ててお釜の中に隠してくれました
鬼の大男は部屋の中中嗅ぎ回って
人臭いぞと言いました そして
今度は何でも探し出してやると言って 部屋の中のものを一つ一つ見て回りました
そして最後にジャックの隠れているお釜の蓋に手をかけました ジャックは
今度こそダメだと思って震えていますと それこそ魔法使いが守ってくれているのでしょうか
大男はふと気が変わってそれなりロバタに座り込んで まあいいや
腹が空いた 晩飯にしよう
と言いました さて晩飯が済むと大男はおかみさんに
ニワトリは取られる金の袋銀の袋は盗まれる 仕方がない
今夜はハープでも鳴らすかなぁ と言いました
ジャックがそっとお釜の蓋を開けて覗いてみますと 玉で飾った見事なハープが目に入りました
鬼の大男はハープをテーブルに乗せて 鳴り出せ
と言いました するとハープは独りでになり出しました
しかもその音の美しいこと ジャックは金の卵のニワトリよりも
金と銀とのいっぱい詰まった袋よりももっともっとこのハープが欲しくなりました するうち
ハープの音楽を子守唄にして鬼がいい心持ちに眠ってしまいました ジャックは締めたと思ってそっとお釜の中から抜け出すと
素早くハープを抱えて逃げ出しました ところがあいにくこのハープには魔法が仕掛けてあって
途端に大きな声で起きろよお旦那さん 起きろよお旦那さんと怒鳴りました
これで大男も目を覚ました むーんと立ち上がってみると
ちっぽけな小僧が大きなハープをやっこらさと抱えて逃げていくのが見えました
待て小僧貴様鶏を盗んで金の袋銀の袋を盗んで今度はハープまで盗むのか
09:10
と 大男は喚きながら後を追っかけました
捕まるなら捕まえてみろ ジャックは負けずに怒鳴りながら一生懸命かけました
大男もお酒に酔った足を踏みしめ踏みしめよたよた走りました やっとこさと豆の木のところまで来るとジャックはハープを抱えて豆の木を織り始めました
遥か目の下にお母さんが小屋の前に立って泣き腫らした目で空を見つめていました 走行するうち大男が追っついてきて
片足豆の木にかけました お母さん
ジャックは上から精一杯呼びました 斧を持ってきておくれ大男は見知り見知り豆の木を伝わってきます
ジャックは気が気ではありません 身の軽いのを幸いにハープを抱えたなり
ツバメのような早技でくるりとひっくり返って高い上から飛び降りました そこへお母さんが斧を持って駆けつけたので
ジャックは斧を振るっていきなり豆の木の根元からぷっつりと切り離しました その時まだ中ほどを織りかけていた大男が切れた豆のつるをつかんだまま
大きな体の重みでズシーンと それこそジビタがめり込むような音を立てて落ちてきました
そしてそれなり 目を回して死んでしまいました
ちょうどその時いつぞやの魔法使いが今度はまるで違って 目の覚めるように美しい女の人の姿になって出てきました
そして 不思議な豆がジャックの手に入るようになったのもジャックを試すために自分が計らってしたことだと言って
あの時豆のはしごを見てすぐそのままどこまでも登っていこうという気を起こしたのが そもそもジャックの運の開ける始めだったのです
あれをただぼんやり不思議だなぁと思って眺めたなり過ぎてしまえば あなたたちは相変わらず貧乏で暮らさなければならない
だから 豆の木のはしごを登ったのが
幸運のはしごを登ったということなんだよ と
12:02
魔法使いは言って ジャックにもジャックのお母さんにも別れて
帰っていきました 数学教師芸人の高田先生だよ
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15:59

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