2024-12-02 30:08

#109 教えてしんごちゃん!学習指導要領のココが好き!①現場の力を信じてくれる ゲスト:古内しんごさん

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今回のテーマは「学習指導要領」

聞いたことはあるけど一体何!?という方、大丈夫です。一緒に学んでいきましょう。

1回目のテーマは「現場の力を信じてくれる」

“学びの地図”として、進む先を照らしてくれる素敵な本であることが分かりました。


《 ゲスト:古内しんごさん》(通称:偽善者先生)

◆子育て教育コミュニティ『つみき』代表

◆教育コーディネーター/小学校教諭

◆絵本作家

◆株)先生の幸せ研究所パートナーコンサルタント

◆教育DX実践動画コンクール優秀賞/For Goodアワード2023教育部門最優秀賞…等

◆特別支援教育/道徳/発達心理学などが専門


〝子育て〟を〝孤育て〟にしない。

〝教育〟を〝学校だけ〟でしない。


子育て教育を多くの人の自分事にするきっかけを作るために、年間100〜200回企画や講演を実施。


◆SNS/問い合わせ一覧

https://linktr.ee/tsumiki.shingo




《 つぼけん 》


大学の自主映画サークルで映像制作の面白さを知り、映像の制作会社に入社。カメラマンディレクターとして、北極🐻‍❄️から南極🐧まで世界各地で撮影をしてきた。現在は「月曜日に会いたい人をふやす」をテーマに、映像🎥・写真📷・Podcast🎤などメディアを横断して活動中。




《 ゲストパーソナリティー:髙橋夏帆さん(かほし)》


オルタナティブスクールHILLOCKとの出会いから教育への関わりを増やすことを決め、うろちょろさせてもらっている会社員。

ワークショップ・研修の構築など、学びの場に対する思いを聞き取って形にするサポートが得意。

一人ひとりが人生の主役として生きる喜びを味わえる社会をつくることが最大の関心ごと。

好きな言葉は「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。(ガンジー)」




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【つぼけんX(Twitter) : @tsuboken_mol】



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サマリー

教育の現場で求められる学習指導要領についての理解を深め、さまざまな視点からその重要性を探ります。ゲストの古内慎吾さんと共に、教育と地域社会とのつながりに注目し、学ぶことの意義を考えます。このエピソードでは、古内慎吾さんとともに学習指導要領の魅力について語られています。特に、現場の力を信じてくれる姿勢や、実際の授業に役立つ提案が強調されています。このエピソードでは、学習指導要領についての理解が深まるとともに、学校現場の先生への信頼が強調され、持続可能な社会の実現に向けた教育の目的が語られています。ゲストの古内慎吾さんは、教育現場での実践を尊重し、未来への知的探求心を育む重要性について述べています。

教育の現場とゲストの紹介
こんにちは、ほぼ教育最前線あなたにかわって、私が聞きます。始まりました、つぼけんでーす。
この番組では、学校教育をはじめ学びの最前線にいるゲストとともに、ほぼ最前線に迫っていこうと思います。
というわけで、普段は教育ファシリテーターの大ちゃんと僕、つぼけんの二人というパーソナリティなんですけれども、今回は大ちゃんはお休みなんですね。
実は大ちゃんは大ちゃんで、今ビッグプロジェクトがありまして、その詳細はもうすぐほぼ教でもお知らせできると思います。
またお伝えしますので、大ちゃんファンのリスナーさんは期待して待っていてください。
そんなわけで、今回は特別編です。大ちゃんに代わってゲストパーソナリティーが来てくれてます。かほしー。
こんにちは、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
はい、改めまして高橋加穂です。よろしくお願いします。
かほしーといえば、シャープ73から75、ほぼ教企画会議、もっと会いに行きたい!にゲストで出てもらったり、公開収録、我々2回やってますけど、その時にもサポートしてくれるほぼ教コアメンバーということで。
ほぼ教コアメンバーっていうFacebookメッセンジャーがあるんですけど、その中の僕と大ちゃんとかほしーの3人のうちの1人でございますので、コアメンバーでございます。
はい、コアメンバーをさせていただいていて、すごく恐縮光栄です。
学習指導要領の理解と意義
はい、そんなほぼ教育最前線、教育のコアメンバーでありますけれども、僕と同じで学校の先生とかではないんですね。
そうなんです。教育免許を持ってもいなければ、教育学部でもなく、教員経験も特にないっていう感じで、一体なぜここにいさせてもらえるのかという感じの相変わらずな感じのキャリアでございます。
そうですね。
なんかすごく簡単に言うと、教育っていうものが1人1人の人生を豊かにしていくものにとってすごく土台だなって思うところがあって、教育って素敵だな、私も何かできないかなって思って、興味があるっていう感じですね。
その辺の思いを僕ともある程度共通する部分があるかもしれないですね。
そうです。
ありがとうございます。
かほじ、今回なんですけれども、ほぼ教育関係の方はもちろん聞いてくれてますけど、僕たちみたいな学校教育とあんまり関係のない方、直接的には関わってない人にも知ってほしいテーマなんですね。
はい、すごい今日聞けるの楽しみにしてきました。
はい、ではそんなわけで、今回のテーマはこちら。
教えてしんごちゃん、学習指導要領のここが好き。
はい、というわけで勝手に始まりました、教えてしんごちゃんシリーズなんですけれども、勝手に第一弾で学習指導要領のシリーズということになりました。
かほじいかがでしょうか。
学習指導要領ってすごく聞くんですけど、知らない人からすると一体それは何なんだって感じで、まさに聞いてみたかったので嬉しいですね。
よかった。学習指導要領、確かに言葉としてはよく言うけど、何者なのかっていうのはあんまりよくわかんないもんね。
そうなんですね、なんか一回本屋さん行ったらすごい分厚くって、もうそれでめひってしまって、
あって思ってちょっとわかる人に聞こうって思って、この回が来たので。
よかったよかった。
リスナーさんの中には、別に先生でもないし、学習指導要領読む必要ないんじゃないって思う方もいるかもしれないんですけど、
知っておけばより子供との関わり方が変わったり、先生との関わり方が変わったりするかもしれないなというふうに思って、一緒に勉強していきましょうという回を作ってみました。
はい、それではほぼ最前線に行ってみましょう。
今回のテーマは教えてシンゴちゃん、学習指導要領のここが好きということで、ほぼ今日でお馴染みですね。
ゲストは子育て教育コミュニティ積木代表、古内慎吾さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。
シンゴちゃん何回目だろう。大きく分けて言うと3回目ぐらいですね。
そうですね。大きく分けて言うと3回目ですね。
ありがとうございます。簡単に自己紹介をお願いします。
はい、ほぼ今日聞いてくださっている皆さんどうもこんにちは。久しぶりの人久しぶりです。初めましての人、初めまして古内慎吾と申します。
子育て教育コミュニティ積木というコミュニティを代表して運営しております。
小学校の先生も東京都で非常勤講師という形で継続して働いている人間です。
他にも絵本作家とか先生の幸せ研究所のパートナーコンサルタントとか様々な活動をしているんですけれども、
基本的には子育て教育がより多くの人の自分ごとにっていう理念をもとにして自分の活動はしているので、
皆さんに身近なものに感じてもらえるように今日もおしゃべりできたらなと思っております。
どこでも会いましょう。今後ともよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
確かにどこでも会える慎吾ちゃんだ。
もうポケモンの草むらにいると思ってます。
どこにでもいらっしゃるんですね。
いらっしゃるみますね。
教育イベントでもちろん知り合いたくさんいるから、
慎吾ちゃん来てよって言って呼ばれて登壇するとか主催イベントとかもあるけど、
関係ないところで人がたくさんいる中で、
どセンターのど真ん前にでっかい人がいたらだいたい慎吾ちゃんっていう。
ただの目立ちたがり屋みたいになってる。
そんなことはないです。
リアルだと191センチあるのでどうしても見つかってしまうというのはありますが、
頑張ります。気をつけて。
だいたい誰かしらに囲まれてるっていう慎吾ちゃんです。
本当におかげさまです。
そんな慎吾ちゃんといえばですね、
ほぼ今日で言うとちょっと古いですね、
シャープ39から40、
教育会のすごい人、鈴鹿先生と収録対策会議ということで、
鈴鹿先生に会いに行く前にそんなさせてもらったり、
シャープ67、緊急収録。
先生、僕は宇宙人じゃないよを応援したいということで、
絵本を出版するということで応援しに行くみたいな収録もありました。
本当にありがとうございました。
絵本の反響すごかったね。
本当にありがたいことに皆さんのおかげさまで、
絵本は1500とか2000売れたらある程度ヒットと言われる業界ですけど、
皆さんのお力で1万部ほど印刷して、
全国の学校に寄贈もできて、
本当にありがとうございます。
Amazon新刊も1位でした。
皆さんのおかげです。
ありがとうございます。
ということは、自分の子供の図書館に行ったら、
もしかしたら慎吾ちゃんの絵本があるかもしれないってこと?
まさに東京都の小学校は全校寄贈しているので、
必ずあると思います。
すごい。
ありがとうございます。
勝者だ、勝者。
ありがとうございます。おかげさまです。
うちの小学校3年生次男も古内先生とお呼びして、
大好きな絵本になって、
この前読書感想文ね、書いてたから。
本当にありがとうございます。
送られてくるたんびにああいうのめっちゃ嬉しいんで、
本当に力水だなと思ってます。
すごいな。
ありがとうございます。
他にも僕はご夫婦の写真撮影をさせてもらったり、
加藤氏もこの前イベントやったね。
慎吾さんにご登壇いただいて、
飲みの場で話していただくっていうところを
やらせていただいたりしておりました。
ありがとうございます。楽しかったです。
楽しかったです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
ちなみに僕のSNSのアイコンは
ツボケンさんの撮影の写真になりますので、
皆さんぜひ見てみてください。
ありがとうございます。
そんな仲良しの慎吾ちゃんに、
今回は教えてもらおうということで、
テーマは学習指導要領の方法が好きということですね。
僕は学習指導要領については、
こういう番組をやってるから、
だいちゃんとの会話で出てきて、
ああ、なるほど、そういうことなのか、
なんとなくわかってはいるけど、
もちろん読んだこともないし、
さっき加藤さんも言ってたけど、
そんな本屋で売ってるみたいな分厚いものなんですか?
あ、もういわゆる普通の本屋です。
ある程度の大きさの書店であれば、
もう学習指導要領がまとまってるコーナーがあるはずなので、
誰でも買えるし、しかも文科賞の本なので、
一番安いのだと100円台、
高くても300円ぐらいで買えます。
でもなんかもう冊子になってるものなんですね。
あ、そうです。
正しくは学習指導要領の原本と、
学習指導要領の解説という2種類があるんですけど、
原本は200円で買えます。
お安いので是非。
じゃあ、そもそもなんですけど、
学習指導要領って何ですかって言われたら何て答えてますか?
そうですね、相手によって表現の仕方は変えるんですけど、
先生じゃない人にあえて言うのだとしたら、
学習指導要領は学びの地図っていうような表現を使います。
これは実は僕の言葉ではなくて、
学習指導要領に書いてある言葉なんですね。
あ、そうなんだ。
そうなんです。
素敵じゃん。
めっちゃ素敵な文なんで、
ちょっとそこだけ1行2行なんで読んでもいいですか?
もちろんお願いします。
ありがとうございます。
素敵な表現。
あ、じゃあちょっと前段の部分も入れて、
4行ほど読みますね。
はい。
より良い学校教育を通じて、
より良い社会を作るという目標を学校と社会が共有し、
連携、共同しながら新しい時代に求められる
資質能力を子どもたちに育む、
社会に開かれた教育課程の実現を目指し、
学習指導要領が学校、家庭、地域関係者が幅広く共有し、
活用できる学びの地図としての役割を果たす、
っていうようなことが実は書いてありまして、
実は学習指導要領っていうのは、
学校と地域社会をつなぐ1つのツールとして使ってほしい
っていう願いがあるんだなっていうのが、
この文章からも僕は読み取ってるんですけれども、
なので、そんな風に使っていきたいと思っています。
社会とのコネクトみたいなのって、
あんまりイメージがないなと思ってて。
先生のもの、学校のものっていうイメージでしたね。
そうですよね。まさにそれが、
この後もちょっとそういう話は出てくるかもしれないんですけど、
最初のうちにちゃんと分けておきたいのが、
学習指導要領っていう原本があるんですけど、
普段学校の先生がよく読んでいるのは、
学習指導要領解説っていう、各教科の解説の方だと思われます。
もちろんそうじゃない先生もいるんですけど、
学習指導要領っていう原本をもとに、
これを解説した本が教科ごとに出しているので、
それは10冊以上あるんですね。
学習指導要領の構成と役割
そうなんです。なので、学習指導のコーナーがあるって言ったのは、
原本とそれに付随する解説が何冊もあるので、
コーナーができるよっていう形ですね。
なので、僕は今回このラジオの中で、
原本と解説ちゃんと分けてお話できるように、
気をつけていきたいと思います。
もし混ざって喋っちゃってるところがありましたら、
リスナーの人に申し訳ないと思うんですけど、
まあ、多めに見てください。
いや、原本と解説あること自体も知らなかった。
なんかもう、宗教の聖書みたいな感じ。
まさに先生に言う時には、先生の指針なので、
指針っていう言葉だとあんまり刺さらないから、
先生のバイブルですよみたいな表現をすることもありますけど、
でも守らなきゃいけないというかた苦しいものではないので、
指針という方がより正しい表現だとは思います。
解説本っていうのは教科ごとだから、
特に中高の方は教科担任の方が多いから、
理科の先生は理科の解説の本を読んでいる。
読んでいるものってことなんですね。
でもまさにそうですね。
学習指導要領の現状
担当教科、もし中高であれば教科が分かれているので、
基本的には自分の教科の学習指導要領はよく使っていると思います。
解説編は。
全然あんなん読まないよみたいな先生もいらっしゃるんですか?
正直に言うと、もちろん皆さん免許を取る過程で、
必ず大学とかで読んでいるので、
読んでないことはないと思うんですけど、
これが10年に1回改定されていくんですね。
なので、その関係もあって新しいやつに目を通せていないという先生は、
いらっしゃるんじゃないかなと思います。
それがなんだろう、こんなの使えないよって言っても読む気がそもそもないのか、
それとも先生としてちょっともう余力がなくて、
余白がなくてなかなか学び直す時間がないのか、
それは一人一人理由は違うと思うんですけど、
読めてる人と読めてない人がいるのは現状あるかなというのは、
リアルなところですね。
10年に1回改定ということで、
今使っている学習指導要領は何年目ぐらいになるんですか?
そうですね、新しいのだと小学校編であれば平成29年告示となっていて、
その次の年に動き出すという形になっていくんですけど、
中学校がその1年遅れでやってくるのかな、確か。
で、高校もその後やってきて、高校は3年かけて移行していくっていう形。
結構段階的なんだよね。
そうなんです。
で、2025年今年から多分大学受験が変わるんですけど、
それは学習指導要領が変わって、
高校受験3年生までの学習指導要領が新しくなったのに合わせて、
大学受験も変わってるという、そういった形ですね。
なので大学受験にも実は影響を与えているので、
皆さん無関係なわけがないという、そんな形です。
さっき言ってた社会とのコネクト、
新しい時代のために社会に開かれた学びの地図にしていくんだっていうのは、
それは改定されたからそんな表現になってるってことなんですか?
昔からそんな部分があったのか?
昔のやつさすがに手元になくて覚えてないので、
そうですって断言はできないんですけど、
ただ、そういう哲学的なところというか、
抽象概念的なところは割と10年前のやつも変わってなかった記憶。
えー、そうなの?
すごい。
今回の学習指導要領だけじゃなく、実は生きる力って言葉が出てくるんですけど、
それは前回の学習指導要領、つまり15年前ですね。
15年前の学習指導要領で、確か最も押されたキーワードだったと僕は認識しているので、
実はここ最近で変わってきたっていうより、
もっともっと前から学校は変わろうと方針自体は出してるっていうふうに僕は認識しています。
そうなったんだ。
えー。
今、授業がどんどん変わってきて、個別最適とか学びの仕方も変わってきて、
なんなら私立だったら、水曜日は授業なくしちゃうとかっていう、
どんどん自由になっていって、
それもそれで素晴らしいなと思うんだけども、
それっていうのが、学習指導要領を手放して離れていくっていうような感覚も受けていたんだけど、
学習指導要領があるから、これに合わせなきゃいけないんだよね、
だってもう解説出ちゃってるもん、みたいな部分もあるのかなと思ってたんですけど、
その辺ってどうなんでしょう。
むしろ今ので言うと、学習指導要領にのっとった授業がそれだと思っていて、
えー。
正しいかどうかわかんないですけど、僕の思う正しさで表現するなら、
学習指導要領の原本があって、その上で学習指導要領の解説編が各教科にあって、
その各教科の解説編を元にして、教科書会社さんはいろいろ試行錯誤して教科書を作成します。
で、学習指導要領の原本は基本的に守ろうという形に提案されているので、
僕たち教員は守ろうとするんですけど、
教科書に関しては、必ずこの通り全部やりなさいっていう法的拘束力はないんですね。
なので、原本は守るけど、教科書はそんなに準拠しなくていい。
で、教科書から離れようっていう動きそのものは、別に学習指導要領から離れようという動きとは相関性はないという感じ。
確かに。そうか。
ですね。むしろ学習指導要領には、ちょっとこの後の話でも出てくると思うんですけど、
すごい抽象的なことしか書かれていないので、それに順次ない方が難しいと僕は思っています。
なるほど。
なんとなくわかってきた。
かほしーはどうですか?今のところ全体的なことで聞きたいことって何かありますか?
そうですね。この後の話に繋がっちゃうと思うんですけど、
結構何もわかってない問題感というか、私からすると、
たまにその学習指導要領があるから、なかなかこう授業を思うように変えられないみたいな話とかを
聞いたりすることもあれば、今みたいに学習指導要領にのっとると、今やろうとしていることがまさにできるんだみたいなお話もあって、
そのなんかこうズレみたいなのってどっからくるんだろうって思ってたんで、
ますます何が書いてあるのか気になるなっていうのは思いました。
もうぜひぜひ。それこそ現場の先生でもし、学習指導要領のせいでできないとか、
指導要領の抽象性
学習指導に縛られてそういうクリエイティブが発揮できないっていう風におっしゃられる先生は、
おそらく学習指導要領の解説のことを言ってらっしゃるのかなと思います。
そして解説に準拠している教科書によっているのかなと思いますので、
その原本っていうところではないのかなと思います。
なるほど。
今回タイトルが学習指導要領のここが好きですけれども、
しんごちゃんは学習指導要領が好きってことでいいですか?
僕は大好きです。めちゃくちゃ読んでます。
大好きなんだ。すごい気になる。ありがとうございます。
じゃあ今回はですね、学習指導要領大好きなしんごちゃんに、
3つのポイントに分けて教えてもらおうというふうに思っています。
学習指導要領のここが好き、3つのポイント、3つ教えてもらってもいいでしょうか。
シンプルに3つ言います。1つ目、現場の力を信じてくれる。
2つ目、授業案を提案してくれる。
3つ目、言葉選びが美しい。この3つで。
お願いします。
気になる。言葉選びについて注目したことがないかどういうことなんですか。
3つ目はちょっとマニアックです正直。
ちょっと1つずつ伺っていきたいですね。
現場の力を信じてくれる1つ目。2つ目、授業案を提案してくれる。
3つ目、言葉選びが美しいということで。
1つずつ解説をお願いしようと思います。
それでは、学習指導要領のここが好き、3つのポイントということで、
1つ目、現場の力を信じてくれる。これどういうことなんでしょう。
解説お願いします。
ありがとうございます。
本当に学習指導要領は、さっき言った通りすごく抽象的なことしか、
実は指導内容については触れていないんですね。
ある意味、何も書いてないと言っても過言ではないぐらい。
それをさすがに言い過ぎかもしれないけど。
でも人によっては何も書いてなさすぎて困るっていう人もいるぐらい、
実はすごい抽象的な言葉しか内容については書いていません。
なので、イメージとしては本当にもうアメリカの大地を、
太い道があるじゃないですか。
そう、砂漠みたいな。
あの道みたいなイメージで、すごい太い道を示してくれてる。
一応方向性はあるんだけど、別にどういう歩き方をしてもらっても構わないよみたいな。
へー。
そんな感じです。
例えばなんですけど、僕よく例題で使うんですが、
5年生の理科の単元で、人の誕生っていう単元があるんですね。
教科書で言うと大体8時間扱いとかぐらいになっている単元です。
8時間から10時間ぐらいです。
会社によって若干違うんですけど。
で、その単元で抑えるべき知識、学習指導要領に何て書いてあるかっていうと、
なんと1文しか書いてなくて、
で、そこ読みますね。
そこは、人は母体内で成長して生まれること。
っていうこれだけなんです。
それ理解してればクリア?
8時間10時間かけて?
そう、8時間10時間かけて、この内容を子供たちが理解していれば、
学習指導要領の内容はクリアなんです。
えー!思ってたのと全然違いました。
ですよね。だから縛られてるっていうのは多分本当勘違いなんですね。
逆に言えば、これをどうやって現場の先生たちは子供たちの生きる力、
いわゆる思考力、表現力、判断力とか、学びに向かう力、人間性っていう、
そういったところにもちゃんと幅を広げて、
学びとしてどう豊かにしていくかっていうのを考えるのが、僕ら現場の先生の役割。
なるほどね。
本当に目指すべき場所だけあって、そこの生き方は何でもいいっていうか。
いや、もう本当におっしゃる通りです。
むしろ今みたいに子供たちに言うて知ってるだろうみたいな内容もちょいちょいあったりするので、
本当に実は内容としては抑えつけてる部分はかなり少ないと思います。
へえ。
でも、そうやって一言言っちゃえばいいぐらいなものになると、
先生としては、よし、学びの力に自分でどうしてやろっかなって思うのか、
いや、こんだけじゃ困っちゃうよみたいな、もっとちゃんとしてよみたいな、
こっちはやんなきゃいけない側はこっちなんだけどって思うのか、どっちなんでしょうね。
いや本当ね、たぶんこれだけを現場にポンって一冊渡されて、これに準拠してやってくださいって、
もしね直接一対一で言われるようなことがあったらそれは困っちゃうとは思うんですけど、
だからこそ学習資料による各教科の解説があって、
例えば今の理科の例題だと理科編の解説があるので、
そこには今言った人は母体内で成長して生まれるっていうのはどういった内容のことなのか、
それを具体化した解説が書かれていて、
なので学校の現場の先生たちが公教育として、もちろん人に俗人的にはなっちゃうんですよね。
先生の力の差なんてもちろんどんな会社とも一緒で、それは生まれるじゃないですか。
完全にフラットにはならないんだけれども、公教育として一定の水準をちゃんと守っていきましょうっていうために、
その解説編も全国でちゃんと配布されているというような形になりますね。
そうなのね。
そうなんです。なので困りづらいようにはなっていると思います。
もちろん原本は一冊で、でも小学校の理科で解説っていうのも一冊ですか。
そうですね。算数はちょっと内容量が多いので二冊に分かれているんですけど、
小学校は他の教科は一冊でまとまっていると思います。
道徳とか総合とかも全部一冊ずつありますので。
ちなみに中高もそれぞれの学校に合わせてあるので、小学校は緑色で中高は青とか黄色とかだったかなと思います。
あと特別支援学校もあります。
という感じですね。でも本当にもう、今のはわかりやすい例題の部分抜粋したのでちょっと極端だったかもしれないですけど、
本当に学習の内容については本当に今みたいなことしか書いていなくて、
どちらかというと今後必要な人材とか学びとは何かみたいな、
そういったことの方が原本では大事にされているんじゃないかなと僕は捉えていて、
それが学習指導要領、早速っていうところがあるんですね。
学びの地図
早速。早速。
早速の即に早速の即ですか。
そうですそうです。これは各教科のことが書いてある、さらに前に書いてあって、
なのでもう大前提だよっていう部分になってくるんですけど、実は早速の解説編も出てるんですね。
その早速の解説編に実はさっきの学びの地図って表現が出てきて、さっき読んだのは早速の解説編なんですね。
という形になるんですけど、本当にそこに書いてあることってもうみんな納得することだと思うんで、
ちょっと早速前文のところを読ませていただこうと思うんですけど、
ちょっと抜粋なんであれですけど、
これからの学校にはこうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ、
一人一人の児童が自分の良さや可能性を認識するとともに、
あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、
多様な人々と共同しながら様々な社会変化を乗り越え、豊かな人生を切り開き、
持続可能な社会の作り手となることができるようにすることが求められる。
っていうように書いてあって、
もう自分自身の良さとか可能性を認識する、他者をリスペクトする、
そして共同して社会の変化、予測不可能なとか未知の未来とか、
社会っていう表現も違うところで出てくるんですけど、
そういった予測不可能な社会の中でも、
自分の人生を豊かに切り開ける、そういう人材を育成していくってことが、
前文のところに書いてありまして、
これがですよ、最近持続可能な社会とかSDGsとか、
ここ3年4年で広がったイメージあるじゃないですか。
思い出してください。平成29年告示なので、
これ告示される前から検討されているんですね。
ここの方針が固められるのは、おそらく告示のさらに5年、
10年かけて考えて告示になりますので、
たぶんこの持続可能な社会とか、
共同とか予測不可能な未来とかって表現を、
こんなに明記したのは、たぶんですけど、
もう15年とか前ぐらいから始まってる。
すげー!
めちゃくちゃ頭いい人たちがめっちゃ考えて出してるっていう。
予知能力、すごい。
ゾワッとした。
ちょっと私、早速をしんごさんが読んでるとき、
ちょっと泣きそうになっちゃいました。
これあったらもういいよねって思っちゃうもんね。
全てだよね。
もうそれじゃないですかっていう感じ。
そうなんです。
なのでもう本当に、一応テーマに戻ると、
学校の現場の先生の力を信じてくれてるからこそ、
あなたたちのプロフェッショナルを発揮して、
余白は十分作ってあるので、
こういう生きる上で必要な人材を育む力を
子どもたちに育んでくださいねっていう、
そういうメッセージなんじゃないかなって、
僕は受け取っているので、
現場の先生への信頼
現場の力を信じてくれてるっていう風に表現をした次第ですね。
さっきのアメリカのぶっとい道がすごいイメージ湧いてきて、
だから向かう先、どこに向かっていくかっていうのはもう決まってんだよね。
しっかりとした言葉で決まっていて、
で、ぶっとい道の間に一応チェックポイントはあるよと。
そうです、チェックポイントはあります。
チェックポイントはあるよ。
でもそこに行くのは別に困難なわけじゃないし、
山登ったって行けるし、まっすぐ行ったって行けるし、泳いだって行けるよと。
好きな方法を使って自分たちの思う素敵な授業をやってねっていう感じなのかね。
まさに児童の実態に合わせてっていう言葉をよく先生たちは使いますけど、
もう本当に現場現場で全然違うので、やっぱり一律では出せないですよね。
なので先生たちの子供を見る能力力を信じてくれてるし、
先生たちがその子供を見た上でどういう風に授業を作るかっていう、
その余白も準備してくれてると思うので、
逆に言えば最近働き方改革ってよく言われますけど、
やっぱり先生たちが自分のプロフェッショナルを発揮するためには、
子供をゆっくり見る時間と、それを踏まえて授業を考える時間が必要だよってことだと思いますので、
ここは今日のテーマではないですけど、やっぱり学校の働き方改革は今後も進めていきたいなと、
僕自身何かアクションを起こしていきたいなと思っている次第です。
素晴らしい。
もうなんかちょっと、学士指導要領ファンみたいになってきているんですけど、
嬉しい。この数分で。
今時点でも、ちょっと慎吾さんがおっしゃってた、
言葉選びが美しいっていうのにすごく感じるようになって、
もう既に。そうなんですよ。本当にそう。
ちょっとこれはまだ黙っておきます。
私もちょっと、後でもうすごい語っちゃいそうですけども、
いや、そうなんですね。
さっきの人の誕生のお話でも、
もう本当にチェックポイントだけ示して、
あとはどういうルートでもいいよっていう話もありますし、
でもそれを通して一人一人の良さとか、
目指していくっていうのが、すごく知的探求というか、
教育って奥が深くて懐が深くて、
ワクワクしちゃうなって思って、ちょっとまとまりがないですね。
いや、全然全然。
まだポイント一つ目なんで。
まだまだ魅力二つありますので、
次週以降ですね、聞いていこうと思います。
ひとまず、慎吾ちゃんありがとうございました。
ありがとうございました。
現場の先生頑張りましょう。
いいな。
30:08

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