00:00

[音楽]
藤原 博の
なんなんやろ
こんにちは藤原博です少女漫画を描いています

夫の帽子です

友達のCさんです

この3人で愉快な日常のやりとりを配信します

カフェで隣のテーブルの会話を聞き流している気分で聞いてもらえると嬉しいです

[音楽]
月島君の殺し方4巻がいよいよ発売になります
いつですか?発売日は?
2023年2月3日です
節分って感じですね
節分ですね
そうですそうです

電子が先とかそんなの特にない?

あったような気がする
あったような気がするな
忘れちゃってた。なんかデジタル版、電子書籍版、確かなんか早かった気がするけど、ちょっと忘れちゃいましたね。

紙の本は2月3日ということです。

そうです。
だって、ちょっと早いからっていうので、コミックスの作業とかをちょっと早めにやってた気がするんですよね。
はいはい。

めっちゃきっと早いでしょう。

まあ、何日やろ?たぶん。
1週間とか早い?

2週?1週?1週間早いよ

あっそんな変ですか?
えっ?紙に合わせてってこと?

あー…ね、その辺はちょっとまたあの…
概要欄とかにちゃんと書いておこう

電子パンでは出てるかもしれません

かもしれないですね
先生どうやったっけな?
えっと一応白線社の公式ページに書いてある説明を
コマックスの説明をちょっと今回はやってみます
やってみますと言うか。はい、お願いします。
花と夢コミックスで紙版は定価が528円です。
本体480円の税収パーセントです。
今そんな値段なんですねってなんか、
あんま値段見て買うことがなくなったから。

でも昔は390円だったから。

そうそうそう、高鳴ったなーって思って。

インフレが。

電子版とかって、それこそ、ただで読める期間に読んだりとか、ちょっとセール中に買ったりとかするから

電子版は、うん

神で定価で、コミックスって今500円超えてるんやって、ちょっとびっくりしたんですよ

高いですね

ワンコインでは買えなくなった

買えなくなってるという、まあ4巻なんですけれども
これが月島くんの殺し方、最終巻になります

最終巻~

ちょっと分厚いとかあるのかな?
ページ数あそこ書いてる?

普通です
(笑)
普通のページ数に収めました

はいはい

はい
一応あらすじ4巻のあらすじ公式であるものなんですけれども
03:01

人の心が読める少女エマは
父の命により接近したはずの殺し屋一家
月島家の着男である月島蓮と相親相愛に
蓮の妹 蘭の住む月島家別荘に訪れた
エマとレンたちそこでは今まさに阿部教官の宴(パーティー)が始まろうとしていた
そんな中エマの元にレンゲコの父親を暗殺せよとの命令が下ろうとしていた
エマとレン2人が出した未来の答えとは
やるかやられるかのラブストーリーついに決着

っていう感じです

でこれはCさんに事前に読んでもらってるんですよね。

コミックスじゃない、連載の方の。

はい、そうそう。
雑誌で出た文をちょっとCさんにまとめて渡して、
4巻文の話をちょっと先に読みました。

めっちゃ面白かった!

よかった!
よかった、ありがとう!

すごいですね!
この、なんていうんですか、ドタバタ?

ドタバタですね。
とたぶとなんでこんなにうまくちゃんと収められるんやっていう
だいぶトンチキですからね

本当に不思議な話ですよね
不思議な話ですよね
つくづく

つくづくね
そうはならんやろっていう連続ですからね

なんかもう大騒ぎな感じで
わーわーっていう感じで

わーって感じでなんか

最後まですごい失踪感
あっちこっち行くし、すごい楽しかったです。

いやーよかったです。

面白かった。

なんか確かにやっぱり、月島くんのキャラに帽子味があるなーって、

その話は前もしましたけど、

なんかこう、やっぱ帽子と出会ったからできた話なんじゃないの?っていうのをめっちゃ思いました。

新しい担当さんではなく、

最後の方につれてちょっと月島くんがちょっと可愛い可愛いでが出てくるじゃないですか そうですね
その感じとか

その感じ!

でも割となんか一巻とか読むと序盤からあんな感じのキャラクターでしたっけ?

開き直ってヒロインになってるみたいなところはあるんでね

すごいね楽しかった

よかった
月島くんは最初やっぱりヒーロー前としなければいけないっていうのがあったんで
ちゃんと最初の1巻とかを ヒーローとして書いてるんですけど、
ちょっとね、4巻になってくると 完全ヒロインだなって味に上がってる。

ヒロイン寄りに。

たぶん可愛いっていうのは そういう要素じゃないかなっていう。

あとはなんかやっぱエマの感じも、
なんか月島君への愛情も、

どんどん出していく感じも良かったですね。
06:00

正直にね、あんまり駆け引きとかしないんでね。

もう一直線でズバッと

普通ね少女漫画で駆け引きを楽しむものだと思うんですけどね

そうそうそう
そうですね

駆け引きはないなぁ

そういうとこは特に描いてない

これっていつ最後4巻で最終回にしますっていうの決まったんですか?

あ〜えっとね2巻の発売後にまあちょっと厳しいかもっていう話になって続けるのは
なんでまあ3巻で終わりはないけどもしかしたら4巻で終わりかもねっていう話は出てきてたんですよ

じゃあその話が出てからどういう風にエンディングへ向かうかみたいなストーリーを考え始めたんですか

いやー、えっとね、一応4巻で終わるかもしれないってなった時に、4巻で何か大きなことを乗り越えるっていう展開にしないと、
まあ、どうとでもできるようにしましょう、みたいな感じにはなってて、
で、まあ、決着をつけるとしたら、一番大きいのは、そのエマのお父さんの話になってくるんで、
そこだろうみたいな感じで、そこに焦点を当てつつ、そっちをちゃんと展開していこうみたいなのをやりつつ、
そもそも一番最初の連載始まった時ぐらいから、エンディングはどうありたいですかねみたいな話をしてから、

これはちなみにネタバレはしない?発売前だから。

そうですね、ネタバレはしないです。
しない程度のっていう感じにします。
難しい。

発売前は。

エンディングがハッピーにしたいみたいなのが
担当さんの要望でもすごいあったので

バラヤンヌの前の

そうですね、平岡さん
平岡さんが最後どういう締め方にしましょうねってやったら
やっぱそのバッドな方向じゃなくて
ハッピーな方向がいいっていうのは
リクエストとしてあったし、私もたぶんそのハッピーな方が自分にとって書きやすいので、ハッピーがいいなって思いつつ、
学園ラビックコメのハッピーなエンドというのは、メイド様で私は結婚式を書いてるし、
両思いになりました、ハッピーっていうのはもうすでに両思いになってるから。
割と序盤で両思いで、たくさん書いてる。
どういうハッピーさにしようかなってなった時に
派手さもあるっていうのからもう海外にハネムーン的な感じで行くとかは楽しいんじゃないですかねっていうのは
だいぶ初めの方にあったんですよ
なので最後の一話はハネムーンっぽいものただそれが学生かもしれないし大人になってるかもしれないし
09:03

その時の。

そこまで決まってたんですね。
そうです。

本当にハネムーンなのか、ハネムーン的な旅行なのかは、
あそこで考えようみたいなぐらいで。
そこはね、そういう風になるって安心して、

逆に呼んでほしいみたいな感じです。

その間のトタバタを楽しんでっていう感じなんで。

なんか、なかなかヘビーな内容じゃないですか?

だいぶね。

でも、全然ヘビーじゃないじゃないですか?

なんかその、ほんまにバランスがすごいなって。

なんでこんな笑えるやろうって感じ。

もうほんまに、コメディー要素が漫才で。

なんか私はこの…

ちょっとね、そらしていこうって感じとかね。

あの、月島くんが突然、

ヤシの実を割って持ってくるとことか笑っちゃうんですけど。
せっかく南国にいるんで、みんなヤシの実みたいかなって。

ところどころめっちゃ笑っちゃう感じで。

そうですね。
テーマがどうしても真正面から書いたら、絶対重たくなるやつばっかりやし。
本当に頑張ってるんですよ。そうはならんように。

そうはなってないです。

よかった。

ほんまに笑ける話なんですよ。

これはでもね、本当に矛盾が詰まった感じで、そもそも走り出した連載なんで、
平岡さんと立ち上げてやったんですけど、
平岡さんがやっぱりそもそも 青年漫画畑から来てはる編集さんやし
カッコイイ!もう全然その少女漫画っていう感じじゃなくていい みたいな感じのものを
お描きましょうみたいな感じだったんですよ なんで
青年漫画的な重たさっていうのは 好みとして2人とも持ってるんですよ
カッコイイってこうだよねとか こういう重たさ欲しいよねみたいなのは
2人ともあるんだけど、
いやでも、できるだけ読みやすいものにしようみたいなのもあって、
ライトな人も手に取れるような、
その別に普段、青年漫画の重たいやつを読まない人も、
気軽に手に取れるようなやつにしようみたいな感じもあったから、
学園ラムコメって言っては大事に持っておきましょうねみたいなのはずっと言ってたんですよ。
それは多分私の方が思ってて、ハードルを上げない方がいい、手に取る時のハードルを上げない方がいいでしょうっていう話をしてたから、
うっかりカッコいい重めの方に行きたい時に、それをしてしまうと、すごい長い期間かけて重たい話を書くっていう話にしないと面白くなくなっちゃう。
12:10

これはまあ2ヶ月に1回の連載っていうのもあって1話完結ぐらいで 勢いで読めてしまうような楽しさもないとちょっと厳しいと思うみたいな感じで言ってたんで
1話目でだからもうそのテンションで言ってるから
そのなんか勢いがねすごいんですよ

その勢いを失速させないようにっていうのはすごいやって。

本当に本当に失速しなかったですね、最後まで。すごい勢いでした。

そのサウカンで、あの月島君の妹の蘭が出てきて、

蘭が出てきたことによってその勢いをだいぶ増したはずなんですよね。

うん、本当に本当に。

で、そのタイミングでその担当さんがわらやぬに変わったこともあって、
そこからわらやぬテイストが入ってるわけですよね。
わらやんぬのその言ったらリクエストしてくれるこういうの見たいですっていうやつが
その平岡さんよりもすごく派手でエンタメに
なんかこうそういう助言をもらったりとかするから
もうそれぐらいいった方が楽しいですよねみたいな感じで私も乗るっていうのがあって

4巻をもだいぶテンション高いですね
確かに派手で勢いがあって
わーって感じで
わーわーってなって

そもそもレンゲコっていうキャラを2巻で出したんやったっけな
早めに新キャラとしてレンゲコっていう親友の女の子キャラっていうのを出したんですけど
その時点で私はそういう要素が足りないなって思ってたんですよ
まずそのエマとレンだけやと
なんかちょっと地味すぎるというか
何も起こらなさすぎるみたいなのがあって
ハチャメチャなことをちょっと呼び込んでくれる
楽しいキャラが欲しいっていうのがあって
連結子を入れたんですよ
私のこの月島君の殺し方という作品において
その要素があってこその
私が描けるその重たさの話みたいな
コメディーと重たさが同居するその話みたいな感じになってたから
連結子も頑張ってくれてたんですけど
その後、京也とかともワチャワチャするみたいなのもあったんですけど
ランぐらいもうハチャメチャなキャラがいた方が
結局私はすごく描きやすくて

確かにランちゃんがいろんなところ連れてってくれてますからね

どうかしてるっていうことをポンと言えるキャラなんで

ランちゃんと連結婚のあれがいいですね、また
繋がりが一気になかるかなっちゃって。

友情なのか何なのかもわからないけれども。
15:02

タパトンタですね。

タパトンタです。

3巻。

3巻です。

そう、だから結構人間味がそっちの方が私は出せるというか。

なんかすごい生き生きした感じでした。
楽しかった、本当に。

私もね、書いてて楽しかったんですよ。
4巻一番楽しいって思う。

最終話、大断演って書いてますけど、すごかったですね。

最終話、これ、よくこんな風になりましたね。
私、本当ね、最終話、今回の月島くんの最終話のネームが、過去1時間かかりましたね。

だって、こういう風なアランス字にして、こういう風に終わりましょうって、もし決まったとして、
じゃあ、それを52ページで書いてくださいって言われて、

すごくないですか?そこに収められるって。
逆なんですよ。52ページは決まってて、
で、最終話にしますってなって、
自分が月島くんという作品の最終話を書くにあたって、
52ページってちょうどいいんですよ。
長すぎもせず、短すぎもせずみたいな。
ただそこに、やっぱりその最初からそこは動かないだろうなっていうエンディングがあったんで
それ以外のことは考えてなかったんですね
でもハネムーン的な旅行に行くっていう
しかもこの4巻の間に積み重なった人間関係も全部含めて
で楽しくワチャってする
しかもちゃんと殺し屋っていう要素を入れるとか
でも言ったら2人の関係性が一歩また進むみたいな話にしたいわけですよ
忙しい忙しい
全部詰め込もうっていうのがすごくて
本当になんか私ようこの要素全部

詰め込みましたね

ページに詰め込んだなみたいなのは
ちょっと自分でもねだいぶ自分を褒めましたね

本当に一コマも無駄なコマがないというか

全てのコマに意味があるみたいな。
こんなに時間と場所をコロコロ変えてるんですよ。

展開がすごくて。
本当に展開がすごい。
これすごいですよね。

改めて藤原さん、すごい人もいました。

これ呼んだらほんますぐなんですけどね。
割とちゃんと長いですよね。

めっちゃ大変じゃないですか。

マンダカさんでみんなそうなんかもしれへんけど、
改めてなんかすごい人やなって

そんなページあったん?っていうことを忘れてた

良かったそれは嬉しい楽しかったですから
ジェットコースター感覚でああって

なんか笑いあんのもね
そんな感じで言ってくれてました
ジェットコースターみたいな感じ

いやなんかすごいですよね
すごいしか言ってへんけど
何やろ、なんか、こことかね。
18:01

うんうんうんうん。
「うずぼ」とか、いちいち笑けるし。
そうです。
でも、それが自分の持ち味やなって思いましたね。

うん、そうですね。
やっぱ面白くなっちゃうんですね。

面白くなっちゃいますね。
それがないと ちょっと自分が 耐えきれないんですよね。
ほんとに。

あの、月嶋、考えてることが わかるじゃないですか。
えまちゃんは。

月嶋くんの心の中の 言葉とかも どんどん面白くなってるし。

れんげこちゃんのね、心も めっちゃ面白いし。

やっぱね、エスカレートしないと 別にね、
つまんなくなれちゃうからね。
つまんなくなっちゃうから。
前よりおかしいこと言わせんとみたいな感じになっちゃうんですよね
『カイチョウガメイド様』も私、新人作家の頃に書いてたやつなんですけど
それもよくあのページ数であんだけのエピソードを詰め込んだなぁって
当時もすごい言われたんですよ
1話目というか、最初は読み切りやったんで
あのページ数でこの話を、まあギュッと無理なく展開して

読ませるみたいなやつはすごいっていうのは結構聞いてたんで私は詰め込んで何とかするのが得意な子なんやっていう

そういう自意識はあります。すごいギューって
だからなんか無理やろっていう量のエピソードを自分が用意してそれを何とかした回がやっぱりあの話として人気が出たりとかよくするので
編集さんに褒められたりするから
多分ね、それをした方が面白いっていう
なんかその確信が自分の中にあるから
こうなったみたいな感じですね

なんかほんまにギューって詰め込まれたものを開けたら
バーンって飛び出してきたみたいな感じ

それはだいぶその
自分そこ頑張れるはずやって思って頑張ったところでした

いやーすごいなー
この最後のね、最後、最終話の最後のシーンで、

えまちゃんが言ってる言葉が、藤原先生の言ってることなんじゃないかなって思いました。

あれがなんか、

だいぶ、そう思わはったらしいですね、それも。

あ、僕はTwitterに書いてたやつです。

気持ちいい。

あ、Twitterに書いてました?
これが連載で載った時に書いてたってことを

たぶん前回が終わって喋ってた

いやほんまにこれやなって
確かにそういう良さがあるみたいなのを
21:02

実感を伴って書けたのは今やからやなみたいなのがいる

たぶんなんか想像でそういうキャラがいるだろうとかは 全然昔でも書けたとは思うんですけど
なんか本当にそういうことってあるんだなみたいな経験をしたから こういう感じにはなってるような気はします
なんかこれ3年じゃないですか私もこの3年ずっと近くにいたじゃないですか
だから実生活をこういうふうに作品に昇華するってこういうことなんやっていうのをなんか見てすごいなんか感動しました
ほんまですか

そういう、そういうなんてなんていうんですかね漫画家さん?アーティスト?芸術家ってこういう感じなんやっていう思いですね

私の中で一番、自生活が反映されたというか、
自分の経験が作品に落とし込まれた部分っていうのは、
そこの最後のセリフとかじゃなくて、
「ケンカってこうするんやな」っていうところなんですよ。

あー。

なんか私、まともに、
それこそ、家族とか友達とかやったらケンカってあるんですけど、
彼氏とかそういうパートナーに対しての喧嘩ってあんまりできないというか
したらもうそこで終わる関係の経験しかなくて
帽子と去年一しきりもしこたま喧嘩をしてるから

つらい家づくりですか?

そうです
だからその「なんでわかってくれるねん」みたいなとか
「言葉足らずやねん」みたいなとか
でもなんかその相手のこと嫌いになってるわけではないみたいな

関係を進めるための喧嘩

なんか意見の衝突とか

尾かしげておりましたかもしれない

結構でも結婚式はずっと

やってはいるけど

でもそういうのが生かされた

そうなんかねだからすごい辛かったんですよ
その喧嘩をすることをなんて言ったらいいかな
自分の中で反数しながら書いてるから
その時のどうしようもない置き場のないグキッとそれをエヴァにすごい憑依させてるみたいなところはあったんで
相手のこともわかるから自分が求めてもダメなことはわかるけどでも自分はこれがいいのにみたいな感じの
どうしようもないけんか。
なんか、人間が違うからこそ怒るけんかみたいな。
のをかけたのは、たぶんね、これ結婚しなかったらかけてないと思います。
なるほど。
それ一番ね、なんか・・・

確かにその、両母になったら、もうすべてがうまくいくってわけじゃないんですよね。
24:00

そこからなんですよね、人間関係って。結婚生活も。

だってこじれるのってそっちの方がこじれるじゃないですか。
なんで、でも別に相手にすごい、相手を苦しめたいわけじゃないけど、
自分の衝動として我慢ができないから、喧嘩になっちゃうみたいな。

確かにね。

なかなかね、これ難しかったんですよ。
経験しないとわかんない。
ほんまですね。

実感がないと。

そうですね。
確かに確かに。 理性とかじゃないレベルの話というか。

確かにそうやわ。

エマも、月島くんに最初からそういうことは言えないけど、
月島くんに甘えるっていう要素ができてからの喧嘩なんですよね。
自分の気持ちを優先してほしいっていう甘えじゃないですか、それって。
もともと月島くんは、えまのことをもう、 第1話から好きになってるから。

もう好きやって言ってますもんね。

2人の関係って、言ったら、 昔の私だったら、進みようがないんですよ。

うん、もうね、両思いがハッピーエンドですもんね。

お互いを大事にしあっても、それはもうハッピーでしょ、 みたいな感じなんですけど、
そうじゃなくて、人として支え合えるかどうかみたいな関係性に一歩上がるのが、
そういう喧嘩ができるようになってからみたいなのが、
なんか、知ってはいるけど、 経験したことないみたいな感じだったから。

確かに、そこがこう、人生活が反映されてるから、
余計ちょっと、防止味が出てるんかもしれない。

そうやと思う。

僕は一応全部終わって、完結して、
そうじて、

「月島くんとはなんだったのか?」みたいなことを考えたんですけど、

これは藤原博的な評論みたいになってしまうんですけど、

聞きたい。
やっぱ裏テーマというか、

月島くんの殺し方の裏テーマは、僕は「未知との遭遇」というか、

他者との会交。

それかなと思って。
人とわからないものとか、他人であるとか、
そういうものといかに近寄っていくかというか、
親密になっていくかっていうのの ちょっと違う視点で描いたもの。
一般的な人と仲良くなるっていうのとは違って、

考えてることはわかるとか。

その、さっき言った話と同じような感じなんですけど、
仲は良いけど、そこから一歩先に進んでいって、
27:00

他者との理解ではないけど、
関係を進めるっていうことが どういうことなのかっていうのを
作品として描いたら こうなったっていう感じかなと。

なるほど。

裏テーマに それがなったのかなと。

最後まで行って。
なるほど。

なんかその、わかってるつもりだったけど、 人のことが。
気持ちがわかる、その能力を持ってる えまちゃんにとっては、
人の気持ちはわかってるっていう 前提で始まった関係やけど

他人っていうのは自分にとっては わかるものやっていう

その入り口から そっからどう先に進んでいくかっていう

で、わからないものに振り回されてというか

確かに振り回されてた

物事が起こらないと
なぜそう考えたのかっていうのが わからないわけです
起こる前に、それが予見的に理解できるわけじゃなくて、
出来事が起こって初めて理解っていうのが進んでいくわけで、
その時点で、やっぱ他人って分かってないんですよ、相手のことって。
出来事が起こる前って。

事態が進行した後に、それを理解して、やっと相手のことが分かる。
それを重ねていって、どんどんこの人ってこういう人なんかって、とか分かっていく。

だから、会ってすぐ相手のことって 気持ちがよみてもわからないんですよ。

はぁ〜、確かに。深い。
そういう話なのかなって。 そういう話なのかなぁ。
裏テーマ。 裏テーマやったのかなぁ。 確かにね。

僕はどうしてもそういう見方をしてしまったというか、 自分の目線で見ると、
なんかそう落ち着いたのかなと思って、この作品は。

へぇ~。確かに。
気持ちを埋めるってことは、
分かってるっていう前提で始まったはずやのに、

めっちゃ振り回されてましたもんね、やまちゃんは。

相手だけじゃないけど、その、世の中っていうか、
周りとか、こう、事態がどう進むのかって、
先が埋めるわけじゃないんですよ、やっぱり。

まぁね、やまにとっては、
月下君、何考えてるか分からないって、
ずっと言ってた。
読めてるし、そのまんまなんやけど、

それでもわからない人は。

理由がわからないとか、そっちですよね。

原理というか、相手を知るとか、わかるってこういうことなのかなと。

積み重ねていって、形が出来上がっていく、そういう風に。
その時に呼んだ脳内の言葉で、
「こう言ってるんだったら、普通こうなるでしょう」とかが、
そこが全然予想から外れるから、
30:02

余計わかんなくなっちゃうとかなんですかね。

作者が言う。
へぇ~、面白い。

面白い。
そういう感じなのかなと思って。

裏テーマ。
自分と全く違う人とか、自分が分からないものとの距離を縮めていくっていう物語だから。
違ったんですかね。

そうなったんかも。

わかんないですけど。

いやでもなんか、元もらしい。
だから自分がね、結構自分の作品をどういうテーマやったんですかって聞かれても
こういう世界でこういうキャラやからこうなったんですよしかないんですよ
テーマって何ですかってなっても

テーマって難しいですね

難しいです
今までメンド様にしても雪打ちとか連載読み切り全部合わしてもテーマって言われてもなぁみたいな
テーマを込めれば込めるほど、うまくいかないっていうのがすごくあって、
物語としてつまらないというか。

テーマを出そうとすればすること?

読み切りの時、余計そうやったんですよ。
新人の読み切りの時に、今回はこういうテーマで書こうって思って書いても、
結局そのテーマを捨てる方向で話がまとまってしまったりとか、
本当に一番最初に込めようと思ってた思いが
全然シーンが入らないのかっていうのがあって
だからテーマを設けることを
多分もう諦めてるんですよ私
描いてみてどうやったかって
もうそうやって勝手に評論してもらった方が

僕は別に評論って言ったけど
自分がそう読み取ったってだけなんで
その別に作者の意図とかでは全然ないです

でもなんか、今すごい「おおおお」ってなりました。

そうかも。
うん、確かにってなりました。
なんかそれを最後まで読んで、また1から読み返して、僕はそういう感じで。
なんか最初からそういうとこやっぱりあったなとか。

で、こういう結果に行き着いたっていうことは、

そうじて何だったのかっていうのを考えた時に。
でもそう思うとこの梶原先生のこの3年間も
みちとの遭遇

いやそれはもう

私との会合

そう思う

ですよね

いやほんとね
あのなんかこう
あの分かってるつもりではあるけど

そうだからそれを全部こう
そうじての僕のあのツイートやったんで
それをちょっと見返してくれたら

そうですね
だいたいこう言ったらこう返せやろうなっていうのも
想像はつくようにはなったけど
33:01

でもみたいなとこありますからね

いやー
そういうのかもしれない
面白い

面白いですね

面白いです
私もそうやって分析されるの面白いですね

分析じゃないけど

自分にはそう読めてしまって

わーって思ってしまって

他人事ではない。
この作品は。

ブルブルブルって感じますね。

最終話だけじゃないんですよ。
そういう意味では。

なるほど。

すごいプライベートな。

2人の生活も垣間見える作品になったということで。

それは呼んだ人が別にその、各々の。

これで垣間見えるってなったら、
絶対誤解が生まれると思う。
一切具体的な方向ではないからね。

すごい要素としては、今描いたからこうなったみたいなのがすごくあると思います。

すごいですね。自分が経験したことをこういう風に表現する。

経験したことは一切入ってないですからね。
そう、そうなんですね。経験したことをじゃあ活かして何か作品を作りなさいって言われたら

作れないじゃないですか。そのままのものしか作れへんのに、やっぱりその作り手の人が作るとこういう風になるんやって
全部暗用ですからね。

面白い。面白かったですね。
よく言われるのがね、少女漫画を描いてるみたいな感じで
漫画家なんですって言ったら
あんまりよく知らない人ほど
自分の実体験を元にしてるのとか
こういうタイプが好みなのみたいなとか
結構言われるんですよ
なんか全然違うっていうのもちょっと違うというか
だから自分の要素が入ってるし
その時に書いた時の自分の好みなり考えなり、色々褒めてはいるけど、
読者として呼んでもらった人に映っているその部分と違う部分みたいなのはすごいあって、
エピソードは全然ファンタジーフィクションでみたいな感じやけど、
ただなんか全部自分のその時に出た本当のことが褒められているから、

説明難しいですよね

でも全部飲み取りって次第だと思うから
僕はそれを最初が読んだ時からずっとこの意見を温めてた

温めてた

なるほど

どう喋るかとか

いやーすごい面白い興味深いです
そういう防止のコメントも含めて楽しかったですね

本当なんか全然最初はそんなつもりじゃなかった
36:03

やっぱりどうしても月島君がヒロインになっていくところとかは
自分がそういう気持ちなんやろなってちょっと思ってますね
メイド様でも若干そういうところはあったから
ヒロインがヒロインで収まらないというか

ヒーロー役までちょっとはみ出すというか

最後の展開は完全に逆転してたから
ほんまお城にとらわれる意味やったからね。

そうそうそう。

そういうちょっと強いヒロインっていうのでも、
ちょっと藤原さんと重なるところはありますね。

そうですよね。
たぶん自分がそうならんと気持ち悪いんやと思うんですけどね。

メイド様に関してはやっぱり、
相互補完的な感じやったのかなと思うし、
その関係として

仮を返すじゃないけど
ネイド様の方が
どっちも自分みたいな感覚はあったんですよ
うすいも割と自分の分身的な感覚だったし
いさきもそうやし
他のキャラも全部自分の分身みたいな感じだったんですけど
今回の結構他人が混じってる気はしますね
自分的には、ちょっと打ち切りっていう形みたいな
終わり方ではあるんですけど
でもなんかすごい満足しました。書いて

本当に、すごい詰まってるというか

4巻で、ちょうどいい読み味の作品で
ちゃんと完結できたなみたいな

それがすごいですけどね、だって

こんな話でどうなるの?って
どう収めるんやろうな、自分で思ってましたけど
いい勢いで終わったんじゃないかなっていう。
たぶんね、続けようと思ったら続けれるお話ではあったんですけど、
まあまあまあ、先生ちゃんと
これはこれでいいんじゃないかっていう作品にはなりましたね。
また作品を割れてしまいましたね。先生の。

いやー、ありがとうございます。
すごい楽しかったですね。

いやー、よかった。
いやーすごい、本当にね、自分をちゃんと込められてるっていうのが、
2人の感想を聞いても、なんかおもろいからすごい良かったです。

だから多分、読み人が違うと全然違う読み方をすると思うから。

感想を楽しみですね。
そうですね。

楽しみにしているので、ぜひぜひ感想をいただけると嬉しいです。
うんうん。

ハッシュタグ広名?

パスの色が違う
月島くんだけだと、他の2次元、3次元を織りまざった月島くんの検索になってしまうので
39:06

月島くんの殺し方とか、ファンレターとかそういうのでいただけると
結構ね、なんかの電子書籍って、
その、それぞれの電子書籍のサイトでコメントとかって書けたりするじゃないですか。
あ、そうなんですね。
あそこまで私見ない方なので、
そこに多分ね、コメント書かれても私には見えない。
だから私に見えないコメントでいいっていう意味はだって、それでいいんですけど、
あんまりチェックをしないタイプなので、もし届けて…

ファンレターが一番確実に読むのを読むし、

はい、担当さんとかの目にも触れるので、嬉しいっちゃ嬉しいです。

リプライとか、インスタグラムとかでも全然ありそう。

そうですね。
Twitterで私に対して直接じゃなくても、
「月島君の殺し方」っていうワードで呟いてもらったら、
私も発売直後はちゃんと勝手にすごい探すので、
なんか感想をいただけると嬉しいです。
一応電子書籍とかも今何々配信されてるんやろうって
あ、ほんまに私ね、チェックしてなくて
把握しきれてないというか

いろんな電子書籍で

アプリとかってこと?

あ、そう、アプリとかサービスとかそうなんですよ
なんかね、連載バージョンみたいな感じで
話数ごとにアップされるやつもあれば
1巻2巻って関数ごとで
普通にこう、電子書籍として売られてるやつもあって
簡単に探してわかったのが
漫画パークって白銭社の公式の漫画パークっていう
電子書籍が読めるところは
そこはさすがに私もちゃんと把握はしてるんですけど
そこでは関数でも変えるし
1話、2話っていう感じで
話数ごとに時間待ってれば
タダで読めるみたいな連載とか
その状態で載ってて
あとLINE漫画とかピッコマとかも、その時間、コインが貯まれば読めるみたいなのあるじゃないですか。

あ、そういう仕組みなんですね。

あるんですよ。
なので、その一冊ずつ買うっていうよりかは、
連載としてこう読み続けるみたいなのができるのが、そこらへんのサービスでもやってて。
で、まあ電子素敵としてか、Amazonとかね、有名なところとかもちろんそうなんですけど、
コミックシーマーとかebook japan dmm books 連打コミックとかそういう
大きな有名なところとかはだいたいあったので
自分が使ってるよっていうやつで検索してもらったら
結構あるんじゃないかなと思うので
今回特典が電子書籍版限定おまけっていうのをつけてて
それが最終回後のエマと月島くんの漫画2ページっていうのがあって
42:08

なにー
それは全然あのCさんもまだ読んでないやつなんですけど
それがねだいぶ今回の月島くんのおまけに関しては
毎回メイド様の三崎とうすいを出すっていうサービスをしてるんですけど
今回も一応、めさきとうすいがちょっと遠目にいてて
なんか、あのね、月島くんの話の中で
一番イチャついてる2ページのことがあるんですよ

それは、読みたい

なので

おまけっぽいやつ?

だいぶおまけですね
ちゃんとイチャついてるやつを見たかったら
ぜひ、電子版のおまけも見ていただけると嬉しいです

それは全部、どのサービスでも?

電子書籍なら全部ついてるはずです

コミックスタイプで買うやつやったら

そうそうそうそう
うん
1話ほどのやつやったら入ってないのかな
どういう感じなのかちょっと分かんないですけど
という感じなので
ぜひぜひ
2月3日に紙版が発売されるはずで
電子版ちょっと多分ちょっと早めなので
なんでも出てるかもしれないので
はい、よろしくお願いします

よろしくお願いします

はい、ぜひぜひ

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ではでは、次回の配信
なんなんやろう!
♪~
ご視聴ありがとうございました!