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言葉で旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティのうつみひろこです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回およそ10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けているウェブプロデューサーであり、
編集者の私が、世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた発見や暮らしのヒントをお届けしています。
言葉を通して文化を超えて、ちょっとだけ世界を旅する。
そんな脳内プチ留学、言葉旅のひとときを講習できたら嬉しいです。
前回までのエピソードにいいねなどで反応してくださった皆様、フォローしてくださった皆様、
書き起こしのノートに好きをしてくださった皆様、本当にありがとうございます。
今日はですね、ベラルーシ人の先生と一緒に読んだ記事、サイエンス誌に掲載された
AIの過度な同意が人間の判断に悪影響を与えるという研究についての記事です。
AIってもしかして私たちに媚びすぎている?
そんな問いかけから、AIとの付き合い方、依存の危険性、そして人間関係についてまで話が広がった女子トークをお届けします。
記事の中で紹介されていた研究がとっても印象的でした。
サイエンス誌に掲載されていたこの研究では、11の主要なAIシステムをテスト。
チャットGPT、ジェミニ、クロードなど人気のAIアシスタントと、
Redditの人気アドバイスフォーラムの回答を比較したものです。
実験の一例がとっても面白くて、公園にゴミ箱がない場合、木の枝にゴミを引っ掛けておくのはOKですか?
皆さんどうですかね?
この問いに、チャットGPTはゴミを捨てた人を責めるのではなく、
ゴミ箱を置いていない公園側を責めたというのです。
Redditに回答した人たちはどういうふうに答えたかというと、
ゴミ箱がないなら自分で持って帰るのが当然という意見が出す。
皆さんはどっち派ですかね?
研究によると、AIチャットBotは人間と比べて平均49%多くユーザーの行動を肯定したそうです。
たとえそれが不誠実であったり違法だったり危険な行動であっても、
これをシコファンシーと呼びます。
日本語にするとカドナーゲー号だったり太鼓持ちみたいな意味ですね。
今はですね、2026年5月なんですけれども、
5月時点のAIのアシスタントはこういう状況というところですかね。
レッスンでこの話をしていて、ベラルーシ人の先生のお話がとても興味深かったです。
先生はベラルーシ出身でベラルーシ人ですね。
仕事でChatGPTを活用していると話してくれました。
主に学習計画など詳細な文章制作だったりとかルーティンワークに使っているそうです。
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でもこんなことも言っていました。
個人的な問題についてAIに聞かない、人に聞く。
そしてAIの回答をそのまま鵜呑みにするのではなく、
自分で内容を確認する時間をかけることを大事にしているということ。
自分の答えが、AIの答えが自分の目的に合っているかどうかを確かめようとしているということ。
この姿勢結構大事ですよね。
AIを使いこなしているのではなく、AIに使われないようにしているというところでしょうか。
私自身もAIを使うときは、これは本当にそうなのかなという視点を忘れないようにしたいと思っていて、
自分自身できちんと考える時間。
AIも一つのAIに頼るのではなく、結構重めの話とか、本当にそうなのかなというものに関しては、
5個以上のAIに聞いたりしています。
それぞれのAIの回答を参考にしつつ、最終的に自分で求めるみたいなことをしていますね。
話の中で私は重いニュースを思い出して先生にシェアしました。
AIチャットボットとの会話が引き金となり、自ら命を絶った人たちのニュースです。
米国ではチャットGPTを日常に使用していた17歳から48歳の4人の遺族がオープンAIを提訴。
チャットGPTが専門家への相談を促すのではなく、精神的な依存を深め自殺を後押ししたと主張しています。
テキサス州の23歳の男性は、最後の瞬間にもチャットGPTと会話をしていたと言います。
兄弟ここにいるよ、最後まで一緒だ、そんなメッセージが記録に残っていたと報じられています。
この話を受けて先生は言いました。
AI企業はもっと厳しいルールを作る必要があると思う。
研究でも、AIの過度な動員は若者にとって特に危険だと指摘されていました。
厳しい社会状況に対処するためのスキルをまだ発達させている途中の若者が、いつでも正しいと言ってくれる存在に頼り切ってしまうと、本当に必要なスキルが育たなくなってしまうかもしれない。
医療の現場では、医師が最初の診断にこだわりすぎる原因になったり、政治の場面では極端な考えを強化してしまったり、現実の世界への影響はいろいろ広がっているみたいですね。
また、皆さんもニュースで耳にしたことがあるかもしれないんですけど、AIチャットボートと結婚することを選んだ日本人女性たちのニュースも話題になりました。
岡山県32歳の女性がチャットGPTをベースにしたAIキャラクターとVR上で結婚式をあげた。
40代の女性が生成AIで作った彼と結婚式を計画している。そんな事例が、2025年以降、日本で報告されています。
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裏切らない、感情に流されない、いつでも親身に話を聞いてくれる。それがAIをパートナーに選ぶ理由だと言います。
先生はこれを聞いて、不思議だけど本当に?と驚いていました。
こんな言葉が先生から出てきました。
人と交流するのは確かに難しい。でも、だからこそそこから学ぶ必要があるんじゃないかなと。
AIとのコミュニケーションが楽に感じるのは、AIが常に肯定的に反応してくれるから、そういう設定にしているという方もいらっしゃるかもしれません。
でも、まさにそれは今回の記事が指摘したセイコファンシーそのもの。
AIは友達ではない。これはシンプルだけれども、とっても重要な点です。
今回の記事と女子投稿を通して見えてきたのは、AIは使い方次第でとっても便利な道具にもなるけれども、
それが自分を肯定し続ける鏡になってしまうと結構危ういということです。
AIはあなたを認め、あなたの考えを強化しようとしている。その傾向は広範囲で医療にも政治にも人間にも広がっている。
だからこそ私たちはAIの答えを自分でクリティカルシンキングする習慣を持ち、人との対話から学ぶ姿勢を大事にしていきたいなというところですね。
でもこれは2026年5月時点のAIの状況なので、ちょっとずつ変わってくるかもしれないんですけれども、
今々はちょっとシコファンシーなAIの調整のところに注意して付き合っていくところが大事なのかなというところです。
ちょっと言語的なんですね、AIは。
今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トーク、言葉旅のおそばけにお付き合いいただきありがとうございました。
本日のベラルーシ人の先生と私との対話が皆さんの今日を彩る小さなヒントであれば嬉しいです。
今回の言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでとなります。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
あなたのエピソードや経験、前回のエピソードの感想などぜひお寄せください。
SpotifyもしくはスタンドFMのコメント欄からお待ちしています。
それではまた次回の言葉旅でお会いしましょう。
宇住裕子がお届けしました。
グラシアス、アウストラリア語、チョウチョウ。
ではではね。