1. 樋口聖典の世界
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良いものを作りたいという執着に取り込まれてはいけない
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はい、今日も喋りますからね。ずっと喋ってる気がしますけども。
今はですね、福岡から田川の方に向かっております。時刻は朝の10時36分でございますと。
まずちょっとですね、嬉しいご報告ですかね。
こうやってダラダラとね、車の運転中時間が無駄だからと思ってもったいないから一人でiPhoneに向かって喋って、それを未編集でそのままポッドキャストにあげるっていうのをやってるんですけども。
これ2月から始めたこの配信、HIGUCHI Kiyonoriの世界なんですけども。
おとといまでで73本あげまして、これ今撮ってるのは74本目なんですけども、73本の時点でついに総再生回数が3万回を突破しました。
ありがとうございます。
いつも言ってますけども、別に成果を期待せず、本当にダラダラと台本もなく喋ってるだけなんで。
ある時ありますけどね、ブログの記事を一回読んで、それを喋ろうと思って頭に入れて喋ってる時はあるんで、それを台本と言えば台本なんですけども、でも喋る用の台本は作ってないので。
本当に何も考えずに喋りだしてどうなるかなって自分でもどこに着手するのかわからないまま楽しく喋ってる回もあるんですけども、そんな感じで喋ってるラジオが3万回も再生されたと。
だいたいこれ10分前後って縛りを設けてやってるんで、3万×10なんで30万分ですよ。
もちろん全部聞かれてないのもあるかもしれないんですけども、理論上30万分の時間を皆さんと共にできたということで、一人一人と30万分喋ってたら相当な時間じゃないですか。
これを30万分分の僕の時間を皆さんにお届けできるっていうのはすごい時代だなと改めて思いましたね。
毎回言ってますけども、成果を期待せずに喋ってるんで本当にしょうもない配信もあるかもしれないですからね。
喋ることを今2つどっちにしようかなと思ったんですけども、これちょっと言っとこうかな。
なんで僕これ毎回毎回、わざわざちゃんと成果を期待してないんでしょうもない配信があると思いますからって言ってるかっていうのを多分説明したことなかったなと思って今その説明をしたいんですけども。
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そう言っとかないとクオリティーが上がってしまうからなんですね。
これね、一見こう聞くと、いやいやいや言ってクオリティー上げた方がいいやろみたいな感じで思うかもしれないんですけども、僕の中ではこれやっちゃいけないことなんですね。
これちょっとちゃんと説明しとこうと思うんですけど、
ちなみにこれは僕のラジオだけじゃなくて、他の僕がやってるコンテンツ、いろんなものに対しても同じことを思ってますし言ってます。
僕YouTube、ポッドキャスト合わせて10本くらい番組やってるんですけども、その中でほぼ全部クオリティーを上げすぎないっていうのをルールとして掲げてやってるんですね。
それを一手当てる番組に関してはできるだけ促してます、言うようにしてるんですけども。
これなんでかっていうと、クオリティーってほっておいたら絶対に上がっていくものなんですね。
で、クオリティーが上がって何が悪いかっていうと、これクオリティーを落とせなくなるんですよ。
これ例えて言うと生活レベルみたいなもんだと思ってるんですけども、
例えばこのラジオって最初は適当に始めるじゃないですか。
で、ばーっと喋ってたら再生回数がどんどんどんどん伸びてくるんですね。
当たり前ですけども、ずっとやってたら。
最初は10回、20回やったんですね。
僕これ告知も別にせずにやってましたから、最初は。
誰に聞かれるわけでもなくやってましたから、最初は10回、20回なんですよ。
で、それずっと続けてて、ただなんかいいのがポーンって、
これみんなに聞いてほしいなっていうのができたとすると、告知したくなっちゃうじゃないですか。
で、告知するんですね。
ブログだったり自分のツイッターだったりで告知するじゃないですか。
そうすると、バンって再生回数上がるんですよ。
なんかそれいきなり、最初10、20とかだったのがいきなり100とかにドーンってなったりして。
で、うわ、めっちゃ嬉しいってなるんですね、当たり前ですけど。
で、見てたら過去のやつも再生回数が上がっていくんですよ。
例えば10本上げてたとするじゃないですか。
9本目までは最大だいたい15から20ぐらいで収まってたのが、
10本もいいなと思って告知をした瞬間に過去のやつも再生されだすんですよ。
そうすると、過去のやつも70、80とかなってきて。
で、合計再生回数も上がってきますから、やっぱりこれちょっと嬉しいな。
もっとこれ聞いてほしいなってなるんですね、まずね。
で、頑張るじゃないですか。
頑張るじゃないですか。
しゃべる前に、こういうのをしゃべろうとか、
こういう構成にするともっと伝わりやすいんじゃないかとか、
あとは1、2分こうやってしゃべって、
あ、やばい、これちょっと最初の方グズグズだったな、
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もう一回取り直そうとかになってくるんですよ。
だからどんどんどんどん、もちろんですけどクオリティがちょっとずつ上がっていくじゃないですか。
で、よしと思って。
で、やりだすと、どんどんどんどん、
僕これね、iPhoneのボイスメモで撮ってるんですけども、
ボイスメモの録音ボタンを押すのが怖くなってくるんですよね。
やばい、これ変なもんを出して恥ずかしい思いをしてしまったらどうしようっていうマインドが働いてくる。
そうすると、今までは、あ、今日撮ろう、パッて撮れてたのが、
しゃべること、やべ、ちょっと思いついてない、やべ、どうしようどうしよう、
あ、もうすぐ車目的地に着いてしまう、やべ、ちょっと待って、
あと何分、あと5分以内に考えついて録音ボタンを押さないと時間が足りないとかになってくるんですよ。
こうなってくると楽しくなくなってくるんですね。
もちろんその負荷がちょうどいいっていう人もいるんですけども、
僕はもうなんか、その負荷は仕事の中だけでいいので、
この楽しくやってるポッドキャストでその負荷を感じたくないですね。
いや、むしろ、ごめんなさい、仕事の中だけでもきついかもしれないです。
例えばこれで失敗してるのが、やっぱりいいかねパレット通信っていう僕がやってるYouTubeチャンネルですね。
あれって最初はもう本当に、これ僕分かってたんで始めるときに、
クオリティ上げすぎるっていうのは生活レベルと一緒で、一回上げるともう簡単には下げれないよと。
クオリティを上げないといけないってなったら、心理的ハードルも上がるし、
作業時間も増えていくんで、これ絶対上げすぎちゃいけないっていうのはもうやろうとしてたはずなんですけども、
どうしてもやっぱりカット編集入れたりテロップ入れたり、
ゲストも毎回違う人を呼んで、ある程度のクオリティを叩き出さないといけないとかなってくると、
もうしんどくなって、今更新が続いてないんですね。
実際そうなるんですよね。
さらに言うと、物事を成功させる最低条件というか、ここを逃してしまうと、
どんな素晴らしいプロジェクトでも成功できないっていうのが継続なんですね。
継続って当たり前ですけども、特にYouTubeとかPodcastみたいなこういう連載ものというか、
ずっと続いていくもの、一回で終わらない映画とか音楽アルバムとかそういうものじゃないものに関して言うと、
もう継続させなかったら無事じゃないですか。
もうなかったのと同じことになるんで、継続って超最低条件なんですけども、
その最低条件すらできなくなるんですね、クオリティを上げすぎると。
だからもう意地でも上げちゃいけないんですよ、クオリティって。
そんなことを分かっていてもやれないですからね。
おそらくですけど、クオリティを上げよう上げようしすぎることによって、
クオリティが結局上がらなくて、続かなくてやめていくプロジェクトというのが、
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この世に何兆、いや何系プロジェクトを生まれたかっていう感じなんですよね。
もちろんこれには僕の性格というか、
完璧主義という僕の性格も相まってそうなっているんですけども、
でも皆さんどうですかね、例えばダイエット、
そしてこういうブログとか、ポッドキャストとかYouTubeとか、
何かしら始めようと思って、習い事でもいいですよ。
裁縫とか、何かしら継続的なプロジェクトを始めようと思って、
続かなかった経験ってあると思うんですけども。
これはクオリティコントロールが失敗してるってことですよね。
ブログも一緒です。僕ブログ毎日書いてるんですけども、
本当にクオリティを上げすぎないようにしてますからね。
一文字以上書けばいいっていうルールにしてるぐらいなんで。
そういった感じで何かしら物事が続かない方は、
まずはクオリティを上げるっていうことじゃなくて、
継続だけを目標においてやってみればいいと思います。
どうせクオリティは上がっていくんで。
クオリティを上げるのって頑張るっていうことだけじゃなくて、
慣れていくとか効率化するっていうことでも上がっていくので、
まずはそっちでクオリティを上げることを目指してみればいいんじゃないかと思います。
頑張らないようにしましょう。頑張ったら死にます。
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