カモミールの紹介
おはようございます。蜜のあじ子です。
師走とは、よく言ったもの。私も何か走ってる気がします。
忙しいです。そういえば、技師の師って、師走の師
だったなぁ。そんな季節に、
ホッとできる、こんな香りはどうでしょう。 今回のテーマは、
カモミール。忙しくって、
ストレスを感じるこの季節。 リラックスするのに、おすすめの精油。
トップ10をあげるのであれば、 この精油、食い込んでくると思います。
キク科のカモミール。 日本だと、
カミツレとか、カミルレと呼ばれることもあります。
カモミールとは、ギリシャ語のカマイメロン、
大地のリンゴがその語源。 花を踏んだり、
乾燥させると、リンゴのような甘い香りがするからです。 白い花びらと、黄色の中心部分、
可憐な可愛いキク科の植物ですが、 踏まれても踏まれても、
立ち上がる強い植物でもあります。 ストレスに強いイメージも、
そんなところから来ているかも。 市販の精油は、
何種類かあって、 現在私が持っているもので、
3種類あります。 カモミール、ローマン、
ジャーマン、 そして、
モロッカン。 そう、
原産地で名前が分かれています。 香りの成分が全く違います。
一つずつご紹介しましょう。 まずは、
カモミールローマン。 ほんのり甘く、
リンゴのような香りといえば、このローマン。 香り成分はエステルが中心。
そうそう、本家果物のリンゴも、 フルーティーな香りの成分がエステルです。
そのほっとする甘い香りは、 不安やイライラをなだめてくれます。
続いて、カモミールジャーマン。 この精油の特徴といえば、
カモミールの種類と効果
まずはインパクトのある、 青い色。
そして、枯草のような渋めのにおい。
この青い色の正体は、 カマズレンという成分。
花の中にあるマトリシンという物質が、 水蒸気蒸留の熱によって変化します。
このカマズレンは、 消炎作用があって、
青い色をした目薬とか、胃薬とか、 見たことある方もいるんじゃないでしょうか。
副作用の心配がほとんどないから、 肌の炎症を抑えるために、
入浴剤とか、 化粧品なんかにも使われてます。
精油がリンゴの香りはしないんだけど、 ハーブティーになるのは、ほとんどがこのカモミールジャーマン。
お茶だとリンゴの香り結構するんですよね。 お茶にも抗炎症作用があるようで、
そうそう、絵本のピーター・ラビット。 お母さんに、
マクレガーさんの畑に入ってはいけませんよ、 と言われてたにもかかわらず、
いたずらっ子のピーターが、畑のお野菜を食べすぎて、 お腹を壊してしまったときに、
お母さんがカモミールティーを入れてくれる。 そんなシーンがあります。
私は、はちみつとミルクで、 このカモミールティーを入れるのが好みです。
最後の一つは、カモミールモロッコ。 精油は、
最近ちょっと見かけるようになったかなぁ、 ぐらいで、あまり一般的ではないんですけど、
個人的には、この香りが一番好き。 メーカーによって多少違いはあるかもしれませんが、
リンゴのようなエステルに、レモンの香りのリモネン、 すっきりとしたアルファピネンや、
樟脳の香り、カンファーも少し含まれているみたい。 うまく言えないんですけど、
フルーツミックスに、 ハーブを合わせたみたいな感じ。
なんかちょっとね、美味しそうなにおいがします。 化粧品や香水の香料として使われることが多いみたいです。
同じカモミールと呼ばれていても、 全く成分の違う3種類、
どれもストレスに効果があると言われる精油ですが、
ローマンはエステルの香りで優しく包み込んでくれ。 ジャーマンはカマズレンで傷や心を修復してくれる。
モロッコはピネンやカンファーで、 守りを固めてくれる。
そんなイメージ。 今日の自分のストレスにどの香りが必要か。
直感で選ぶのはもちろんいいんだけれど、 たまにはその成分にも目を向けてみると面白いと思います。
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お相手は蜜のあじ子でした。 今回のアートワーク、
ピーターラビットの原作者 イアトリクスポターの著作権が切れていて、
古いイラストはパブリックドメインで利用できたので、 使わせてもらうことにしました。
ぐったりしたピーターに お母さんがお茶を作っているところです。
