虫との遭遇
こんばんは、蜜のあじ子です。
ちょっと聞いてください。
昨日ね、おやすみだったので、朝からのんびりコーヒータイムと思ったら、
台所の床に黒いものが見えるんです。
動いてるんです。
怖いですよね。
そんな時、虫除けに、この精油はどうでしょう。
今回のテーマは、アスナロとヒバ。
私、すっごい近眼で、コンタクトをつければ、そこそこ見えるんですけど、
お家だと1メーター先が見えるかな、ぐらいのメガネをかけてます。
のんびりした朝、もちろんメガネです。
黒くて動くものといえば、もうあいつしかいないです。
ひっ！と思って、どうしようかなって、固まるでしょ、一瞬。
そうするとね、動き始めたんですけど、なんかね、尻尾があるんですよ。
でね、後ろ足が長い。
よく見たら、体長5センチぐらいある、めっちゃでっかいコオロギでした。
決して高層階ではないですけど、1階や2階じゃないんですよ、うち。
どうやって入ってきた。
ドアを開けたのは、前日家に帰ってきた時か、
その日の朝、佐川急便さんがコーヒー届けてくれたんで、
その時かな、って思うんですけど、
殺虫剤のない我が家、食器用洗剤と、ハーブを入れたアルコールを武器に、
格闘し、半泣きではありましたが、完全勝利です。
アスナロの魅力
飛ばないけどね、跳ねるのよ、怖すぎました。
まあコオロギに効くかは分かりませんが、
防虫作用のある精油、これ紹介してなかったなぁ、というのが、
アスナロ、先日ちょうどこの精油が欲しいというお友達がいたので、
改めて調べてみました。
ヒノキ科アスナロ属の針葉樹で、日本固有種です。
国内でもちょっと寒いところ、北の方に分布してます。
アスナロという名前、ヒノキよりちょっと劣るので、
明日はヒノキになろう、というところから、
アスナロと呼ばれるようになった、と言われてます。
漢字だと、翌日の翌に檜と書いて、翌檜。
それから、もしかすると青森の人にはこっちの方が馴染みがあるかも、
ヒバとも呼ばれます。
これもね、檜の葉と書くんです。
そんなヒノキにちょっとひけ目を感じているようなアスナロなんですけど、
その香り成分、ヒノキチオールがたっぷり含まれてます。
そして、このヒノキチオール、実は国産のヒノキにはほとんど含まれてないんです。
ヒノキチオールは、タイワンヒノキから見つかったので、そう呼ばれてるんですけど、
細菌や真菌に対して強力な抗菌作用を持ってます。
抗ウイルス作用も認められているようで、
コロナウイルスを含むRNAウイルスにも効果があるという文献が散見されます。
先日お友達に頼まれた時は、ヒノキのにおいを寝室で香らせたいんだけど、
アロマストーンに垂らしただけでは香りがあんまりしなくってと相談を受けました。
そうだね、お部屋で香るにはアロマストーンは不向き。
アロマストーンというのは、石膏や普通の石の時もあるかな。
熱を使わずに垂らしておくだけなので、拡散力はありません。
そこでおすすめしたのはルームスプレー。
精油をアルコールで希釈して、水で薄めるだけ。
お水も水道水で十分だと私は思ってます。
カルキが入っている分だけ腐敗しにくい。
精油は水と混ぜると拡散しやすくなります。
水の分子に精油は溶け込まないので、
シュッと一吹きするだけで、水の粒子と一緒に、広い範囲に精油の成分が拡散するからです。
そして、ヒノキより強い香りとしておすすめしたのが、このアスナロ。
どうやらお気に召したようで、アスナロの精油2本をご注文いただきました。
さあ、この香りがコオロギに効くかどうかは分かりません。
ただし、建材としての防虫効果は、青森弘前城が証明してくれてます。
現在改修中の天守閣、1810年に建てられたものです。
柱に無数の矢の傷は発見されましたが、シロアリには全然やられてないそうですよ。
精油を使うのは難しいという方には、間伐材の切れ端、ヒバのチップ、これおすすめです。
私も引っ越しする前は、箱で買って、タンスに入れたり、クラフトの材料として使ってたんですが、引っ越しを機に処分してしまいました。
来年の夏に向けて、また仕入れておこうかな。
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