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こんばんは。蜜のあじ子です。 週末のイベントが近づいてきました。
イベント内のトークセッションで、 精油の作り方についてお話ししようかなと思ってるんですが、
ちょっと前にローズの水蒸気蒸留法に触れたので、 今日はイベントでは話さないであろう別の作り方をご紹介します。
今回のテーマはアフソリュート。 たまに自分で精油って作れますか?と聞かれます。
作れると言えば作れるけれど、 たくさん作るには材料がたくさん必要です。
水蒸気蒸留法。簡単に言うと植物を蒸して、 出てきた蒸気から精油を分離する方法。
この方法は水と熱源があればできるので、 比較的コスパ良い方法ではありますが、
熱を加えてしまうので香りの成分が変化する。
特に繊細なお花の香りは壊れてしまうことも多いですし、
水蒸気の方に香りが持っていかれてしまって、 精油成分自体は非常に少ない。そんなことも起こります。
熱に弱く、水に溶けやすい成分を取り出すにはどうしたらいいか。
その場合は溶剤抽出法という方法を使います。
溶剤というのは有機溶剤、有機物を溶かす、 香り成分を溶かして抽出します。
その材料となるのは、石油から取られるヘキサンであったり、ホワイトガソリン、
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液状の有機溶剤にお花をチャプンとつけてしばらく置くと、
香り成分、花のワックス、あとは色素、色なんかも溶け出します。
しばらく置いておくと、それがカチンと固まるんですが、 これをコンクリートと呼びます。
と言っても、鉄筋コンクリートではありません。
そもそもコンクリートというのは、凝縮したという意味を持つ言葉、
花の香り成分をギュギュッと凝縮した塊なのでコンクリートです。
そのコンクリートを一度アルコールに溶かして、 アルコールのみを揮発させることによって香り成分を取り出す。
こうしてできたものをアブソリュートと呼びます。
よく有機溶剤抽出した精油をアブソリュートと呼んでいるので、
製造方法だと思っている人もいるんですが、 そうではなくてこの方法で取り出した香料をアブソリュートと呼んでいます。
ローズやジャスミン、ミモザやバイオレット、 とにかく貴重で繊細な花の香りが多いです。
水蒸気蒸留で取るよりも、 ぐっと濃厚で繊細な香りがします。
そもそも花の量で考えれば、 水蒸気蒸留よりも少ない量で取ることができるので、
効率は悪くはないですが、有機溶剤につけて取り出して、 アルコールで処理してという風に工程が多いので、
お値段は少しお高め。 しかしこの香りは何者にも買いがたいです。
石油系の溶剤を使うので残留が心配という方もいらっしゃいますが、 個人的にはね、ほとんど残っていないです。
かつ、それをさらに希釈して使うわけですから、 都会に住めないほどの有機溶剤アレルギーを持っている人は、
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触らないに越したことがありませんが、 普段生活をしている中で合成の香料に触れている方であれば、
アブソリュートの残留を気にする必要はないかなと個人的には思います。
以前話したローズオットー、 これにはダマスクローズという薔薇が使われますが、
アブソリュートで取り出す場合は、 このダマスクローズに加え、
ケンティフォリアと呼ばれる薔薇を使うことが多いです。 このケンティフォリア、別名キャベッジローズ。
その名の通り、キャベツのように花びらが密集しています。 その名は、ケンティ100を表すセンチと一緒。
100枚前後、花びらがついているものもあるそうです。 集合体恐怖症なので、ちょっと怖いです。
そんな花々から、いかに損なわずに香りを取り出すか。 その悪なき探求心。
昔の人は本当に素晴らしい。 現在のように石油系の溶剤が使えなかった時代はどうしていたかというと、
牛や豚の脂を使ってました。 この脂の上に花びらを乗せ、香りを脂に吸着させます。
脂ってにおいが移りやすいです。 花びらを何度も取り替えて、もう脂が吸い込まないよというところまで、
香りを吸着させ、 これをアルコールで処理していました。
ちなみに、この香りをたっぷり吸った脂のことは、 ポマードと呼ばれます。
昭和生まれのあなたならポマードと聞いて、 おじいちゃんの整髪料を思い出したかも。
そもそも、いい香りのついた脂のことをポマードと呼んでいたようですよ。
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