ルールについて考える(その1)です。ルール破ってもマナーは守れよ!
【今回の内容】
戦略的振り返り/戦略的前提クラッシャー/どうでもいい/ネガティブプロンプトの妙技/カバーアートの生成/Prompt Engineering for Myself/ルールと戦略/可能性を制限するもの/交通ルール/禁止と強制/合理性の有無/飲み会のルール/アメリカの飲み会/規範と圧力/序列感の理由/無限に増えるルール/アメリカのルール感覚/情報セキュリティルール
【パーソナリティ】
とよだ:日本のIT企業で働くビジネス哲学芸人。
ショーン:シリコンバレーのテック企業で働くデータの魔術師。
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※このラジオは、個人の見解に基づくものであり、所属組織を代表するものではございません。
サマリー
このエピソードでは、制約と誓約についての考察を通じて、戦略やルールの設定がアウトプットに与える影響について議論されています。また、インプットとフィードバックを繰り返すことを通じて、人間の思考プロセスを生成AIに例えて考察しています。さらに、ルールと戦略の違いや、それぞれが持つネガティブなイメージについても語られています。特に、社会人の飲み会文化における上下関係やルールの必要性について考察し、ルールが選択肢を狭める要因についても触れています。また、ルールとコンプライアンスの増加が個人の自由や選択肢にどのように影響を与えるのかについても議論されており、日本とアメリカの企業文化の違いに焦点を当て、各自がルールとどのように向き合っていくべきかを考察しています。
戦略とその変更
じゃあ、始めるんですけど、なんか前回、戦略の話をして、なんか、あの後、ありました?
あの後、あの後ね、そうね、あんまり戦略に囚われなくなったから。
そうか。
うん、うん、まあ割と考えるのは楽になったというか、あとはやっぱり、ある程度目的をしっかりして、そのツリー構造をしっかりさせた上で、まあ今は実行が大事なフェーズかな、みたいな感じで。
うん。
うん。
うん。
そうね。
まあでもだいぶすっきりしたかもしれないね、あのおかげで一回話し込んで、まああまり難しく考える必要ないかなっていう気がしてきて。
なるほど。
うん、この現時点で得られる情報もとに立てられる計画は、まあベストを尽くして立ててる限り、これが今最善であって。
うん。
なんかこう、それ以上、なんかさらにこう、幸せな青い鳥じゃないけどさ、なんか別のすごいピカピカした戦略があるわけじゃないかなっていうか。
うん。
そうだね。
まずやっぱ最初は動いてみないと、何がどういう感じに動くのかも何もわからんからね。
うんうんうん、そうそうそうそう。
動きつつ戦略を修正しつつじゃないかな。
そうそうそうそう、そういう感じになっていったから、まあそういう意味ではでもすごいありがたかったかな。
多分そこで答えがあるというか、なんかもっとベタなものがあると思ってモヤモヤしたというかさ、期待をしてた部分があんまなくなった。
はいはいはい、それはいいね。
うん。
期待がなくなるのはいいですね。
うん。とよだくんのほうはなんか特に、前回別に特にあんまり変化なかった感じだったけど、とよだくんのほうが。
そうだね。
うん。
でも思ったのは戦略、結構俺戦略好きなんだなっていうことが新発見だったね、あれを話してみて。
なんか仏教思考と戦略思考って割と真逆の概念かなと思ってて、
どっちかというと自分は戦略とかそういうのより仏教思考というかそっち系のほうに寄ってんのかなと思ったけど、
うん。
意外と俺戦略も好きかもしんないって思って。
ふふふ。
なんかどっちも好きだなっていうのを再確認した感じ、前回話して。
なるほどね。とよだくんの中で今、僕戦略って戦うためというかさ、競うためにあるものだと思ってるんだけど、
そういうのが、熱が高まってるっていうことはない?
熱高まってる。
前提のひっくり返し
高まってる高まってる。
俺も戦いたいぞみたいな。
そうそうそうそう。
この前、くらたつさんの一緒にビジョナリーキャンバスのあれを考えたのも楽しかったし、なんかああいうのもっとやりたいなと思って。
うんうんうん。
あとねー、そうだなーと思ったのが、前そうまさんのお便りで、前提クラッシャーの話があったじゃないですか。
うん、あったね。
で、あの時もエベレストに登るっていうアナロジーをやって、で、なんで前提をひっくり返すのかっていうと、
エベレストの頂上に行きたいんだけど、途中で行けないっていうことがわかるから、ひっくり返すんだみたいなことを言って。
うん。
なんかそれも戦略的に考えてると、前提をひっくり返すっていう行為は必須なんじゃないかなって思ったんだよな。
あーなるほどね。なんか目的思考っていうことね。
うん。そう。
目的なんだっけ、で、それやりたいことなんだっけ、そうじゃないなら、やめようっていうロジックだよね。
そうね。
うんうんうん。
なんか今、もともと与えられた目的に沿って戦術みたいなの繰り出してるんだけど、その戦術がもう通用しないと。
そうなるとそのもう一段階上のレイヤーに戻って、こう前提をひっくり返して、なんか別のところを模索するみたいな動きをしないと、たぶん戦略的に動けないんだろうなと思って。
うんうんうんうん。
だからやっぱり前提をひっくり返せる人間じゃないと、戦略的には生きれないのではないかって思ったね。
うんうんうんうん。
うん。
こんな感じかな。
で、とよだくんの方にもちょっとした変化というか、ちょっとした発見はあったわけね。
そうだね。
うん。
うん。
なんかくらたつさんのコメントで、なんか個別にもらったじゃん、ちょっと。
はい。
で、トランプさんの話、面白かったですってこととか。
はいはいはいはい。
あと、深井さんに物申すって言ってたんだけどさ、あれ、どの部分のことなんだっけと思ってさ。
あれじゃない、リスペクトのくだりじゃないか。
リスペクトのくだり。
リスペクトなんか別に俺はどうでもいいみたいな。
うんうんうんうん。
話じゃないかな。
あー、そこなんだね。
うん、たぶんね。
うんうん。
なんかその、なんでどうでもいいっていう言葉を使うのかっていう風になんか言ってくれたじゃない、しおくんが。
うんうんうんうん。
なんかそれで、結構ねその後そのどうでもいいっていう言葉を使ってる人の感度が俺も上がって。
おー。
どうでもいいっていう言葉聞くと、あ、この人はなんかあそこに何かあるんだろうなみたいな。
うん、エネルギーがね。
ちょっとね、ちょっとアンテナが立つようになって。
うん。
いや僕もね、それ聞いて、あ、そういう心境でやっぱ言葉を選んでるんだと、あえて自分を鼓舞するようにね、あの言うというか。
はいはい。
そういう風に言ってる可能性があるのかなーって思うようにはなったね、あれを聞いて。
うん。
なんかあの、ChatGPTにさ、何かこう指示を出す時に、ネガティブプロンプトって設定できるじゃない。
ん?なんだそれ。
あのー、自分が出して欲しいアウトプットはプロンプトで出すんだけど、その中からこう出して欲しくないアウトプットの条件を入れると、それがネガティブプロンプトになって、それは考慮しないっていう。
あ、ChatGPTじゃないかな、生成AI系、あのー、画像生成AIとかよくあるんだけど。
あーあー、そういうことね、あのー、こういうのはやめてねっていう拘束条件みたいなやつね。
そうそうそうそう。
なんか手が二つあるやつやめてねとか、なんかそういう。
うん。
なんかそのどうでもいいっていう言葉を使うキーワードはネガティブプロンプトなんじゃないかなと思ったね、自分に対する。
どういうことだ。
わかる?
わかんなかった、どういうこと。
自分の、例えば、前回俺がどうでもいいっていう風に言ったのは、その他者の学びは正直どうでもいいみたいなことを言ったときに、しおくんがどうでもいいってどういう意味で使ってるんだっていうくだりになったと思うんだけど、
それはその他者の学びっていうものを自分が考慮しないっていうプロンプトを自分に打ち込んでたんだなと思って。
あー、なるほどね。
それで自分のアウトプットをコントロールしようとしてるんだなと思ったんだよね。
アウトプットを考慮ね。自分の行動を変えようとしてるというか、そこに暗示をかけてるみたいな感じなのかな。
そのネガティブプロンプトを入れないと多分それが自分のアウトプットに自然と混じり込んじゃうんだけど、ネガティブプロンプトを入れることによってそれが混じり込まないように自分で制御をかけてるんだなって思った。
ルールの重要性
なるほどね。
じゃあそれは必要なんだ。そうする必要があるんだね。
そうなんじゃないかな。だから戦略的にこういうアウトプットを出すぞっていう多分目的というか、そこに向かうために混じりっ気なくするというか、
余計な要素みたいなのが混じり込んでくることを排除するっていう意味で多分ネガティブプロンプト入れてるんだろうなって思ったんだよね。
っていう感じ。
いやあれ面白かったよね。そういうのが聞けて。そういうことをやっぱり意識して無意識にね、ある意味発言に変わっていってんだなっていうのが。
自分のアウトプットが多分うまくコントロールできてる感がないんだと思うんだよね。
生成AIみたいにさ、俺の白米FMの画像、毎回毎回画像出してるけど、あれも自分が100%狙った形でパシッて出てくるよりは結構ランダム性があるというか。
自分がいろいろプロンプト入れてるんだけど、狙った絵みたいのはあんまり出てこないんだよね。
いろんな言葉を入れ替えてみて、ああでもない、こうでもないみたいにやって出してるんだけど、そういう時に確度を上げるっていうか。
自分が出したいアウトプットの確度を上げるために、やっぱそういうネガティブプロンプト的な多分挙動を自然としてるんだろうなって思った。自分に対して。
面白いねこのプロンプトっていうメタファーっていうかな。
環境設定とかも似たようなものとして捉えられるかなと思ってさ、こういう2人でポッドキャストをやるっていうプロンプトじゃないけどさ、拘束条件みたいなのが入ってるから、自分たちは勝手にこう哲学的なとかこういうモヤモヤについて話すっていうモードでアウトプットが出てきてるみたいな。
なんか深井さんもどっかの回で最近の回でさ、なんかこう雑談とかできないとかさ、なんかあのガチで話したいから普通普段の会話は全然楽しめないっていう話をしてたような回があって、
やっぱこう設定とかさ、環境、モード、ムードとかがちゃんとこう自分の頭の中に入ってきてないとアウトプットが自分の望むものにならないみたいな。なんかそういう。
なるほどね。
うん、ふうになんか捉えられるなーと思ってさ。
なるほど、だからこの環境、今我々こうやって収録してるこの環境自体もプロンプトというか。
そうそうそう、そういう感じ。
あー確かに確かに。
プロンプトだとさ、あなたは誰誰ですと、なんか戦略コンサルタント○○って世界的に有名でとか、なんかこう全部言葉で与えると思うんだけど、僕らの場合は物理的なそういう環境設定もある意味プロンプトの一部っていうのかな。そういうふうになんか捉えられるなーと思って。
いや面白いね、なんかその、自分をハックするってつまりやっぱそういうことなのかなって思ったけどね。
そうだよね。
プロンプトエンジニアリングなんじゃないかな。
そうだね、そういうのをしてる感が、まあメタファー、たとえとしてなんかありえるなーとか、あとなんかさ、制服を着るとこう人の心が変わったり行動が変わったりするって話あるじゃん。
うんうん。
実験でもさ、心理的に、あとなんだっけ、看守と囚人役っていう役割を与えるとさ、結構人は、看守役の人が急に凶暴になったりとかさ。
はいはい。
あとはまあ、普段制服とかね、背広とか着るとちょっとシャキッとするみたいな、なんかそういうのとかもあると思うんだけど、そういうのも含めて、まあ自分はある意味、無意識か意識的にかコントロールしてる。
うん。やっぱ人間はChatGPTなのかなー、生成AIじゃんって思ったなー。
まあ本当そうだよ、ニューラルネットワークって、外部からこう、インプット得ては、フィードバックを得てって繰り返してるだけだからね、ある意味。
なるほどねー、面白いな。
物理センサーがあって、体と一体となってるって点は全然違うと思うけどさ。
なんか今日話したいって言っていた話も、なんかちょっと今の話に繋がるかもなーと思ったのが、今日話したいのがルールについて考えるというテーマで僕が持ってきたんですけど、
自分にどういうルールを課すかによって、自分のアウトプットを決めるみたいな。
いうのもあるなーと、今のさっきのプロンプトエンジニアリング的な話もそうだし、ルールと戦略って似てるなーと思ったんだよなー。
ルールと戦略の違い
望ましい形、望ましい状態にするためにどうするっていうのが、どっちも戦略もルールも似たような目的のほうにあるのかなーと思うんだけど、
でも戦略とルールってじゃあ何が違うんだろうなーとか、いうのもちょっと話せたら面白いかなーと思って。
あとは、そもそも何でこのルールに興味を持ったのかというかね、とよだくんが。
えっとね、あんまり具体的な問いとか構造化された問いみたいなのはなくて、
単純に自分がルールっていうものがあんまり好きじゃないと思っていますと。
周りの人はそんなに自分が思うほどルールっていうものに対して、そこまで嫌がってないような感じがしていて。
ルールって一体何なんだろうなーっていうのがちょっとまず最初の漠然とした問いでした。
で、前回戦略の話をして、戦略もルールも似てるなーと思ったりとか、
僕は戦略は好きなんだけど、ルールは嫌いだなーと思ってて。
それは違いは何なんだろうなーとか。
で、ルールっていうものが僕は基本的に嫌いなんだけど、
そのルールっていうものの解釈を変えたらもしかしたらポジティブに認知できるんじゃないかなーと思って。
あーいいねいいね。
なんかそういう感じの話ができたらいいなーと思った。
とよだくんがすごいネガティブにルールに対して思ってる原因っていうのかな、原体験みたいなのあるのかな。
このルールめっちゃ嫌だったなーみたいな。
でも基本的に自分の自由が拘束されるからっていうことだと思うんだけどね、ルールって。
具体的にこれが嫌だったとかっていうのはあんまり思いつかないんだけど、
なんか自分の行動を制限するものみたいなイメージがあるルールって。
それはさ、社会的な話?
ルールが与える影響
それとも身の回りの、例えば家族とのルールとか学校でのルールみたいな、そういうルール?
いや全部だな。
社会的に例えば、何々してはいけません、人を殺してはいけませんみたいなのがあったとすると、
それは人を殺すっていう自由を制限してるわけじゃん。
別に僕は人を殺したいわけじゃないんだけど、可能性としては狭まってる感じはするじゃない?
その行動、自分が行動できる可能性の幅は狭まってる感じがするじゃん。
ルールってそういうふうに可能性を狭めるものなのかなっていうイメージがあるけど。
しおくんはさ、ルールっていうものに対してネガティブイメージとかはあんまりないの?
多分とよだくんほどない気がして。
まずその、今パッと聞いた、例えばそういう法律を犯すなみたいなルールがいくつかあるじゃん。
で、まず自分がそもそもしたいと思わないことがダメだよって言われてるんだとしたら、別にそれは何も失ってる感じはしないかな。
そうだね。それはまあでも、まあそうだね。
だから自分が歩きたい道があって、それ以外のところがここを黒く塗りつぶしましたって言われて、制限されても別にそこ行く予定なかったしっていう感じでいいんだけど。
まあだから自分が行きたいところがそれでブロックされるとそれは嫌だよね、多分。
なんだけど一方で、まあルールがあることによってことがスムーズになるみたいなこととか、期待値が合わせられるみたいなとか、
まあ自分も予測しながら、相手とか周りがどう動くかを予測するのに助けになるみたいな、なんかそういう効果もある気がしていて。
とよだくんのあんまり好きじゃない例えば運転の話とかね。
交通ルールがあって、相手の反対車線の車はこっち側に来ない、この線を跨いで来ないっていうルールがあって、
それがもうほんと99.9%は渡ってこないという想定の下、こっちも一応運転できるみたいな。
なるほど。今思ったのが、何々してはいけないっていうルールはそんなに嫌じゃないかもしれないなと思ったんだよ。
え、そうなの?
逆に何々しなければいけないっていうルールは、それはなんかすごい嫌かもしれないって思った。
それってでもさ、裏返したら同じルールにならないのかな、否定文を。
例えば今の交通ルールでもさ、反対車線に越えてはいけないっていうのとさ、線の内側を走らなければならないっていうのとさ、
どっちもネガティブをひっくり返せばあり得る気がしたんだけど。
交通ルールだったら別にいいんだよな。何々してはいけないだと、さっきの人を殺してはいけないとか、
二十歳にならないとお酒を飲んではいけないとか、タバコを吸ってはいけないとかって、
そういうふうに制限をかけられたとしても、どうとでも代替できるというか。
別にお酒が飲めないんだったら、じゃあ別のものをやればいいしみたいな、
他のことで代替できるからそんなに気にならないんだけど、可能性としては。
何々しなければいけないっていうルールは、なんかもう本当にそれしか100%それをしないとダメですよみたいな感じのルールはなんかすごいストレスがたまる、自分に。
だからとよだくんの中では、ルールが自分の選択肢を著しく狭めてる、そういう状況だと不快というか嫌だっていうことね。
そうだね。さっきの車のこの線の内側を走らなければいけないっていうのは、基本的に車は線の内側しか走らないっていう前提があるから、
そこはあんまり制限されてる感じがないというか、もともとそうだからっていう感じかな。
なんかでも期待値の問題なのかなと思って、とよだくんが車は今さ、その線の内側を通るものって認識してるからさ、多分ストレスないじゃん。
そうね。
なんだけど、なんか車をオフロードで走り回ったりとかさ、アメリカの広大な土地で道路もないところで走るのに慣れてる人。
そんなとこあるかわかんないけど、あったとして。
だから期待値がさ、まあそういうもんだっていうふうに思えるんだったらいいけど、っていうことかなって思ったんで。
今のはでも、アメリカの広大な荒野みたいなところで、この線がピーって引かれてて、その内側だけ走らなさいって言われたら、なんか俺はすごい嫌な感じがするなと思った。
日本の道路で線の内側走らなさいって言われても別にそれは何も思わないけど、何なんだろうなこれは。
必要性を感じないルールとかに。
ああ、そういうことか。
とかさっきの目的志向で言うと、目的を感じられないとか、その目的を達成してないルールは嫌だっていうことかな。
あ、そうかもしれないね。目的が明確にあって、その目的を達成するためにはこのルールは確かに合理的だねっていう感じが覚えれば、多分そのルールはそんなに嫌だなって感じはしないのかもしれない。
なるほど。
なんか、とよだくんがそんなに普段、自分の自由が制限されている感覚を得るルールって何なんだろうなと思って、具体化できないのかな、1個か2個。
最近はもうないんだけど、例えば社会人になって初めの頃とかは、若いやつは飲み会の席で、なんだっけ、下手だっけ、下座だっけ。
上座と下座。
座らなきゃいけないとか、上の人にお酒をつがなければいけないとか、なんかそういう系?
なるほどね。
礼儀をしなければいけないとか、そういう系はめんどくせえなと思ってたな。
その目的に納得ができないってことかな。
そうね。なんかお互いフェアな感じがしないっていうか、非対称性のルールだなと思って。
なんでじゃあそもそもあのルールはあったんだろうね。上座とか。
だからやっぱ序列感を作るためじゃない?序列感を作って、上のものが下のものをコントロールしやすくするためじゃないかなと思ってるけどね。
マナーみたいなものだけど、とよだくんとしては絶対的なルールって感じだった?
飲み会と上下関係の考察
絶対的なルールってわけではないけど、そのルールがあり、そのルールを遵守できないものは欠陥品みたいな。そういう感じ?
ペナルティーが大きい感じするんだ。
ペナルティーってほど強くはないけど、なんでできないの?みたいな感じに思われるような気がする。
あーなるほどね。それはだから、その飲み会でそういうふうに振る舞わないときに、それをなんかこう、こいつ無礼なやつでさ、っていうふうにいじられる感じだったらいいけど、
冷ややかに、この人ほんとダメだねみたいな、そういうふうに反応されるっていう。
いじられるのも嫌だけどね。
あー、なるほどね。
なんだろうね、そこを言及する必要ないんじゃないの?って思うけどな。
うーん。
なるほど。
だから何のためにそれが必要なのかがよくわからんなーと思って。
うんうん。
じゃあ本来どういうふうな形だったらいいなーって思うの?そういうのはなく、もうみんな自由に座ればいいじゃんっていう。
そうそう、自由に座って、自分自由に飲んで、自由に食べて、楽しく過ごせばいいじゃんって思うけど。
あー、そうね。
アメリカとかってそういうのないイメージあるんだけど、どうなんだろうか。
ないね、上座とか。
うん、僕ももう多分その文化に慣れてないというか、上座どっちだっけみたいな感じで、多分全く無視した振る舞いになると思う。
別にさ、それでもさ、アメリカ的にはさ、何も困ったことにはなってないわけよね。
うん、ないね、全然。むしろ、なんか一人だけ気にしてても周り気にしないから自分だけ困る状況になると思うけど。
そうなんだよね、前なんか、外資系の企業の方と飲み会したときとかは、
なんかそういう日本の伝統的な飲み会作法みたいのは、もう本当に全然いいんで気にしないでくださいみたいな感じで、本当にナチュラルな感じでやってたから。
普通そうだよねって思って。
そっちが普通ですよねって僕は思ったんだけど。
変だなーと思って。
それは今でも飲み会があったらやっぱ結構厳しい感じなの?上座と。
いやいや、今はね、全然そんなのは感じないけど、昔はあったというか、多分その、
若い会社員にはそういうのを教え込まんといかんみたいな、多分そういう規範があったんじゃないかなと思ってて、
それは、こうやるもんだぞ!みたいな、そういう圧力みたいなのがあったね。
今はもうあんまりない、てか自分が年が上に上がってきたから感じてないだけで、今の若い子はそういうのをまだ感じてるのかもしれないけど、
今の感じはそんな、そういうのはあんまり感じない。
で、なんかさ、それで周りがさ、若い人、自分より下の人が下座に座って、自分が上座にどうぞみたいな感じで言われたらどうする?
気持ち悪いなと思う。やめてやめてって思う。
うんうんうん。まあそういうのはもういいよみたいな感じね。
そう。
まあだからそのルール自体は変わってきてるとも捉えられるのかな?なくなってきて。
変わってきてるんじゃないかなっていう気がするけど、あんまりそういう飲み会に行かなければいけないとか、
そういうのもなくなってきてるね。
礼儀、礼儀をしなければいけないみたいな、あんまりちょっと緩くなってきてる感じはあるけどね。
うんうんうん。
やっぱりそんな大した合理性があったわけじゃないんじゃないかなと。
うん。
だけどなあ。慣習、ただの。
なんか僕が思うに、今の例で言えば、高度成長時代というか、
もっと年功序列で、会社全体も伸びてて、日本全体も伸びてて、
だから年上の方が有利になる構造。経験も積んでるし、業界についても詳しいし、人脈もあるし、
そしたら仕事もできるって、比例関係が年齢とともにあって、
そうなると、多少年齢に応じて序列をつけておく方が、
ルールの影響
効率はいいっていう時代があったのかなとは思うんだよね。
まあ、そうね。
うん。
なんかで、その効率を良くするために、ある意味マナーとして、
いちいちこう、それって意味あんのかなって考える余地を挟まず、とりあえずやれと。
っていう時代だったのかなって、昔は。
そうね。
まあ、今そういうのはあんまり自分は直面してないから、あんまりそこに対して問題意識はなくて、
昔そういうの嫌だったねっていう話で、
今現時点で言うと、
例えば、何かこう企業の中で不祥事みたいのがあって、
そうするとその不祥事の再発防止策みたいのを立てるじゃないですか。
はい。
で、それを立てると、
何だろう、その再発を防止するためにルールが追加されるじゃん。
うんうんうん。
で、それが追加され、どんどんどんどん追加されて無限に増えていくと、
もはやもう何もできなくなるんじゃないかなと思ってて。
だからそういうのがすごい嫌だなと思ってて、
そういう圧力からどうやって自分を、
こう、どうやってそれと付き合っていけばいいのか。
コンプライアンスとかさ。
どんどんどんどんこう、息苦しくなるというか。
ああしてはいけない、こうしてはいけない、こうしなきゃいけないみたいなのがどんどんどんどん増えていったとき、
自分はどう生きればいいんだろうって。
うーん。
っていうのが直近そのルールってものに対する、
なんかネガティブな感じを受けてるとこかな。
なるほどね。
なんかそういうのってある?アメリカとか、どんどんどんどんルールが増えていくみたいな感覚。
どんどんルールが増えていく。
うーん。ないかな。あんまりそんな感じがらめになっていってる。
やっぱ日本と比べると相当自由度とか、個人の何か意思とか選択肢を尊重してる感はある気がするけど。
あの、しおくんの会社も僕の会社もIT企業じゃないですか。
IT企業だとその情報セキュリティとかさ、
なんかこう大事にしなければいけないとか、
なんかそういう圧力みたいのがどんどん高まってたりしないのかなと思ったんだけど、
そういうのってあんまり感じない?
どうだろう、その、僕が自然と受け入れてるだけなのかもしれないんだけど、
そのコンプライアンスを守るためにこれやらなきゃいけないって言われて、
それ自体大変じゃなければ、そっかと言ってやってるかもしれないし、
どうだろう、どうだろうな、あんまりそんなのがどんどん増えてる感じはしないけどな。
うーん、そうなんだ。
基本的にこの大ルールというか、これとこれとこれを守ってれば、
あとは自由にやっていいよみたいな感じなのかな、割と。
いや、でもちゃんとルールはあって、その情報が漏れないような仕組みとか、
そもそも漏らせないようになってるみたいな感じかな、だから。
でももちろん、この部分の情報をなんか見ようとして、
で、それがなんかビジネスジャスティフィケーションというとなんだ、
正当な理由なくこういう行為をしてると、社内システムでフラグが立って、
最悪解雇になるとかそういうのはあるから、やらないようにしようとか思うけどね。
なるほどね。
だからやっぱそういうシステムでちゃんと監視をしていて、
で、ちゃんとそれが検知できて、で、良くない行為をしてたら、
ちゃんと罰則が、明確な罰則があって、最悪解雇されるとか、
そういう強制力があるんだ。
あるだろうね。とか、最悪それを、実際にさ、全部完璧じゃないから、
そんなね、全部自動的にフラグが立つわけじゃないと思うんだけど、
なんかその仮に上司とか、そのシステムがフラグ立ってこれ何?って聞かれて、
まずいことはしないようにしようっていう感じかな。
説明できないことはしないようにするっていうか。
それはもう、各人が自分で判断しなさいよみたいな感じなのかな?
まあどうなんだろうね。
そこも周りに聞いてるわけじゃないからわかんないけど、
クリティカルな部分はもうそもそもできないようになるとか、
こういうのやったらこうなるよっていうのが周知されてるし、
かといって全部名文化できたりとかするわけじゃないだろうから、
あとはまあ個々人で、とかその自分とマネージャーチーム内で何とかするみたいな、
なんかそんな感じなのかな。
なるほどね。
とよだくんの場合はそれがなんかギチギチギチギチと、
全く身動きとれなくなるような軌跡を辿ってる感じがするわけ?
まあそれはどうだろうね。
まあそこはなかなか何とも言えないけど、
まあそうね、っていう感じかな。
じゃああとはさ、こういうふうに聞いてみたいのはさ、
例えばなんか気に入らないルールがあるとするじゃん、コンプライアンスでこういったして。
それをさ、立てる場、自分がねコンプライアンスチームだとして、
この集団に対してどういうルールを課したらいいかって考える立場だとするじゃん。
そしたら自分はこうするのになっているのもあるの?
うん。ある気がするね。
なんか具体的に話せる。これだったらこうするんだけどなとか。
具体的にはなかなか難しいね、これは。なかなかね。会社の中の話だよね。
パソコンをうちに持って帰ってはいけないとか。
でもリモートワークしてるんだもんね。家からやってるもんですね。
そうだね。
次回へ続く。
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