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中川 浩孝
コミュニケーション力を究めるゴールデン・トライアングル。
仕事でコミュニケーションを扱う3人が、これまでの経験や最新の話題を語りながら、
コミュニケーションとは何かを一緒に考えていくポッドキャストです。
田中 愼一
みなさん、こんにちは。コミュニケーションを極めると自分が見えてくる、世界が見えてくる。
コミュニケーションの世界に携わって、はや40年以上、コミュニケーションが命。
シン・田中こと田中愼一です。よろしくお願いします。
高木 恵子
SEからPRコミュニケーション業界に転職して約30年、高木恵子です。
中川 浩孝
外資系企業でマーケティングを経験してきたアメリカ在住、中川浩孝です。
高木 恵子
久しぶりの3人ですね、今日はね。
田中 愼一
そうですね、久しぶりの3人集合で、
で、なんて言うんですかね、なかなか、
今、実は4年目に入ったという。
中川 浩孝
そう、4年目に突入しました。
田中 愼一
俺、去年1年目に入りましたね、終わりましたねって言って、
去年やったような記憶なんですけど、去年じゃないんですよね。3年前なんですよね。
中川 浩孝
そんなあっという間の感じですか。
田中 愼一
いや、そんな感じですよ。
中川 浩孝
6月23日かな、から一応最初、第1回目が配信されたのがその日なので。
田中 愼一
もう3年間やってるんですか。
中川 浩孝
はい、経ちました。
高木 恵子
すごいかも。
中川 浩孝
あっという間ですね。
田中 愼一
無駄口を叩けましたね、3年間ずっとね。
中川 浩孝
本当にでも、私さっき恵子さんとちょっと話したんですけど、
コロナの方が最近のような気がして、
なんかもっとコロナってすごいなんか、
まだまだコロナぐらいからやってたっけなと思ったんですけど、
いや違くて、コロナよりも全然後だったっていう。
で、3年経ってたって言って、
中川 浩孝
ってことはコロナはもっと前だよねっていう。
田中 愼一
ってことですよね。
怖いなあ。
高木 恵子
すごいでも、この3年続いてる、今時なんか3年間続けることって結構、
全てのことにおいてもすごいじゃないですか。
大変ね、みんな頑張ってる証だからすごいなと思って。
中川 浩孝
確かにね。
高木 恵子
そうですよね。
田中 愼一
そう思いますよ。
やっぱりなんか、
時間も経つのも早いけど、3年ね、
でも3年でどういう結果か、アウトプットを出したのかっていうのを知りたいところですけどね。
高木 恵子
でも明らかに多分私たちのトピックでも、
03:00
高木 恵子
AIがすごい増えてきてるはずですよね、比べたらきっと。
中川 浩孝
この3年間はもう間違いなくそれが増えてきてる。
田中 愼一
確かに。
だって3年前にAIが来たようなもんじゃないですか。
中川 浩孝
ちょうどその頃からちょっとね、やっとなんか。
田中 愼一
そう、AIが話題になってきて、で3年経って今ってなってるから、
だからある意味で言うとそのAIの変化点っていうか、
AI時代に入った変化点のところをずっといろいろ語り続けてきたっていうのが、
このポッドキャスティングの特徴になってますね。
高木 恵子
そう思います。
田中 愼一
だから、引き続きコミュニケーションを視座において、
基本視座においてやっぱり進めていきたいなっていうふうには思いますけども。
高木 恵子
目指せ、目指せな、まず5年ですか10年ですか。
目指せ何年。
田中 愼一
そりゃ30年じゃなきゃダメでしょ。
昔ね、福島会議っていう、一応ボランティアのあれなんだけど、
田中 愼一
福島で地震があったときに、
とにかく福島の声っていうのは、単に福島の声だけに留めないで、
田中 愼一
やっぱり日本の声にすべきだと、もっと言うなら世界の声にすべきだっていうね、
いうことでやっぱり福島会議っていう、福島という現場、
あらゆる持続性っていうのがこれから重要になる中で、
世界の持続性っていう中で、
さまざまな問題がすべて福島に一つ、もう集積しちゃってるわけですよね。
だからなんかね、スイスのなんかいい所に、
避暑地なんかに行ってですね、会議を開くんじゃなくて、
ちゃんと生々しい現場に自らを持ってって、
そこで世界のオピニオンリーダーたちが、語るべき場を作るべきなーなんて唱えてですね、
それでやったんですよ。
それは当初30年は続けるぞって言ったのが、結局でもね、結果5年は続いたと。
毎年福島で福島会議っていうのを開いて、世界各国がそれなりに集まってくれて、
やったっていう場を作ることができあがったんですね。
でもやっぱり30年目指すとだいたい5年ぐらいが起こるんだろうなということですから、
もし5年目指したいんだったら、まずは30年っていうことですね。
中川 浩孝
なるほど。
田中 愼一
そんな感じです。
なんかね、歴史上の人物も似たようなこと言ってたような気がするんですよ。
まあ忘れちゃった。
でもそんなもんじゃないですかね、人間っていうのは。
ですから少なくとも30年目指して、
5年はやり切るという感じですかね。
中川 浩孝
30年経ったら何歳なのかなとか考えちゃいますね。
田中 愼一
そこは考えないほうがいいと思うんですよ。
高木 恵子
私生きてるかなとか思っちゃう。
田中 愼一
いや、その頃はね、AIのアバターが仕切ってますよ。
中川 浩孝
そうなんですよね。もうAIが勝手に。
高木 恵子
それか、3人とも同じ施設に入っているかもしれないよね。
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中川 浩孝
そこからみんなで3人でやって。
高木 恵子
そうそう。結局そこから一緒にやってるかもしれない。
じゃあ30年目指して頑張りましょう。
田中 愼一
そう。30年目指して頑張りましょう。
高木 恵子
そうです。
田中 愼一
ということで、先週ですね、ちょっと感じたところで言うと、
孫正義さんが株主総会でスピーチされたんですけどね。
あれをちょっと見てて、感じたことということで。
あんまり悪口言うと怒られちゃうから気をつかなきゃいけないんだけども。
全体で非常にコミュニケーション的な姿勢から見ると、
非常にほぼ完璧に近い構成されたプレゼンテーションになっていたというふうに思います。
基本的には、まずはじめに自分が伝えたいことを伝え、
基本的には物語性も高いし、話して、そのあと質疑応答というようなパターンで動いたんですけども、
構成としては非常に良くて、いわゆる言葉から伝わるメッセージと、
非言語から伝わるメッセージっていうのは完全に一致してて、
いわゆる、やっぱり孫さんだなと思わせる孫さんの個性が滲み出るようなスピーチであり、
しかも質疑応答であったという。
スピーチっていうのは、プレゼンテーションのステージと、
田中 愼一
そのプレゼンテーションのあとの質疑応答のステージって2つのステージに分かれるんですけども、
よくあるのが、プレゼンテーションのステージではうまくやるんだけど、
質疑応答のところでボロボロになる人がほとんどって世界で。
それがやっぱりしっかりがちっと一致してる。つまり自分の非言語と言語を一致させてるんですね。
ってことは、やっぱり自分なりに思っている覚悟というか、
自分の伝えたいことに対する覚悟がしっかりできているために、心的にね。
だから一貫したメッセージが強くバーンと出す。
だから当然、なんて言うんですかね。
一種、宗教集団的なですね、反応。
株主総会が。
一斉にみんながもう、わーって孫さんの求心力っていうか、
あれに引っ張られるようなですね、
なんていうかね、印象を受けました。
さすがにすごいなというね。
ただね、ひとことなんかね、違和感が残った部分が一つだけあるんですね。
それは何かというと、発信のすべて、構造から質疑応答のアレンジメントがすべて、
あと自分自身が持っているその個性そのものをレバレッジしたね、表現。
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田中 愼一
すべてOK、すごいとは思うんだけども。
なんか最後に残ったのがね、このね、自己視点っていう。
田中 愼一
つまり、このすごい、もう熱波のごとく彼のメッセージが来るんですけども、
それがどうもね、その、何ていうかな、唯一、
自己視点がベースになってるなっていうのがすごくあって。
田中 愼一
なんでそんな違和感を持ったかというと、前もこのポッドキャスティングでいろいろ話してるんですけど、
僕はその1989年に、
田中 愼一
本田宗一郎さんとデトロイトでスピーチに同席することができたわけですね。
僕はその当時本田にいて、ホンダのデトロイトの責任者だったんで、
当然一緒に本田さんがわざわざデトロイトまで来て、
何千人以上というかすごい多くがね、ある意味最も反日的な、
あの頃日米自動車摩擦というのが非常に大きかったんで、
その中で最も反日的なデトロイトの人たちにですね、
10分も満たないスピーチで、
彼らをスタンディングオベーションさせたっていう意識があるんですね。
で、その時はさっきの孫さんみたいにしっかりとした構造にスピーチ、
何しろ本田さんというのはスピーチドラフトを使わないんですよ。
つまり周りにスピーチドラフトを作らせないんですよ。
つまり自分で、
とにかくその場で何が話したいかをそのまま話すっていうやり方なんで、
取り巻きの我々もですね、何を言い出すか分かんないわけですよ、事前に。
で、そういうこともあって、ただ彼がやった行ったスピーチっていうのは、
田中 愼一
再度ちょっとご説明しますとね、
いわゆる一番初めに、あのサンキューサンキューから始まって、
本田さん英語はね、もう82歳でいらっしゃったんでね、
サンキューとハローぐらいなんですね、英語力っていうことで言うと。
田中 愼一
その半分のサンキューという半分の英語力を使い切るわけです、初めの数秒間で。
すると次に何が出てくるのかって言ったら、ハローが出てくるのかなと思ったら、
あにはからんや日本語に変わってですね、そこでありがとう、ありがとう、ありがとうっていう
発信したんですね。で当然ながら隣に専属の通訳がいて、それを通訳しながら逐次でやるんですけれども、
でも彼が行ったすごく身近な、
しかも言葉数がすごく少ないスピーチっていうのは何を言ったかというと本当に、
ありがとうありがとうアメリカの皆さん本当にありがとう。
ホンダっていうのはアメリカに来ることによって初めて一人前の自動車メーカーに育ててもらいました。
本当に感謝です。ありがとうありがとうありがとう。これだけ。
12:01
田中 愼一
言葉数ももうほぼこのぐらいの話なんですよ。
でそれがですね、82歳のおじいちゃんがですね、一生懸命こう話すわけですね。
そうすると終わった後ですね、スタンディオベーションがみんなが拍手喝采でうわーってこうなるわけですよ。
田中 愼一
でこの時にあの僕自身の得たその実体験というか、
いうものっていうのはコミュニケーションっていうのはやっぱり感謝が基本なんだなっていう。
感謝があってこそのコミュニケーションなんだなっていう、
なんかその一つの発想っていうものがですね、自分の体に染み付くわけです。
田中 愼一
でその後の僕のある意味発想の起点っていうのはそこから始まるわけですね。
全てはまずコミュニケーションというのは全て感謝から始まる。
田中 愼一
でその感謝の奥に何があるのか。
つまり本田さんが何でこんなに最も反日的な人たちの意識をですね、
心とスタンディオベーションですから体まで動かしちゃったのかっていうのを深く考えていくと、
やっぱり相手視点っていうのがあるんですね。
全ての発信が相手視点から発信されてるんですよ。
田中 愼一
でそれが相手視点から発信されることが実は感謝という言葉を生み出すね、
元になっていて、
それがいわゆる僕自身にとっては一つの個性の一部になっていて、
僕の発想価値観の一部なんですよ。
で多分その価値観にその孫さんのスピーチっていうものと出会ったときに、
すごいな、ちゃんとしてるな、もうコミュニケーションの原理原則に全てがのっとって、
しかも本人自身がそこに覚悟を示して語っているっていう、
ただ唯一違和感があったのが、その本田さんとのスピーチで比べたときに、
やはり孫さんのスピーチ、全部やっぱり自己視点の中から入ってる。
自己視点が悪いって言ってるわけじゃないですよ。
自己視点の中で全部組み立てられてるっていうのに気づいて、
で本田さんの場合は自己視点がほとんどっていうか一切ない。
本田はこうですとかいう主張も何もない。
あくまで相手視点に立って、本田はみなさんのおかげでここまで来ましたっていう相手視点が入ってて、
そこの違いだなっていうのをなんとなく、
孫さんのスピーチを見た中でずっと考えていたんですけども、
あれからもう1週間近く経つのかな。
田中 愼一
でもそれが今でも心の中の感じた違和感、なぜ違和感を感じたのかって見たときに、
やっぱり相手視点に立つっていう、
自己視点というスピーチは別に否定してるわけじゃないですよ、全然。
目的にかなってるんだったら自己視点ということで、
株主総会の場では多分そっちの自己視点のほうがオーディエンスを見たときにね、
そっちがいいっていう判断で多分やられたと思うんで、
それはそれで一つ理にかなってるんですが、
15:01
もう一方でスピーチを見たときにもう一つのコミュニケーションのやり方っていうのがあるんだなと、
田中 愼一
それはどちらかというと相手視点に立つ主張っていうかね。
っていうのがね、なんかその面白かったなということで、
ちょっとそのことを皆さんにシェアしたいなと思ってお話をさせていただいてます。
どうですか、だからなんていうのかな、
相手視点に立って話すっていうのと自己視点に立って話すっていうのは、
これは両方使い分ければいい話だと思うんですけど、
皆さんの場合の発信とかそこあたりに対する発想ってのはあります?
どうでしょう?
霊性的に考えたときにいかがですか、けいこさん。
いつもね、えって思うような視点から攻めてくるんで、
それが今日楽しみだったんですけどね。いかがでしょう?
高木 恵子
私も孫さんのネット上のニュースとかでスピーチの内容とかざっと見ましたけど、
確かに自分視点と相手視点っていうところを今言われると、
高木 恵子
確かに孫さんは自分視点で話をしてたなっていうのを、
今気がついたって感じなんですけど、
ただこの自分視点でも、最終的には聞いてる人たちに共感を得られるか得られないかで、
こういうスピーチってきっと印象に残る残らないになると思うから、
ベストはもちろん相手視点っていう本田さんがされたような方式っていうか、
そういうやり方が本当は一番共感を生むのかもしれないんだけど、
高木 恵子
孫さんの自分視点でもあれだけの迫力、ストーリーがあったりすると、
意外とそこに共感する人も実はいっぱいいたんだろうなっていうのは、
今回孫さんの株総のプレゼンっていうニュースがいろいろネットニュースに載ったところでの、
みんなの反応、コメントとか見てると、やっぱりすごいわとか、孫さんレベチみたいな、
そういう結構コメントが多かったから、自分視点でも響く人たちには、
孫さんくらいの経歴になると、やっぱりあるのかなって。
だから最近私たちがよく言ってる個性を持つ、やっぱり自分のコミュニケーション、
これから特にAIが進んできたときに、人間とAIの差別化を考えたときに、
18:00
高木 恵子
やっぱり個性っていうのをどれだけきちんと作れて、
それがコミュニケーションのところに乗っかってくるかっていうところの重要性っていうのが、
高木 恵子
実は自分視点でもこれからのコミュニケーションで、
ワークするのかなっていう際なんかもちょっとしましたね。
田中 愼一
けいこさんが言った、相手を見て発信するっていうのは最も重要なことだと思うんですね。
多分ね、僕が今解釈してるのは、孫さんも本田さんも相手をしっかり見てる。
それ誰が相手なのか、今この時点で。
でその時に、孫さんの場合は相手っていうのはもう明確に分かっていて、個人株主なんですよ。
田中 愼一
しかもそこに来た個人株主。
で、機関投資家は来ないですからそんなね。
田中 愼一
だから多分孫さんが想定してた相手っていうのは、やっぱり個人株主っていうのがまず一つ。
それからあと孫さんがその個人株主っていうふうに考えたときに、
実は利害共有が可能なわけですよね。
孫さんとの。だから孫さん成功すればだって彼らも成功するわけですから。
だからそうなったときに彼は逆に自分自身についてくれば、
田中 愼一
これは儲かるぜっていうような、
共感の渦をぐわーっと巻き起こすっていう意味では、やっぱりあのスピーチっていうのが、
田中 愼一
実は非常に当を得てて。
だからその相手を見てるっていう。
だから多分あれ見てると、もう完全にね相手を見極めながら発信してるなっていう感じがすごくしてて。
だからその会場はもうほとんど宗教団体の集まりみたいになって、
孫さん教みたいじゃないけど、もうみんながね、頑張れそうだ、うわーって熱狂してるんですよね。
だからあれはやっぱり孫さんのその相手を見極める目っていう部分が、
逆に言うと自己主張型っていうか自己視点に立った発信が一番最適だと。
で、多分一方ね、今けいこさんの話を聞きながら考えてたんですけど、
田中 愼一
一方じゃあ本田さんは何だったのかなと思って考えたら、
本田さんの相手っていうのはアメリカの世論なんですよ。
あの当時本田にとって一番重要だったのは世論だったんですよね。
別にデトロイトにいる人たちでもなければ、
デトロイトの人たちはある意味敵だったような形だし、
田中 愼一
でもそこにはあらゆる記者の人たちが集まってきたり、有識者もみんな集まってきたり、
オピニオンリーダーの人たちもみんな集まってきてるわけですよね。
だからある意味国民全体に世論に対して訴えかけるっていう相手だったんで。
21:02
で、こっちの取り巻きのほうはですね、我々の取り巻きのほうはもう全然そんなサジェスチャーも何もできない。
田中 愼一
何言い出すかもわからなかったから、そういうアドバイスをすることは一切できなかったんだけど、
82歳のおじいさんがですね、意味軸もですね、やっぱりこれはアメリカ全員に対して打ってるメッセージなんだからっていうんで、
そう考えたときには多分ですね、自己視点に立ったらやばくて逆に。
相手視点に立って、とにかく相手に感謝、相手に感謝っていうことで発信していくことが非常に重要だっていうふうに。
これは僕の推測ですよ。ただ今けいこさんの話聞いて、その相手の見極め方っていうのがすごく重要だっていうことで考えたときに、
孫さんは孫さんでしっかりと見極め、本田さんも直感っていうのかな。
あの人は我々が思ってる以上に深く物事を考えてるっていうのが、僕の10日間、あの人と一緒に過ごしたんですけど、
この人深いなと思ったんだけど、多分そういう直感が働いて、
自動的に相手をアメリカ世論っていうふうに位置づけて話したんだろうと。
田中 愼一
だから多分そこは非常に優れてて、自己視点っていうのはやっぱりどっかでぶつかるんですよ。そうじゃない人と。
相手視点っていうのはそれが少ないんですね、摩擦が。
だからそこの使い分けっていうのは我々は学ばなきゃいけないんだろうなと。
相手視点に立ってこうやっていくという、そういう意味ではこの2人のスピーチというのは非常に面白い視差に富んでいて、
やっぱり相手を見極めた上で自分は発信するっていう原理原則ですかね、コミュニケーション。
やっぱりそれっていうのが生きてるんだなという感じですかね。
高木 恵子
そうですね、確かに。
田中 愼一
ヒロさんどうですか。
中川 浩孝
いや今まさにでも何か田中さんが言ってたのがそうだなと思ったのは、
っていうのは私も、例えば人生50か年計画でしたっけ、50年計画みたいなのを作ってて、
まだまだできるみたいなことをおっしゃったんですよね。
でもそれって、それこそ大谷翔平と似てるなって私はちょっと逆に思っちゃったんですよ。
ストーリーをちゃんと作って、長い計画に沿って自分の計画が、人生が動いているっていう。
そういうのってやっぱり日々流されて生きている一般の、私も含めた一般人にとっては、
中川 浩孝
すごいなってやっぱり思わせる何かがあるんですよね。
そこってまさにでも田中さんがおっしゃったように、
その目の前にいる株主総会に来ている孫さんファンの人たちにとって、
さらにその孫さんらしさを伝える一つのメッセージとしては非常に強かったんだろうなっていうふうに思って、
それがソーシャルでどういうふうに叩かれるかなっていうのはあんまり孫さんは意識していないし、
多分意識したとしても孫さんとしては別にそんなこと言われようと、
固い信念が多分あるので別にそれは気にしないっていう、
24:01
中川 浩孝
そういう意味では本当に自分らしさですよね、それこそ。
自分の道、我が道を行くっていうのががっつり出たっていう意味では、
やっぱり他の人とちょっと違うというか、ブレないっていう感じがすごく出たという意味では、
孫さんらしいって私は思ったんですよね。
だから批判も、
田中 愼一
らしいって言葉いいですね。
中川 浩孝
批判も当然来るだろうなって思ったんですけど、
だからこそ孫さんらしいなってちょっと思ったっていうのはありますね。
田中 愼一
やっぱりだからパッと今の話を聞いてると、やっぱり孫さんは孫さんらしい自分の表現をし、
本田さんは本田さんらしい自分の表現をしたっていうことが言えるんで、
しかもそれは適切に相手を選定した上で行ってるっていう、
僕はいい意味でいつも強かさって使うんですけども、
なんか強かさがあるような気がしますね。
そうすると面白いのは、前も議論した個性っていうものは何かって話になる。
これ前も話したと思うんですけど、最近コミュニケーションの現場にいると、
特にこの数年というか1年ぐらいでもいいかな。
いわゆる言葉の限界を感じてるって前話したと思うんですけど、
いわゆる言葉の技術論をベースとした言葉っていうのは、
人を動かさなくなってきてる。
人の心も動かさなければ行動も動かさなくなってきてるっていう現実がですね、
まざまざとこう今来てるような気があって。
で、いつだったかな。これもう3週間ぐらい前かな。
あるセッションがあって、リーダーシップコミュニケーションのセッションの中で、
僕が言ったのが、これからは言葉というよりも、
自分個性全体で自分を表現していかないと、
田中 愼一
人の心や人の行動は動かせませんよって話をして、
じゃあそれはどうするんだっていう議論をずっと半日ぐらいかけてやったんですけれども、
田中 愼一
やっぱりその個性っていうものがですね、これからだんだん大事になってくる。
で、個性っていうのが自分のすべての表現の実は核。
つまりもっと言い方を変えると、自分の存在そのものの表現なわけですよね。
これから例えばAIなんかどんどん急速になると、文章が大量生産されるわけですよ。
しかも結構いい文章が大量生産される。
これいい表現だなと思う表現まで出てきて、
なんかこっちの頃見透かしたような形で、すごくすごい表現が出てくるわけですよ。
田中 愼一
これよくまとめたななんて思いながら、知らず知らずのうちに向こうの土俵の上に乗っかっちゃうんだけど。
でもそうなると何が起こるかというとですね、言葉のいわゆる価値が低下してくると。
27:02
田中 愼一
つまり言葉に対する信頼性っていうのが低下していくって言った方がいいかもしれない。
なぜかというと、これだけいろいろ素晴らしい美辞麗句のですね、表現がどんどん言葉としてどんどん出てくるわけですよ。
今まで人間は言葉を書くときっていうのはかなりエネルギーを費やしてですね、
四苦八苦しながら作ってきたプロセスっていう、つまり言葉の生産性っていうものがある程度限定されたのが、
AIが来ることによって言葉の生産性が飛躍的に高まっちゃった。
そうすると人間は言葉を信じなくなってくる。言葉じゃ人が心が動かないっていうようになってくるっていう時代が多分来てるんだと思うんですね。
中川 浩孝
差別化できなくなりますからね。
田中 愼一
そうすると唯一じゃあそこを人間はどうすれば、だって我々は自分以外の人が動いてくれないと我々自身も生きていけないわけですから。
その動かすための手段だったコミュニケーションっていうのが言語中心に今まで来たわけですよ。
田中 愼一
それが言語中心ではなくなったときに、じゃあ我々はどうやって自分を表現しなきゃいけないのか、
周りに動いてもらわなきゃいけないのか、特にリーダーの人たちはどういうふうに自分を表現して、
いわゆる人を動かしてことを成すのかっていうのがものすごく重要になってくるわけですね。
そうすると何が起こってくるかというと、やっぱりいろいろ、半年ぐらいずっと、1年ぐらいかな、ずっと考えていくと、
やっぱり個性っていうのに一つの重要なポイントがあって、個性っていうのは存在そのものなわけですよね。
もっと言い方変えると存在そのものの表現なわけですよ。
さっき孫さんの個性が、あるいは本田さんの個性がって言ったんだけど、
あの個性っていうものが実は人を動かし、力としてこれからますます重要になってくる。
言葉だけじゃないんです。
言葉を使うにしてもその言葉の背後にしっかりとした個性が輝いていないと、
人の心は動かせないっていうのが多分これからの現実になると思うんですね。
そうすると個性とは一体何なのかって考え始める。
これがですね、実は非常にですね、今興味があって、その個性って一体何なんだろう。
ていうことで、じゃあ個性ってどっからこうなるのかっていうのをいろいろ考えて、
実は明日明後日かな、土日ある会議があってですね、
そこでちょっといろいろとこの個性っていうものをレバレッジした表現の仕方、
つまりそのためには個性を磨くってことが重要で、
じゃあ個性を磨くってどういうことかっていうのをちょっと議論してこようかなと思ってるんですけども、
だからその個性っていうものを皆さんどういうふうに捉えてます?
個性を例えばこれから個性を使って自分を表現していかなきゃいけないんだって言ったときに何イメージされますかね。
30:05
高木 恵子
ちょっとむずい。
田中 愼一
個性をどう捉えてます?自分の個性っていうものを。
高木 恵子
個性ね、個性どう捉えてるか。
まあでもわかりやすく言うとやっぱり人との差別化のような気がするんですよね。
良くも悪くも人と違うところがあるという事象、そのファクトが。
田中 愼一
個性から来てるわけですよね。
高木 恵子
やっぱり人と良くも悪くも違うところっていうのはおそらくその子の人の個性になってるはずだと思うんですよね。
ちょっとまたわかりやすい例というか、その個性で私が最近まさにこのFIFAサッカーのワールドカップで感じたことは、
解説者で、ひろさんちょっと日本のテレビで見れてないから分からないかもしれないけど、今回NHKが元サッカー選手の本田圭佑さんを、
NHKがオフィシャルのコメンテーター、解説者でずっと使ってらっしゃってて、
彼はもともともちろんサッカー選手で、サッカーのそもそもの知識があるじゃないですか、自分もプレイヤーだし、
プレイヤーの考えとか感情も分かるわけだし、だからその視点でゲームを見ながら解説をする。
高木 恵子
でもそこにあたかも我々一般素人っていうか、普通にテレビを見てる人たちがキャーって見ながらゲームを見るわけじゃないですか。
その自分の本当に素直な感情も解説に入れてるわけですよ、本田さんって。
ただその裏にはしっかりと、もちろんプロとしてのかっこたるいろんな技術、理解できる戦術もいっぱいあるし、
それをすべて織り混ぜながら、でも我々のような普通の視聴者と同じ目線で、これすごいとかなんとかあかんとかっていうことも交えた解説だったから、
高木 恵子
すごい今回評価が高いって言い方をしていいかわからないけどすごく評判がいい。
田中 愼一
あれは非常にそうですね、間違いなく。僕も彼の語りっていうものに心が動くわけですね。
なんで心が動いたのかなって考えると、やっぱりですね、彼は自分がずっと経験してきた、サッカーで、
33:00
田中 愼一
経験してきたことっていうものをですね、一つの価値観に昇華させてるっていうか、
自分の経験したことから学び取っている価値観っていうか、どっちかというと発想の起点っていうんですかね。
英語で僕は発想の起点っていうのはどう言ってるかというと、ガイディングプリンシパルって呼んでるんですけど、
つまり何かあった時に必ず原点に立ってとか起点に立っての発想ですね。
必ず何か目の前で起こった時には必ず自分独自で経験を培ってきて、経験を通じて培ってきた起点、発想の起点っていうものから、
自分の発言や行動を取っていくっていうんですが、それはその人独自のものであって、
田中 愼一
普遍的なもんじゃないんですよ、それは。その人の今まで経験してきた積み重ねの中で、そっから学び取ってきた起点、行動規範みたいなものっていうのが、彼独自のね。
それがね、彼の一言一言の裏にですね、感じ取るわけですよ。
こういう視点でものを考えてるんだ、この人は。この人はこういう想像もしなかったところから考えてるんだなとか、
この視点っていうのはそうなんだなっていう、彼独自の起点っていうものが、視点っていうものがですね価値観というのかな、が彼の言葉の背後を支えてるんですよね。
それがね、こっちの言葉、あの心を揺さぶるっていうか、握るっていうか、それがね、なんか僕は確かに彼の語りを聞いてて、
なんでこんなに俺の心が動くのかなーって思っていくと、たぶん間違いなく彼はいろんな修羅場を経験してるわけですよ。
その修羅場っていうのは彼自身しか経験してないわけですよ。
同じ場で同じ2人がいて経験しててもお互い取り方が違うんでね、受け取り方が。
彼自身が独自に経験してきた様々なものから紡ぎ上げた行動規範的な価値観っていうものが、実は彼の個性の一部になっていて、
一つそういう語りをするだけで彼の個性を感じ取っていくっていう。
それが人の心を動かすんじゃないかなっていうのは、もうまさに本田選手の語りを見てるとね、僕も感じましたよ。
あれは確かに僕はね、なるほどねっていうね、確かにそうですね。
田中 愼一
あとそれから、サッカーの話になったんだけども、ブラジルとは残念ながら負けてしまいましたけれども、
なんか終わった後負けた人たちのコメントを聞いてると、若干ちょっと違うかなと。
36:01
中川 浩孝
この続きはまた次回お届けします。お楽しみに。