田中 愼一
どうですか、皆さん。
中川 浩孝
いや、私としてはですね、というか、まあ先ほどもちょっとあのね、これが始まる前に会話をちょっとしてましたけど、最初やっぱりBBCが取り上げて、なんかこう、そこからなんていうんですか、外圧的にというか黒船がやってきて、それでこう、なんていうんですか、最終的にはこう、認めざるを得なくなったみたいな、なんかそういう感じだったので、
ちょっとそこからしてこう、マイナスっていうかなんか人から言われたから、発表しなくてはいけなくなったみたいな感じがまずすごくネガティブに捉えられがちですよね、まず。
そこがちょっと残念だったなっていうのがありますよね。
まあみんなこれってもう、しかもこう、公然の秘密的にみんなちょっと知っていたというか、知らないけれど、詳細は知らないけれど、なんとなくそういう話があるっていうのはみんな知ってた話じゃないですか、実は。
なので。
高木 恵子
あとやっぱり文春とかね、昔は結構報道してましたよね、オンラインの文春とか他のところはね。
田中 愼一
だからそこに対してなかったことにしようっていうね。
これはある意味で言うとマスコミ、今回の第三者委員会、その前の週かな、前の週に第三者委員会がね、いわゆるジャニーズが実際作った第三者委員会なんだけども、この第三者委員会が発表した内容って実はすごく内容が濃くて。
あれに対してマスコミはびっくりしたんですよね。
ここまで糾弾するんだっていう。
で、そこでね、非常におおっていう形の、今まで多分マスコミの期待値っていうのはどうせまあ、なんていうかあやぴあにして出てくるんじゃないかなっていうふうに思ってたのが、突然あれだけ厳しい、その解体的出直しが必要だっていうようなね。
で、しかもさらにマスコミを批判したわけですよね、マスコミがこれを報道しなかったっていう。
あれはかなり衝撃的な発信で。
で、実はジャニーズ側からすれば、ある意味、あれをどう分析するかっていうのをやっぱりもっと考えるべきだったんじゃないかなと。
あれだけ厳しいものを出されたら、やはり企業ということで、もし存続を考えるのであれば、それに少なくともそれに沿ったあるいはそれ以上の厳しさで、
ジャニーズ側が発信するっていうのが多分ね、もう少し対話力を上げたんじゃないかなって気がしますけどね。
だからそこが実際見ると、オーナーの方が100%まだ持ち続けるとか、それから社長になったのが、実は経営のプロとか改革のプロの経営者というよりは、
いわゆるアイドルのヒットを入れたっていうこと自身が、多分グローバルから考えるとあんまり考えられないっていうか、
いわゆるこれガバナンスの問題なんで。
要するに、今起こったっていうのは、第三者委員会で、犠牲者、被害者は何人っていう話になってますけど、
それはもうそこで本当にいいの?他にいないの?とかね。今現在進行形してるものはないの?とかね。
そういうとこっていうのをしっかり抑えながら、しかもやっぱり犠牲者っていうのは別に本当に被害あった方々だけじゃなくて、今所属してるアイドルの人たち、
これから所属するであろう人たちに対する再発防止っていう発想も必要なわけですよね。
そうするとね、ガバナンスっていうのは鍵になるわけですよ。じゃあどういうガバナンスをこれから引いていくのか。
その時に内容だと、本当に企業を変えられるだけの経営者が入ってないですよね。
中川 浩孝
そうですね、確かに。
田中 愼一
それからあとオーナーが100%キープするっていうのは、何か聞いてるとオーナーの方の発言聞いてると、
田中 愼一
100%持ってるからもっとより支援ができるっていうニュアンスで説明されてるんだけども、
それは逆に言うと、そのオーナーの方に対して性善説で接してるわけですよ。
つまりあの人がいい人だから必ずそういうふうに自分の持っている100%を使って払ってくれるだろうという予想だけど、
グローバルでは性悪説を取るんですよ。
つまりあの人はやってくれないだろうという視点からガバナンスを抑えていかなきゃいけないのに、
あの人はやってくれるだろうという視点で100%保有を許すっていうかね。
こういう発想っていうのはやっぱりグローバル的な発想と日本的な発想じゃすごい効く違いがあって。
中川 浩孝
そうですよね。やっぱりでもそれを証明するためには、今の社長さん、
ジュリーさんが社長になった時にまずそこをクリアにして始めなくてはダメだったんでしょうね。
だって今の状態っていうか、今のオーナーが、
性善説というか今まで隠してたことは隠してたわけですから。
田中 愼一
隠してたわけだから。
よくないわけですよね。
だから信用するっていう根拠がないですよ。
だから性善説を考えるっていうのが全然ない。
性悪で考えなきゃいけないのを性善で考えてる。
これはマスコミも含めて、いろんな反応を見てるとみんな性善説で物事を扱ってる。日本の国内では。
中川 浩孝
確かにそうかもしれない。
田中 愼一
でもグローバルからしたらそんな話はなくて。
やっぱり性善説(注:性悪説、の間違いですね)でスタートすべきなんですよ。
それほど厳しく、人は信用しないという立場からガバナンスを作っていくのが基本ですから。
それをビルトイン今回の発表ではなかったんですよね。
でもあれが人によっては現実的だっていう人もいるわけですよ。
なるほど。日本の環境からすると現実的になるかもしれない。
中川 浩孝
それ日本的ですよね。
田中 愼一
日本的です。
だからもしかしたらジャニーズオーナーの方は反省していただいてね。
それでその100%を持っていることをレバレッジしながら救済に向けるってことはもちろん現実的に可能だし。
そういう形で日本の世論はある程度受け入れる可能性はあると思います。
ただポイントはですね、今日本のすべての企業は、国民もそうですが、これがグローバライゼーションという洗礼を受けるわけですよ。
そうするとさっき言ったガバナンスを作り込むのに性善説を取るっていう発想はグローバルにはないですから。
中川 浩孝
ないですね。
田中 愼一
僕の場合はお客さんが企業だから、企業にどんどんグローバルに出ていく中で、どんどんそういう目でガバナンスを作っていかないと企業が持たない。
だからこういう有事になった時にどうやって対話していくのか、企業がしっかりと。
それによってちゃんとガバナンスをしっかりと認めてもらって、企業の事業活動に支障がない環境を作るっていう。
それは企業の対話力にかかってくるわけですよね。
有事に際して。
そういうのがこれからすごく逆に考えさせられる事案かなと思いますね。
中川 浩孝
でもこういう問題って、もちろんガバナンスっていうのはガバナンスってもちろんあるんですけど、とはいえジャニーズって非公開株式会社じゃないですか。
なのでやっぱりこういう会社って実はたくさんあるわけじゃないですか。
家族経営的な、なあなあでやっているかもしれない、わからないですけど、そういう企業もたくさんある中で、
やっぱり非公開、ここまで大きくなったのに非公開っていうのがどうかとか、またそういう議論も他にあると思うんですけど、
ちゃんと株式会社ではありながらも、やっぱり非公開の株式会社ってやっぱりガバナンス甘いよねっていうか、それはちょっと思いましたね。
田中 愼一
まあそうでしょうね。やっぱりしっかりしてるところはしっかりしてしっかりやってますけどね。
中川 浩孝
もちろんもちろん。
田中 愼一
でも基本的には原理原則から言うと、非公開の方がガバナンスは甘くなるっていうのは一つの傾向値としてあると思います。
高木 恵子
私が思うのは、家族経営とか同族経営って、別に私それは悪いとは思わないんですよ。
それでうまくやってるとこもあるし、ある程度オーナー企業で、だから故に成功してるビジネスモデルとかもあるかもしれないから、
別にそれ自体は私、丸か×かっていう判断ってなかなかできないと思うんだけど、今回の問題って人権の話じゃないですか。
だからその虐待とかアビューズっていうことを、これが悪いことだって、やっぱり家族周りにいた人たちがそれを感じないその感覚。
田中 愼一
日本の国内だけで考えるのであれば、ある程度、今までクライシス見てると、ほとぼりが冷めるっていうのはあるんで。
高木 恵子
ああ、そうですよね。
田中 愼一
だから、案外これでそれなりにっていうね。確かに今一時的にスポンサーがどんどん下りちゃってるけども。
中川 浩孝
そうですね。
田中 愼一
そこあたりですね、結構日本の社会ってほとぼりが冷めるのが、他の国とかグローバルから比べたら早いような印象があるんでね。
だから、人によってさっきも言いましたけど、いやこれが現実的なやり方だったんじゃないっていう人は、それはそれでまた一理あると思います。
日本国内ということに限定した場合はね。
中川 浩孝
そう、国内という意味ではそうですよね。
田中 愼一
ただ、グローバルにこれから出ていかざらを得なくなるっていうのも実態なんでね。
そうなった時にやっぱり考え方変えなきゃいけないんだろうなと。
中川 浩孝
まだまだだから、そうですよ。これからどうなるかですよね。
田中 愼一
これからが大事ですよね。
高木 恵子
これからですよね。
田中 愼一
本当にね、行動という形で表現できるかどうかですよね。
ジャニーズ事務所がしっかりと行動を取ってるって、実際行動を取ってる。
高木 恵子
やっぱり、被害者に対する救済って、被害者の数分救済の方法とか、救済の考え方ってきっとあるわけじゃないですか。
田中 愼一
違いますよね。
高木 恵子
だから、これをどう本当にまとめるのかって、大変ですよね、きっとね。
全員が納得できるソリューションっていうのが。
田中 愼一
多分納得って絶対できないと思うんですね。
だから、いずれにしても被害は消せないんで。
高木 恵子
そうですね。
田中 愼一
あくまで保証って言うけども、基本的には消せないんですよ、被害って一環。
やっぱり被害者はそれをね、一生ね、いわゆる持ち続けて生きていくしかないわけですよね。
だから、本当に保証なんて絶対できないんだけども、でも少なくとも、
ある程度のやっぱり金銭的な、あるいはいろんなね、縛りとかそういうのを外すっていうのはすごく重要なところなんでしょうね。
いずれにしても非常に難しい問題を抱えてますよね。
高木 恵子
この件であれですかね、日本の企業が、より一層ガバナンスを頑張ろうっていう方向に動きますかね。
田中 愼一
多分ね、今言ったような視点で見てないですよね。
やっぱりエンターテインメントでの芸能界の一つのスキャンダルだっていうふうに思ってるでしょうから。
高木 恵子
あーそうですか。
田中 愼一
でも見方によるとこれは非常に一つの企業の対話っていうもののあり方をですね、やっぱりしっかり見てて。
多分グローバルでの発想でこの件に接してたら、多分かなり厳しい発表を先週してたはず。
そうでしょうね。
資本をまず解体しますよ。
高木 恵子
あー確かに。
田中 愼一
解体してね、社長の職にはプロをつけますよね。
だからそういう発想、なぜかというと基本的には第三者委員会での発表の内容が非常に厳しかったっていうことは、逆に言うとチャンスなんですね、見方によるとジャニーズにとって。
高木 恵子
あーいつも田中さんが言ってるピンチはチャンスですね。
田中 愼一
そう、やっぱりあれをピンチというよりもチャンスに見て、じゃあもうこの際ね、解体的な出直しをね、ゼロからやるぞ、やるっていう一つの非常にあれは評価されてた発表だったって、マスコミから。
それを受けて真摯にやるぞって言ったらもう少しまた違ったね、図柄が見えたんじゃないかと思いますけどね。
多分グローバル的な発想だったらそういう方向に行くと思います。
中川 浩孝
私だったら多分受け皿の会社みたいな事務所を作って、そこに移籍するっていう形をとって、別会社にまずするっていうのが普通なのかなって私も考えて、そういう意味ではそこの結果というか決着が甘かったですよね。
田中 愼一
逆に言うとね、100%解消するために他のエンターテインメントでしっかりしてる会社から出資してもらえばいいわけじゃないですか。
で、それをやって、あと名前もね。
名前もね、グローバルスタンダード化したら当然変えるべきですよ。
中川 浩孝
そうですよね。犯罪者の名前がついてることになっちゃいますからね。
田中 愼一
ヒトラーをブランドにする商品ってないですからね。
中川 浩孝
本当そういうことですよね。
田中 愼一
だからそこあたりの感覚がやっぱり違う。