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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Upです。
木曜日は、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
三好さん、おはようございます。 おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
お願いします。
今日はリモートでのご出演となっておりますが、どんな、今日は、ものを紹介してくれるんでしょうか。
本日はですね、今日11月7日木曜日から、福岡市総合図書館映像ホールシネラで開幕する、私の企画で恐縮です。
アジア映画の上映交流企画、アジアンフィルムジョイントの中で、
11月10日日曜日に行う、シンガポールの監督、ダニエル・フイというですね、映画監督の3本の映画上映とそれにまつわるトークについて、ちょっとご紹介したいと思います。
これがですね、実はこのプログラムは、開催直前となる、本当に先週末に起きたある出来事によって、
ちょっとね、計らずしても、この機会がすごい重要な機会になっちゃったもので、ちょっとそのことも含めてご紹介したいと思います。
まずここからですね、映画監督ダニエル・フイについてご紹介したいと思います。
彼はシンガポールを拠点に活動している映画監督でございまして、
2013年に長編第1作目を発表した後、2014年にはヘビの川っていう作品、そして2018年にはデモンズっていう作品をそれぞれ発表しまして、
さまざまな国際映画祭でも上映されて複数の賞も受賞するような作家になっていきました。
今年1月には長編4作目となるスモールアワーズ・オブ・ザ・ナイトというですね、タイトルの新作をロッテルダム国際映画祭でワールドプレミア初上映しまして、
この作品も注目を集めましたよというものです。
そのダニエル・フイ監督なんですけど、これまで10年以上のキャリアの中でずっと同じテーマを扱い続けている作家でもあるんですね。
というのが、彼の祖国であるシンガポールと、ご自身を含むその国民との関係について、複数の作品を通じてずっと向き合い続けてきたような作家なんですね。
今回この11月10日日曜日にアジアンフィルムジョイントで上映するものについては、
まさしくそのテーマに貫かれた幹部作といえる蛇の川、デモンズ、スモールアワーズ・オブ・ザ・ナイトというこの3本を発表順に一挙上映するということになります。
この3作品なんですけど、言った通りその作品のテーマももちろんなんですけど、
実は主演を務めるビッキー・ヤンさんという女優さんがおりまして、この方が実は3作、それぞれ違う設定なんですけど、
実は全部同じ方が主演を務めているということもあって、おまけにその3作全ての主人公の名前が、
実際のビッキーさんと同じようにビッキーという名前になっているということもあって、
監督自身がこの3部作をビッキー3部作というふうに呼んでもいるものなんですね。
このうち一番最新作であるスモールアワーズ・オブ・ザ・ナイトという作品については、
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この上映がなんと日本初上映となる貴重な機会になるだけでなく、
おまけにこの3部作をこうして一挙上映、まとめて上映するというのは、
なんと世界でこの11月10日が初めてになるんですよ。
シンガポールでもなされてない、これは実はね。
おまけにこの日に11月10日はなんとシンガポールからダニエル・フィー監督と、
その3作で主演を務めたビッキー・イアンさんが福岡の会場にお越しになって、
3作それぞれの上映後に全3回のアフタートークを展開いただけることにもなっているという、
非常に豪華な企画になりました。
いうのが先週までのこの企画の売り文句だったわけですよ。
だったんですけど、ここからさらに大きな出来事がありまして、
先日シンガポールから驚きのニュースが入ってきまして、
まず特集で3つ目に上映する彼の最新作、
スモール・アワーズ・オブ・ザ・ナイトという作品が、
なんと国益を害する恐れのある映画ということで、
シンガポール国内で上映禁止になっちゃった。
そして先週末には11月末から開催予定だった、
シンガポール国際映画祭の上映リストからこの作品が削除されたということがニュースになりまして、
アジア映画業界でも結構センセーションとして大きな話題になったわけですね。
スモール・アワーズ・オブ・ザ・ナイトという作品は、
1980年代にシンガポールで実際に起きた、
サンチェイワ赤石事件という裁判事件があるんですけど、
この実際の事件だったりとか、いくつかの人物を題材にした作品でもあるというのが、
こういう背景にありますということですね。
ここまでお話したところで、改めてちょっとおさらいする必要があるのが、
彼が10年以上時間をかけて退治してきた、
シンガポールという国自体のこともちょっと抑えておかなきゃいけないんです。
お二人にここで質問です。
お二人はシンガポールって聞いた時に、どんなイメージを持たれるかちょっとお聞きしたいと思うんですけど、いかがですか?
多民族。
そうそうそう、いろんな国が混ざり合ってるっていう。
マーライオン。
マーライオン、そう。
観光地として有名です。
小さな国っていう。
そう、それも大事です。
あとなんか物、ゴミを捨てると罰金取られる。
それも実は重要なんです。
いいですね、さすが出てきますね。
シンガポールという国は、歴史から実は本当に複雑な背景がいろいろ入り組んだ土地でもあるんですけど、
大きく言うと、18世紀に英国人、ラッフルズっていう人が、英国植民地領として建設、発展させた国ではまずあるということ。
そして、第一次第二次大戦下では、特に第二次大戦下では日本が一時的には支配をしていたことだったりとか、隣接するマレーシアとの緊張関係などもあるっていうような、そういうような国でもあったわけですね。
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1965年に分離独立を果たすわけですけれども、そこから今のシンガポールが始まっているわけですけれども、この1965年に初代首相を務めて、以降、なんと2011年まで、実に50年近くも内閣に留まった、超長期政権を誇ったのが、リー・クワンユーという首相がいるんですね。
このリー・クワンユーという人がすごい重要で、国土が極端に小さくて、先ほど田畑さんもおっしゃっていただいた、国土が極端に小さくて、内需だけではとても国家の維持すらも危ぶまれるような、1965年独立後、直後のシンガポールで猛烈な勢いで経済発展を遂げさせて、現在の繁栄にまでこぎつけたっていうのは、
紛れもなくこのリー・クワンユー首相が遂行してきた政治による一つの達成ではあるんですが、ここにはやっぱり光と影があるんですね。そのことをちょっと端的に示す文章が、シンガポールを知るための65章という本の中にあったので、ちょっとここをご紹介したいと思います。
彼は決して国民に親しまれるリーダーではない。常にシンガポールの進むべき道を指し示し、国民を強引に引っ張っていくタイプであると。リー・クワンユーは何が正しいのかを決めるのは我々です。国民がどう思うのか気にする必要はありませんというわけですね。
で、こう明言する彼は天然資源はなく、マレーシアとの関係は最悪で、政治的には吹けば飛ぶような独立地の都市国家シンガポールを生存繁栄させるために、徹底した介入を国民生活に対して行い、批判勢力を合法的に封じ込めるための法を次々と制定し、民主主義よりも開発を優先する開発体制の典型と言われる社会を作り上げたのであるというわけですね。
ちょっと独裁的ですね。
もう完璧に独裁だったんですよ。
とはいえ、先ほど水木さんがおっしゃっていただいたゴミを捨てちゃいけないみたいな、そういう言ったら人々の振る舞いについても、それがあることで綺麗に保たれてるでしょってことも言えるわけです。
みたいなところでその独裁が必ずしも悪いことだけでもないっていうところがやっぱりこの引き裂かれのポイントなんですね。
言ったらそういうふうに、超効率的な発展と開発を達成するためならば、たとえ抑圧的で独裁的な国家の支配だとしても、それを受け入れるしかないのかっていうこと。
あるいはその権力支配からやっぱりこぼれ落ちてしまうものはないのかっていうことだったりとか。
あるいは経済発展とか国家存立が多少危ぶまれたとしても、やっぱり国民一人一人の意思だったりとか、そういうものを尊重する民主的な国家っていうのを目指すことはできないのかっていうような問いがあるわけですね。
で、今こうした問いっていうのは日本も含めて世界のあちこちの国家で自分たちに都合の悪いことを押し込めてはなかったことにしていく権力と抑圧が横行するこの2024年というこの現在においては、
この問いはかなりシンガポールに限らずですね、世界のあらゆる国で対峙すべき切迫したものでもあるなっていうことがあるわけですね。
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こういう中でやっぱりダニエル監督の作品を上映できるというのは非常に重要なことだなというふうに思っています。
で、最後にちょっとダニエル監督が今回の上映禁止に寄せた発言が非常にいいので、そこを最後に引用して終わりたいと思います。
この映画の監督として、検閲をテーマにした映画自体が検閲を受けるという皮肉は避けようのないものです。
世界中の人々がこの映画を見られるのにシンガポールでは見られないことはもちろんとても残念なことです。
しかし、いつの日かシンガポールに多様な声や視点を受け入れるに十分な寛大な言論空間ができることを私は望んでいますというふうに言っています。
というようなダニエル監督をお招きして、11月10日日曜日、福岡市総合図書館映像ホールシネラにてダニエル監督の3作品の上映と報告をお届けしますので、詳しくはぜひアジアンフィルムジョイントと検索してお越しいただければと思います。
暑い1日になりそうですね。歴史的な1日になるかもしれませんね。
そうですね。ぜひちょっとご参照できればと思っています。
皆さんここまでありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は三好豪平のキャッチアップでした。
ガールズパンチ!バッテン少女隊のバッテンラジオ隊!
バッテン少女隊の春野キーナと青井リルマです。
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