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この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Up。木曜日はクリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。今日はリモートでのご出演です。三好さん、おはようございます。
おはようございます。 今日は月に一度のリスナー名作劇場をよろしくお願いします。
テーマは夏に見たくなるアニメ映画といえばということで、今月も皆さんから過去最多の推薦作品と、そして熱いメッセージをお寄せいただいたということで、本当にありがとうございます。
本当に嬉しいですね。 今月は毎月とは趣向を変えまして、皆さんからの推薦作品をランキングも交えてご紹介していくと。ちょっと今までにない展開ですね。
おはようございます。 まずは他の人とかぶらない作品をご推薦してくださった方々からいきましょう。最初にご紹介するのはインスタでこのコーナーに初参加してくださったお二人から
としwgさんはガンダムシードフリーダム、そして同じくベンティアンカンジュさんは鬼滅の刃をご推薦いただきました。鬼滅の刃というとまもなく劇場版2作目となる作品、無限上編第1章も公開ってタイムリーですね。
いや本当ですよね。もう今劇場すごいことになってますからね。もうね予約で。またすごい興行収入になるんでしょうか。そして熱いメッセージとともに推薦くださった方もたくさんいます。
まず南野しんちゃんさんは2006年のアニメ版時をかける少女。このアニメは何度も見ることでようやく隠された伏線が回収できる楽しさがありますと。その後実写版を見ると当時の実写では表現しきれなかったことが明白になるのでぜひ見比べることをお勧めしますというコメントでした。
そして算数ノートさん。2018年に公開された劇場版夏目友人長うつせみにむすぶ。これはアニメで描き出される世界が美しく夏休みにふと紛れ込んだ田舎のようで切なかったです。この作品がきっかけでモデル地となった人よししにも中高生に紛れて聖地巡礼しましたというエピソード。
それから毎回他の人とは一味違う作品をご推薦くださるGIオレンジさんは1987年の王立宇宙軍オネアミスの翼。後にエヴァンゲリオンを生み出す庵野秀明さんをはじめ当時のアニメ界の若手たちが落ちこぼれ集団と言われた宇宙軍たちの若者たちの奮闘を描き、あのアキラなどに並ぶ日本アニメ史に残る傑作をご推薦いただきました。
大傑作ですね。
そして焦がしのひなたぼっこさん、黒犬ヤタッチさん、ビタミンKさんはそれぞれこの後ご紹介する別の作品とともに、ザ・ファーストスラムダンク、天空の城ラピュタ、崖の上のポニョ、そして1959年チェコの人形アニメ、真夏の世の夢といろんな作品を紹介してくださいました。
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チェコアニメね。
ここから同じ作品に複数の方から推薦が集まった作品です。
まずはホタルの墓。
これはもう泣いちゃう。
これはもうね、ハンカチなしでは。
黒犬ヤタッチさんはご自身の娘さんたちと本作をご覧になって、次女と三女が初めて戦争の悲惨さをアニメ映画で知って衝撃的だったと言っていましたとのこと。
こがしのひなたぽっこさんは初めて見た時、胸をえぐられる切ないさですね。
涙がポロポロ溢れ出ましたと。
このホタルの墓ですが、実はおととい7月15日からジブリ映画で初となるオンライン配信がネットフリックスで解禁されたんですね。
そうなんですよ。
これぜひこの機会にね、見返していただきたいですね。
このタイミングで見る意味がとてもある映画なので、ぜひ見直していただければなと思うところです。
そして続いて多数投票を集めたのが、となりのトトロ。
これは確かに夏の傑作ですね。
黒犬ヤタッチさんは、モンペと手ぬぐいの背中の曲がったおばあちゃんは、うちの明治生まれのおばあちゃんそのものだったと娘たちが懐かしんでいます。
矢旗のとも子さんは、トトロは映画館で見た世代です。
ホタルの墓と二本立てでしたね、とコメント。
さらにべたぶみ坂46さんは、小学生の時にご自身の地元である浦和の埼玉海岸でこの作品を見た思い出とともに、厚く長い推薦文をお寄せいただきました。
そして今回最多投票を集めたのは、サマーウォーズ。
これも名作ですね。
矢旗のとも子さんは、劇場公開時に見逃した後にテレビで見た時に、あまりの面白さに食わず嫌いを後悔した思い出を。
そしてゆきむなさんは、出てくる登場人物たちが魅力的すぎるのと、お盆の田舎ってこんな感じだよなぁと感じられるところも魅力の映画だと思います、とのこと。
さらに、なんと我らが橋本幸山さんもサマーウォーズ一択です、というコメントを寄せてもらいました。
そして、なかななさんは、劇中の名台詞をもじって、「よろしくお願いしまーす!」とメッセージをお寄せいただきました。
見ればわかるってやつですね。
見ればわかる、これはね。
そして今年も8月1日には、金曜ロードショーでのテレビ放送も決定しているということなので、この機会にご覧になってはいかがでしょうか。
今回もたくさん素敵な作品とメッセージをお寄せいただきまして、皆さん本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
そんな中、三好さんが今月のテーマである夏に見たくなるアニメ映画に選んだ一本は?
はい、今日はですね、猫チャミカープさん、そしてビタミンKさんお二人がご推薦いただいた、「この世界の片隅に…。」という作品をピックアップさせていただきます。
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こちらも名作。
そうですね。2016年に公開された日本のアニメ映画の傑作ですね。
まずちょっと作品のあらすじからご紹介します。
時代は1944年、昭和19年ですね。
舞台となりますのは広島です。
広島市から海軍の町である呉に突入できた主人公の18歳のスズという女性がおります。
このスズさんが夫の修作さんとその家族に囲まれながら、戸惑いながらも新しい家のお嫁さんとしての仕事を一つずつ覚えていくということなんですけれども、
徐々に戦争の戦況は悪化していきまして、配給物資も次第に減っていく中、スズさんは様々な工夫を凝らして日々の暮らしというものを懸命に守ろうと奮闘していくが、ということですね。
この戦争によって大切なものをどんどん奪われていくことになるわけですけれども、
そのにもかかわらず前向きに生きようとするスズさんという女性の主人公、そして彼女を取り巻く人々の日常を生き生きと描いたというところで、この映画は本当に多くの人に愛される作品になりまして、
公開された2016年のキネマ旬報、日本映画の第1位です。
アニメじゃなくて、さらには公開から1日も途絶えることなく3年以上、実に1,133日間ものロングラン上映を記録したんですね。
めちゃくちゃ愛されて支持された映画なんですよ。
もちろん国内はもちろんなんですけど、世界各国のアニメ賞も多数受賞しまして、日本アニメ映画史引いては、世界の戦争映画の歴史にも残る大傑作となったと思います。
個人的にもこの映画については、どれだけ言葉を尽くしても言い足りないぐらいに、本当に特別な思い入れがある大傑作だと推薦したいぐらいの作品なので、
一問にもなく見てくださいというのも一言でもいいぐらいなんですけど、ちょっとだけご紹介させていただくと、
この映画の魅力、1つだけピックアップして紹介するとしたら、この映画に閉じ込められた日常生活っていうもののかけがえのなさ。ここに尽きると思うんですよ。
本作の監督を務めた片渕須那穂さんという監督なんですけど、この監督はこの作品を作るにあたって、数年にわたって、もはや民族学研究家っていうぐらいの緻密な調査を、
当時の広島に生きた一人一人の証言だったりとか、その当時使われていたものだったりとか、歴史だったりとかっていうのを、
ひたすら調査して、それを頼りに本作を完成させたというわけですね。それはもちろん、アニメ制作のための時代交渉の意味もあったと思うんですけど、
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なんだけど、僕は個人的には、それは当時、やっぱり様々な思いを抱きながら、この時代を生き抜いた一人一人の人間をこの映画の中に再び息づかせるっていうことに、
欠かすことのできない覚悟の作業だったんじゃないかなっていうふうに思わされるぐらいのものがあります。
その作業を経てこそ生まれたこの作品というのが、とにかく私たちの人々の普通の生活を営むということに宿るね、
その愛おしさだったりとか、それだけは決して失っちゃいかんだろうっていう切実な思いが、一種の希薄をもって映画に刻み込まれているんですよ。
そうであるからこそ一層、やっぱりその日常っていうものが、もう一人一人の人々の意思とか思いを置いてけぼりにした戦争っていうその仕組みによって、
あっけなく奪われて踏みいじられていく、そのことへの悔しさとか無念さとか、やりきれなさとか、もう許せなさみたいなものが、
もうね、映画見終わった後もずっと心に焼き付いて離れないぐらいのものになっていきます。
で、戦後80年を迎えるですね、この2025年というこのタイミング、今年であるということも加えまして、
今週末に参院選選挙、計らずも控えてますけれども、
もうちょっと余ってさえ、核武装が最も安上がりな安全政策だとか言っちゃうような、ちょっと耳を疑うような倫理観の政党まで出てきている中で、
僕らは今こそね、やっぱもう一回この映画を見ておく必要があるんじゃないかなって個人的にもちょっと思ったところがあります。
私たちの取るに足らないものにも思える、この何気ない日常、普通の生活っていうもの、
それこそが、かつての戦争で亡くなってしまった、数多の人々が何よりも大切なものとして臨んで、
そしてこの80年間ずっと必死で守り抜いてきた、かけがえのないものだっただろうがよっていうことをですね、
この映画を見てこそですね、もう一度ちょっとやっぱりみんなと共有していきたいなって思いにもなりました。
ということで、この世界の片隅にぜひご覧いただきたいわけですけれども、今もちろんですね、配信でも見ることはできるんですけど、
なんと今年ですね、戦後80年ということもあって、来る8月1日からですね、なんとこの映画、劇場でまた最上映が決まっています。
もうね、とにかくね、この映画、今まで申し上げた物語としても訴えるものはもちろんなんですけど、
これね、一つのアニメーションの作画とか演出っていう意味でも、ちょっとね、もうどうかしてるレベルのことをやってるんですよ。
で、それ本当にやっぱね、劇場のスクリーンで見た時に圧倒されるものがあります。
なので、それも含めてですね、ぜひともこの機会に、今一度やっぱりこの映画、
ご覧になってない方初めて、絶対ご覧になっていただきたい映画ということもあって、今回ね、皆さんからもお推薦いただいたので、
改めてこの、この世界の片隅にというですね、この映画をですね、ご紹介させていただきました。
もう鑑賞後には、きっと皆さんの一日一日の人生の意味さえも変えてしまうほどの大傑作だと思っています。
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ぜひご覧くださいというご紹介でございました。
はい。
ということで今回は、リスナー名作劇場、夏に見たくなるアニメ映画といえば、というテーマで、この世界の片隅にについて解説してもらいました。
三谷さんありがとうございました。
ありがとうございました。
本当にありがとうございました。
バッテン少女隊の春野きいなと、
青井リノアです。
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