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映画「私たちが光と想うすべて」
2025-07-24 13:15

映画「私たちが光と想うすべて」

クリエイティブプロデューサー 三好剛平
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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
木曜日は、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
今日はリモートでのご出演です。三好さん、おはようございます。 おはようございます。
おはようございます。
今日は、どんな作品を紹介してくれるんですか?
はい、本日はですね、明日7月25日金曜日より、福岡ではKBCシネマで公開となります。
インドを舞台とした映画で、私たちが光と思うすべてという作品をご紹介します。
これもね、気になってます。
そうなんですよ。これね、映画界みんながちょっと気になっている作品なはずで。
というのが、昨年ですね、100以上もの各国の映画祭で上映されまして、数々の映画賞も受賞しまして。
ひいてはですね、昨年の年末の有名映画メディアのですね、年間トップ10にのきなみランクイン、何なら1位とかもジャンジャン取っているような。
そういうようなですね、非常に業界が注目する作品になった一本なんですね。
これが待望の日本公開ということで、その魅力をここからご紹介していきたいと思います。
まずですね、このご紹介する、私たちが光と思うすべてというこの作品なんですけれども。
まずこの作品が注目を集めたのがですね、昨年5月のカンヌ国際映画祭だったんですね。
この作品監督を務めたのは、インド出身の女性監督でありますパイアル・カパーリアさんというですね、女性なんです。
このパイアルさんなんですけど、それまで実はドキュメンタリー映画を1本と、あと短編映画を数本手掛けた程度のですね、言ったらまだ新映監督だったんですね。
今回の私たちが光と思うすべてというこの作品は、彼女にとって長編劇映画のデビュー作となるような作品だったわけなんですけれども。
これがですね、カンヌでも上映されるや、映画祭が騒然としましてですね。
観客たちからまず非常に広く愛される作品になっただけでなくですね。
この年、審査員として参加もされてあった小枝裕和監督はですね、自分だけの宝物にしておきたいほどの傑作である。
そんな評価。
相対級の賞金ですね。
そうなんです。そんな具合で絶賛が集まりまして、なんとその年のカンヌ国際映画祭でインド映画史上初となりますグランプリを獲得します。
この評判が後押しになりましてですね、すぐに70カ国以上での劇場公開が決定したほか、その後各国100カ所以上の映画祭で上映されまして、
ゴールデングローブ賞ってありますけれども、あれなんかも受賞したりとか、25以上もの映画賞も獲得しましたよと。
さらには冒頭にも申し上げた通り、年末にはですね、映画批評の最高峰の一つでありますフランスのカイエルシネマですね。
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これの2024年年間ベスト10の第5位に選出されるなどですね、様々な評価を獲得しまして、その年の代表作として紹介されるほどの一本になったんですね。
この映画、先ほど紹介したパイアル・カパーリアという女性監督によるものなんですけれども、作品制作にあたってはインドの制作人だけではなくですね、監督がその前のドキュメンタリー映画でも共同されたフランス人のプロデューサーなど、
ヨーロッパのスタッフたちも加わって、作品のクレジットとしてはですね、これなかなかの並びですけど、フランス・インド・オランダ・ルクセンブルクというですね、4カ国の合作映画ということになっています。
それもあってかなのか、この映画なんですけれども、確かにインドを舞台に、インドで暮らす人々の現実を見つめた他ならぬインドの映画でこそあるんですけれども、
映画全体のタッチだったりとか、それらを見つめていくその眼差しみたいなものは、ちょっとヨーロッパ映画っぽい雰囲気もあります。
その辺って予告編一つ見ていただくだけでもですね、あれ、なんか普段のインド映画とちょっと違う手触りねっていうのがわかってもらえるはずなので、
ぜひともこれ気になった方は、まず予告編からですね、見ていただければなというふうに思います。
で、ここからその映画のあらすじをご紹介していきますね。
はい、インドのムンバイが舞台です。
で、そのムンバイで看護師をしているプラバという女性と、あと年下の同僚のアヌというですね、この2人の女性が主人公になります。
このプラバとアヌという2人なんですけれども、ルームメイトとして一緒に暮らしているんですけれども、
片や職場と自宅を往復するだけの非常に真面目なプラバという女性と、あと何事も楽しんでいきたい陽気なアヌというですね、
その2人の間には少し心の距離がありつつも同居しているというような感じなんですね。
で、プラバは親が決めた相手と結婚したにもかかわらず、その旦那さんは職を求めてインドからドイツに移り住んで、それ以来ずっと落とさたがないんですね。
片やそのアヌさんというその陽気な方の彼女に関しては、密かに交際を続けているイスラム教徒のボーイフレンドがいます。
お見合い結婚を進めてくるアヌさんの両親に知られたら、絶対大反対されることがわかっているので、秘密の関係を続けているというんですね。そんな2人なんですね。
で、そんな中、同じ病院に、その2人と同じ病院の食堂に勤める同僚の女性がいらっしゃるんですけれども、
この同僚の女性が町の高層ビルが建築されるということで、住居を立ち抜き迫られまして、その同僚の女性は故郷の海辺の村に帰ることになるということなんです。
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で、都市の中でそれぞれに揺れる思いを抱いていたプラバとアヌは、一人で生きていくことを決めたその同僚の女性を村まで見送る旅に出るということで、3人して旅に出るわけですね。
で、ムンバイとは全く異なる穏やかな村に辿り着いて、引いては3人がそれぞれの人生を変えるような出来事に遭遇していくみたいなお話になってきました。
ここから映画の見どころなんですけれども、まずですね、なんたってこのムンバイという町がですね、非常に実は大きな役割を果たす映画になっています。
映画の特に前半はインド最大の都市の一つであり、国中から人々が働きにやってくる多文化的そして多様性に満ちたムンバイというのが舞台に展開されるわけなんですけれども、
そのですね、ムンバイの都市生活それ自体が一つの重要な物語装置になっていきますね。
映画のオープニング、この映画自体のオープニングがこの眠らない町ムンバイのですね、風景がずっと撮られていくわけですけれども、
そのムンバイの風景に重ねてこの町に暮らす様々な人々の声がかぶさっていく場面から映画がスタートするんですね。
そこで様々に語られるその言葉といえば、例えば、どの家族にも一人は職を求めてムンバイに出ている家族がいるはず、みたいなことから、
この町に住んで、もうかれこれ23年になるが、いつになっても自分はここが故郷だとは言い切れない、みたいなことを言ったりとか、
自分もいつかこの町から追い出されてしまうような気がしている、みたいな言葉だったりするわけです。
そこで暮らしている、仕事をしている人たちの不安な気持ちとか、
そうなんですよ。
なんか居場所のなさ、みたいなものですね。
そうなんです、そうなんです。
で、インドではですね、週ごとにその異なる言語が話されているようなこともあって、
国中からその人が集まるこのムンバイでは、同じ国民でありながらも互いの言葉が伝わらないっていうような場面が例えばあったりとか、
あるいは人々の貧富の差、もう歴然とした貧富の差であったりとか、
あるいはそのヒンドゥー教とイスラム教だったりとかっていうその宗教の違いみたいなものも、とにかくもういろいろ入り混じっていたりとか。
さらには町自体がその不動産ブームでですね、町のあちこちで日夜その高層マンションの建設とその立ちの木が続いているような状況で、
とにかく町がずっともうですね、圧倒的な速度と圧倒的な密度で止まることのない運動をずっと続けているような巨大都市なんですね。
そういう町の中でやっぱり人々というのがどのように生きていくことができるのかっていうのがまず前半で提起される一つの問題意識になっていきます。
さらに加えてこの映画の主人公たちが女性たちであるということもポイントなんですね。
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親が決めたお見合いで結婚したのに夫が結婚後すぐ離れたままになってしまっているプラバさんという女性だったりとか。
あるいは家族と宗教が理由で都市の片隅でこっそりと愛を育まなければいけないアヌという女性だったりとか。
そういう2人がどんな人間を振り落としていくような速度で動き続けるムンバイという町で、インド社会が求める規範とか役割みたいなものを引き受けて生きていくしかない女性たちということになると、
どんなにパワフルに食らいついて生きていこうとしててもやっぱりその心中には孤独だったりとか寄るべなさみたいなものが募っていくわけですね。
そういう都市の中の孤独を引き受けた女性たち、そういう登場人物たちの心情を表現するモチーフとしてこの映画が何を用いてそれを表現するかというと、これがタイトルにもある通り光なんですね。
窓の外に例えば広がる眠らない街に灯る無数の明かりだったりとか、あるいは絶え間なくこの街を駆け抜け続ける列車が残していく光の軌跡だったりとか、
あるいは真っ暗な部屋の中で自分だけの秘密の時間を過ごす時にそっと手元を照らすスマホのライトだったりとか、
そういう一つ一つの光っていうのが時に一人一人の孤独を一層強めていくようなものでもあると同時に時には真っ暗な不安に指す一条の希望にもなっていくっていうのはそういうような映画になっていくわけですね。
この映画はそうやってその登場人物たちの物語に加えて一つ一つの映像、絵がもたらすその詩情みたいなもの、ポエジーみたいなものが
想像力を観客の心にめちゃくちゃ掻き立てて独特の感覚を引き起こすような映画になってますね。
最終的にそんな彼女たちが最後にたどり着く光っていうのがどういうものなのかっていうのはぜひ劇場でご覧いただきたいと思います。
おーなるほどなっていうね、お見事だなっていうのはラストに結ばれていきます。
そんな具合でですね、映画の中に登場するその音と映像の極めて繊細な演出が際立つ映画でもありますので、ご鑑賞はこれね劇場がおすすめです。
で、本当に世界が注目したこれまでにない新しいインド映画でもありますし、何よりね本当にこれ映画見終わった後にご覧になる方によってはですね、これ結構かけがえのない、人生の一本みたいなのになっちゃうぐらいの特別な作品になり得るような非常に繊細でですね特別な作品だと思います。
ということで、映画私たちが光と思うすべては明日7月25日金曜日より福岡ではkbcシネマにて公開ということでぜひご覧くださいというご紹介でございました。
ここまで三好豪平のキャッチアップお送りしました。
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