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毎週木曜日のこの時間は三好剛平のCatch Upです。 クリエイティブプロデューサー三好剛平さんです。おはようございます。
今日もなんかホットな映画を紹介してくれるようですね。 はい、非常に高まっております。
本日はですね、7月5日金曜日、明日からですね、公開される映画「フェラーリ」をご紹介します。
F1界の帝王と呼ばれた男、エンゾ・フェラーリ。 この男の情熱と狂気を描いた衝撃の実話を、巨匠マイケルマンが映画化ということになりますね。
マイケルマンですよね。僕もマイケルマン大好きなんで、ちょっと高まってるわけですけど。
それがですね、まさしくそのマイケルマン監督のフィルムグラフィーの中でもだし、もっと言えば今年公開される映画の中でも、本当に歴史に名を刻むぐらいの傑作に仕上がっておりましたので、
ここからその魅力をご紹介していきたいと思います。まずはこの作品のあらすじからご紹介します。
エンゾ・フェラーリ、元レースドライバーであって、カーデザイナーでもあります。
奥様のラウラさんという人と、1947年にスポーツカー製造会社であるフェラーリ社を起業して、後にイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた既大の経営者というわけでもあるわけですね。
そのエンゾ・フェラーリのこの映画の中では、彼の1957年に起きた出来事を描くものになっています。
この1957年というのがどういう年だったかということであらすじ紹介していくわけですけど、難病を抱えた息子ディーノを前年に亡くしたエンゾ・フェラーリ、主人公ですね。
会社の共同経営者でもある妻ラウラとの関係も非常に冷え切った状態に今もなっていたと。
そんな中、エンゾはずっと付き合っている愛人のリナさんと、その間にできた婚外子である息子のピエロ君との二重生活を妻に知られてしまうわけですね。
さらに時期悪くして、その時期同じくして、会社も業績不振によって破産寸前に陥っておりまして、競合他社からの買収の危機に瀕しておりました。
そんなエンゾは自身の人生と会社の命運の再起をかけて、イタリア全土1000マイル、これ1600キロですけど、それを縦断する過酷なロードレース、レミリアっていうレースがあるんですけど、これに挑むことになるのだがっていうような話になるんですね。
エンゾフェラーリという人、現実の社会においても、レース界、自動車業界において偉大な業績を残した大人物として捉えられてはいる一方で、非常に不尊で冷酷な頑固者とかね、悪魔のように魅惑的とかね、他人を巧みに操る天才など、そのカリスマ性と悪魔性の両方から気を放へんの絶えない人物でもあるわけですね。
この人物を主人公に据えたこの映画で主演を務めたのが、今やハリウッドを代表する実力派、名優のアダム・ドライバーですね。いい俳優です、本当に。
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さらにその妻、ラウラ役人は大女優の、今となっては大女優になりました、ペネロペクルスですね。豪華な二人が主演を務めつつ、実力派キャストがその周りを固めていくような映画になってるわけですね。
とはいえ、この映画は圧倒的なのはもちろん熱演も去ることながら、やっぱりマイケルマンなんですよ。監督の手腕がすさまじい。この映画はマイケルマンの資質と映画の相性がバッチリ噛み合った、本当に完璧な映画だなと思いました。
マイケルマン監督を少しご紹介すると、70年代からテレビドラマの脚本とか監督からキャリアをスタートしている人で、1981年にザ・クラッカーという映画で長編映画をデビューします。ちなみにこのザ・クラッカーめっちゃ傑作なのでぜひ見ていただきたいんですけど。
以降さまざまな作品を手掛けてきておりまして、現在なんと81歳。 1981歳を迎えてなお現役の名称なわけですけれども、彼のキャリアを確立したのはなんといってもアルパチーノとロバート・デニーロが共演したね。
ヒートでございます。1995年のアクション大作ヒートですね。この映画本当に素晴らしいわけですけど、後に有名なダークナイトという映画がありました。クリスファー・ノーランのバットマンの映画ですね。あの映画の銀行襲撃シーンは実はヒートそのままなんですよ。
その影響がありましたね。みたいなことで本当にその後のアクション映画のルックというかその演出そのものを変えるぐらいの大傑作になっただけではなくて、やっぱりその映画の中で描かれた他人には理解されないけれども自らの美学を貫くしかない男たちというその物語を映画の中で描いて非常に映画界のクラシックになったようなヒートという映画を手掛けました。
その後もマイケルマン監督はアメリカのタバコ産業の不正を告発したテレビプロデューサーとタバコ会社の副社長のドラマを描いた1999年の名作インサイダーという映画だったりとか、トム・クルーズが冷酷な殺し屋を演じてもうめちゃくちゃ大傑作になった2004年のコラテラルという映画だったりとか、とにかく素晴らしい作品をたくさん手掛けている方なんですね。
そんなマイケルマン監督なんですけど、今回ご紹介するこのフェラーリという作品については、実はマン監督は悲願の企画だったみたいで、もともと1991年にこれの原作になるような演奏フェラーリの電気的な本があったわけですけど、その本と出会って以来、なんと30年以上の構想をずっと続けてきてようやく実現できたという入れ込みを。
いつかやるぞいつかやるぞ。
そう、30年かかったわけですね。そういうふうに入れ込んでたっていうこともあって、関係者もこれはインディペンデント映画のマインドで作られたスタジオ規模の超大作なんだっていうふうに言うくらい。だから本当にもうマイケルマンかなり気合い入っている一作になってるわけですね。
ということでこの映画のちょっと中身にも触れていきたいわけですけど、まず僕とにかくこの映画本当マイケルマン映画馬王だなと思ったわけですよ。本当映画馬王だなと思ったのは最初の30分間。この最初の30分で何が起きるかというと、まず朝愛人宅で目覚めて演奏がね。
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で、妻の元に急いで帰って、奥さんと一悶着します。その後息子の墓を参って、教会に立ち寄って、仕事場であるレース場でテストドライブを見届けて、その後会社で同僚からこのままだと破産するから会社売却本気で考えなきゃいけなくなるよっていうことを諭されるっていう。ここまでが言ったらほぼ30分で非常に手際よく済まされるんですけど、
単純に物語の大筋を伝えるっていうことだけで手際がいいだけじゃなくて、この30分の中で実はもうその後の言ったら映画の中で必要になってくるテーマとかキャラクターの本質とか、もっと言えばその後に起こるであろうやばいこととかっていうものの予告が見事に織り込まれていて、もうこれ本当上手いなと思ってさすがやねと思った。
そこで描き出されるポイントっていくつもあるんですけど、特に強調しておきたいのはこのエンゾフェラーリっていう男、この主人公自体が例えば息子のディーノに先立たれているっていうことだったりとか、実はお兄ちゃんにも先立たれてしまっているっていうことだったりとか、あるいは当時の本当にレースってもう言ったらヘルメットともう着けないぐらいで非常に粗末な仕様でもうドライブしちゃう、数百キロってドライブしちゃうわけだから、
もう言ったら常に死と背中合わせなんですよね。みたいなことでやっぱり自身が開発した車とかレースによって命を落とした、数多のドライバーとか友人たちの死みたいな、いくつもの死っていうものを背負っている人物であるっていうことなんですね。
言い換えればこれ、エンゾは自分だけが生き残ってしまっているっていうことを言ったらこの現実の中で一番ふさわしくないっていうふうな、そんな追い目を感じている人間でございまして、言ったら彼自身にはもっと言えば画面の中には常にその死の予感っていうのが張り付いているわけですよ。
で、この死の予感を感じつつ、片や一方でエンゾっていう人間がどうしてもやっぱり自分が作り出す自動車とか、あるいは自分が描けているこの仕事っていうものに関しては、並の人間では理解できないこだわりとか美学もあって、それだけも同じく手放せないっていうことで非常に複雑に引き裂かれた人物像として描き出されるわけですね。
で、そんなエンゾの人生を映画にするってなった時に、普通の映画だったらその狂気めいた美学のあり方をいくらでもヒロイックに描くことができるわけじゃないですか、言ったらあそこまで狂えてるからあんだけの結果が出せるんだみたいなことで言える。
で、もちろん実際にこの映画でもそういうシーンもあるんですけど、むしろやっぱりここでそれだけに甘くならないのがやっぱりマイケルマンにさせえねって思うところなんですね。
というのがやっぱり今までご紹介したようにやっぱりマイケルマンってとにかく男の美学みたいなやつを言ったら描き続けてきた人で、もっと言えばやっぱりその好、罪どっちもやっぱり知り尽くしている監督だと思いますね。
そういうのもあって、とにかくこの映画はその狂気みたいなものを単なる美談だけには収めることなく、その狂気の代償までをも言ったら容赦なく描き切ることで、本当に言葉通り並の人間だったらとても続けてらんないような仕事だし人生なんだっていうことを、もう本当にとんでもない規格で描き切る映画になってます。
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それこそがこの映画のある種の進化だなというふうに思います。もちろんとはいえレース映画としても期待値を上回るぐらいの迫力でございまして、もう実際に車の助手席に構えたその低いカメラ位置で捉えられる迫力の映像だったりとか、あと何よりやっぱり音ですね。
エンジンがかかった時のすごい音だったりとかっていうのは本当に劇場で見てもお釣りが来るぐらいの体験だと思います。とにかく素晴らしいのは人間のドラマということで、これ必見でございます。可能な限り大きなスクリーンと大音響が楽しめる劇場でご覧くださいということで、フェラーリ必見でございます。
はい、ということで皆さんもぜひそれを体感していただければと思います。ここまで三好豪平のキャッチアップお送りしました。
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