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2024-03-07 10:18

ラスト・リペア・ショップ

クリエイティブプロデューサー 三好剛平
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感想

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00:00
スピーカー 1
この時間は、毎週木曜日。三好剛平のCatch Up。 クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。おはようございまーす。
今日も何か良い作品を持ってきたみたいですね。 金井ケアラックススタジオに入らせていただきましたけど、今日はですね、ラスト・リペア・ショップというドキュメンタリー映画をご紹介します。
スピーカー 1
これは、日本時間で3月11日の朝から発表される、みなさん期待している第96回アカデミー賞。短編ドキュメンタリー部門にノミネートもされている作品なんですけど、
実はディズニープラスって配信サイトで、実はもう配信中でございまして、40分間という短い作品なんですね。
なんですけど、もう見終わった後にはですね、私もうね、素晴らしさにですね、涙で顔がぐしゃぐしゃになって大変だったっていう、そういう作品です。
この作品ちょっと紹介していきたいと思います。まずこの映画のタイトル、ラスト・リペア・ショップっていうタイトルなんですけど、
これこのまま直訳すると、最後の修理工場とでも言いましょうかね。これあの映画はですね、ロサンゼルスにある楽器の修理工場で働く4名の修理工のエピソードを覆うドキュメンタリーになっています。
で、ここの楽器の修理工場っていうのが、ただの修理工場ではなくて、その楽器、楽器のエリアですね。楽器の中にある様々な楽器で子供たちが使っている楽器を修理する工場なんですね。
で、この映画の本筋の紹介に入る前に、このロサンゼルスの中にあるこの楽器とその芸術教育についてちょっとご紹介したいと思います。
この楽器、英語でロサンゼルスユニファイドスクールディストリクトって言うんですけど、これ頭文字を取ってLAUSD、日本語で訳すとロサンゼルス統一楽器とでも言いましょうかね。
と呼ばれている楽器なんですけど、この楽器内の学校の全学年の全生徒が利用できる総合的な芸術教育プログラムを開発推進するということで、この楽器固有のですね、アーツエデュケーションブランチ、芸術教育部門っていうのが設定されてるんですよ。
で、この芸術教育部門がですね、ホームページとか見てみると、このビジョンとしては、LAUSD、この学区の生徒はあらゆる文化的社会経済的レベルに関わらず、コアカリキュラムの一部としてダンス、音楽、演劇、視覚芸術、メディア芸術の質の高い芸術を学ぶことができるっていうふうに歌ってるわけですね。
で、ここで重要なのが、やっぱりこのあらゆる文化的社会経済的レベルに関わらずっていう点だと思います。
で、あの映画の中でも、このプログラムによって、その楽器を手にできた子供たちのインタビューというのが登場するんですけど、彼ら一人一人が語るエピソードの向こう側に、やっぱり貧困であったりとか複雑な家庭環境にあるんだなっていう、そういう事情が少しずつ見え隠れするんですね。
で、そういう複雑な環境の中で楽器を無料で使えて、不調な時には修理にも出せて、心置きなく楽しめるっていうことが、その子供たちの将来にどのような可能性を育むことができるのかっていうことを、とにかくこのLAUSDっていうこの楽器のこのプログラムはめちゃくちゃ信念を持ってやってるわけですね。
03:13
スピーカー 1
この楽器修理工場のこの事業は1959年に始まったとされていて、現在では8万個の楽器の修理とメンテナンスを無料で続けているというものになってるわけですけれども、こういう風な工場が残っているのはもうアメリカの中でもここが最後の楽器っていうことらしく、そういう意味でもここがいかに信念を持ってやり続けているかっていうことがわかると。
その信念っていうのがいかなるものかっていうのをまたですね、映画の本筋にここから入っていきたいと思います。
で、ここから映画の中身なんですけど、そういう複雑な事情を抱えたような子供たちが暮らすこのエリアで楽器を修理してくれるのが今回この修理工場の人々なわけですけれども、この修理工場、映画の中では4名の修理工が登場します。
弦楽器の修理工のダナ、金管楽器のパティ、木管楽器のデュエインにピアノのスティーブみたいな4名の修理工がいるわけですね。年齢も性別も様々です。
で、ここから映画ではですね、この4人がなんで修理工の仕事をしているのかっていうことにそのバックストーリーがですね、1人ずつ紹介されていくんですけれども、とにかくまずそのエピソードが本当にどれも心を打つものばっかりで、そんな背景があってあなた今こんな仕事やってんすかっていう。
正直ね、劇映画の脚本でもそんなストーリー準備できないよみたいな人とかいるんですよ。本当にドラマチックな人生の中でその修理工っていう仕事に行き着いた人たちなわけですね。
そのエピソード聞くだけでも面白いんですけれども、さらに驚くのがやっぱりその4人のエピソードにはみんなにやっぱり通定する1つのメッセージがやっぱり貫かれている点かなというふうに思うんですね。
このようにもう少し紹介すると、例えばまだ社会の理解が浸透していなかった1970年代にご自身が同性愛であるということに悩み苦しんだだなっていうその修理工だったりとか。
あるいはメキシコから夢を抱いて渡米してきて貧困に苦しみながらもシングルマザーとして頑張ってきたパティさんという修理工だったりとか。
あるいは子供の頃にノミノイチで出会った壊れかけのバイオリンを必死でお金集めて手に入れてそこから信じられないような人生を経験したデュエインさんという人だったりとか。
あるいは旧ソ連アルメニアで起きた戦争によって祖国を追われて命からがらアメリカに渡ってきてそこからピアノ修理工になったスティーブさんとか。
一人一人はそれぞれにエピソードがあるんですけど、そういう彼らの人生の中にはいずれも一度は壊れてしまったもの。
あるいは世界からもう役立たずだと見捨てられたものとの関係の結び直しというような経験があるわけですね。
それは時に安売りされた楽器そのものであったりとか、あるいは社会から見放されたって感じた彼ら自身の人生でもあるわけです。
そういう彼らはでもそうして壊れてしまったものっていうものもじっくり時間をかけて向き合って手をかけてやれば今の自分みたいに立て直せるということもちゃんと知ってるわけですね。
06:04
スピーカー 1
だからこそ彼らが壊れた楽器を丁寧に鮮やかな手つきで修復していくイメージっていうのはそこに希望が宿るわけですし、
その楽器の向こう側にいる一人一人の複雑な状況にいる子供たちへのケアとか寄り添いの振る舞いにも見えてくるということ。
そしてやっぱり音楽を通じて楽器を通じて世界がもう一度輝くものにできるという信念がこの映画の中に宿っているわけですね。
もうでもその時点で僕もジョボジョボなんですよ。
それ40分で教わるんですよ。
すごいでしょ。
スピーカー 2
時間がかかるようになって思っちゃうけど。
スピーカー 1
やれちゃうんですよ。
本当に編集も制作も本当によくできていて、
ここにあるのはやっぱりこのLAUSDのホームページの中にステートメントみたいなテキストがあるんですけど、
そこにもやっぱり芸術に触れることができた人っていうのがその後社会の中でどのような市民となって新しい社会を作ることができるかということをやっぱり表明していて、
そのテキストの最後は泣かせるんですけど、
芸術を通して語られる物語は未来の世代に継承されるっていうような文言で締めるわけですよ。
先ほども申し上げたけど、やっぱり一度は壊れてしまったものでも手をかけてあげればきっと直すことができる。
そのことを実感できる経験を持つ人はその次の世代にもまた同じ敬意を与えることができるはずだと。
そういう人が一人でも多くいる社会っていうのはきっと希望があるはずだということを訴えてくるようなドキュメンタリーになっていると思います。
僕がやっぱりじょうじょう泣いてしまったのは、今本当にこの世界のあちこちで、
もう修復しようができないほどに壊れてしまって見えるようなものが本当に今山ほど露見しているものが出てきている中で、
この映画の本当にささやかな楽器を直してやるっていうこの小さな営み、そのリペアとか修復できるっていう可能性を見たときに、
もうなんかでも結局こういうことじゃんよみたいな気持ちになってですね、もうひどかったです。
もう本当に泣き腹しました。
スピーカー 2
自分も感じることができますね。
スピーカー 1
そうなんですそうなんです。やっぱりこのような世界であり続けてくれっていう風に願うほかないなっていう風な思いにもなったというところですね。
やっぱり僕は個人的にも自分のことでも何か差し出がましいですけど、やっぱりある小さなコミュニティとか社会の中ですごく小さな単位でも
芸術とか文化にまつわる仕事をやらせてもらっている中で、やっぱりこういうメッセージとかこういう信念っていうものは本当に共感するものだし、
みんながこういう風にやっていけたらもうちょっと世界良くなるよねーなんて思ったりして、
もうこれはねアカデミー賞を取ろうと取るまいと、僕はもう本当に心の底からお勧めしたい映画だなということで、
ラストリペアショップディズニープラスで配信中ですので、ぜひご覧いただきたい一本でございます。
ぜひ皆さんも、しかも40分っていうね、すぐ見られると思いますので、ぜひ目を通していただきたいなと思います。
スピーカー 2
三好豪平のキャッチアップお送りしました。
地下鉄祇園駅から徒歩2分、RKBスタービル博多祇園スタジオは、
ポッドキャストなどの音声コンテンツの収録から動画のライブ配信まで、様々なニーズにお答えできるレンタルスタジオです。
09:03
スピーカー 2
お問い合わせご予約は、スタービル博多祇園のホームページからどうぞ。
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