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毎週木曜日のこの時間は三好剛平のCatch Up。クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
おはようございます。
おはようございます。
ビタミンKさんからメールが届きまして。
はいはい。
三好剛平さん、ありがとうございます。
なんじゃろう。
まさか、お話ができるとは。ということで、多分アジアンパンクに行って。
嬉しい。
お誕生日でですね。
お話をね。
そうですね。
映画も見たんですって。
嬉しい。
その奨励ね。
これからも埋もれた貴重な作品の紹介よろしくお願いしますと。
頑張らせて頂きますよ。
嬉しいメッセージを頂きました。
嬉しいメッセージとか頂けるんですね。
頂けますよ、もちろん。
本当に嬉しい。
届いてますよ。
頑張ります。
こんなに喜んでくれるからリスナーの皆さん送ってください。本当に感想ね。
本当ですよ。もうね。
ウキウキしながら持って帰りますからね。
これはまた我々のやる気炎につながりますからね。
そうですそうです。
最後でございます。
さあ、今日は。
はい、今週はですね。
哲学家、小説家として活躍されている千葉雅也さんというですね。
方が4月に発刊されたセンスの哲学という本をご紹介します。
センスの哲学ってすごいタイトルですけど。
これは映画とかアートとかをですね。
ご紹介しているこのコーナーをお聞きの方にこそぜひご一読いただきたい本ということで。
ここからご紹介していきたいということですね。
まず千葉雅也さんというのが誰なのかということをちょっとご紹介したいと思います。
千葉雅也さん、1978年栃木県生まれの哲学者でいらっしゃいます。
今立命館大学でも教授として活躍もされてあるということなんですけど。
実は小説家としてもこれまで2度も芥川商工法にも選出されている本当に器用な方ですね。
哲学者で小説を。
書けちゃうんですね。
おまけにSNSとかでは自分で一人でピアノ弾いちゃったりしちゃったりして。
マルチな才能を持っているんですね。
でも実はこれもちょっとこの話にも関わるかなというところですね。
そういうふうなことなんですけど。
千葉さんはなんといっても哲学者としての独自の切り口から発される著書がどれも面白いんですね。
まず彼の著書をいくつかご紹介すると。
インターネットとかSNSにおける接続過剰な状態からどのように逃れることができるのかということをですね。
現代思想のいろんな思想と結びつけた動きすぎてはいけないという本があるんですけど。
これ副題ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学とか言われて。
これだけ聞くとちょっとごめんなさいって感じなんですけど。
副題だけだったらちょっともう。
絶対無理でしょ。
難しそう。
そうなんだけどそれを動きすぎてはいけないって言って。
接続過剰な状態からどう逃れるかという非常に私たちに引きつけながら現代思想の面白さをちょっと教えてくれたりとか。
あるいは私たちはなぜ勉強するのかとか。
勉強ってそもそもなんなのかみたいな非常に根本的なことを。
またこれ哲学とか現代思想を織り混ぜながら展開した勉強の哲学。
これ副題が来るべきバカのためにっていうね。
小気味良い感じですけどね。
引きつける副題ですね。
そうなんです。
読みたくなる。
そんな感じでね。
やっぱりそういう風にして自分たちの日常とどうその現代思想が結びつくのかということを見つけてこられた方なんですけど。
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何とあってこの方のですね。
やっぱり履歴として一番大きいのは2022年に発表されたこの新書の現代思想入門というですね。
そのものズバリのタイトルなんですけど。
この本ですね。
1960年代から90年代を中心に主にフランスで展開されたポスト構造主義というね。
哲学分野においても南海のど真ん中。
ど真ん中中のど真ん中みたいな。
いっちゃ難しいところにあるようなこの現代思想を。
それでもやっぱり私たちの日常とか生活にどのようにつながりがあって。
もっと言えばどのように使いこなすことができるのかっていうことをですね。
教えてくれる本になってまして。
これね。
信じられないことに2023年10月時点で15万部を超えるですね。
ベストセラーになってましたですね。
すごいですねそれは。
すごいんですよ。
2023年の新書大賞も受賞されたと。
人文書でですね。
15万部超えてこれちょっと耳を疑う記録なんですよ。
みたいなことで大ベストセラーしましてですね。
非常に千葉さんはホットな人であるということですね。
なんですけどとにかく千葉さんっていうのは繰り返し言ってますけど。
一貫して彼の専門分野である哲学とか現代思想っていうのが。
私たちの日々の生活とか人生に具体的にどうつながりがあるものかっていうことを教えてくれる人であって。
僕なんか彼の本読むたびに。
なるほどこういうふうにも世界っていうのは捉えることができるのかとか。
こういうふうに地の巨人たちも言ってたから。
多分大丈夫だなとか。
自分の人生の場面の一つ一つでやっぱり使える武器が増えていくような感覚を覚えるわけですね。
今回ご紹介するセンスの哲学っていう本になるわけですけど。
これ先ほどご紹介したその勉強の哲学っていう本。
そして現代思想入門っていうこれまでの発表された本に連なる千葉さんの入門書的な哲学三部作って言ってるらしいんですけど。
その3番目に位置づけられる本でありますと。
でご自身のお言葉をお借りすれば勉強の哲学は思考について考えた本。
で現代思想入門は倫理について考えた本。
そして今回のセンスの哲学は美的判断の問題について考えていく本なのだということでご紹介されるわけですね。
美的判断欲しい。
大事ですよね。
そういうことです。
でここからセンスの哲学っていうこの本をご紹介するわけですけど。
この本書の帯にはですねここの丸ポチでですね。
生活と芸術をつなぐ万人のための方法っていうふうに書かれてるんですね。
本当ですね。
でこの本はですねセンスっていうその言葉を入り口にして。
映画とか美術とかそういう芸術の見方鑑賞方法を経由していきながら。
最終的にはやっぱり世界をどのように捉え楽しんで生きていけるかっていうことをですね。
いうところまで提案してくれる楽しみながらもめちゃくちゃ面白い本になっちゃうわけですね。
でここでご質問です。
お二人はセンスがいいあるいはセンスが悪いとかっていう時のセンスって詰まるところこれなんだと思いますか?
これはよく考えるんですよ。
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私は一つたどり着いてるのは神秘感。
おーなるほど。
なるほど。
うんわかるわかる。
もう一つは統一性。
おー統一性。
面白いね。
面白い。
見た目で視覚で捉えた時はこの部屋なんかセンスいいねって見た時はやっぱり統一されてると。
なるほどね。
なるほど。
一貫性っていうのかな。
なるほどなるほど。
なんかそんなところです。
面白いです。
でもこの本確かにこういう風に使えるんだな。
だからみんなにとってセンスって何なのかっていうところの問いからじゃっていう風にやっぱ考えることができる本ですね。
今ちょっと自分でも実感しちゃった。
というわけですけど。
まあですね。
ちなみにこの本ではセンスというもの。
田畑さんが言うところの一個目に近いと思うんですけど。
物事を直感的に把握する能力だっていう風に定義するわけですね。
物事を一挙に全体的に総合的に捉えられること。
もっと言えば深く考えずに分かるということ。
感覚とか直感みたいな。
そうですね。まさしく直感ですね。
ここで言う分かるっていうのは物事が分かるっていう意味での理解力だったりとか。
あるいは瞬別できる判断力だったりとか。
分別力識別力とも言えるものなんですね。
じゃあこの直感的な判断力。
物事を直感的に把握する能力っていうのが身についている状態っていうのはどういう状態なのか。
ここで言うセンスの良い状態っていうのはどういうことなのかっていうことに入るわけですけど。
これをこの本の中で例えば絵画鑑賞っていう場面において。
センスの良い鑑賞ができているっていうのはどういうことか。
どうやって直感的な判断力ができているかっていうと。
まず一つ目は当然その絵が何を言いたいのか。
何のために描かれた絵なのかっていうことが即時に引き取れるというか。
目的が分かる意味が分かるっていうことがもちろんあるわけですけど。
この本が面白いのがもう一つのポイントで。
しかもそこをかなり重要視しているところなんですけど。
そうした意味とか目的にとらわれない絵そのものを把握できているっていう状態と。
合わせて初めてセンスなのだっていう風に展開するんですね。
これもうちょっとその絵の例で行くと。
じゃあ何のために描かれたかということだけではなくて。
画面に何が描かれているのかっていうことを即物的に捉え。
それを戯れて楽しむことができるのかっていうことになってるわけですね。
戯れて。
意味目的だけにとらわれた狭い鑑賞状態ではなくて。
画面に配置されたそれ一つ一つではまだ意味を成していない様々な形とか色とか食感とか。
そういうようなものどもを一つ一つきちんと引き取って。
その相互のお互いの関係の中に生まれている意味とか。
その意味の動線だったりとか。
リズムだったりとか。
あるいはその宙吊り状態のサスペンス。
これとこれがあるっていうことは?みたいな。
そのサスペンス状態みたいなものを楽しめて戯れられるようになったらすごいぞっていうわけですね。
最後は自分が作品から答えを出す。
自分が。
まさしくそう。
まさしくそう。
それを言い換えればその絵を何が描いてある絵なのねっていう風に目的思考で見るっていう見方と。
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もう一つ。
これ何が描いてあるんだ?
なんでこんな描き方したんだ?
なんでこの色の横にこの色を置いたんだ?みたいな問いに満ちた宙吊り状態自体を楽しむっていう。
その二つの両方を持ち合わせるのだっていうことを言うわけですね。
っていうようなことを言っていくと。
なるほどじゃあこの本はつまるところやっぱ美術とか映画鑑賞の方法を教えてくれる本なのねっていう風に思われがちなんですけど。
決してそれだけではやっぱりないわけですね。
この本がセンスの哲学って言ってやっぱりその私たちの生活全般に及ぶセンスっていうのを問題にしている。
でそれを美術や映画鑑賞の今申し上げたような姿勢とどう繋がっていくのかっていうことでいくと。
まあこれもちろん本読んでほしいんですけど。
まあ端的にまとめてみると私たちは答えにたどり着くだけのために映画とか絵画を見るわけじゃないよねっていうことですね。
で途中であれこれ迷う時間とかはてなって思いながらも手繰り寄せるような時間。
それも含めて私たちは映画とか絵画を見てるはずだよね。
でそのような態度はそのまま私たちが自分の人生を意味だけに落とし込むんじゃなくて。
その無駄な時間も含めてどう生きるのかっていうことにつながるんじゃないんですかっていうことをこの本は教えてくれるわけですね。
答えも大事だけどそのプロセスも楽しみながら大事にする。
そこにこそやっぱりそのセンスが宿るんじゃないかっていうふうなことですね。
やっぱりねこれはとは言いつつもやっぱりねこの難しい映画とか絵画みたいな意味わかんねーわっていう風になっちゃうようなそういうものをどう楽しんだらいいかわかんないって言ってるような方がもしいるんだったらこれ絶好のシナーションにもなると思います。
おまけにねめちゃくちゃ読みやすい本になってるのでサクサク読めちゃいます。
ということでぜひお気軽に手に取ってお楽しみいただきたいなということで今日は千葉雅也さんのセンスの哲学を紹介させていただきました。
ということでこの時間は三好豪平のキャッチアップお送りしました。